ダイムラー・トラック
種類 | 公開会社 |
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業種 | 自動車産業 |
前身 | ダイムラー 重量商用車部門 |
設立 | 2019年11月1日 |
本社 | ドイツ、ラインフェルデン=エヒターディンゲン |
主要人物 | マーティン・ダウム (代表取締役)[1] |
製品 | トラック、バス |
売上高 | 509億ユーロ (2022年) |
営業利益 | 5,184,000,000 ユーロ (2023年) |
利益 | 3,775,000,000 ユーロ (2023年) |
総資産 | 71,212,000,000 ユーロ (2023年) |
所有者 | メルセデス・ベンツ・グループ(35%) |
従業員数 | 100,000 (2019) |
ウェブサイト |
www |
ダイムラー・トラック(Daimler Truck Holding AG)は、世界最大の商用車製造会社の1つである[2]。全世界に35以上の主要拠点があり、約100,000人の従業員がいる。ドイツ・シュトゥットガルト近郊のラインフェルデン=エヒターディンゲンに本社を置く。
歴史
[編集]2019年11月1日、ダイムラーAGの完全子会社として設立された。
2021年2月、ダイムラーは自社の主力ブランドであるメルセデス・ベンツに社名を変更し、ダイムラー・トラックを株式公開する計画があると発表[3][4]、この動きは2021年10月に株主によって承認され[5]、2021年12月10日付けでフランクフルト証券取引所に上場[1]、メルセデス・ベンツ・グループの持ち株比率は35%に下がった[2]。
ダイムラー・トラック部門には、メルセデス・ベンツ・トラック、フレイトライナー・トラックス、ウェスタンスター、バーラト・ベンツ、トーマス・ビルト・バス、FUSO(三菱ふそう)、ライゾン[6]の各ブランドが属している[7]。ダイムラー・バス部門には、メルセデスベンツ・バスに加えて、バーラト・ベンツ、三菱ふそう、ゼトラが含まれる[8]。ダイムラー・バス部門は2018年、中核市場と位置づけるヨーロッパ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチンで優位を維持し、全世界では30,888台の車両を販売した。
2018年の主要市場別販売割合は、 NAFTA諸国が37%、アジアが32%、西ヨーロッパ( EUとノルウェーとスイス)が17%、ラテンアメリカ(NAFTA加盟国のメキシコを除く)が7%だった[9]。
ブランド一覧
[編集]- メルセデス・ベンツ・トラック:小型、中型、大型トラック。
- フレイトライナー・トラックス:中型および大型トラック、バン
- ウェスタン・スター・トラックス :大型トラック
- トーマス・ビルト・バス:スクールバス
- 三菱ふそう:小型・中型・大型トラック
- ライゾン:アメリカ向け中型トラック
- バーラト・ベンツ :インドのトラックブランド
- TruckStore :中古車、融資、リース、レンタル、保証およびサービス契約、買戻し[10]
- ゼトラ :ドイツのバスブランド
- Fleetboard :移動体通信システム
財務
[編集]2018年末のダイムラーグループの全従業員298,683人(2017年:289,321人)のうち、82,953人(2016年:79,483人)がダイムラー・トラック部門で働いており、そのうち30,447人(2017年:30,424人)がドイツで、16,647人(2017年:15,002人)が米国で雇用されている。
2019年の収益は、ダイムラー・トラックが402億ユーロ、ダイムラーバスで47億ユーロだった[11]。
拠点
[編集]ダイムラー・トラックとダイムラーバスの拠点または子会社は、ドイツ、トルコ、コロンビア、フランス、ポルトガル、米国、スペイン、メキシコ、ブラジル、日本、南アフリカ、インドにある[12]。
ダイムラーバス
[編集]アルゼンチン
ブラジル
コロンビア
チェコ
フランス
ドイツ
インド
インドネシア
メキシコ
南アフリカ
スペイン
トルコ
ダイムラー・トラック
[編集]アルゼンチン
ブラジル
フランス
ドイツ
インド
日本
メキシコ
ポルトガル
ロシア
アメリカ
- クリーブランド (ノースカロライナ州)
- ガストニア (ノースカロライナ州)
- ハイポイント (ノースカロライナ州)
- マウント・ホリー (ノースカロライナ州)
- ポートランド (オレゴン州)
- レッドフォード郡区 (ミシガン州ウェイン郡)
- ガフニー (サウスカロライナ州)
トルコ
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “親会社ダイムラートラック社、フランクフルト証券取引所への上場手続きを完了”. ダイムラー・トラック・アジア(DTA). 2022年1月27日閲覧。
- ^ a b “ダイムラートラック上場、高級車との分離が完了”. 日本経済新聞 (2021年12月11日). 2021年12月12日閲覧。
- ^ Carey (3 February 2021). “Daimler to spin off truck unit, sharpen investor focus on Mercedes-Benz”. Reuters. 4 February 2021閲覧。
- ^ “Automaker Daimler to spin off trucks business, change name”. Yahoo Finance Canada (3 February 2021). 7 February 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。4 February 2021閲覧。
- ^ tagesschau.de. “Daimler besteht künftig aus zwei unabhängigen Teilen” (ドイツ語). tagesschau.de. 2021年10月3日閲覧。
- ^ “独ダイムラー・トラック、米で中型EVトラックブランド立ち上げ”. 2023年4月28日閲覧。
- ^ “ダイムラー、2015年に50万台以上のトラックを販売”. Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corporation (2016年1月15日). 2021年12月25日閲覧。
- ^ AG. “Marken Daimler Buses | Daimler Truck AG” (ドイツ語). Daimler Truck AG. 2021年10月3日閲覧。
- ^ “Daimler Trucks: Rekordjahr 2018 mit Höchstwerten bei Absatz, Umsatz und Ertrag - Absatzplus für 2019 erwartet” (ドイツ語). marsMediaSite. 2021年10月3日閲覧。
- ^ “About TruckStore – we love trucks” (英語). Daimler Truck AG. 2021年12月25日閲覧。
- ^ “Daimler teilt sich auf - omnibus.news” (ドイツ語). 2021年10月3日閲覧。
- ^ Daimler Truck AG. “Daimler Trucks & Daimler Buses Standorte | Daimler Truck AG” (ドイツ語). Daimler Truck AG. 2021年10月3日閲覧。
外部リンク
[編集]- ダイムラー・トラック
- Daimler Truck AG (DaimlerTruckAG) - Facebook
- Daimler Truck AG (@daimlertruck) - X(旧Twitter)
- Daimler Truck AG - YouTubeチャンネル