コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

親不知インターチェンジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
親不知インターチェンジ
親不知インターチェンジ(料金所)地図
所属路線 E8 北陸自動車道
IC番号 28
料金所番号 01-509
本線標識の表記 (上り線)国道8号標識 親不知
(下り線)国道8号標識 親不知 青海
起点からの距離 299.3 km(米原JCT起点)
越中境PA (10.9 km)
(12.6 km) 糸魚川IC
接続する一般道 国道8号標識 国道8号
供用開始日 1988年昭和63年)7月20日[1]
通行台数 765台/日(2019年度)[2]
所在地 949-0308
新潟県糸魚川市大字外波852-1
北緯37度0分2.5秒 東経137度43分17.3秒 / 北緯37.000694度 東経137.721472度 / 37.000694; 137.721472座標: 北緯37度0分2.5秒 東経137度43分17.3秒 / 北緯37.000694度 東経137.721472度 / 37.000694; 137.721472
備考 国土開発幹線自動車道の起点は新潟中央JCT
テンプレートを表示

親不知インターチェンジ(おやしらずインターチェンジ)は、新潟県糸魚川市大字外波にある北陸自動車道インターチェンジである。

概要

[編集]

国道8号親不知区間の災害による交通障害に備えるためと、周辺の歌と外波の集落の災害による孤立を防止する目的で建設された[3]

本線が海上に設置されているICであり、前後区間は親不知トンネル子不知トンネルも含めた北陸自動車道最大の天険・親不知に位置する。1988年昭和63年)7月20日名立谷浜IC - 朝日IC間の開通とともに供用を開始した[1]東日本高速道路(NEXCO東日本)が管轄するインターチェンジとしては本インターチェンジが最西端であり、新潟県の高速道路においても最西端のインターチェンジでもある。また、下り線出口と下り線入口が交差点になっており、信号機で一時停止する必要がある。

インターチェンジ付近では狭い平地から海上に張り出すように3,373mの親不知海岸高架橋で繋いでおり、日本はもとより世界で初めての海上インターチェンジである本インターチェンジが設置されている[4][5]

料金所には、景勝地内の波をイメージしたステンレスオブジェが設置されている[6]。防風柵には、鉄板のパンチ穴を利用し「」「」「昆布」の海に関する題材がデザインされているほか[7]、料金所ブースのアイランド内に植栽された植マスを作り、舟形部分にはステンレスと塗装による海の上を飛ぶカモメが描かれている[8]

平面交差部の分離帯部には玉砂利を一面に敷き詰め、大きな石で点在させ、その周りの砂利は、白い淡路島産のものとして、海に浮かぶ島と打ち寄せる波を表現している[8]

道路

[編集]

歴史

[編集]

料金所

[編集]
  • ブース数:4

入口

[編集]
  • ブース数:2
    • ETC専用:1
    • 一般:1

出口

[編集]
  • ブース数:2
    • ETC専用:1
    • 一般:1

周辺

[編集]

[編集]
E8 北陸自動車道
(27)朝日IC - 越中境PA - (28)親不知IC - (29)糸魚川IC

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 20周年記念誌 1993, p. 69.
  2. ^ 糸魚川市統計要覧 令和3年(2021年)” (PDF). 糸魚川市総務部総務課. p. 55 (2021年8月). 2022年8月28日閲覧。
  3. ^ a b 『北陸自動車道建設誌 天嶮の道<歴史編>』(2001年3月、日本道路公団北陸支社信越工事事務所発行)50頁『親不知インターチェンジの必要性』より。
  4. ^ 天嶮に架かる橋 北陸自動車道・親不知海岸高架橋(糸魚川市)”. にいがた土木構造物めぐり. 土木学会関東支部新潟会. 2016年3月17日閲覧。
  5. ^ 浅井建爾 2001, pp. 66–67.
  6. ^ 『新日本海時代へ向けて 北陸自動車道 上越~朝日間工事誌』(日本道路公団新潟建設局発行)冒頭カラーページより。
  7. ^ 『天険を拓く』(1988年12月、北陸自動車道(青海 - 朝日)、日本道路公団 新潟建設局 魚津工事事務所発行)232ページ。
  8. ^ a b 『天険を拓く』(1988年12月、北陸自動車道(青海 - 朝日)、日本道路公団 新潟建設局 魚津工事事務所発行)233ページ。
  9. ^ 20周年記念誌 1993, p. 147.
  10. ^ 20周年記念誌 1993, p. 151.
  11. ^ 「北陸道が全線開通 朝日-名立谷浜間59.5キロ」『北日本新聞』朝刊1988年7月21日、1面。
  12. ^ 富山新聞に見るふるさと80年』富山新聞社、2003年6月10日、452頁。 
  13. ^ 五十年史 2016, p. 資料29.
  14. ^ “新潟のご当地アイドルNegiccoが高速道開通40年祝う SAイチ押しは「南蛮えび煎餅」”. 産経ニュース. (2018年5月17日). https://www.sankei.com/article/20180517-W6IEFAW5SBLFHNTR2KXYXMVPOI/ 2022年8月28日閲覧。 
  15. ^ 県広報とやま 昭和63年7月号” (PDF). 富山県企画県民部広報課. p. 6-7 (1988年7月). 2022年8月28日閲覧。
  16. ^ 五十年史 2016, p. 年表45.
  17. ^ 高速道路から「道の駅」に立ち寄っても、料金そのまま! 3月24日〜 実験開始 E8北陸道「親不知IC」 ⇔ 道の駅「親不知ピアパーク」” (PDF). 国土交通省北陸地方整備局・東日本高速道路 (2018年2月28日). 2020年1月18日閲覧。
  18. ^ “新潟の親不知IC、道の駅立ち寄りやすく”. 日本経済新聞. (2018年3月9日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27939890Z00C18A3L21000/ 2021年1月5日閲覧。 
  19. ^ 高速道路からの一時退出を可能とする「賢い料金」の実施について” (PDF). 国土交通省道路局 (2020年3月13日). 2020年5月3日閲覧。
  20. ^ 高速道路の休憩施設の不足解消に向けた社会実験について” (PDF). 国土交通省道路局 (2022年4月15日). 2022年8月13日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 浅井建爾『道と路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2001年11月10日、66-67頁。ISBN 4-534-03315-X 
  • 『北陸自動車道20周年記念誌』日本道路公団金沢管理局、1993年3月。 
  • 『高速道路五十年史』編集委員会(編)『高速道路五十年史』東日本高速道路中日本高速道路西日本高速道路、2016年2月。 

関連項目

[編集]