2004年イタリアグランプリ
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レース詳細 | |||
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2004年F1世界選手権全18戦の第15戦 | |||
Autodromo Nazionale Monza | |||
日程 | 2004年シーズン | ||
決勝開催日 | 9月12日 | ||
正式名称 | FORMULA 1 Gran Premio Vodafone d'Italia 2004 | ||
開催地 |
モンツァ・サーキット イタリア、モンツァ | ||
コース | Permanent racing facility | ||
コース長 | 5.793 | ||
レース距離 | 306.720 | ||
決勝日天候 | Wet track at the start, dry later on | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | フェラーリ | ||
タイム | 1:20.089 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | ルーベンス・バリチェロ | フェラーリ | |
タイム | 1:21.046 (41周目) | ||
決勝順位 | |||
優勝 | フェラーリ | ||
2位 | フェラーリ | ||
3位 | B・A・R-ホンダ |
2004年イタリアグランプリ (FORMULA 1 Gran Premio Vodafone d'Italia 2004) は、2004年F1世界選手権の第15戦として、2004年9月12日にモンツァ・サーキットで開催された。
レース前
[編集]レース前にトヨタのパニスは、今シーズンを最後に引退することを表明した。
予選
[編集]順位 | No | ドライバー | コンストラクター | タイム | 差 |
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1 | 2 | ルーベンス・バリチェロ | フェラーリ | 1:20.089 | — |
2 | 3 | ファン・パブロ・モントーヤ | ウィリアムズ-BMW | 1:20.620 | +0.531 |
3 | 1 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 1:20.637 | +0.548 |
4 | 8 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 1:20.645 | +0.556 |
5 | 10 | 佐藤琢磨 | B・A・R-ホンダ | 1:20.715 | +0.626 |
6 | 9 | ジェンソン・バトン | B・A・R-ホンダ | 1:20.786 | +0.697 |
7 | 6 | キミ・ライコネン | マクラーレン-メルセデス | 1:20.877 | +0.788 |
8 | 4 | アントニオ・ピッツォニア | ウィリアムズ-BMW | 1:20.888 | +0.799 |
9 | 7 | ヤルノ・トゥルーリ | ルノー | 1:21.027 | +0.938 |
10 | 5 | デビッド・クルサード | マクラーレン-メルセデス | 1:21.049 | +0.960 |
11 | 16 | リカルド・ゾンタ | トヨタ | 1:21.520 | +1.431 |
12 | 14 | マーク・ウェバー | ジャガー-コスワース | 1:21.602 | +1.513 |
13 | 17 | オリビエ・パニス | トヨタ | 1:21.841 | +1.752 |
14 | 15 | クリスチャン・クリエン | ジャガー-コスワース | 1:21.989 | +1.900 |
15 | 11 | ジャンカルロ・フィジケラ | ザウバー-ペトロナス | 1:22.239 | +2.150 |
16 | 12 | フェリペ・マッサ | ザウバー-ペトロナス | 1:22.287 | +2.198 |
17 | 18 | ニック・ハイドフェルド * | ジョーダン-フォード | 1:22.301 | +2.212 |
18 | 19 | ジョルジオ・パンターノ | ジョーダン-フォード | 1:23.239 | +3.150 |
19 | 20 | ゾルト・バウムガルトナー | ミナルディ-コスワース | 1:24.808 | +4.719 |
20 | 21 | ジャンマリア・ブルーニ | ミナルディ-コスワース | 1:24.910 | +4.821 |
- ニック・ハイドフェルドは金曜プラクティスでエンジン交換したことのペナルティで10番降格、20番手スタートとなった。
決勝
[編集]展開
[編集]レースは雨あがりの天候で行われ、サーキットにはまだ水が残っていた。バリチェロは雨用のタイヤでスタートし、大きくリードするが、シューマッハは出遅れシケインでスピン。レース前に引退発表を行ったオリビエ・パニスもリタイヤした。バリチェロは緊急ピットインを行い、順位を大幅に下げた。アロンソがトップに立つが、レース中盤はBARのバトンがレース半ばまで首位を守った。
しかしフェラーリ2台の追い上げがすさまじく、レース半ばではいったん首位をバリチェロから奪ったアロンソもスピンしリタイヤ。バリチェロは最後のピットイン、バトンの前でピットから出ることに成功、シューマッハもバトンをオーバーテイクして2位に上がった。フェラーリは2002年アメリカグランプリ以来となる、バリチェロ‐シューマッハの順番での1-2フィニッシュ。BARも3-4位でフィニッシュしたため、今回無得点だったルノーを逆転し、コンストラクターズ2位でヨーロッパを去ることが決まった。
ブルーニはピットインの際に出火事件が発生したが大事には至らなかった。
結果
[編集]順位 | No | ドライバー | チーム | 周回 | タイム | グリッド | ポイント |
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1 | 2 | ルーベンス・バリチェロ | フェラーリ | 53 | 1:15:18.448 | 1 | 10 |
2 | 1 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 53 | +1.347 | 3 | 8 |
3 | 9 | ジェンソン・バトン | B・A・R-ホンダ | 53 | +10.197 | 6 | 6 |
4 | 10 | 佐藤琢磨 | B・A・R-ホンダ | 53 | +15.370 | 5 | 5 |
5 | 3 | ファン・パブロ・モントーヤ | ウィリアムズ-BMW | 53 | +32.352 | 2 | 4 |
6 | 5 | デビッド・クルサード | マクラーレン-メルセデス | 53 | +33.439 | 10 | 3 |
7 | 4 | アントニオ・ピッツォニア | ウィリアムズ-BMW | 53 | +33.752 | 8 | 2 |
8 | 11 | ジャンカルロ・フィジケラ | ザウバー-ペトロナス | 53 | +35.431 | 15 | 1 |
9 | 14 | マーク・ウェバー | ジャガー-コスワース | 53 | +56.761 | 12 | |
10 | 7 | ヤルノ・トゥルーリ | ルノー | 53 | +1:06.316 | 9 | |
11 | 16 | リカルド・ゾンタ | トヨタ | 53 | +1:22.531 | 11 | |
12 | 12 | フェリペ・マッサ | ザウバー-ペトロナス | 52 | +1 Lap | 16 | |
13 | 15 | クリスチャン・クリエン | ジャガー-コスワース | 52 | +1 Lap | 14 | |
14 | 18 | ニック・ハイドフェルド | ジョーダン-フォード | 52 | +1 Lap | 20 | |
15 | 21 | ゾルト・バウムガルトナー | ミナルディ-コスワース | 50 | +3 Laps | 19 | |
リタイア | 8 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 40 | スピン | 4 | |
リタイア | 19 | ジョルジオ・パンターノ | ジョーダン-フォード | 33 | アクシデント | 17 | |
リタイア | 20 | ジャンマリア・ブルーニ | ミナルディ-コスワース | 29 | 出火 | 18 | |
リタイア | 6 | キミ・ライコネン | マクラーレン-メルセデス | 13 | エンジン | 7 | |
リタイア | 17 | オリビエ・パニス | トヨタ | 0 | 接触 | 13 |
注
[編集]- ラップリーダー:ルーベンス・バリチェロ 21 (1-4, 37-53), フェルナンド・アロンソ 6 (5-10), ジェンソン・バトン 24 (11-34), ミハエル・シューマッハ 2 (35-36)
- 予選でファン・パブロ・モントーヤは平均 262.242km/h (162.9mph) で周回し、F1史上最高速の予選ラップを達成した。
- 決勝でモントーヤのチームメイト、アントニオ・ピッツォニアは 369.9km/h (229.9mph) を出し、当時最高速であった。(2005年にモントーヤがマクラーレンで記録更新した。)
第15戦終了時点でのランキング
[編集]- 太字はワールドチャンピオン
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- 注:ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。
脚注
[編集]外部リンク
[編集]前戦 2004年ベルギーグランプリ |
FIA F1世界選手権 2004年シーズン |
次戦 2004年中国グランプリ |
前回開催 2003年イタリアグランプリ |
イタリアグランプリ | 次回開催 2005年イタリアグランプリ |