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世界の決定的瞬間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ザ・ショックスから転送)

世界の決定的瞬間』(せかいのけっていてきしゅんかん)は、日本テレビ系列で不定期放送される世界各国で起こった事件・事故などのハプニング映像を紹介するバラエティ特番である。

初放送は土曜トップスペシャル内で、1984年5月26日に放送された。このときのタイトルは「カメラが捉えた!決定的瞬間」であった。

1986年には「ザ・ショックス ~世界の目撃者~」という表題で映画化(配給収入2.2億円[1])。その後ビデオシネマ(ビデオ販売専用映画)として続編が製作された。

1985年12月5日放送から木曜スペシャルに移動し、カメラが捉えた決定的瞬間part4~part9、番外編13作品 (カメラが捉えた決定的瞬間シリーズ番外編参照)を放送。

1990年代まではカークラッシュや凶悪事件などの衝撃映像を売り物としていたが、現在では放送基準が厳しくなり、人が死亡する映像はほとんど取り上げられていない。

番組タイトル

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  • 第1回(1984年5月26日)~第9回(1992年2月13日) : カメラが捉えた決定的瞬間 Part○
  • 第?回(1998年2月7日)~第?回(2000年2月12日) : 世界の決定的瞬間!奇跡と感動の大救出(秘)最新版
  • 第?回(2001年10月20日) : 世界の超決定的瞬間!こんな映像見たことない(秘)最新版1000カット
  • 第?回(2002年2月9日) : 世界の超決定的瞬間!こんな映像見たことない(秘)最新版2000カット
  • 第?回(2002年6月9日) : 特命!世界超危険映像(秘)リサーチ!!放送ギリギリ禁断映像今夜限り特別解禁スペシャル!生死分けた3000カット(『特命リサーチ200X-II』特別編として放送)
  • 第?回(2003年1月5日) : 決定的瞬間まる見え!超ギリギリ(秘)禁断映像最新強力版3000カット
  • 第?回(2003年6月21日) : 世界の超決定的瞬間!ギリギリ(秘)映像大放出最新強力版2000カット
  • 第?回(2004年1月3日)~第?回(2004年3月23日) : 決定的瞬間もろ見え!超ギリギリ(秘)禁断映像最新最強版5000カット
  • 第?回(2004年12月30日)~第?回(2005年4月4日) : 世界の超決定的瞬間!!仰天(秘)禁断映像最強版地獄からの大救出スペシャル
  • 第?回(2005年12月26日) : 世界の超決定的瞬間!絶体絶命!!死の淵から奇跡の生還スペシャル~ブラック・ジャックは確かに実在した
  • 第?回(2006年1月9日) : 仰天!爆笑!カメラが見た決定的瞬間世界の衝撃映像
  • 第?回(2007年1月8日)~第?回(2008年1月14日) : ハプニング続出!驚愕!爆笑!世界のスクープ映像
  • 第16回(2007年3月21日)~第17回(2008年1月4日):: 愛と勇気の(秘)実話映像世界の超決定的瞬間!!まさかの大事件SP
  • 第18回(2008年4月14日): 世界の超決定的瞬間!常識ヤブリ!の大事件愛と勇気の(秘)映像SP
  • 第19回(2009年1月12日): 愛と勇気の(秘)実話映像世界の超決定的瞬間!!まさかの大事件SP
  • 第20回(2009年9月29日): 愛と勇気の(秘)実話映像世界の超決定的瞬間!!まさかの大事件SP

「カメラが捉えた決定的瞬間」シリーズ

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  • Part1(1984年5月26日放送)
  • Part2(1984年12月15日放送)
  • Part3(1985年5月11日放送)
  • Part4(1985年12月5日放送)
  • Part5(1988年1月28日放送)
  • Part6(1989年1月19日放送)
  • Part7(1990年3月1日放送)
  • Part8(1991年1月24日放送)
  • Part9(1992年2月13日放送)

オープニング曲及びエンディング曲(Part1~Part9及びカメラが捉えた決定的瞬間スペシャル)

  • オープニング ブルーサンダー (映画) River Chase/HIDE AND SEEK の冒頭、1分47秒。
  • エンディング 大地震(映画) 大地震メインタイトル (日本テレビと出るテロップ部分の音楽は、別物)

映画・「ザ・ショックス~世界の目撃者~」

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TV放送版「ザ・ショックス」シリーズ

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  • 金曜ロードショー「ザ・ショックス 世界の目撃者」(1988年5月27日放送)
同名映画、ビデオ「ザ・ショックスⅡ」の映像をミックス。映像及び、ナレーションの一部追加、差し替え、変更[2]あり。
  • 木曜スペシャル「ザ・ショックス パート2」(1989年4月20日放送)
ビデオ「ザ・ショックスⅣ」、ビデオ「ザ・ショックスⅡ」の映像をミックス。ナレーションのほとんどを差し替え。アラン・バンクスの事故死(1987年5月29日)の映像は、決定的瞬間パート5の流用(ちなみに、2度のスタントが行われたのは同じザントフォールト・サーキットだが、「サーンドフォールト・サーキット」、「ザルトボルト」と誤記されている)。
  • 年末特番 「ザ・ショックス カメラが捉えた決定的瞬間」(1989年12月31日放送)
「カメラが捉えた決定的瞬間Part6」、「ザ・ショックス パート2」の映像をミックス。一部新規での映像を加えたものもある。ビデオ「ザ・ショックスⅣ」、「ザ・ショックス 悪魔の新世紀パート1 ザ・スーパー・クラッシュ」の一部流用もしている。

尚、ザ・エアクラッシュに登場する航空自衛隊浜松基地ブルーインパルスの墜落事故(1982年11月14日)と『奇跡の救出』の一部は、決定的瞬間Part5以前の映像を、ナレーション吹き替えしたものである。

「カメラが捉えた決定的瞬間」シリーズ・番外編

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1988年~1993年に、下記の番外編を放送。

  • 「カメラが捉えた決定的瞬間・動物編」(1988年7月7日放送)
  • 「激写・決定的瞬間スペシャル」 (1991年12月30日放送)
  • 「カメラが捉えた決定的瞬間スペシャル その時カメラは見た!」 (1991年1月3日放送)
  • 「激写・世界の事件簿-その決定的瞬間」 (パート1)1990年6月21日放送、(パート2)1992年1月16日放送、(パート3)1993年2月18日放送
  • 「奇跡の救出-その決定的瞬間」(パート1)1990年9月13日放送、(パート2)1992年9月28日放送
  • 「決定的瞬間・驚異のスーパーカメラアイ」1989年9月21日放送
  • 「決定的瞬間スペシャル 最強版」1992年4月6日放送
  • 「決定的瞬間・爆笑編パート1」 1991年6月13日放送
  • 「決定的瞬間・爆笑編パート2」 1992年8月27日放送
  • 「決定的瞬間・爆笑編正月編」 1993年1月3日放送

主なコーナー

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カメラが捉えた決定的瞬間part1~part9及び決定的瞬間スペシャルまで。但し、「激写・世界の事件簿-その決定的瞬間」シリーズは除く。

  • ザ・ショック
  • 笑っちゃいます大賞
  • ザ・フォーカス
  • ザ・エアクラッシュ
  • ザ・クラッシュ
  • ザ・炎
  • 生死の一瞬
  • ザ・破壊
  • 奇跡の救出 など

1998年世界の決定的瞬間タイトル以降~

  • 犯罪の決定的瞬間・警察カメラ編
  • 犯罪の決定的瞬間・防犯カメラ編
  • 隠しカメラが捉えた犯罪の瞬間
  • スポーツ事故決定的瞬間
  • 仰天!珍事件簿
  • 爆笑!ホームビデオ
  • 世界の一発芸 など

ナレーション

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現在

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2009年9月29日放送

過去

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スタッフ

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現在

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  • 企画・監修:吉川圭三(2009年1月12日から企画・監修、2005年~2007年3月21日までがCP)
  • 構成:豊村剛池田一之吉橋広宣ヒロハラノブヒコ石井裕之
  • リサーチ:NTVIC、佐藤久美子(アガサス)、森雅史
  • ノンリニア編集:荻野崇・坂井知美(ZENITH)
  • リニア編集:馬場泰彦・椎名友教(ZENITH)
  • MA:中田壮広・渡辺貴代司(CRAZY TV)
  • CG:グレートインターナショナル
  • 音効:村上義行、佐藤充(当初~2005年4月4日、2007年3月21日、2008年1月4日~)
  • TK:池田佳寿子
  • デスク:高桑繭子
  • 海外プロデューサー:岩谷友美
  • アシスタントディレクター:小松知朗(ZENITH)
  • アシスタントプロデューサー:國谷茉莉(日本テレビ)、大野敦子
  • ディレクター:松山和久(SFINX)、川名良和(LOGIC)、李英叔(ZENITH)、野木啓二、遠山広(Boom Up)、山本健太郎(ZODIAC
  • 演出:小江翼(日本テレビ)
  • プロデューサー:植松保弘(SFINX、2005年12月26日~)、河村健一郎(ZENITH、2008年1月4日~4月14日まで制作コーディネーター、2007年3月21日はAP)
  • チーフプロデューサー:中村英明(日本テレビ、2009年1月12日からCP、2007年3月21日~2008年4月14日までP)
  • 制作協力:SFINX,inc.ZENITH(2008年1月4日~)
  • 製作著作:日本テレビ

過去のスタッフ

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  • 企画・プロデューサー:梅沢勝哉(日本テレビ)
  • チーフプロデューサー:高橋靖二(日本テレビ)、安岡喜郎(日本テレビ、2001年~2005年4月4日、2008年1月4日)
  • プロデューサー:松本京子(日本テレビ、2004年~2005年12月26日)/柴田紀久(SFINX、当初~2008年4月14日)
  • 総合演出:財津功(2004年~2005年12月26日まで)
  • 演出:古山晃(Sp!ce Factory、2001年~2005年4月4日)
  • ディレクター:諏訪陽介、中野行男、榊知三、吉田雅司、小野恭裕、川本良樹、中井康二、木曽守、鈴木博久、宮森英生、松浦健太郎、李英叔
  • アシスタントディレクター:遠藤剛、中間拓郎・堀内智・岸洋貴(ZENITH)、宮田敦広、今井洋貴、野村希代香
  • 構成:舘川範雄(当初~2005年4月4日)、島津秀泰(2007年3月21日)
  • スーパーバイザー:岸田裕之(モスキート、2001年~2005年4月4日)
  • 海外コーディネーター:OFFICE KEI Inc.
  • ノンリニア編集:柳生俊一(2002年~2005年4月4日)
  • VTR編集:清水良浩(麻布プラザ、2003年~2007年3月21日)、坂野貴之(オムニバス・ジャパン、2008年1月4日)
  • MA:長谷川真哉(麻布プラザ、2003年~2007年3月21日)、清水貴浩(オムニバス・ジャパン、2008年1月4日)
  • CG:神谷渉(Sp!ce Factory)
  • 音効:室加徳彦・黒澤隆昌(佳夢音、2005年4月4日)
  • 制作協力:モスキート(2001年~2005年4月4日まで)、Sp!ce Factory(2001年~2005年4月4日まで)

ビデオ

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「ザ・ショックス ~世界の目撃者~」

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1986年9月21日発売。メディアは、VHS、ベータ、LD。
同名映画のビデオ版。劇場公開時とは異なり下記の映像が割愛され、ファンボロー着陸失敗(1984年9月4日)、セルゲイ・サルバシビリの飛び込み死亡事故(1983年7月16日)の映像が追加される。
省略された映像の一覧
  • 1985年9月10日 山海塾シアトル公演中転落死
  • 1982年7月23日 映画『トワイライトゾーン』撮影現場でのヴィック・モローの死亡事故 (尚、ザ・ショックス4には、劇場公開時の新規シーンをカットし収録)
  • 1985年9月9日  NBCバンコク支局長ニール・デービス取材中、死す (ザ・ショックス4に収録)
  • 1985年5月11日 イギリス・ブラッドフォード・サッカー場火災(英語版) (ザ・ショックス4に収録 金曜ロードショーでのテレビ放送時は放映)
  • ? 年 ? 日 車同士の衝突スタントシーン(ナレーションが違う為。ザ・ショックス2に収録)
  • ? 年 ? 日 人を乗せたままの爆破脱出スタントシーン(ナレーションが違う為。ザ・ショックス4に収録)

スタッフは、映画・『ザ・ショックス~世界の目撃者』を参照。

「ザ・ショックス2 ~20世紀の憂鬱~」

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1987年9月21日発売。メディアは、VHS、ベータ、LD。
カメラが捉えた決定的瞬間part1~part4及び、TV未放送シーンを追加したもの。本作品以後の続編はビデオシネマとして製作・発刊された。
現在では、放送できない貴重なシーンが収録されている。
  • スタッフ
    • 企画:梅沢勝哉
    • プロデューサー・演出:柴田紀久
    • 構成:藤堂平助
    • 編集:榊知三
    • アシスタントディレクター:古賀俊輔
    • 制作進行:渡辺昇
    • 効果:今井敏夫
    • 企画協力:日本テレビ放送網株式会社・東和プロダクション
    • 制作:テレキャスジャパン
    • ナレーター:矢島正明、瀬能礼子、神谷明、梨羽由紀子、中村友美

「ザ・ショックス3 ~アメリカの憂鬱~」

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198?発売。メディアは、VHS、ベータのみ。
「This is America」及び、「This is America Part2」を編集したもの。
決定的瞬間のようなシーンは、殆ど無い。
  • スタッフ
    • テーマ曲:八木正生
    • 日本語版制作:株式会社バップ
    • プロデューサー:ROMANO VANDERBES
    • 企画協力:日本テレビ放送網株式会社・東和プロダクション
    • ナレーター:田中信夫黒木香

「ザ・ショックス4 ~禁断の最終章~」

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1988年9月21日発売。メディアは、VHS、ベータ、LD。
カメラが捉えた決定的瞬間part1~part5及び、TV未放送シーンを追加したもの。
同名映画、ザ・ショックスIIよりは、衝撃度は薄い。後のTV版では、殆どが流用されている。
ビデオ版の発生日時のテロップは灰色だが、TV版はブルーに変わっている。
  • スタッフ
    • 企画:梅沢勝哉
    • プロデューサー・演出:柴田紀久
    • 構成:藤堂平助、吉本俊二
    • 制作進行:渡辺昇
    • 効果:片野正美
    • 制作:SFINX,inc.
    • 企画協力:日本テレビ放送網株式会社・東和プロダクション
    • ナレーター:矢島正明、瀬能礼子、難波圭一、梨羽由記子

「ザ・ショックス 悪魔の新世紀パート1 ザ・スーパー・クラッシュ」

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1989年8月発売。VHSのみ。
カメラが捉えた決定的瞬間part1~part6及び、新規に映像を追加。
カークラッシュ、エアクラッシュ、ラリー事故、レース事故、ビル破壊他を収録。
  • スタッフ
    • 企画:梅沢勝哉
    • プロデューサー・演出:柴田紀久
    • 制作:スフィンクス
    • 音楽:八木正生
    • 企画協力:日本テレビ放送網株式会社・東和プロダクション
    • ナレーター:矢島正明、瀬能礼子、神谷明、梨羽由記子

「ザ・ショックス 悪魔の新世紀パート2 ザッツ・ハプニング」

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1989年10月5日発売。VHSのみ。
カメラが捉えた決定的瞬間part1~part6の中から、お笑いハプニング、犯人乱射等の映像を編集。
笑いあり、ズッコケあり、こけら落としでのハプニング、バスジャック等の一部ショックシーンが後半にある。
ペルシャ湾ホルムズ海峡でのアメリカ艦隊による、イラン航空旅客機撃墜事件は衝撃的である。
詳細は「イラン航空655便撃墜事件」を参照。
  • スタッフ
    • 企画:梅沢勝哉
    • プロデューサー・演出:柴田紀久
    • 制作:スフィンクス
    • 音楽:八木正生
    • 企画協力:日本テレビ放送網株式会社・東和プロダクション
    • ナレーター:矢島正明、瀬能礼子、神谷明、梨羽由記子

「ザ・ショックス 悪魔の新世紀パート3 ザ・スポーツ・スペクタクル」

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1990年6月5日発売。VHSのみ。
カメラが捉えた決定的瞬間part1~part6の中から、スポーツシーンだけを編集。
スキー転倒シーン、スポーツ乱闘、KOシーン、水上ボート事故シーンなどを収録。
  • スタッフ
    • 企画:梅沢勝哉
    • プロデューサー・演出:柴田紀久
    • 制作:スフィンクス
    • 音楽:八木正生
    • 企画協力:日本テレビ放送網株式会社・東和プロダクション
    • ナレーター:矢島正明、瀬能礼子、神谷明、梨羽由記子

「ザ・ショックス 悪魔の新世紀パート4 ザ・ワイルド・パニック」

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1990年7月5日発売。VHSのみ。
カメラが捉えた決定的瞬間動物編を再編集し、新規に映像を追加。
動物ほのぼの編、ハプニング、救出、事故シーンなどがある。
  • スタッフ
    • 企画:梅沢勝哉
    • プロデューサー・演出:柴田紀久
    • 制作:スフィンクス
    • 音楽:八木正生
    • 企画協力:日本テレビ放送網株式会社・東和プロダクション
    • ナレーター:矢島正明、瀬能礼子、神谷明、梨羽由記子

脚注

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  1. ^ 「邦画フリーブッキング配収ベスト作品」『キネマ旬報1987年昭和62年)2月下旬号、キネマ旬報社、1987年、129頁。 
  2. ^ 1944年10月18日イタリアの銃殺刑、並びに1971年9月8日ナイジェリアの公開銃殺刑シーンも放送されているが、この箇所はテレビでは放送禁止に当たるため、前者は銃殺(効果音あり)の箇所はブラックバック、後者は途中でカットされた。

関連項目

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