マクラーレン・M28
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ドニントン・グランプリ・コレクションに展示されているM28 | |||||||||||
カテゴリー | F1 | ||||||||||
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コンストラクター | マクラーレン | ||||||||||
デザイナー | ゴードン・コパック | ||||||||||
先代 | マクラーレン・M26 | ||||||||||
後継 | マクラーレン・M29 | ||||||||||
主要諸元 | |||||||||||
エンジン | フォード・コスワースDFV 2993cc V8 NA ミッドエンジン | ||||||||||
燃料 | カストロール | ||||||||||
タイヤ | グッドイヤー | ||||||||||
主要成績 | |||||||||||
チーム | マールボロ・チーム・マクラーレン | ||||||||||
ドライバー |
ジョン・ワトソン パトリック・タンベイ | ||||||||||
出走時期 | 1979年 | ||||||||||
コンストラクターズタイトル | 0 | ||||||||||
ドライバーズタイトル | 0 | ||||||||||
通算獲得ポイント | 8 | ||||||||||
初戦 | 1979年アルゼンチンGP | ||||||||||
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マクラーレン・M28(McLaren M28)は、マクラーレンが1979年のF1世界選手権用に製作したフォーミュラ1カー。デザイナーはゴードン・コパック。
解説
[編集]マクラーレン初のグラウンド・エフェクト・カーであり、そのスタイルはロータス・79とよく似ていた[1]。モノコックにはノーメックス・ハニカムを使用している。 当初は、ロータスから移籍した、ロニー・ピーターソンがドライブする筈だったが、事故死により実現しなかった。 開幕戦のアルゼンチンGPでジョン・ワトソンが3位になったが、車体が大型化したことによる重量の増加とグリップ不足が露呈。スペインGPで全長と重量を削減したM28B[2]、モナコGPでM28Cと改良型を登場させた[2]が、最終的に同シャシーでの改良使用をあきらめ、イギリスGPよりM29を投入することになった。
スペック
[編集]シャシー
[編集]- シャシー名 M28
- シャシー構造 アルミニウム・ハニカム・モノコック
- 全長 4,393mm
- ホイールベース 2,870mm
- 前トレッド 1,778mm
- 後トレッド 1,626mm
- ブレーキ ロッキード
- サスペンション フロント・リヤ:ダブルウィッシュボーン
- タイヤ グッドイヤー
- ギアボックス マクラーレン/ヒューランドFG400(6速)・マニュアルシフト
- 重量
エンジン
[編集]- エンジン名 フォード・コスワースDFV
- 気筒数・角度 V型8気筒・90度
- 排気量 2,993cc
- 最大馬力 485馬力
- 重量 168kg
- スパークプラグ チャンピオン
- 燃料・潤滑油 カストロール
- インジェクション ルーカス
F1全成績
[編集](key)
年 | タイヤ | No. | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | ポイント | 順位 |
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1979 | G | ARG |
BRA |
RSA |
USW |
ESP |
BEL |
MON |
FRA |
GBR |
GER |
AUT |
NED |
ITA |
CAN |
USA |
15* | 7位 | ||
7 | ワトソン | 3 | 8 | Ret | Ret | Ret | 6 | 4 | 11 | |||||||||||
8 | タンベイ | Ret | 10 | Ret | 13 | DNQ | 10 | 7 |
- DNQは予選不通過。
- *マクラーレン・M29による7ポイントを含む。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『オートスポーツ』 三栄書房、1978. 12/15号、2 - 5頁。
- ダグ・ナイ著 森岡成憲訳 『チーム・マクラーレンの全て THE GRAND PRIX, CAN-AM AND INDY CARS by Doug Nye』 CBSソニー出版、1989年 ISBN 4-7897-0504-8