テカングループ
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | SIX: TECN |
本社所在地 |
スイス 8708 Seestraße 103, メンネドルフ |
設立 | 1980年 |
業種 | 医療機器・医薬品 |
事業内容 | ラボ向け診断機器・医薬品の開発・製造・販売 |
代表者 | Achim von Leoprechting(CEO) |
外部リンク | テカンジャパン |
テカングループ(英: Tecan Group Ltd.)は、ラボラトリーを顧客として臨床診断機器やバイオ医薬品などの開発・製造およびソリューションを提供するライフサイエンス企業。スイス・チューリッヒ州のメンネドルフに本拠を置き、世界50か国以上に販売網を有する。日本法人はテカンジャパン株式会社。スイス証券取引所上場企業(SIX: TECN)。
沿革
[編集]1980年、チューリッヒ湖畔の小さな村であるホンブレヒティコンにてハインツ・アププラナルプ(Heinz Abplanalp)を中心に設立された[1]。社名はドイツ語のTechnische Analysegeräte(Technical Analysis Equipment)の略から採られた[1]。創業当初は村に点在する納屋や倉庫を利用して液体分注技術・リキッドハンドリングの開発を行っていたが、1982年にアメリカ合衆国に現地法人および製造拠点を開設、1986年にシンガポールにオフィスを開設、1987年に株式公開企業になると共にアメリカのOEM企業Cavro Scientific Instruments, Inc.を買収、ロボット工学分野での事業強化が進められた[1]。1992年に日本に進出、1999年にはアメリカのアボット・ラボラトリーズと戦略的パートナーシップを締結、2001年に本社をメンネドルフに移した[1]。
2014年にドイツの診断機器メーカーのIBL International GmbHを[2]、2018年にアメリカ・カリフォルニア州に拠点を置き次世代シーケンシング・ゲノムサンプル調製用試薬のキットメーカーであるNuGEN Technologies, Inc.をそれぞれ買収した[3]。
グループの研究開発拠点はスイス・ドイツ・オーストリアおよびアメリカにある[4]。売上では北米とヨーロッパが各4割、アジア太平洋が2割弱となっている[4]。
日本法人
[編集]日本法人のテカンジャパン株式会社(Tecan Japan Co., Ltd.)は、1992年に東京都府中市で設立され、2005年以降は神奈川県川崎市(川崎テックセンター)にオフィスを持つ[5]。自動分注ロボットやマイクロプレートリーダーなど臨床検査ラボ向け医療機器の輸入・販売を行うと共に、体外診断用医療機器などへのOEM事業もあわせて行っている[5]。
出典
[編集]- ^ a b c d “History” (英語). Tecan Group Ltd.. 2021年3月13日閲覧。
- ^ “Tecan acquires IBL International to offer integrated solution for specialty diagnostics” (英語). GlobeNewswire (2014年7月30日). 2021年3月13日閲覧。
- ^ “Tecan Acquires NuGen for $54.5M” (英語). genomeweb (2018年8月16日). 2021年3月13日閲覧。
- ^ a b “Annual Report 2019” (PDF) (英語). Tecan Group Ltd.. 2021年3月13日閲覧。
- ^ a b “新入社員自己紹介 テカンジャパン株式会社” (PDF). 日本試薬協会 (2019年6月). 2021年3月13日閲覧。