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中筋川ダム

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中筋川ダム(なかすじがわダム)は、高知県宿毛市平田町黒川地先、一級河川四万十川一次支流の中筋川にある国土交通省直轄ダム多目的ダム

概要

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設計洪水量が1,160トンと非常に大きな値となるため、当初設計でデフレクターを有するとともに提導流壁高も6メートルから11メートルと非常に大きなものとして計画されていたため、拡張レア工法の有する層状施工という特徴をそのまま堤体形状に反映させ、下流面をステップ状にすることで、単調になりがちなダムの景観性の向上をも狙いとし、当初から「中筋川ダム下流面計上検討委員会」を組織し、識者と実務者をそろえ[1]。景観にも配慮する設計とした[2]。この結果、土木学会デザイン賞2001優秀賞受賞。ただしデザイン賞選考時から、汚れが目立っていたという[3]

蛍湖

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中筋川ダム貯水池は「蛍湖」という名で、湖畔の河川敷には蛍湖ゴルフパーク(全9コースのショートコース)がある[4]

脚注

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  1. ^ 岡田他(1992)、土方他(1992,1993)、浜元他(1996)、篠原(1998、2005、2007)
  2. ^ 中筋川ダムの景観設計 [1] ダム協会
  3. ^ 土木学会デザイン賞2001 土木学会景観・デザイン委員会
  4. ^ 四季の大自然と歴史の生きるまち 宿毛”. 高知県宿毛市. 2021年9月6日閲覧。

参考文献

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  • 岡田一天, 和田孚, 尾作悦男:中筋川ダム (構造デザイン - 構造デザインの現場)『土木学会誌』 77(5), p80-83, 1992年3月号
  • 土方猛, 尾作悦男:中筋川ダムの景観設計 (水辺の景観設計とデザイン<特集>)『土木技術』 47(8), p86-93,図p23-24, 1992年8月号
  • 土方猛, 中川達郎:ダムデザインの時代—中筋川ダムの景観設計(『セメント・コンクリート』 (562), p8-18, 1993年12月号)
  • 中筋川ダムパンフレット (PDF) - 四国地方整備局 - 国土交通省
  • 藤原喜啓ほか、「中筋川ダムの景観設計」『コンクリート工学』 1994年 32巻 5号 p.31-40, doi:10.3151/coj1975.32.5_31
  • 藤原 喜啓・上岡 政夫:ダムの景観設計-中筋川ダム (コンクリ-トの美学<特集>〔含 資料〕『セメント・コンクリート』 (570), p104-111, 1994年8月号
  • 柏谷 増男:四万十の自然に溶けこんだ中筋川ダムのデザイン(『土木学会誌』 79(6), p10-13, 1994年5月号)
  • 浜元 勝美・上岡 政夫・宮崎 泰典:中筋川ダムの景観デザイン (特集 景観設計『ダム技術』 (120), 74-83, 1996年9月号)
  • 篠原 修:シビックデザイン批評 中筋川ダム(『建設業界 47(4),1998年4月号)
  • 篠原 修 編 ; 篠原修 [ほか] 著『都市の水辺をデザインする : グラウンドスケープデザイン群団奮闘記』彰国社 2005
  • 篠原 修 編 ; 篠原修 [ほか] 著『ダム空間をトータルにデザインする : GS群団前走記』山海堂 2007

外部リンク

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