1958年ベルギーグランプリ
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レース詳細 | |||
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1958年F1世界選手権全11戦の第5戦 | |||
スパ・フランコルシャン(1947-1978) | |||
日程 | 1958年6月15日 | ||
正式名称 | XIX GROTE PRIJS VAN BELGIE | ||
開催地 |
スパ・フランコルシャン ベルギー スパ | ||
コース | 恒久的レース施設 | ||
コース長 | 14.12 km (8.774 mi) | ||
レース距離 | 24周 338.880 km (210.576 mi) | ||
決勝日天候 | 晴(ドライ) | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | フェラーリ | ||
タイム | 3:57.1 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | マイク・ホーソーン | フェラーリ | |
タイム | 3:58.3 | ||
決勝順位 | |||
優勝 | ヴァンウォール | ||
2位 | フェラーリ | ||
3位 | ヴァンウォール |
1958年ベルギーグランプリ (1958 Belgian Grand Prix) は、1958年のF1世界選手権第5戦として、1958年6月15日にスパ・フランコルシャンで開催された。
当レースには「ヨーロッパグランプリ」の冠がかけられた[1]。
レース概要
[編集]2年ぶりの開催となったスパ・フランコルシャンはピットが直線状に広いものに建て替えられ、コース全体を再舗装した。レース距離も従来の36周から24周に短縮された[2]。
スターリング・モスとピーター・コリンズがレース序盤で消え、トニー・ブルックス、マイク・ホーソーン、スチュアート・ルイス=エヴァンズの上位3台はいずれもトラブルを抱えて(ブルックスはギアボックス、ホーソーンはエンジン、ルイス=エヴァンズはサスペンション)のフィニッシュだった[3]。ブルックスは前年のイギリスGP以来の通算2勝目だが、前回はモスと車両を共有して優勝したため、1人での優勝は初となる。クリフ・アリソンが4位となり、アリソン及びロータスはF1初入賞を果たした。マリア・テレーザ・デ・フィリッピスが女性ドライバー初の決勝進出を果たし、10位で完走した[3]。
エントリーリスト
[編集]No. | ドライバー | エントラント | コンストラクター | シャシー | エンジン | タイヤ |
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2 | スターリング・モス | ヴァンダーヴェル・プロダクツ・リミテッド | ヴァンウォール | VW5 | ヴァンウォール 254 2.5L L4 | D |
4 | トニー・ブルックス | |||||
6 | スチュアート・ルイス=エヴァンズ | |||||
8 | ジャン・ベーラ | オーウェン・レーシング・オーガニゼーション | BRM | P25 | BRM P25 2.5L L4 | D |
10 | ハリー・シェル | |||||
12 | ロン・フロックハート 1 | |||||
14 | ピーター・コリンズ | スクーデリア・フェラーリ | フェラーリ | 246 | フェラーリ Tipo143 2.4L V6 | E |
16 | マイク・ホーソーン | |||||
18 | ルイジ・ムッソ | |||||
20 | オリビエ・ジャンドビアン | |||||
22 | ジャック・ブラバム | クーパー・カー・カンパニー | クーパー | T45 | クライマックス FPF 2.2L L4 | D |
24 | ロイ・サルヴァドーリ | クライマックス FPF 2.0L L4 | ||||
26 | マリア・テレーザ・デ・フィリッピス | マリア・テレーザ・デ・フィリッピス | マセラティ | 250F | マセラティ 250F1 2.5L L6 | P |
28 | モーリス・トランティニアン | スクーデリア・セントロ・スッド | マセラティ | 250F | マセラティ 250F1 2.5L L6 | P |
30 | マステン・グレゴリー | |||||
32 | ヴォルフガング・ザイデル | |||||
34 | ケン・カバナ | ケン・カバナ | マセラティ | 250F | マセラティ 250F1 2.5L L6 | P |
36 | ヨアキム・ボニエ | ヨアキム・ボニエ | マセラティ | 250F | マセラティ 250F1 2.5L L6 | P |
38 | パコ・ゴディア | パコ・ゴディア | マセラティ | 250F | マセラティ 250F1 2.5L L6 | P |
40 | クリフ・アリソン | チーム・ロータス | ロータス | 12 | クライマックス FPF 2.0L L4 | D |
42 | グラハム・ヒル | |||||
ソース:[4] |
- 追記
結果
[編集]予選
[編集]順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | タイム | 差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | マイク・ホーソーン | フェラーリ | 3:57.1 | — |
2 | 18 | ルイジ・ムッソ | フェラーリ | 3:57.5 | + 0.4 |
3 | 2 | スターリング・モス | ヴァンウォール | 3:57.6 | + 0.5 |
4 | 14 | ピーター・コリンズ | フェラーリ | 3:57.7 | + 0.6 |
5 | 4 | トニー・ブルックス | ヴァンウォール | 3:59.1 | + 2.0 |
6 | 20 | オリビエ・ジャンドビアン | フェラーリ | 3:59.3 | + 2.2 |
7 | 10 | ハリー・シェル | BRM | 4:04.5 | + 7.4 |
8 | 22 | ジャック・ブラバム | クーパー-クライマックス | 4:05.1 | + 8.0 |
9 | 30 | マステン・グレゴリー | マセラティ | 4:05.4 | + 8.3 |
10 | 8 | ジャン・ベーラ | BRM | 4:06.2 | + 9.1 |
11 | 6 | スチュアート・ルイス=エヴァンズ | ヴァンウォール | 4:07.2 | + 10.1 |
12 | 40 | クリフ・アリソン | ロータス-クライマックス | 4:07.7 | + 10.6 |
13 | 24 | ロイ・サルヴァドーリ | クーパー-クライマックス | 4:15.6 | + 18.5 |
14 | 36 | ヨアキム・ボニエ | マセラティ | 4:15.7 | + 18.6 |
15 | 42 | グラハム・ヒル | ロータス-クライマックス | 4:17.8 | + 20.7 |
16 | 28 | モーリス・トランティニアン | マセラティ | 4:21.7 | + 24.6 |
17 | 32 | ヴォルフガング・ザイデル | マセラティ | 4:21.9 | + 24.8 |
18 | 38 | パコ・ゴディア | マセラティ | 4:24.5 | + 27.4 |
19 | 26 | マリア・テレーザ・デ・フィリッピス | マセラティ | 4:31.0 | + 33.9 |
20 | 34 | ケン・カバナ | マセラティ | 4:45.3 | + 48.2 |
ソース:[6] |
決勝
[編集]順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | グリッド | ポイント |
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1 | 4 | トニー・ブルックス | ヴァンウォール | 24 | 1:37:06.3 | 5 | 8 |
2 | 16 | マイク・ホーソーン | フェラーリ | 24 | +20.7 | 1 | 7 1 |
3 | 6 | スチュアート・ルイス=エヴァンズ | ヴァンウォール | 24 | +3:00.9 | 11 | 4 |
4 | 40 | クリフ・アリソン | ロータス-クライマックス | 24 | +4:15.5[7] | 12 | 3 |
5 | 10 | ハリー・シェル | BRM | 23 | +1 Lap | 7 | 2 |
6 | 20 | オリビエ・ジャンドビアン | フェラーリ | 23 | +1 Lap | 6 | |
7 | 28 | モーリス・トランティニアン | マセラティ | 23 | +1 Lap | 16 | |
8 | 24 | ロイ・サルヴァドーリ | クーパー-クライマックス | 23 | +1 Lap | 13 | |
9 | 36 | ヨアキム・ボニエ | マセラティ | 22 | +2 Laps | 14 | |
10 | 26 | マリア・テレーザ・デ・フィリッピス | マセラティ | 22 | +2 Laps | 19 | |
Ret | 38 | パコ・ゴディア | マセラティ | 22 | エンジン | 18 | |
Ret | 22 | ジャック・ブラバム | クーパー-クライマックス | 16 | オーバーヒート | 8 | |
Ret | 42 | グラハム・ヒル | ロータス-クライマックス | 12 | エンジン | 15 | |
Ret | 18 | ルイジ・ムッソ | フェラーリ | 5 | アクシデント | 2 | |
Ret | 14 | ピーター・コリンズ | フェラーリ | 5 | オーバーヒート | 4 | |
Ret | 8 | ジャン・ベーラ | BRM | 5 | 油圧 | 10 | |
Ret | 32 | ヴォルフガング・ザイデル | マセラティ | 4 | ハーフシャフト | 17 | |
Ret | 2 | スターリング・モス | ヴァンウォール | 0 | エンジン | 3 | |
Ret | 30 | マステン・グレゴリー | マセラティ | 0 | エンジン | 9 | |
DNS | 34 | ケン・カバナ | マセラティ | エンジン | |||
ソース:[8]
|
- 追記
第5戦終了時点のランキング
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- 注: トップ5のみ表示。ベスト6戦のみがカウントされる。
脚注
[編集]- ^ 当時は毎年各国の持ち回りにより、その年の最も権威のあるレースに対して「ヨーロッパGP」の冠がかけられていた。
- ^ 本年よりレースの最低走行距離が300kmまたは2時間に減少している。
- ^ a b (林信次 1999, p. 57)
- ^ “Belgium 1958 - Race entrants”. statsf1.com. 2018年2月1日閲覧。
- ^ “Belgium 1958 - Result”. statsf1.com. 2018年2月1日閲覧。
- ^ “Belgium 1958 - Qualifications”. statsf1.com. 2018年2月1日閲覧。
- ^ Lang, Mike (1981). Grand Prix! Vol 1. Haynes Publishing Group. p. 131. ISBN 0-85429-276-4
- ^ “1958 Belgian Grand Prix”. formula1.com. 18 August 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2015閲覧。
参照文献
[編集]- 林信次『F1全史 1956-1960』ニューズ出版、1999年。ISBN 4-938495-27-9。
外部リンク
[編集]前戦 1958年インディ500 |
FIA F1世界選手権 1958年シーズン |
次戦 1958年フランスグランプリ |
前回開催 1956年ベルギーグランプリ |
ベルギーグランプリ | 次回開催 1960年ベルギーグランプリ |
前回開催 1957年イギリスグランプリ |
ヨーロッパグランプリ (冠大会時代) |
次回開催 1959年フランスグランプリ |