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テレビマガジン

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テレビマガジン
愛称・略称 テレマガ
ジャンル テレビ情報誌・漫画雑誌
読者対象 未就学児(3〜5歳児向け)
刊行頻度 月刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 本体722円+税
出版社 講談社
刊行期間 1971年11月2日(1971年12月号) - 刊行中
ウェブサイト https://kodomo.kodansha.co.jp/telemaga/
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テレビマガジン』は、講談社より発行される児童向けのテレビ雑誌。通常毎月1日発売(刊号は翌月)。通称はテレマガ

概要

日本初の児童向けテレビ情報誌[1]。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い。

男子児童をメインターゲットにしているが、逆に『プリキュアシリーズ』『セーラームーンシリーズ』など女児向け作品の一部がごくまれに掲載されることもある。創刊から2000年代までは未就学児童から小学生低学年向けだったが、現在は読者の対象年齢を下げて、3歳から5歳までの未就学児向けになっている。

また、ここ30年はアニメ作品は一部を除いて表紙のメインを飾っていない。タイアップは、玩具面では20世紀までは「ミクロマン」「ダイアクロン」「トランスフォーマー」シリーズのタカラ(現:タカラトミー)の玩具がメインだったが、近年は「VOOV」「ワイルドエッグ」「ムシ忍」などバンダイ系ホビーが中心になり、2021年現在のタイアップホビーは「SDガンダム」と「トランスフォーマー」のみである[注釈 1]。音楽面では、創刊から2010年代までは音羽グループキングレコード日本コロムビア中心だったが、2021年現在はキングレコードのみタイアップを行っている。

関連書籍では、1986年発行の『仮面ライダー大全集』に単を発した特別編集シリーズがその資料性の高さから好調な売れ行きをマークした。

創刊からの増刊も含めた通巻ナンバーが表紙に記載されておらず、そのため「創刊○○○号記念号」と銘打った記念号がまだ一度も刊行されていない(競合誌でも『てれびくん』では創刊300号が、『テレビランド』では創刊100号の記念号があった)。

小学館の『てれびくん』が現在唯一の競合雑誌だが、本誌の発行部数も近年は5~7万部で、20万部を持つ競合誌に圧倒的に差をつけられている。[2]

歴史

仮面ライダー』を全面的に取り上げることを目的とし[3]、講談社の第三編集局長だった取締役の牧野武朗と局次長の石森俊夫が、『週刊少年マガジン』編集部員の田中利雄にもちかけて創刊した[4]。命名は牧野による[4]。準備を始めたのが1971年6月だったので、11月2日発売の創刊号(1971年12月号)までは実質的に3か月ほどしかなかったという[4]。当初は巻頭に「少年マガジンコミックス」と掲げてあるとおり[注釈 2]、編集長の宮原照夫以下、『週刊少年マガジン』の編集部員4名がスタッフを担当していたが、宮原は前編集長から引き継ぎされたばかりであったこともあり、実務には田中利雄と加賀博義が当たっていた[4]。田中は1960年代には同誌のグラビア班としてウルトラシリーズに携わっており、特写スチールの扱いに長けていた[4]

当初は幼児絵本のようなカラー口絵に2色刷り画報という装丁で[3]、創刊号は実売13万部と低迷した[4]。そこで1972年3月号から誌面刷新を図り、イラスト主体から新着スチールを多用したグラフ主体に移行した[5][4][3]。このリニューアルは功を奏し、1972年4月号では実売率90パーセント代後半にまで達した[4]。以降も毎月3万部ずつを積み増し、1973年6月号では発行部数最高68万部というピークを迎えた[4]

仮面ライダーシリーズ』や『マジンガーシリーズ』といった人気番組の企画会議に編集者が積極的に参加し、番組の進行に沿って雑誌上で特集を組むことにより、子供たちから絶大な支持を受けることになる。特に特定のヒーロー作品に関する100の秘密事項を取り上げた「ひみつ100」特集などは好評を呼んだ[1]

テレビマガジンの創刊後、1972年に秋田書店の漫画雑誌『冒険王』が『仮面ライダー』を中心とした内容に転換し、1973年には黒崎出版から同種の『テレビランド』が創刊されるなど、追随する競合誌とともに新たなジャンルを築いていった[3]

しかし1970年代後期に入ると、『仮面ライダーシリーズ』、『マジンガーシリーズ』の終了や、『てれびくん』の創刊によって当時の主力特撮・アニメ作品の大半の掲載権を『てれびくん』を発行する小学館に独占され[注釈 3]、ラインナップの面で不利を強いられた本誌は打開策として、オリジナルまんが企画や『ミクロマン』・ラジコンなどのホビー情報や、仮面ライダーやゴジラのリバイバル特集などの試行錯誤でしのぎ続けた。

1979-80年以降は、復活した『ウルトラマンシリーズ』『仮面ライダーシリーズ』や新たに『スーパー戦隊シリーズ』『メタルヒーローシリーズ』『トランスフォーマー』がメインを飾り、特撮作品の記事が誌の大半以上を占めるようになった。おもちゃ記事は、兄弟誌の『コミックボンボン』に受け継がれている(後に『ボンボン』が休刊となり、同誌の漫画部分の雰囲気を持った増刊「テレまんがヒーローズ」が発行されたが、わずか5号のみの刊行となった。現在、おもちゃ記事は本誌で掲載している)。

誌名ロゴが現在の一世代前のものになった1984年1月号から、サイズをそれまでのB5からA4変に変更した。

1990年代に入るとそれまで掲載していなかった過去の特撮作品を取り上げるようになるなど、緩和的な部分が強調された。

近年では、深夜アニメに代表される高年層読者向けの情報も取り上げるようになり、2006年9月号から親読者向け企画「ようこそ!!テレマガcafe」をスタートさせ、特撮作品に出演している俳優・女優陣の対談企画を実施していたが、2010年10月号以降は廃止された。なお、この企画は現在「おともだち」の誌内企画「おともだちプラザ」に引き継がれている。

テレビマガジンの公式ホームページは2011年2月まであったが、2011年3月からは「講談社こども倶楽部」という児童誌総合サイトを開設。テレビマガジンもそのサイトに統合された。また、本誌の記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『キッズボンボン』で配信している。

2020年、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の影響により、創刊以来初となる合併号(8・9月号)が刊行された。

記事・付録について

ヒーロー記事

  • 特撮作品のグラビアページでのCGエフェクト編集は、全て、元漫画家の友杉達也が担当している。なお、特撮作品の映画、イベント用パンフレットの写真は、小学館てれびくん版を公式に使用しているため、テレマガ版は一切使われていない。
  • アニメ作品は、2018年現在は自社作品(『週刊少年マガジン』『モーニング』など)のみ掲載。まれに他社作品(『ケロロ軍曹』(KADOKAWA)、『デジモン』シリーズ(集英社)など)が本誌で掲載されることもある。また、フジテレビ制作の子供向け番組を積極的に掲載している[注釈 4]
  • ガンダムシリーズ』や、『マジンガーシリーズ』、『トランスフォーマー』シリーズなどのロボットアニメには積極的に特集記事を組んでいる。
  • ウルトラシリーズは、長年小学館の独占掲載状態が続いていたため、1980年代まではアニメ作品の『ザ☆ウルトラマン』と『ウルトラマン80』といったテレビシリーズ放送時のみの掲載であったが、過去のシリーズの再編集で構成された帯番組『ウルトラ怪獣大百科』の放送が開始された1988年を境に、過去のウルトラシリーズの記事を掲載するようになった。90年代からは、海外で制作された作品群および平成シリーズの初期3部作を独占掲載した。また、後にビデオドラマシリーズ化される『ウルトラマンネオス』も、1995年のキャラクターデビュー時期から特集していた。
    • 2007~09年度に展開された『ウルトラマンメビウス外伝』シリーズ、2010~13年度展開の『ウルトラマンゼロ』は、競合誌のてれびくんと共に雑誌掲載しているが、【カブト・ザ・キラー】【バキシマム】【ゼロキラーザウルス】などオリジナル怪獣を扱うてれびくんに比べて、テレビマガジンは上記のオリジナル怪獣は扱えないため、内容的にも見劣りしている。また、本誌独自の展開もあるが、これらも円谷プロ公式として扱われていない[注釈 8]
    • ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』以降のウルトラシリーズ関連の映画は、小学館が製作委員会に加わっているのに対し、講談社は広報協力だけで、製作委員会に加わっていない。
    • 2021年は、ウルトラマン55周年(ウルトラシリーズ全般)、ウルトラマンティガ25周年(平成ウルトラマンシリーズ3部作〈「ティガ」「ダイナ」「ガイア」〉)を迎えるが、平成ウルトラ3部作のメインスポンサーだった講談社は、ティガ25周年を全面的に支持。これを期に、講談社はウルトラマンティガ・平成ウルトラ3部作25周年関連の絵本、書籍を随時刊行。テレマガほか児童誌でもティガ・平成ウルトラ3部作のアニバーサリー特集を組む予定。

歴代ヒーロー特集

  • 創刊記念号となる毎年12月号には、ポスターやカード、別冊などの付録や記事などで、かつて掲載されていたアニメ・特撮作品のキャラクターの総特集[注釈 9]が組まれている。
  • また、12月号でなくとも、1990年ごろから、まれに歴代ヒーローの総特集が行なわれることもある。創刊35周年を迎えた2006~07年度には、ほぼ毎月歴代ヒーロー特集が掲載されていた。
  • 紹介される作品は基本的にテレマガ掲載の作品がほぼすべてだが、まれに本放送時、小学館刊行の雑誌がメインの掲載雑誌だったため、掲載できなかったヒーロー作品に関しても、上記の特集記事や別冊書籍シリーズ(下記参照のこと)でフォローされることが多い[注釈 10]
  • ただし、2010年および2013年 - 2015年度の12月号は、「創刊○周年記念企画」が展開されず、前者はその代替としてスーパー戦隊シリーズの歴代レッドレンジャーの雄姿をまとめたDVDが付録になったが、2013年度の代替は後述の2014年2月号の付録DVDを待つことになり、2014年度も2015年2月号に本誌内の記事で過去の代表的なヒーロー[注釈 11]の特集が掲載される程度であった。2016年12月号には4年ぶりの創刊記念企画として、創刊45周年記念ポスターが巻頭付録となったが、それ以外の記念特集は一切展開されなかった。
  • 2019年5月号では、平成から令和に変わるため『ありがとう平成ヒーロー大集合』という平成時代に制作された特撮ヒーローの特集記事を組んでいる[注釈 12]

おもちゃ情報

  • 2006年にシリーズ開始され、現在も展開中の『トミカハイパーシリーズ』は、競合誌のてれびくんと共に連載されていたが、諸般の事情により、2010年9月号で連載を打ち切っている。また、2017年放送のテレビアニメ『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド-機動救急警察-』は、小学館児童誌独占掲載のため、本誌および講談社幼年誌(『おともだちゴールド』など)では一切掲載していない。この他、2019年展開の新シリーズ、2020年放送のテレビアニメ『トミカ絆合体 アースグランナー』も引き続き小学館児童誌独占掲載になるため、本誌および講談社幼年誌での掲載予定はない。『プラレール』に至っても同様で、テレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』関連も小学館での掲載のため本誌および講談社幼年誌では一切掲載していない。
  • 『テレビマガジン』で掲載されているデータカードダス関連の記事は、2021年現在は『仮面ライダーバトルガンバライジング』のみ。アニメ原作やゲームオリジナル企画などの作品は、まったく掲載されていないか、簡単な解説のみである。また、他社から発売されているトレーディングカードゲームトレーディングカードアーケードゲーム関連のアニメ作品は、小学館、集英社、KADOKAWAの雑誌中心に掲載されているため、講談社は一切掲載していない。
  • 『ガンダム』シリーズの雑誌掲載から長らく続いていた『ガンプラ』コーナーは、2021年現在も継続中。2018年11月号より『SDガンダム ラボ』を連載開始。『SDガンダムBB戦士』『SDガンダム クロスシルエット』などSDガンダム関連のガンプラのみ掲載(一部の作品[注釈 13]を除く)。2013年9月号から2018年5月号までは『君も入ろう!テレマガプラモ隊』のタイトルで『ガンプラ』のほか、バンダイ[注釈 14]オリジナルのプラモや、他社版権アニメ作品[注釈 15]関連プラモ、他社商品のプラモを掲載していた。
  • 本誌巻末には、競合誌てれびくんと同じく、この月に発売される予定の玩具、食玩、ゲームの情報コーナーを設けている。てれびくんとは違い、本誌ではモノクロページでの掲載となっている。また、競合誌てれびくんではYouTubeの玩具情報チャンネル『レオンチャンネル』との連動企画を設けているが、本誌ではそれらの連動企画は一切ない。
    • 『スーパー戦隊』『仮面ライダー』『ウルトラシリーズ』関連玩具は、個別コーナーのところで大きく掲載されているので、このコーナーで掲載されることはあまりない。
    • ポケモン』『妖怪ウォッチ』など小学館で扱っているホビーは扱えないため、本誌で掲載されている玩具は幼児向け知能玩具が多め。また、対象年齢15歳以上とされるハイターゲット向けの玩具、食玩を扱う場合もある[注釈 16]
    • ゲームソフトも紹介しているが、2020年現在はSIE製ゲーム機(PS4など)向けのゲームソフト[注釈 17]基本プレイ無料ソーシャルゲーム(PC、アプリ[注釈 18])のみ掲載。任天堂製ゲーム機などの他社ゲーム機向けのゲームソフトは一切掲載していない。この他に『龍が如く』シリーズ(セガ)などといった、ハイターゲット向けのゲーム[注釈 19]も本誌に掲載される場合がある。

付録、読者サービス

  • 付録には掲載されている作品のキャラクターや登場メカのペーパークラフトがメインである。歴代ヒーロー特集でも触れられているように、トランプやカード、ポスターの付録も多いが、かつては別冊付録が付くこともあった。
  • 玩具付録では、競合誌『てれびくん』が特撮ヒーローのDXなりきり玩具などにも対応可能な雑誌限定玩具付録を積極的に出すのに対し、本誌は消極的で、ほとんどチープトイを出すことが多い[注釈 20]。また、講談社が刊行している特撮ヒーロー関連のお遊びムック(『~とあそぼう』シリーズ)でソフビヒーローなどの食玩・ガシャポン系玩具付録を出すことはあるが、DXなりきり玩具対応の付録を出すことはない。
  • 毎年2月号には掲載されている作品のキャラクター[注釈 21]を使った『大金持ちゲーム』という、すごろくゲームの付録が付いていた。2018年現在も不定期ペースで継続中。
  • てれびくん』と同じく、東映ヒーローオリジナルビデオ(現在はDVD)の誌上通販企画(読者サービス)が行われていた。『てれびくん』が『仮面ライダー』シリーズに対し、『テレビマガジン』は『スーパー戦隊』シリーズである。スーパー戦隊とくせいビデオ(またはDVD)全員サービスは、1994年展開の『忍者戦隊カクレンジャー』から、2011年展開の『海賊戦隊ゴーカイジャー』まで行われ、2012年展開の『特命戦隊ゴーバスターズ』から、2015年展開の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』までは、スーパー戦隊とくせいDVDは付録で出していたが、2016年は廃止され現在全員サービスは行われていない。なお、スーパー戦隊関連DVDは、2018年からは『てれびくん』主導になった。また、DVD『スーパー戦隊 ラストスペシャルエディション 特別版』に同梱されている『超全集』でも、テレマガとくせいDVDのみ登場するアナザーフォームは一切掲載していない[注釈 22]
  • 仮面ライダーバトル ガンバライド』が『テレマガ』で雑誌掲載されるようになってからは、『データカードダス』対応のカードを付録に出すようになったが、2017年現在は年1回の不定期ペースで『ガンバライジング』カードのみ付録で出している[注釈 23]。また、『てれびくん』で積極的に行なっている読者投稿企画(読者が考えたオリジナルキャラクターやオリジナル必殺技募集コンテスト。最優秀作品にはカード化される)は『テレビマガジン』では全く行なわれていない。
  • 2009年ごろから2015年までは、歴代東映ヒーロー関連のDVDが付録に付けていた。ただし、権利の関係上、その作品のBGMは別の曲に差し替えられている[注釈 24]。2016年以降は上記の大金持ちゲームなど別の付録に切り替わったため廃止した。

増刊号

  • 1973年に仮面ライダーを大々的に扱った増刊を刊行して以降、特定の作品のみを扱った傾向だったが、75年からまんが作品を大量に掲載した増刊号を年に3回刊行する体制がとられ、78年まで続き以降はヒーロー作品の特集を主体とした増刊が89年まで不定期に刊行された。
  • 90年代には平成ウルトラマンシリーズ3部作(「ウルトラマンティガ」「ウルトラマンダイナ」「ウルトラマンガイア」)のみを扱った増刊が毎年1冊刊行。
  • 2008-2009年にはコミックボンボンとの連携で当時第5シリーズのアニメが製作されていた「ゲゲゲの鬼太郎」の総集編2冊と、「テレまんがヒーローズ」を刊行。なお「鬼太郎」は第6シリーズが放送中の2018年にも総集編が刊行されているが、こっちは講談社MOOKでの扱いとなっている。
  • 2010年からは当時の仮面ライダー・スーパー戦隊作品を取り上げた「○○とあそぼう!」シリーズが刊行されたが、2013年の「仮面ライダーウィザードとあそぼう!」を最後にシリーズの刊行は講談社MOOKへと移行。以後増刊号は刊行されていない。
  • 増刊とは別にテレビマガジン別冊として1977年に刊行された「ミクロマンブック」がある。

その他

  • 競合誌てれびくんと同じく、掲載されている作品のキャラクターや登場メカをかたどったクイズ、迷路遊びの落書きページがある。『ポケモン』、『たまごっち!』のキャラクターを用いているてれびくんとは対照的に、テレビマガジンは『ガンダム』(または『SDガンダム』)『トランスフォーマー』のキャラクターを用いている。
  • 連載漫画は、創刊当初からヒーロー作品のコミカライズを多く掲載されていた。しかし年代を下るごとに連載本数は減少し、『へろへろくん』の終了以降は連載漫画はしばらくの間行われなかったが、2016年7月号から9月号まで『かいじゅうキング ゴジラ』の漫画を掲載していた。現在も『トランスフォーマー』など掲載されている作品の読み切り漫画や教育向け読み切り漫画を不定期に掲載している。

現在の掲載作品

※()内は掲載期間を表す。 ※太字はメインに取り扱っている作品。

定期掲載

不定期掲載

過去の掲載作品

量が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。右にある[表示]をクリックすると一覧表示される。

増刊号一覧

刊行年 号名 本誌巻数 概要
1973年 9月号増刊・仮面ライダー大百科号 第3巻第10号 「仮面ライダー」「仮面ライダーV3」を全般的にフィーチャーした。
2000年に講談社から発売された「仮面ライダー LIMITED BOX」に復刻版が封入された。
1974年 8月号増刊・マジンガーZ大百科号 第4巻第9号 「マジンガーZ」を全般的にフィーチャーした。
2003年に東映ビデオから発売されたDVD「マジンガーZ BOX2」に縮小復刻版が封入された。
1975年 1月号増刊・アマゾンライダー・天才バカボン特集号 第5巻第2号 「仮面ライダーアマゾン」と「天才バカボン」を全般的にフィーチャーした。
4月号増刊・3大ヒーロー大百科号 第5巻第6号 「グレートマジンガー」「ゲッターロボ」「仮面ライダーストロンガー」を全般的にフィーチャーした。
8月号増刊・人気まんが7大ヒーロー大行進ジャンボ号 第5巻第11号 掲載作品
「決死戦7人ライダー」
「ボスボロットだい」
「天才バカボン」
「宇宙円盤大戦争」
「勇者ライディーン」
「グレートマジンガー対ゲッターロボG空中大激突」
1976年 1月号増刊・人気ヒーロージャンボ号 第6巻第2号
4月号増刊・8大ヒーロージャンボ号 第6巻第6号 掲載作品
「ボスボロットだい」
「元祖天才バカボン」
「アクマイザー3」
「勇者ライディーン」
「鋼鉄ジーグ」
「ミクロマン」
「グレンダイザー対グレートマジンガー」
8月号増刊・夏休み新ヒーローせいぞろいジャンボ号 第6巻第11号
1977年 1月号増刊・10大ヒーロー大行進まんが号 第7巻第2号 掲載作品
「ボロッ殿だい」
「円盤戦争バンキッド」
「忍者キャプター」
「宇宙鉄人キョーダイン」
「ぐるぐるメダマン」
「バトルホーク」
「元祖天才バカボン」
「マグネロボ ガ・キーン」
「ミクロマン」
「UFOロボ グレンダイザー」
4月号増刊・人気ヒーロー大登場ジャンボ号 第7巻第6号
8月号増刊・夏休みスーパーカー人気まんが大行進ジャンボ号 第7巻第11号
1978年 1月号増刊・スーパーカーと人気まんが号 第8巻第2号
4月号増刊・飛べ!孫悟空と人気まんが号 第8巻第6号 「飛べ!孫悟空」を中心とした内容で構成。
9月号増刊・仮面ライダーと人気まんが 第8巻
1980年 8月号増刊・夏休みびっくり増刊号 第10巻第9号
1987年 5月号増刊・超人機メタルダー・光戦隊マスクマン ドッキリまるごと超百科号 第17巻
8月号夏休み増刊・トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ超百科号 第17巻
1989年 8月号増刊・ウルトラマン大特集号 第19巻
1997年 8月号夏休み増刊・ウルトラマンティガわくわくブック 第27巻第9号 「ウルトラマンティガ」を全般的にフィーチャーした。
1998年 1月号冬休み増刊・ウルトラマンダイナわくわくブック 第28巻第2号
冬休み増刊・ウルトラマンガイアわくわくブック
2002年 8月号増刊・夏休み映画わくわくブック 第32巻第9号 当時の掲載作品の劇場版作品を紹介。
2008年 4月号増刊・テレまんがヒーローズ 第38巻
5月号増刊・ゲゲゲの鬼太郎 総集編 春号 第38巻第6号 「コミックボンボン」増刊として刊行された第1号、「別冊ボンボン」として刊行された冬号の続編にあたる。
増刊・ゲゲゲの鬼太郎 総集編 夏号 第38巻
9月号増刊・テレまんがヒーローズ 第38巻第13号
2009年 1月号増刊・テレまんがヒーローズ 第39巻
4月号増刊・テレまんがヒーローズ 第39巻
9月号増刊・テレまんがヒーローズ 第39巻
2010年 6月号増刊・ゴセイジャーとあそぼう! 第40巻
8月号増刊・ゴセイジャーとあそぼう! 第40巻
2011年 1月号増刊・ゴセイジャーとあそぼう! 第41巻
6月号増刊・仮面ライダーオーズとあそぼう! 第41巻
7月号増刊・ゴーカイジャーとあそぼう! 第41巻
2012年 5月号増刊・仮面ライダーフォーゼとあそぼう! 第42巻
7月号増刊・仮面ライダーフォーゼとあそぼう! 第42巻
8月号増刊・ゴーバスターズとあそぼう! 第42巻
2013年 1月号増刊・仮面ライダーウィザードとあそぼう! 第43巻第2号

関連書籍

  • テレビマガジン・カラームック
  • テレビマガジン・カラースペシャル
  • テレビマガジン・グレート百科
  • テレビマガジン・でかでかポスターブック
  • テレビマガジン特別編集
  • テレビマガジンデラックス

脚注

注釈

  1. ^ 『てれびくん』ではトランスフォーマー以外のタカラトミースポンサーのアニメを取り扱っている関係上、現在はTF関連の記事はテレマガに譲っている。
  2. ^ 創刊当初のキャッチコピーは「少年マガジンのおとうと雑誌」であった[1]
  3. ^ 講談社と小学館はライバル関係。特に『ウルトラマン』など円谷プロダクション作品はしばらく、1980年代までは『トリプルファイター』や『ウルトラマン80』など、一部の例外を除いて、小学館の独占契約になっていた。
  4. ^ ただし、『トリコ』(集英社)『金色のガッシュベル!!』(当時:小学館)などの他社の漫画誌が原作のアニメや、『モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON』など他社漫画誌タイアップのアニメ作品は掲載されない場合あり。
  5. ^ 小学館の学習雑誌でも、映画公開時のみマジンガーシリーズの特集が組まれていた。
  6. ^ 2013年以降のアニメ作品(『ガンダムビルドファイターズ』『ガンダム Gのレコンギスタ』『ガンダムビルドファイターズトライ』『機動戦士ガンダムUC RE:0096』『機動戦士ガンダムNT』『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』ほか)や『ガンダムトライエイジ』などガンプラ以外の関連商品においても、講談社は一切情報掲載していない。ただし『Gレコ』『GBFトライ』『UC RE:0096』に関しては、本誌では関連商品をプラモコーナーで紹介していた。
  7. ^ トランスフォーマー キスぷれ』『トランスフォーマー レジェンズ』などの15歳以上対象の商品や、小学館主導の『参乗合体 トランスフォーマーGo!』(侍チーム編)など。
  8. ^ 【カブト・ザ・キラー】と【バキシマム】は、小学館の児童誌で展開していた『大怪獣バトル』オリジナル怪獣コンテストの受賞作品のため、講談社の雑誌では掲載不可能。また『ウルトラマンフェスティバル』関連企画のテレマガオリジナル怪獣・オリジナル必殺技も、小学館刊行の公式資料本では一切掲載していない。
  9. ^ ただし、年度によっては特撮のみの場合もある。1992~95年、2002~05年、2009年、2011年が相当する。
  10. ^ 主な例をあげれば、第2期ウルトラシリーズの各作品、仮面ライダーシリーズでは『仮面ライダーBLACK』、『真・仮面ライダー 序章(ビデオ作品)』、スーパー戦隊シリーズでは『秘密戦隊ゴレンジャー』、『ジャッカー電撃隊』などがそれにあたる。
  11. ^ アニメ作品は『マジンガーZ』、『グレートマジンガー』、『機動戦士ガンダム』の3作品のみが取り上げられた。
  12. ^ ただし『ビーロボカブタック』『美少女仮面ポワトリン』などのコメディ系、『牙狼<GARO>』『大魔神カノン』など深夜特撮作品、『ガールズ×戦士シリーズ』など他誌掲載作品を除く。
  13. ^ 主にKADOKAWA、小学館の雑誌で掲載されているガンダム作品とTVシリーズの公式スピンオフ作品。
  14. ^ 2018年4月から子会社のBANDAI SPIRITSが製造・販売するが、本誌は引き続きバンダイ名義で記載。
  15. ^ ただし、『ダンボール戦機』『ポケットモンスター』『妖怪ウォッチ』関連商品は、小学館独占掲載のため掲載不可。また、KADOKAWAグループ関連の商品も一部を除いて掲載不可となっている。
  16. ^ これは、現在の講談社にホビー専門の雑誌が存在していないための処置ともいえる。
  17. ^ マルチプラットフォームによる複数のゲーム機で発売されているゲームソフトも、SIE製ゲーム機版のみ掲載。
  18. ^ ただし小学館、集英社、KADOKAWAタイアップのアプリゲームを除く。
  19. ^ CEROレーティング【C】、【D】に該当するゲーム。暴力描写、性的描写の強い【Z】は掲載しない。
  20. ^ 2010年から2013年前半の一時期に雑誌限定玩具付録を出していたが、現在は一切出していない。
  21. ^ 主に「仮面ライダー」「ウルトラマン」「スーパー戦隊」「トランスフォーマー」。年度にもよるが「SDガンダム」または「ガンダム」の一部作品など。
  22. ^ 『超全集』は、競合誌てれびくん特別編集による公式資料本であるため、上記のウルトラシリーズ同様、東映公式として扱われていない。なお、本誌でのDVD製品情報は通常版のみ記載。
  23. ^ 主役ライダーの最新フォームのカードを出している競合誌とは異なり、テレマガは主役ライダーの基本フォームのみ。また、付録カードのレアリティも競合誌はスーパーレアカード(キラカード)に対して、テレマガはコモンカードのままである。
  24. ^ これは、競合誌のてれびくんでも同じ。
  25. ^ テレビ東京系の番組『おはスタ』で放送されているテレビアニメ版は掲載していない。
  26. ^ 両商品とも通常商品のみ掲載。トミカは講談社児童誌連合企画でデザインコンテストを行っている。なお、『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド』『トミカ絆合体 アースグランナー』関連商品、『新幹線変形ロボ シンカリオン』関連商品は掲載不可。
  27. ^ 「コミックボンボン」で掲載されたエピソードの再録。

出典

  1. ^ a b c 変身ヒーロー大全集 1995, p. 178, 「変身ブーム博物館II 雑誌」
  2. ^ ヒーロー雑誌が苦境 男の子なら通る道、じゃなくなった|朝日新聞(2021年2月15日)”. 2021年2月24日閲覧。
  3. ^ a b c d 「『テレビマガジン』の創刊」『仮面ライダー1971-1984 秘蔵写真と初公開資料で蘇る昭和ライダー10人』講談社 編、講談社、2014年11月20日、146頁。ISBN 978-4-06-218566-0 
  4. ^ a b c d e f g h i OFM仮面ライダー8 2004, p. 33, 高橋和光「ヒット商品の舞台ウラ 第2回 テレビマガジン(講談社)」
  5. ^ 変身ヒーロー大全集 1995, p. 131, 「概説 変身ブームの変遷」.
  6. ^ 講談社シリーズMOOK 仮面ライダー昭和VOL.10 仮面ライダーBLACK 10ページより

参考文献

  • 『テレビマガジン特別編集 変身ヒーロー大全集』講談社、1995年11月30日。ISBN 4-06-178419-6 
  • 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.8 スカイライダー』講談社、2004年7月9日。ISBN 4-06-367087-2 

関連項目

外部リンク

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