隼人道路
表示
一般国道自動車専用道路(A') (有料) | |
---|---|
E78 隼人道路 国道10号バイパス | |
路線延長 | 7.3 km |
制定年 | 1973年(昭和48年) |
開通年 | 1992年(平成4年)3月25日 |
起点 | 鹿児島県霧島市隼人町住吉 (隼人東IC) |
主な 経由都市 |
鹿児島県霧島市、姶良市 |
終点 | 鹿児島県姶良市加治木町反土 (加治木JCT) |
接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
隼人道路(はやとどうろ)は、鹿児島県霧島市の隼人東ICから同県姶良市の加治木JCTに至る国道10号バイパスである。
全線が高速自動車国道である東九州自動車道に並行する一般国道自動車専用道路(A'路線)である。道路利用者へ向けた案内標識には道路境界の標識を除き「東九州自動車道」と表示されている。道路管理者は西日本高速道路である。
2018年(平成30年)度より全線で4車線化工事に着手している[1][2]。
概要
[編集]1992年(平成4年)3月25日に姶良郡隼人町から姶良郡加治木町までを結ぶ国道10号バイパスとして暫定2車線で供用開始した。
2018年(平成30年)3月16日に開かれた道路分科会第16回事業評価部会の資料にて隼人道路について以下の問題があると挙げられており、また全線で速度低下が発生していることから4車線化が必要とされた[3]。
- 交通集中等によるサービス水準の低下(計画交通量:約12,100台/日に対して最大交通量:約20,000台/日)
- 反対車線への突破事故の発生
- 夜間工事による通行止めの発生
2018年(平成30年)3月29日、国土交通省が西日本高速道路に対して隼人道路全線の車線数の増の事業許可を行った旨を発表[4]。道路管理者である西日本高速道路は4車線化工事に着手している[5]。2022年11月に隼人西IC - 加治木IC間の4車線化が完了し[6]、残る隼人東IC - 隼人西ICについても2025年夏ごろまでに完成予定である[6]。
路線情報
[編集]- 起点 - 鹿児島県霧島市隼人町住吉
- 終点 - 鹿児島県姶良市加治木町反土
- 全長 - 7.3 km
- 道路規格 - 第1種第3級
- 道路幅員
- 車線数 - 暫定2車線
- 車線幅員 - 3.5 m
- 設計速度 - 80 km/h
- 最高速度 - 70 km/h
接続する高速道路
[編集]歴史
[編集]元々は鹿児島県が1978年に策定した『鹿児島県総合計画』における「大隅縦貫道」(加治木 - 牧之原 - 鹿屋 - 佐多間)の一部に位置付けられていた路線でもある[7]。後に隼人道路を含む加治木 - 鹿屋間は東九州自動車道の一部に組み込まれることになる[8]。
- 1978年度(昭和53年度):建設省施行区間(隼人西IC - 加治木IC間)が事業化[4][9]。
- 1986年(昭和61年)2月8日:日本道路公団施行区間(隼人東IC - 隼人西IC間)が事業化[4][9]。
- 1988年(昭和63年):工事着手。
- 1992年(平成4年)3月25日:隼人東IC - 加治木IC開通により全線開通。当時は九州自動車道とは平面交差点を介して接続していた(志布志ICにおける東九州道・都城志布志道路と同様)。
- 2001年(平成13年)12月19日:加治木JCT完成により九州自動車道と直結[10]。
- 2018年(平成30年)
- 2022年(令和4年)
- 2024年(令和6年)
インターチェンジなど
[編集]- 全区間鹿児島県内に所在。
- IC番号欄の背景色が■である部分は道路が供用済みの区間を示している。
- 路線名の特記がないものは市道。
- BSのうち、○/●は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- 距離は北九州JCT(東九州自動車道の起点)から[要検証 ]の距離。
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) |
BS | 備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
E78 東九州自動車道 鹿屋・宮崎方面 | |||||||
41 | 隼人東IC | 県道58号隼人港線 | 492 | 霧島市 | |||
42 | 隼人西IC | 県道471号北永野田小浜線 | 496 | ||||
25 | 加治木IC | 県道55号栗野加治木線 国道10号(加治木バイパス) |
499 | 姶良市 | |||
25-1 | 加治木JCT | E3 九州自動車道 | 500 | - |
通過市町村
[編集]道路管理者
[編集]- 西日本高速道路九州支社
- 鹿児島高速道路事務所 : 隼人東IC - 加治木IC・JCT
脚注
[編集]- ^ a b 南日本新聞 『隼人道路4車線化 国交省方針新年度着手 24年度見通し』(2018年3月30日付、1面)
- ^ “平成30年度 有料道路事業関係説明資料” (PDF). 国土交通省 (2018年). 2021年1月13日閲覧。
- ^ “平成30年度 有料道路事業関係説明資料”. 国土交通省道路局. 2020年5月6日閲覧。
- ^ a b c d 平成30年度予算に向けた再評価(事業概要資料)【道路・街路事業】 (PDF) - 国土交通省、2018年3月29日付
- ^ “事業許可について”. 西日本高速道路株式会社 (2018年3月30日). 2020年5月6日閲覧。
- ^ a b c d 塩野雄梧「隼人道路4車線化来年夏ごろ完成へ 隼人東 - 隼人西」『南日本新聞』2024年12月21日22面。
- ^ 『鹿児島県総合計画 ぬくもりにみちた偉大な鹿児島の創造』鹿児島県、1978年6月 p.260
- ^ 鹿児島県議会 平成元年第4回定例会(第2日目) 1989年12月7日。興 信雄(県土木部長)による答弁。
- ^ a b 鹿児島県議会 昭和61年第1回定例会(第2日目) 1986年3月5日。内田勝士(県土木部長)による答弁。
- ^ 「待望の加治木JCTが開通 九州自動車道と隼人道路が直結 大隅の活性化へ期待」『鹿児島建設新聞』2001年12月20日3面。
- ^ 有料道路事業の手続き等の着手について (PDF) - 国土交通省高速道路課、2018年3月14日付
- ^ 有料道路事業の手続きを開始、新規や4車線化 国交省 - レスポンス、2018年3月15日付
- ^ “E78 東九州自動車道(隼人道路)隼人西IC〜加治木ICの 対面通行が令和4年4月22日(金曜)朝6時に解消します - 4車線化工事が令和4年冬に完成します -”. 西日本高速道路株式会社 (2022年3月17日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ "E10 東九州自動車道 苅田北九州空港IC〜行橋IC間の一部の4車線化工事が令和4年11月18日(金曜)に完成します" (PDF) (Press release). 西日本高速道路株式会社. 21 October 2022. 2022年10月22日閲覧。
- ^ “E78東九州自動車道(隼人道路) 隼人東IC〜隼人西IC間の4車線化完成時期の変更について”. 西日本高速道路株式会社 (2024年4月26日). 2024年4月26日閲覧。
- ^ E78 東九州自動車道(隼人(はやと)道路) 隼人東(はやとひがし)IC~隼人西(はやとにし)ICの一部区間で車線の切替を行います ― 令和6年(2024年)11月8日(金曜)朝6時に対面通行が解消します ― 西日本高速道路、2024年10月25日公開、同年12月10日閲覧。
関連項目
[編集]- 東九州自動車道
- 九州地方の道路一覧
- 日本の一般有料道路一覧
- 大隅縦貫道 - 1994年に地域高規格道路の概念が生じるまでは、隼人道路を含む東九州自動車道 鹿屋 - 加治木間も大隅縦貫道の一部と位置付けられていた。