信砂駅
信砂駅 | |
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駅全景(2016年10月) | |
のぶしゃ Nobusha | |
◄阿分 (2.7 km) (0.8 km) 舎熊► | |
所在地 | 北海道増毛郡増毛町大字舎熊村字信砂 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 留萌本線 |
キロ程 | 60.2 km(深川起点) |
電報略号 | ノフ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
12人/日(降車客含まず) -1992年度- |
開業年月日 | 1963年(昭和38年)12月1日 |
廃止年月日 | 2016年(平成28年)12月5日 |
備考 |
無人駅 路線廃止に伴う廃駅 |
信砂駅(のぶしゃえき)は、北海道(留萌振興局)増毛郡増毛町大字舎熊村字信砂にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線の駅(廃駅)である。電報略号はノフ。
隣の舎熊駅との駅間距離は0.8 kmで、2016年(平成28年)に留萌駅 - 増毛駅間が廃止されるまでは北海道内最短であった[新聞 1]。 また最終の留萌行き1本は当駅を通過していた。
歴史
[編集]- 1963年(昭和38年)12月1日:日本国有鉄道留萠本線の礼受駅 - 舎熊駅間に信砂仮乗降場(局設定)として新設開業[1]。旅客のみ取り扱い。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に承継。同時に旅客駅に昇格し、信砂駅となる[1]。
- 1990年(平成2年)3月10日:営業キロ設定。
- 1993年(平成5年)2月2日:増毛方に42m移設[2][3]。
- 2016年(平成28年)12月5日:留萌駅 - 増毛駅間の廃止に伴い廃駅[報道 1][報道 2]。
駅名の由来
[編集]当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「ヌプサペッ」(野を流れる川)[4]、また「ヌプ・サ」(原野・浜)の転訛した「ヌプシャ」など、由来には諸説ある。松浦武四郎の日記にも「ノブシャ」と記載されている地である[5]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の北西側(増毛方面に向かって右手側)に存在した[5]。転轍機を持たない棒線駅となっていた[2]。
仮乗降場に出自を持つ開業時からの無人駅[6]で駅舎はないが、ホーム北側出入口附近に待合所を有した[5]。工事現場用のプレハブの建物で[5]、移設時に新築された[5]。トイレはない[5]。ホームは移設後も木製デッキ式であった[5]床面に黄色い誘導ブロックが貼られていた[5]。
1993年(平成5年)2月に附近の信砂川河川改修工事に伴い、42m増毛方に移設された[2]。移設前の駅は、ホームは線路の南東側(増毛方面に向かって左手側)に存在し、駅舎はなくホーム南側出入口附近に阿分駅と同型の待合所を有していた[2]。ホームは増毛方にスロープを有し[2]駅施設外に連絡していた。
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駅全景(2004年6月)
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駅名標(2016年10月)
利用状況
[編集]駅周辺
[編集]農村の集落がある。農耕地が広がっているが、民家や商店もある[5]。
- 国道231号(日本海オロロンライン)
- 北海道道94号増毛稲田線
- 信砂川
- 新信砂川
- 沿岸バス「彦部」停留所
駅跡
[編集]2017年6月ごろ、廃駅舎が解体され更地となっている。同時期に隣接していた踏切も撤去され道路へと改修された。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『日本鉄道旅行地図帳―全線・全駅・全廃線―』 1号・北海道 44頁
- ^ a b c d e f JR・私鉄全線各駅停車 第1巻 『北海道630駅』 157頁
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '93年版』ジェー・アール・アール、1993年7月1日、182頁。ISBN 4-88283-114-7。
- ^ 『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』 107頁
- ^ a b c d e f g h i 『北海道鉄道駅大図鑑』 176頁
- ^ 『無人駅探訪』 148頁
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2018年2月18日閲覧。
報道発表資料
[編集]- ^ 『留萌線(留萌・増毛間)の鉄道事業廃止届の提出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2016年4月28日。オリジナルの2016年4月29日時点におけるアーカイブ 。2016年4月29日閲覧。
- ^ 『留萌線(留萌・増毛間)の廃止日繰上げの届出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2016年6月29日。オリジナルの2016年7月1日時点におけるアーカイブ 。2016年7月1日閲覧。
新聞記事
[編集]- ^ 堀雅晴 (2016年11月5日). “留萌線・留萌―増毛廃止まで1カ月 95年の歴史記憶に” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(道北) (北海道新聞社). オリジナルの2016年11月5日時点におけるアーカイブ。 2016年11月5日閲覧。
参考文献
[編集]- 宮脇俊三 編『北海道630駅』原田勝正(編)、小学館〈JR・私鉄全線各駅停車(第1巻)〉、1993年6月、157頁。ISBN 978-4-09-395401-3。ISBN 4-09-395401-1。
- 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、107頁。ISBN 978-4-89391-549-8。
- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳―全線・全駅・全廃線―』 1号(北海道)、新潮社、2008年5月17日、44頁。ISBN 978-4-10-790019-7。
- 本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』北海道新聞社、2008年8月、176頁。ISBN 978-4-89453-464-3。ISBN 4-89453-464-9。
- 西崎さいき(監修)『無人駅探訪』全国停留場を歩く会(編著)、文芸社、2011年6月、148頁。ISBN 978-4-286-10447-8。ISBN 4-286-10447-8。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “信砂駅”. 旭川支社管内駅紹介(留萌本線). 北海道旅客鉄道旭川支社. 2016年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月12日閲覧。