OMV
種類 | Aktiengesellschaft(AG) |
---|---|
業種 | 石油・ガス |
設立 | 1956 |
本社 | オーストリア・ウィーン |
主要人物 | CEO Rainer Seele |
サービス | ガソリンスタンド |
売上高 | €39.463 billion[1] (2023) |
営業利益 | €5.226 billion (2023) |
利益 | €1.917 billion (2023) |
総資産 | €50.663 billion (2023) |
所有者 |
Government of Austria 31.5% Mubadala Petroleum and Petrochemicals Holding Company (MPPH) 24.9% |
従業員数 | 20,592 (2023) |
ウェブサイト | OMV.com |
OMV AG(オーエムファウ アーゲー)は、オーストリア・ウィーンに本拠を置き、石油やガスの精製、また石油化学工業等を行うエネルギー企業。主な事業展開地は中央ヨーロッパで、ドイツ、オーストリア、ルーマニアに石油精製工場を持ち、4200箇所以上のガソリンスタンドをOMV、Avanti(アヴァンティ)、Storh、ペトロム(PETROM)ブランドで展開している。ウィーン証券取引所上場企業。
沿革
[編集]1956年7月3日、Österreichische Mineralölverwaltung(略してÖMV。英語でAustrian Mineral Oil Administrationの意)として設立された[2]。オーストリア国家条約の際の交渉に基づき、オーストリア国家による国営企業として、石油および天然ガスの生産・加工が行われ、1960年にウィーン国際空港近くのシュヴェヒャトに石油精製所を開設した[2]。1970年にアドリア海とウィーンを結ぶパイプラインが開通、1974年にオーストリア横断パイプラインが開通、1980年に西オーストリアパイプラインが開通、1985年にリビアで最初の海外E&P事業を開始した[2]。1987年に株式の15%を売却したのを始めに民営化に着手し、1990年に最初のÖMVブランドによるガソリンスタンドの営業を開始、1995年に社名をÖMVからOMVに変更した[2]。
1998年、化学工業メーカーのBorealis AGの25%の株式を取得(現在は36%)、2004年、ルーマニアの石油・ガスグループであるPetromの51%の株式を取得し子会社化した[3]。
現在OMVの株式は、約3割をオーストリア国家資産持株会社のÖsterreichische Industrieholdingが保有し、約25%をアラブ首長国連邦のアブダビ政府による国際石油投資会社(International Petroleum Investment Company)が保有している[4]。現在、最高意思決定機関である監査役会の会長は、シーメンス前社長のペーター・レッシャーが務めている[5]。
ギャラリー
[編集]-
ウィーンのOMV本社
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シュヴェヒャト製油所
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OMVが事業展開する国
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OMVカラーのクサラWRC
出典
[編集]- ^ “Geschäftsbericht 2023 (Annual report)”. 9 April 2024閲覧。
- ^ a b c d “60 years of OMV” (英語). OMV AG. 2019年7月31日閲覧。
- ^ “OMV AG acquires 51% of Romania's Petrom” (英語). Oil&Gas Journal (2004年7月23日). 2019年7月31日閲覧。
- ^ “Shareholder Structure” (英語). OMV AG. 2019年7月31日閲覧。
- ^ “オーストリア石油最大手会長に前シーメンス社長”. 日本経済新聞 (2016-05-193). 2019年7月31日閲覧。
関連項目
[編集]- OMV-プジョー ノルウェー - 2006年の世界ラリー選手権(WRC)参加チーム
- OMVクロノス・シトロエン・ワールドラリーチーム - 2007年の世界ラリー選手権(WRC)参加チーム