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2003年イタリアグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イタリアの旗 2003年イタリアグランプリ
レース詳細
日程 2003年シーズン
決勝開催日 9月14日
開催地 モンツァ・サーキット
イタリアモンツァ
ポールポジション
ドライバー フェラーリ
ファステストラップ
ドライバー ドイツの旗 ミハエル・シューマッハ フェラーリ
タイム 1.21.832
決勝順位
優勝
2位 ウィリアムズ-BMW
3位 フェラーリ

2003年イタリアグランプリ (LXXIV Gran Premio Vodafone d'Italia) は、2003年F1世界選手権の第14戦として、2003年9月14日にモンツァ・サーキットで開催された。

レース前

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ミシュラン製のタイヤのトレッド幅がレース後に広くなっていることが判明、このレース前までにトレッド幅を変更することになった。

劣勢にありここ2戦で情けない状態が続いたフェラーリは直前のモンツァ合同テストで大量のブリヂストン製タイヤのテストを行い、必勝態勢で臨んだ。このモンツァ合同テストではラルフ・シューマッハがクラッシュし、金曜日は走行を行ったものの、土曜日以降はマルク・ジェネが代役を務めた。

ハンガリーグランプリのプラクティスで大事故を起こしたファーマンは今回も欠場し、前戦でデビューしたバウムガルトナーが再び参戦する。

予選

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アロンソは土曜予選でミスをしたため、予選中最も遅いタイムを記録してしまった。

決勝

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スタートは上位陣では混乱はなかったが、後方のグリッドで混乱があった。最後列のミナルディとルノーが接触。1台は宙を舞ったが無事に着地した。しかし前方でもルノーのもう1台トゥルーリがマシントラブルで1度もホームストレートに戻ってこないままレースを終えてしまった。

先頭争いはシューマッハにモントーヤが仕掛けるも、シューマッハはうまくモントーヤの攻撃をしのぎ、トップを守ったままオープニングラップを帰って来た。その後はピットインの際にもモントーヤにその位置を譲らず、そのまま満員のティフォシたちの前で今シーズン5勝目をあげた。バリチェロも3位となり、フェラーリが表彰台のふたつをしめた。ドライバーズチャンピオンシップでのリードを広げることができた。モントーヤは終盤、周回遅れのフレンツェンに苦労した。フレンツェンは終盤まで8位を走っていたが、のこりあとわずかというところでトラブルが発生、アロンソが8位に入った。

ラルフ・シューマッハの代役のジェネは5位でフィニッシュし、これは自身最高位の入賞となる。ビルヌーブは第3戦以来のポイント獲得となったが、チームはこの時点で来シーズンのドライバーを決めていたという発言も行った。バウムガルトナーはこれがジョーダンでの最後のレースとなり、レースでも完走を果たした。

なおこのレースは247.585km/hと、当時史上最も速い平均レース速度で終了した。これまでの記録は1971年イタリアグランプリピーター・ゲシンが記録して以来の新記録となった。当時のモンツァにはシケインがなく、シケインができてからは最速記録である。

順位 No ドライバー チーム 周回 タイム グリッド ポイント
1 1 ドイツの旗 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 53 1:14:19.838 1 10
2 3 コロンビアの旗 ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズ-BMW 53 +5.294 2 8
3 2 ブラジルの旗 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 53 +11.835 3 6
4 6 フィンランドの旗 キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 53 +12.834 4 5
5 4 スペインの旗 マルク・ジェネ ウィリアムズ-BMW 53 +27.891 5 4
6 16 カナダの旗 ジャック・ヴィルヌーヴ B・A・R-ホンダ 52 +1 Lap 10 3
7 14 オーストラリアの旗 マーク・ウェバー ジャガー-コスワース 52 +1 Lap 11 2
8 8 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ ルノー 52 +1 Lap 20 1
9 9 ドイツの旗 ニック・ハイドフェルド ザウバー-ペトロナス 52 +1 Lap 16  
10 11 イタリアの旗 ジャンカルロ・フィジケラ ジョーダン-フォード 52 +1 Lap 13  
11 12 ハンガリーの旗 ゾルト・バウムガルトナー ジョーダン-フォード 51 +2 Laps 18  
12 18 デンマークの旗 ニコラス・キエーサ ミナルディ-コスワース 51 +2 Laps 19  
13 10 ドイツの旗 ハインツ=ハラルド・フレンツェン ザウバー-ペトロナス 50 トランスミッション 14  
リタイア 5 イギリスの旗 デビッド・クルサード マクラーレン-メルセデス 45 燃料圧 8  
リタイア 20 フランスの旗 オリビエ・パニス トヨタ 35 ブレーキ 9  
リタイア 19 オランダの旗 ヨス・フェルスタッペン ミナルディ-コスワース 27 オイル漏れ 17  
リタイア 17 イギリスの旗 ジェンソン・バトン B・A・R-ホンダ 24 ギアボックス 7  
リタイア 21 ブラジルの旗 クリスチアーノ・ダ・マッタ トヨタ 3 タイヤ 12  
リタイア 15 イギリスの旗 ジャスティン・ウィルソン ジャガー-コスワース 2 ギアボックス 15  
リタイア 7 イタリアの旗 ヤルノ・トゥルーリ ルノー 0 ハイロドリック 6  

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第14戦終了時点でのランキング

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  • 太字は理論上ワールドチャンピオンの可能性あり
  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。

参照

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前戦
2003年ハンガリーグランプリ
FIA F1世界選手権
2003年シーズン
次戦
2003年アメリカグランプリ
前回開催
2002年イタリアグランプリ
イタリアの旗 イタリアグランプリ 次回開催
2004年イタリアグランプリ

座標: 北緯45度36分56秒 東経9度16分52秒 / 北緯45.61556度 東経9.28111度 / 45.61556; 9.28111