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1977年ウィンブルドン選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1977年 ウィンブルドン選手権(1977ねんウィンブルドンせんしゅけん、The Championships, Wimbledon 1977 )は、イギリスロンドン郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」にて、1977年6月20日から7月2日にかけて開催された。

大会の流れ

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  • 男子シングルスは「128名」の選手による通常の7回戦制で行われた。シード選手は16名。
  • 女子シングルスは「96名」の選手による7回戦制で行われ、32名の選手は「1回戦不戦勝」(抽選表では“Bye”と表示)があった。女子のシード選手は、この年まで12名であった。シード選手でも、1回戦から出場した人と、2回戦から登場した人がいる。2回戦から登場した選手が初戦敗退の場合は「2回戦=初戦」と表記する。

シード選手

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男子シングルス

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  1. アメリカ合衆国の旗 ジミー・コナーズ (準優勝)
  2. スウェーデンの旗 ビョルン・ボルグ (優勝、大会2連覇)
  3. アルゼンチンの旗 ギリェルモ・ビラス (3回戦)
  4. アメリカ合衆国の旗 ロスコー・タナー (1回戦)
  5. アメリカ合衆国の旗 ブライアン・ゴットフリート (2回戦)
  6. ルーマニアの旗 イリ・ナスターゼ (ベスト8)
  7. メキシコの旗 ラウル・ラミレス (2回戦)
  8. アメリカ合衆国の旗 ビタス・ゲルレイティス (ベスト4)
  9. アメリカ合衆国の旗 ディック・ストックトン (4回戦)
  10. イタリアの旗 アドリアーノ・パナッタ (2回戦)
  11. アメリカ合衆国の旗 スタン・スミス (4回戦)
  12. ポーランドの旗 ヴォイチェフ・フィバク (4回戦)
  13. オーストラリアの旗 フィル・デント (ベスト8)
  14. イギリスの旗 マーク・コックス (4回戦)
  15. アメリカ合衆国の旗 ボブ・ルッツ (3回戦)
  16. アメリカ合衆国の旗 ハロルド・ソロモン (1回戦)

女子シングルス

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  1. アメリカ合衆国の旗 クリス・エバート (ベスト4)
  2. チェコスロバキアの旗 マルチナ・ナブラチロワ (ベスト8)
  3. イギリスの旗 バージニア・ウェード (初優勝)
  4. イギリスの旗 スー・バーカー (ベスト4)
  5. アメリカ合衆国の旗 ビリー・ジーン・キング (ベスト8)
  6. アメリカ合衆国の旗 ロージー・カザルス (ベスト8)
  7. オランダの旗 ベティ・ストーブ (準優勝)
  8. オーストラリアの旗 ケリー・レイド (ベスト8)
  9.  (大会開始前に棄権)
  10. ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の旗 ミマ・ヤウソベッツ (3回戦)
  11. フランスの旗 フランソワーズ・デュール (3回戦)
  12. アメリカ合衆国の旗 キャシー・メイ (4回戦)

大会経過

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男子シングルス

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準々決勝

準決勝

女子シングルス

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準々決勝

準決勝

決勝戦の結果

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男子シングルス
女子シングルス
男子ダブルス
女子ダブルス
混合ダブルス

みどころ

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  • 女子シングルス優勝者のバージニア・ウェードは、現時点におけるイギリス人選手最後のウィンブルドン優勝者である。準優勝者のベティ・ストーブは、オランダ人女性として初のウィンブルドン女子シングルス決勝進出を果たしたが、史上初の偉業は成らなかった。ストーブはこの大会で、女子シングルス・女子ダブルス・混合ダブルスの3部門とも準優勝に終わった。
  • 男子シングルスで、当時18歳のジョン・マッケンローが予選からベスト4に勝ち上がった。予選勝者のシングルス4強入りは、ウィンブルドン選手権史上初の快挙だった。マッケンローは先の全仏オープン混合ダブルスで、メアリー・カリロアメリカ)とペアを組んで優勝している。

外部リンク

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先代
1977年全仏オープン
テニス4大大会
1977年
次代
1977年全米オープン
先代
1976年ウィンブルドン選手権
ウィンブルドン選手権
1977年
次代
1978年ウィンブルドン選手権