茶谷健太
千葉ロッテマリーンズ #67 | |
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2022年7月10日 ほっともっとフィールド神戸 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 神奈川県茅ヶ崎市 |
生年月日 | 1998年1月16日(26歳) |
身長 体重 |
186 cm 88 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 内野手 |
プロ入り | 2015年 ドラフト4位 |
初出場 | 2017年10月8日 |
年俸 | 2000万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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茶谷 健太(ちゃたに けんた、1998年1月16日 - )は、神奈川県茅ヶ崎市出身[2]のプロ野球選手(内野手)。右投右打。千葉ロッテマリーンズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]茅ケ崎市立浜須賀小学校から「三ヶ丘スポーツ少年団」で軟式野球を始め[3]、茅ケ崎市立浜須賀中学校では投手として「緑中央シニア(現・横浜青葉シニア)」に所属[4][5]。
帝京第三高等学校では、1年から控えとしてベンチ入りし、3年春には4番エースになったが、春季山梨大会ベスト4が最高で[6]、第97回全国高等学校野球選手権山梨大会では、準々決勝で甲府城西高等学校に4対2で敗れ[7]、甲子園出場はなかった。9月にプロ志望届を提出した[8]。1学年下には水上由伸がいる。
2015年10月22日に行われたドラフト会議では、福岡ソフトバンクホークスから4位指名を受け、11月21日に契約金4000万円、年俸500万円で入団した[9]。背番号は55。
ソフトバンク時代
[編集]2016年は、キャンプ前に内野手に転向[10]。二軍公式戦において5試合に出場し[11]、三軍戦では77試合に出場、打率.204の成績を残す[12]。
2017年、3月18日に行われたウエスタン・リーグ、対阪神タイガース戦において、8番三塁手で先発出場、6回にタイムリーツーベースを放ち、二軍公式戦初打点を挙げる[13]。二軍公式戦には66試合に出場し、1本塁打、18打点、打率.247をマーク[14]。一軍最終戦となった10月8日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(Koboパーク宮城)において一軍初昇格を果たし、その試合で途中から三塁手の守備に就き、6回に回ってきた打席では、則本昂大からプロ初打席初ヒットを放った[15]。10月19日、11月25日から台湾で開催される2017アジアウインターベースボールリーグにおいて、NPBウエスタン選抜に選出された[16]。
2018年は一軍公式戦に出場することはできなかった。二軍公式戦には三塁手や遊撃手として起用され、87試合に出場し、3本塁打、19打点、打率.246を記録[17]。11月4日、球団から来季の支配下選手契約を結ばないことを通告され[18]育成契約の打診があったが、これを断る[19]。12月2日、自由契約公示された。
ロッテ時代
[編集]2019年1月23日、千葉ロッテマリーンズに育成選手として入団することが発表された[20]。背番号は124。
二軍では、3月16日の開幕戦で「9番・一塁手」として先発出場。開幕から4試合連続安打を記録するなど存在感を見せ、徐々に本職の遊撃手としての起用されるようになっていった。前半戦で打率.282、4本塁打、29打点の成績を残し、フレッシュオールスターゲームにも出場[21]。最終的には118試合に出場し、6本塁打、48打点、8盗塁、打率.271を記録した。12月25日に支配下選手として契約した[22]。背番号は67。
2020年は、6月21日に故障で登録抹消された福田秀平に代わり、一軍昇格[23]。25日の対オリックス・バファローズ戦で井上晴哉に代わって一塁の守備固めとして移籍後初出場を果たした。7月26日の対埼玉西武ライオンズ戦で「9番・遊撃手」として自身初のスタメン出場を経験するも、打撃が振るわず、9月23日に登録抹消された。10月6日、一軍選手複数名の新型コロナウイルス感染による「感染拡大防止特例2020」の代替指名選手として一軍再昇格[24]。同日の対オリックス戦では藤岡裕大の代役として「9番・遊撃手」でスタメン出場した[25]。
2021年は、春季キャンプ初日に右足の肉離れで戦線離脱[26]。7月に入ってようやく2軍戦復帰を果たしたものの、シーズン最後まで一軍の試合に出場することはなかった[27]。
2022年は、シーズン当初からイースタン・リーグで好成績を残し、6月19日時点で打率(.306)、打点(38)の2部門でリーグトップの成績を残した[28]。6月21日に一軍昇格すると、7月23日の北海道日本ハムファイターズ戦(札幌ドーム)でプロ初打点を記録し、初のヒーローインタビューを経験[29]。しかし、7月28日に新型コロナウイルスの感染が確認され、特例2022により登録抹消となる[30]。その後、8月9日に再登録されると、8月12日の日ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)でプロ初ホームランを記録した[31]。シーズンを通して57試合に出場し、ショートでのスタメン機会にも恵まれるなど飛躍のシーズンとなった。
2023年は、移籍後初のシーズン開幕を一軍で迎えた[32]。4月14日、対オリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)で「7番・一塁手」で先発出場し、WBCの日本代表選出投手同士(佐々木朗希・山本由伸)の公式戦初対決で注目が集まる試合で、0対0で迎えた4回裏、左前適時打で先制点をあげ、チームの勝利に貢献した[33]。 2024年は2年連続で開幕一軍を迎えた、今シーズンは代走や守備固めとして起用されることが多く、前年からスタメン出場をかなり減らした、打率も前年の2.84から1.67とかなり打率を落とした。
選手としての特徴・人物
[編集]投手時代は、最速145km/hのストレートとスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークを投げた[34]。
野手としても50m走6.17秒、遠投110メートルの強肩も備える[34]。
愛称は「チャー」[35]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2017 | ソフトバンク | 1 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .500 | .500 | .500 | 1.000 |
2020 | ロッテ | 31 | 17 | 16 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | .063 | .063 | .063 | .125 |
2022 | 57 | 156 | 137 | 17 | 34 | 5 | 1 | 1 | 44 | 9 | 1 | 3 | 4 | 0 | 12 | 0 | 3 | 33 | 3 | .248 | .322 | .321 | .644 | |
2023 | 79 | 187 | 169 | 18 | 48 | 6 | 1 | 0 | 56 | 9 | 2 | 0 | 4 | 1 | 11 | 0 | 2 | 26 | 2 | .284 | .333 | .331 | .665 | |
通算:4年 | 168 | 362 | 324 | 36 | 84 | 11 | 2 | 1 | 102 | 18 | 4 | 3 | 9 | 1 | 23 | 0 | 5 | 65 | 5 | .259 | .317 | .315 | .632 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
一塁 | 二塁 | 三塁 | 遊撃 | ||||||||||||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2017 | ソフトバンク | - | - | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | - | |||||||||||||||
2020 | ロッテ | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 3 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1.000 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | 21 | 11 | 15 | 0 | 6 | 1.000 |
2022 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | - | 7 | 4 | 10 | 0 | 0 | 1.000 | 52 | 72 | 115 | 3 | 25 | .984 | ||||||
2023 | 45 | 234 | 15 | 2 | 18 | .992 | 10 | 14 | 11 | 0 | 4 | 1.000 | 11 | 0 | 8 | 0 | 0 | 1.000 | 17 | 23 | 44 | 0 | 8 | 1.000 | |
通算 | 51 | 238 | 15 | 2 | 18 | .992 | 13 | 14 | 15 | 0 | 4 | 1.000 | 21 | 5 | 18 | 1 | 0 | .958 | 90 | 106 | 174 | 3 | 39 | .989 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初出場:2017年10月8日、対東北楽天ゴールデンイーグルス25回戦(Koboパーク宮城)、4回裏に三塁手で出場[15]
- 初打席・初安打:同上、6回表に則本昂大から左前安打[15]
- 初先発出場:2020年7月26日、対埼玉西武ライオンズ11回戦(メットライフドーム)、9番・遊撃手で先発出場[36]
- 初盗塁:2020年8月4日、対オリックス・バファローズ7回戦(京セラドーム大阪)、10回表に二盗(投手:ブランドン・ディクソン、捕手:松井雅人)
- 初打点:2022年7月23日、対北海道日本ハムファイターズ13回戦(札幌ドーム)、4回表に西村天裕から左前2点適時打[37]
- 初本塁打:2022年8月12日、対北海道日本ハムファイターズ15回戦(ZOZOマリンスタジアム)、2回裏にコディ・ポンセから左越2ラン[38]
背番号
[編集]- 55(2016年 - 2018年)
- 124(2019年)
- 67(2020年 - )
登場曲
[編集]- 「DANCE WITH ME NOW!」E-girls(2016年 - 2020年)
- 「START LINE」大原櫻子(2021年 - )
代表歴
[編集]- 2017アジアウインターベースボールリーグ:NPBウエスタン選抜[16]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “ロッテ - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2024年11月27日閲覧。
- ^ “山梨)帝京三高の茶谷投手をソフトバンクが4位指名”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2015年10月23日). 2017年4月14日閲覧。
- ^ “三ヶ丘スポーツ少年団”. 三ヶ丘スポーツ少年団 facebook. 2017年4月14日閲覧。
- ^ “2015年ドラフト会議 主な高校生ドラフト候補”. スポーツ報知. 2017年4月14日閲覧。
- ^ “茶谷健太君 おめでとう!! ドラフト会議2015”. 横浜青葉リトルシニア公式ホームページ. 2017年4月14日閲覧。
- ^ “春季山梨大会(2015年) 甲府工―帝京三(準決勝)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球. 2017年4月14日閲覧。
- ^ “第97回全国高校野球選手権山梨大会 甲府城西―帝京三(準々決勝)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球. 2017年4月14日閲覧。
- ^ 帝京三・茶谷健太らがプロ志望届提出 計44人に日刊スポーツ 2015年9月24日掲載
- ^ ソフトバンク ドラ4右腕、帝京三・茶谷と合意スポニチ Sponichi Annex 2015年11月21日掲載
- ^ お手本は今宮 入寮一番乗り 茶谷西日本スポーツ 2016年1月7日掲載
- ^ “2016年度 福岡ソフトバンクホークス・個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2017年4月1日閲覧。
- ^ “3軍選手成績 非公式戦個人成績 ・打撃成績(ホークス) 2016/12/1(木)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト(アーカイブ). 2017年4月1日閲覧。
- ^ “2017/03/18(土)第2回戦 福岡ソフトバンク vs 阪神・出場選手成績”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2017年4月1日閲覧。
- ^ 2017年度 福岡ソフトバンクホークス・個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)NPB.jp 日本野球機構
- ^ a b c “ソフトバンク茶谷がプロ初打席で初安打 記念球は・・・”. 日刊スポーツ. (2017年10月8日) 2022年7月23日閲覧。
- ^ a b “2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBメンバー一覧”. NPB.jp 日本野球機構 (2017年11月17日). 2017年11月20日閲覧。
- ^ 2018年度 福岡ソフトバンクホークス・個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)NPB.jp 日本野球機構
- ^ “ソフトバンク茶谷が来季構想外、今季は1軍昇格なし”. 日刊スポーツ. 2018年12月13日閲覧。
- ^ “ソフトBから戦力外通告の茶谷、ロッテへ 育成での再契約断る”. 西日本スポーツ. 2018年12月13日閲覧。
- ^ “茶谷健太選手 獲得について”. 千葉ロッテマリーンズ (2019年1月23日). 2019年1月29日閲覧。
- ^ ““結果”と“感謝” ロッテ・茶谷健太”. BASEBALL KING. (2020年5月3日) 2020年6月26日閲覧。
- ^ ロッテ茶谷が支配下登録「1日でも早く1軍で」日刊スポーツ 2019年12月25日
- ^ “ロッテ・茶谷が移籍後初昇格!ヤクルト・西浦も一軍復帰 21日のプロ野球公示”. BASEBALL KING. (2020年6月21日) 2020年6月26日閲覧。
- ^ “ロッテ藤原恭大ら昇格「若い選手にチャンス」監督”. 日刊スポーツ. (2020年10月6日) 2020年10月6日閲覧。
- ^ “1番左翼高部、遊撃は茶谷 渦中ロッテスタメン発表”. 日刊スポーツ. (2020年10月6日) 2020年10月6日閲覧。
- ^ “ロッテ、茶谷健太「右足ハムストリング肉離れ」で離脱 別メニュー調整に”. Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2021年2月2日). 2022年8月14日閲覧。
- ^ “春季キャンプ初日に悔しい離脱 ロッテ・茶谷健太「少しでも取り返せるように」 | BASEBALL KING”. BASEBALL KING. 2022年8月14日閲覧。
- ^ “昇格に向けアピール!6月は打率.412、18打点 ロッテ・茶谷が明かす打撃好調の要因 | BASEBALL KING”. BASEBALL KING. 2022年8月14日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年7月23日). “ロッテ・茶谷、プロ7年目で初打点「とにかく本当に打ててよかった」”. サンスポ. 2022年8月14日閲覧。
- ^ “【ロッテ】茶谷健太が新型コロナ陽性 28日に特例抹消 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年8月14日閲覧。
- ^ “【ロッテ】茶谷健太プロ7年目うれしいプロ初本塁打「最高の形になりました。素直にうれしい」 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年8月14日閲覧。
- ^ “【ロッテ】茶谷健太の先制打を佐々木朗希がイジる「僕は無理かなと思ったんですけど…さすがです」”. baseballking. (2023年3月30日) 2023年4月14日閲覧。
- ^ “【ロッテ】茶谷健太の先制打を佐々木朗希がイジる「僕は無理かなと思ったんですけど…さすがです」”. 中日スポーツ. (2023年4月14日) 2023年4月14日閲覧。
- ^ a b 茶谷 武田に弟子入り志願 魔球カーブ教えてください ドラフト4位 入団合意西日本スポーツ 2015年11月22日掲載
- ^ “ソフトバンクに“健太”が4人 ニックネームはどうなる? | BASEBALL KING”. BASEBALL KING. 2022年7月17日閲覧。
- ^ “ロッテ茶谷「9番遊撃」でプロ初スタメンに抜てき”. 日刊スポーツ. (2020年7月26日) 2022年7月23日閲覧。
- ^ “【ロッテ】茶谷健太2点適時打でプロ初打点「何とか打てて良かった」日本ハム戦”. 日刊スポーツ. (2022年7月23日) 2022年7月23日閲覧。
- ^ “ロッテ・7年目の茶谷健太がプロ初本塁打「素直にうれしいです!」”. サンケイスポーツ. (2022年8月12日) 2022年8月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 茶谷健太 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 67 茶谷 健太 選手名鑑 - 千葉ロッテマリーンズオフィシャルサイト
- 茶谷健太 (@kenta_chatani) - X(旧Twitter)