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ウニクレディト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウニクレディト
UniCredit S.p.A.
本社の入居するミラノのウニクレディト・タワー (中央のビル)
本社の入居するミラノのウニクレディト・タワー
(中央のビル)
種類 株式会社
市場情報 BITUCG
WSEUCG
本社所在地 イタリアの旗 イタリア
20154
Piazza Gae Aulenti 3 - Tower A, ミラノ
設立 1998年 (26年前) (1998)
業種 銀行業
代表者 Giuseppe Vita(会長
Jean Pierre Mustier(CEO
従業員数 75,040人 (2022年)
外部リンク コーポレートサイト(英語)(イタリア語)
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ウニクレディト (イタリア語: Unicredit S.p.A.) は、イタリア国籍のカトリック系メガバンクオーストリア銀行などを子会社とする。ミラノ中心部に建つウニクレディト・タワーでグループ全体を管理している[注釈 1]イタリア証券取引所ワルシャワ証券取引所に上場している。2008年ウニクレーディト・イタリアーノUniCredito Italiano)から改称した。

沿革

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1998年ジェノヴァに拠点を置く「クレーディト・イタリアーノ」(イタリア信用銀行)と、ボローニャに拠点を置く「ローロ銀行1473」(Rolo Banca 1473)、トリノに拠点を置く「ウニクレーディト」とが合併して、「ウニクレーディト・イタリアーノ」が生まれた[1]

1999年にはウニクレーディト・イタリアーノ・グループにトレントのトレント・ロヴェレート貯蓄銀行 (Cassa di Risparmio di Trento e Rovereto) と、トリエステのトリエステ貯蓄銀行 (Cassa di Risparmio di Trieste) が参加。

ベルルスコーニ政権下、2002年の7月から9月にかけて、「S3プロジェクト」として7つの銀行が合併。

2003年1月1日には、家庭や小規模企業を対象とした「ウニクレディト銀行」(Unicredit Banca)、富裕層を対象とした「ウニクレディト個人銀行」(Unicredit Private Banking)、企業を対象とした「ウニクレディト企業銀行」(Unicredit Banca d'Impresa) といった、省略した形式であるウニクレディト (Unicredit) という商標を付加した3つの新しい銀行を創設した。

さらに2003年には、既にグループに所属していたウンブリア銀行(旧ペルージャ貯蓄銀行)とカプリ貯蓄銀行が合併。

2005年には、ヒポ・フェラインスバンクAG(HVBグループ)に対し株式公開買い付けを行い買収。同行のルーツは、同順でバイエルン国王ルートヴィヒ1世2世の勅許を得た、ヒポバンク(Bayerische Hypotheken- und Wechsel-Bank)とバイエルン連合銀行(Bayerische Vereinsbank)であった。

2007年にウニクレディトは、当時イタリア第4の銀行グループであったカピターリア(Capitalia S.p.A.)を吸収合併、この時に登記上の本拠地をジェノヴァから移転した。

2010年、子会社のローマ銀行(Banca di Roma)やシチリアパレルモのシチリア銀行(Banco di Sicilia)を吸収合併した。

2010年代に入り、カザフスタンラトビアで展開していた商業銀行事業から撤退、赤字経営に転落し、不良債権はヨーロッパの金融機関としては最大規模に膨張した[2]。従業員の削減が実施され、アメリカの投資会社を中心とする増資や不良債権の売却など、経営再建の途上にある[3]

2022年に入り、国外の拠点のうち、東京ロンドンムンバイシンガポール北京上海香港の各オフィスを閉鎖、ニューヨークの拠点も縮小するなどの再建策を実施している[4]

グループ企業

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  • オーストリア銀行
  • HypoVereinsbank(ドイツ)
  • Bank Polska Kasa Opieki Spółka Akcyjna(ポーランド)
  • UniCredit Bank Czech Republic and Slovakia
  • UniCredit Bank Slovenia
  • Zagrebačka banka(クロアチア)
  • UniCredit Bank Serbia
  • UniCredit Bank România
  • УниКредит Булбанк(ブルガリア)
  • UniCredit Bank Russia

脚注

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注釈

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  1. ^ 近世、ミラノはイタリア政策の拠点であった。

出典

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  1. ^ Provvedimento N°24: Credito Italiano / Unicredito” (PDF) (イタリア語). イタリア銀行 (1998年11月2日). 2017年3月24日閲覧。
  2. ^ イタリア銀行部門の不良債権問題と対応策” (PDF). 野村資本市場研究所. 2017年3月24日閲覧。
  3. ^ 欧州を揺るがすイタリア最大銀行の苦境”. ウォール・ストリート・ジャーナル (2016年9月12日). 2017年3月24日閲覧。
  4. ^ Sonia Sirletti (2021年11月17日). “伊ウニクレディト、東京やニューヨークなど国外拠点で人員削減へ”. Bloomberg. https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-11-16/R2O7APDWRGG101 2022年11月20日閲覧。 

外部リンク

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