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阪神障害ステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

阪神障害ステークス(はんしんしょうがいステークス)とは阪神競馬場1968年から1998年にかけて行われていた障害重賞競走である。

概要

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1968年に阪神競馬場としては1965年アラブ大障害が廃止されて以来となる障害重賞として創設された。年2回施行され春は5歳以上、秋は4歳以上のハンデキャップ競走であった。1999年からは春が阪神スプリングジャンプ、秋が阪神ジャンプステークスへと移行した。

歴史

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  • 1968年春 - 阪神競馬場においてハンデキャップ、距離3300mの障害重賞として創設。
  • 1969年春 - 阪神競馬場のスタンド火災による復旧工事により京都競馬場で施行。
  • 1970年春 - 出走馬4頭のうち、優勝したツキヒデキングを除いたダイニトップレデイ、ブゼンジョオー、ランカスターの3頭が転倒。うちダイニトップレデイの騎手・高見常正が再騎乗を行い、優勝馬から1分以上遅れた5分6秒のタイムで2位入線した。
  • 1979年秋 - 京都競馬場の改修工事により順延開催。
  • 1990年秋 - 1991年秋 - 阪神競馬場の改修工事により中京競馬場で「中京障害ステークス」の名称で施行。
  • 1993年秋 - 1位入線のヤマノジパングが走行妨害のため3着に降着。
  • 1994年春 - 京都競馬場の改修工事により順延開催。
  • 1994年秋 - 京都競馬場の改修工事による振替開催により中京競馬場で「中京障害ステークス」の名称で施行。
  • 1995年春・秋 - 阪神競馬場の震災復旧工事により京都競馬場で「京都障害ステークス」の名称で施行。

歴代優勝馬

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阪神障害ステークス(春)

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回数 年月日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師
第1回 1968年6月23日 デヤレスト 牡4 3:39.7 榎屋忍 伊藤雄二
第3回 1969年5月25日 キタシンザン 牡7 3:47.3 佐山優 高橋直三
第5回 1970年5月17日 ツキヒデキング 牡4 3:42.5 佐山優 坂口正二
第7回 1971年3月21日 ダイゴハマイサミ 牝5 3:41.8 鶴留明雄 戸山為夫
第9回 1972年3月26日 ダテハクタカ 牡6 3:43.4 武田博 星川泉士
第11回 1973年2月25日 ホウシュウアンダー 牡5 3:43.5 内田国夫 夏村辰男
第13回 1974年2月24日 ケイキット 牡5 3:44.3 日高三代喜 浅見国一
第15回 1975年3月1日 スズカクイン 牝5 3:36.6 出口隆義 諏訪佐市
第17回 1976年3月6日 ブゼンサカエ 牡7 3:32.9 西谷達男 上田武司
第19回 1977年3月7日 サンチャイナ 牡6 3:32.6 西谷達男 上田武司
第21回 1978年2月26日 ファンドリナイロ 牡6 3:30.9 広松孝司 須貝彦三
第23回 1979年2月25日 ニッソウプロス 牝5 3:35.4 鎌田光也 松田由太郎
第25回 1980年2月24日 ツカサパワー 牡4 3:34.2 池添兼雄 瀬戸口勉
第27回 1981年2月22日 キングスポイント 牡4 3:32.4 小島貞博 小川佐助
第29回 1982年2月28日 キングスポイント 牡5 3:32.4 小島貞博 小川佐助
第31回 1983年2月27日 キョウエイウオリア 牡4 3:35.2 岡冨俊一 中村均
第33回 1984年3月17日 ヒカリファミリー 牡5 3:33.4 池添兼雄 松田博資
第35回 1985年3月16日 ダイタクカピタン 牡7 3:32.8 平田秀也 荻野光男
第37回 1986年3月8日 ブリージーラッド 牡5 3:33.4 小島貞博 松田博資
第39回 1987年3月14日 ダイテンスパルタ 騸5 3:37.4 古小路重男 境直行
第41回 1988年3月12日 ヤマニンアピール 騸5 3:34.4 岡冨俊一 中村均
第43回 1989年3月11日 メジロゴスホーク 牡5 3:33.7 池添兼雄 大久保正陽
第45回 1990年3月10日 パンフレット 牡5 3:33.2 嘉堂信雄 田中良平
第47回 1991年3月9日 メジロワース 牡6 4:01.6 酒井浩 浅見国一
第49回 1992年3月14日 ロングアポロン 騸5 3:28.5 北村卓士 坂田正行
第51回 1993年3月13日 シゲルデッドクロス 牡5 3:26.2 林満明 坪憲章
第53回 1994年4月30日 エリモフォーサイト 牡4 3:27.2 押田年郎 大久保正陽
第55回 1995年3月4日 リターンエース 牡7 3:28.4 嘉堂信雄 飯田明弘
第57回 1996年3月2日 ナリタライジン 牡4 3:29.4 古小路重男 山内研二
第59回 1997年3月8日 テスコガリバー 牡7 3:28.7 嘉堂信雄 飯田明弘
第61回 1998年3月14日 ゴッドスピード 牡4 3:25.5 西谷誠 瀬戸口勉

阪神障害ステークス(秋)

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回数 年月日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師
第2回 1968年12月22日 ビックマーチ 牡4 3:44.8 領家政蔵 田中良平
第4回 1969年10月5日 ハードオンワード 牡4 3:38.2 武田博 武田文吾
第6回 1970年10月4日 ツキヒデキング 牡4 3:45.8 田島良保 坂口正二
第8回 1971年10月10日 インターヒカリ 牡5 3:43.3 須貝四郎 工藤嘉見
第10回 1972年10月1日 ムーテイイチ 牝4 3:43.3 松田博資 上田武司
第12回 1973年10月7日 カネロンド 牡4 3:41.1 上野清章 内藤繁春
第14回 1974年9月22日 フジチャイナ 牡5 3:33.2 佐山優 斎藤義美
第16回 1975年9月14日 シーロード 牡5 3:31.1 広松孝司 高橋直
第18回 1976年9月12日 フロリダホープ 牡7 3:31.1 今岡正 佐藤勇
第20回 1977年9月11日 ファンドリナイロ 牡5 3:34.7 広松孝司 須貝彦三
第22回 1978年9月10日 ホウシュウスカイ 牝4 3:35.5 西谷達男 上田武司
第24回 1979年11月3日 テキサスワイポン 牡5 3:33.3 平田秀也 二分久男
第26回 1980年9月20日 ジョーアルバトロス 牡5 3:33.2 古小路重男 山本正司
第28回 1981年11月29日 キングスポイント 牡4 3:34.7 小島貞博 小川佐助
第30回 1982年12月4日 グレートエコー 牡4 3:36.2 池添兼雄 戸山為夫
第32回 1983年12月4日 ブルキング 牡5 3:31.7 広松孝司 松田博資
第34回 1984年12月8日 シバリッキー 牡5 3:32.6 平田秀也 伊藤雄二
第36回 1985年12月7日 ニイキ 牡4 3:31.7 中竹和也 吉田三郎
第38回 1986年9月13日 キョウエイウオリア 牡7 3:35.2 岡冨俊一 中村均
第40回 1987年9月19日 イブキライダー 牡5 3:33.7 出津孝一 内藤繁春
第42回 1988年9月17日 ワイドガール 牝4 3:32.6 原田聖二 内藤繁春
第44回 1989年9月16日 サンエムブラッサム 牡5 3:32.5 梅野信一 松田正弘
第46回 1990年9月15日 メジロワース 牡5 4:02.0 平田秀也 浅見国一
第48回 1991年9月14日 メジロワース 牡6 4:00.7 酒井浩 浅見国一
第50回 1992年9月19日 センタージュン 牡4 3:28.3 東田幸男 高橋成忠
第52回 1993年9月18日 ゴールドストリート 牡5 3:29.4 東田幸男 橋口弘次郎
第54回 1994年9月17日 キンセンアラシ 牡4 3:57.5 村山明 坂口正大
第56回 1995年9月16日 マヤノギャラクシー 牡5 3:28.4 北村卓士 坂口正大
第58回 1996年9月14日 ポレール 牡5 3:29.8 星野忍 岩元市三
第60回 1997年9月13日 アワパラゴン 牡6 3:28.9 林満明 松元茂樹
第62回 1998年9月19日 レガシークレスト 牡4 3:30.3 田中剛 吉岡八郎
  • 距離(「芝・ダート」は最後の直線のコース形態):第1 - 13回 芝3300m、第14 - 45回 芝3200m、第46 - 48、54回 芝3600m、第49 - 53、57 - 62回 芝3150m、第55、56回 ダート3170m

脚注・出典

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出典

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各回競走結果の出典

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  • 「阪神障害ステークス」『中央競馬全重賞競走成績集 【障害・廃止競走編】』日本中央競馬会、2006年、695-760頁。