安藤百福発明記念館 横浜
安藤百福発明記念館 横浜 Cupnoodles Museum Yokohama | |
---|---|
施設情報 | |
正式名称 | 安藤百福発明記念館 横浜 |
愛称 | カップヌードルミュージアム 横浜 |
前身 | 安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム) |
専門分野 | インスタントラーメン |
来館者数 | 800万人 (2019年4月5日時点) |
館長 | 筒井之隆 |
事業主体 | 日清食品ホールディングス、安藤スポーツ・食文化振興財団 |
建物設計 | 地上5階、地下1階 |
延床面積 | 約10,000 m2 |
開館 | 2011年(平成23年)9月17日 |
所在地 |
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-3-4 |
位置 | 北緯35度27分19.7秒 東経139度38分19.9秒 / 北緯35.455472度 東経139.638861度座標: 北緯35度27分19.7秒 東経139度38分19.9秒 / 北緯35.455472度 東経139.638861度 |
アクセス | みなとみらい線みなとみらい駅あるいは馬車道駅下車、徒歩10分程(#交通も参照) |
外部リンク | カップヌードルミュージアム 横浜 |
プロジェクト:GLAM |
安藤百福発明記念館 横浜(あんどうももふく はつめいきねんかん よこはま、愛称:カップヌードルミュージアム 横浜)[1]は、神奈川県横浜市中区新港にあるインスタントラーメンの博物館(企業博物館)。
日清食品ホールディングス株式会社、ならびに公益財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団が共同運営する。なお、当初は名称の後尾に横浜を付さず、単に「安藤百福発明記念館」(カップヌードルミュージアム)としていたが、後述のように東西施設名称統一の一環で現名称に改称となった[1]。
概要
[編集]当館は、インスタントラーメンの発明者で、日清食品創業者、安藤スポーツ・食文化振興財団創設者である安藤百福の生誕100周年(2010年)と、世界初のカップラーメンである「カップヌードル」の発明(1971年)40周年を記念して、2011年9月17日に開設された。
安藤百福が世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明した場所・大阪府池田市には、1999年11月に「インスタントラーメン発明記念館」(現:安藤百福発明記念館 大阪池田)[1]が開設されているが、広く東日本や世界に向けて安藤百福の功績を伝えるため、2番目の記念館として横浜みなとみらいに建設された。
ミュージアムのテーマは、生涯を食の創造開発に尽くした安藤百福の精神「クリエーティブ・シンキング=創造的思考」で、発明・発見の楽しさやベンチャーマインドの大切さを子供たちに伝えることを目的とした。全館、見て、触って、作って、食べる、大人から幼児まで一緒に遊んで楽しめる「体験型ミュージアム」である。
施設の総合プロデュースはアートディレクターの佐藤可士和。館長の筒井之隆は筒井康隆の実弟。
2012年8月9日に累計入館者数100万人を達成し、同年12月、神奈川県知事(黒岩祐治)より「神奈川観光大賞グランプリ」を受賞。その後も、毎年100万人を超える入館者数を記録し、2019年4月、オープンから7年7か月目に累計入館者数800万人を達成した。日本有数の企業ミュージアムである。
2017年9月15日より、東西の施設名称を統一することとなり、当館の名称は横浜を付した「安藤百福発明記念館 横浜」(愛称:カップヌードルミュージアム 横浜)に改称。大阪府池田市の「インスタントラーメン発明記念館」は「安藤百福発明記念館 大阪池田」(愛称:カップヌードルミュージアム 大阪池田)に改称となった[1]。
主な館内施設・展示
[編集]- 「インスタントラーメンヒストリーキューブ」- 日清食品の製品を中心に、日本や世界のインスタントラーメンのパッケージ3000点を一堂に展示している。
- 「百福シアター」 - 安藤百福の発明・発見に至る苦労や開発秘話を漫画映画(CGアニメーション)で描いている。(上映時間約14分)。
- 「百福の研究小屋」 - たった一人でチキンラーメンの開発を行った当時の研究小屋を忠実に再現。
- 「安藤百福ヒストリー」 - 発明・発見の足跡、事業成功の記録を全長58メートルの壁面に描いたパノラマ展示。
- 「クリエイティブシンキング ボックス」- 安藤百福の人生を貫いた「クリエイティブシンキング(創造的思考)」を「なんでもヒントにする」「あきらめない」「常識にとらわれない」など、6つのキーワードに表現し、ジオラマや、錯覚を楽しめる部屋、触れば壁面いっぱいにCG映像が現れる展示などで表現している。
- 「チキンラーメンファクトリー」- 90分かけてチキンラーメンを手作りする体験工房(要予約)。
- 「マイカップヌードルファクトリー」- 世界に一つのオリジナルカップヌードルを作れる体験工房。
- 「NOODLES BAZAAR ワールド麺ロード」 - 世界8か国の麺類が屋台形式で食べられる。料理監修は石毛直道国立民族学博物館元館長。
- 「カップヌードルパーク」 - カップヌードルの製造工程をいろいろな遊具で遊びながら体感できるフィールドアスレチック・ジム(幼児小学生以下のみ)、身長制限あり。
所在地
[編集]神奈川県横浜市中区新港2-3-4
交通
[編集]- みなとみらい線「みなとみらい駅」、或いは「馬車道駅」下車、ともに徒歩8分
- JR根岸線及び横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」から徒歩12分
- 桜木町駅から横浜市営あかいくつバス乗車、「カップヌードルミュージアム前」停留所まで約16分
なお、駐車場は40台分のスペースがある。
カップヌードルミュージアムパーク(旧:新港パーク)
[編集]横浜市がみなとみらい新港地区の海沿いにある新港パーク(10街区)のネーミングライツ(命名権)を募集、これに日清食品ホールディングスが「カップヌードルミュージアムパーク」とする提案を行い、認可された(2012年8月1日より2022年7月31日までの10年契約[2]、さらに2022年には2032年7月31日まで10年延長[3])。案内板などの表記も新港パークから「カップヌードルミュージアムパーク」に変更されている[2]。
その他
[編集]みなとみらい地区の11-2街区は3つの区画に分けられており、西側に位置する当館の他にカフェ併設の自動車ショールーム「Audi みなとみらい」(当館と隣接)と、同じくカフェ併設のブライダル施設(結婚式場)「グランドオリエンタルみなとみらい」がある。
脚注
[編集]- ^ a b c d 「インスタントラーメン発明記念館」の名称を「カップヌードルミュージアム 大阪池田」に改称(日清食品ホールディングス 2017年8月10日)
- ^ a b 新港パークはネーミングライツ導入により8月1日からカップヌードルミュージアムパークとなります。 (PDF) 横浜市記者発表資料 2012年7月31日
- ^ ネーミングライツ:横浜市で導入中のネーミングライツ 横浜市政策局 2022年8月23日閲覧
外部リンク
[編集]- カップヌードルミュージアム > “横浜”. (公式ウェブサイト). 2017年12月19日閲覧。
- カップヌードルミュージアム 横浜 (cupnoodles.museum.jp) - Facebook(公式)