新栄野駅
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(野上仮乗降場から転送)
新栄野駅 | |
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新栄野駅全体(2004年7月) | |
しんさかえの Shin-sakaeno | |
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所在地 | 北海道紋別郡遠軽町栄野 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 石北本線 |
キロ程 | 113.0 km(新旭川起点) |
電報略号 | サエ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1946年(昭和21年)12月1日[1] |
廃止年月日 | 2006年(平成18年)3月18日[2] |
新栄野駅(しんさかえのえき)は、かつて北海道紋別郡遠軽町栄野に所在した北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の駅。
歴史
[編集]地元住民の要望により仮乗降場として誕生した経緯から、廃止に至るまで普通列車でも一部が通過扱いで、末期の時点では下り(遠軽方面)1本、上り(白滝方面)3本(うち1本は旭川行き)しか停車しなかった。利用者僅少に伴い2006年(平成18年)3月18日に廃駅となった。
年表
[編集]- 1946年(昭和21年)12月1日:運輸省石北線の野上仮乗降場(のがみかりじょうこうじょう)として開業[1][3]。ただし『遠軽町史』では開業は翌1947年(昭和22年)1月であるとしている[4]。
- 1961年(昭和36年)4月1日:所属路線が石北本線に改称。
- 1967年(昭和42年)11月15日:新栄野仮乗降場に改称[1][5]。ただし『遠軽町史』での改称は翌12月であるとしている[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[1][6]。同時に駅に昇格[6]。
- 1990年(平成2年)3月10日:営業キロ設定。
- 2006年(平成18年)3月18日:利用者僅少に伴い廃止となる[2][7]。
駅名の由来
[編集]もともと同地の自治会名は開業当時「野上」と呼ばれていたが、翌1947年(昭和22年)で「野上」を「野上」と「新野上」に分離し、その後「栄野」となった[8]。このため乗降場名も改称されたとされている[3]。
廃止時の駅構造
[編集]板張りの単式ホーム1面1線をもつ地上駅だった。駅舎はなく、荒れた待合室のみがある無人駅で、いわゆる秘境駅の1つに数えられていた。
駅周辺
[編集]山と川に挟まれている土地で、農家が点在するのみだった。
- 湧別川
- 北海道道711号社名淵瀬戸瀬停車場線
- 遠軽町営バス「栄野会館前」停留所
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、919頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '06年版』ジェー・アール・アール、2006年6月20日、181頁。ISBN 4-88283-127-9。
- ^ a b 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり 〜駅名のルーツ探求〜 (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 112. ISBN 4-89391-549-5
- ^ a b 遠軽町 編『遠軽町史』遠軽町、1977年10月1日、663頁。doi:10.11501/9569695 。
- ^ 『鉄道百年記念 旭鉄略年表(1972年)』日本国有鉄道旭川鉄道管理局、1972年、40頁。doi:10.11501/12061017 。
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。
- ^ 『平成18年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2005年12月22日。オリジナルの2005年12月30日時点におけるアーカイブ 。2005年12月30日閲覧。
- ^ 遠軽町 編『遠軽町史』遠軽町、1977年10月1日、432-434頁。doi:10.11501/9569695 。