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瀬越駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
瀬越駅
駅全景(2004年6月)
せごし
Segoshi
留萌 (2.1 km)
(4.0 km) 礼受
所在地 北海道留萌市沖見町1丁目
北緯43度56分7.68秒 東経141度38分4.89秒 / 北緯43.9354667度 東経141.6346917度 / 43.9354667; 141.6346917座標: 北緯43度56分7.68秒 東経141度38分4.89秒 / 北緯43.9354667度 東経141.6346917度 / 43.9354667; 141.6346917
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 留萌本線
キロ程 52.2 km(深川起点)
電報略号 コセ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
32人/日(降車客含まず)
-1992年度-
開業年月日 1926年大正15年)7月1日
廃止年月日 2016年平成28年)12月5日
備考 無人駅
路線廃止に伴う廃駅
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瀬越駅(せごしえき)は、北海道留萌振興局留萌市沖見町1丁目にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線廃駅)である。電報略号コセ事務管理コードは▲121510[1]であった。

歴史

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1977年の瀬越臨時乗降場と周囲約500m範囲。下が増毛方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

当初は海水浴客への利便を目的にした季節営業の仮乗降場であったが、次第に周辺住民の利用が多くなり通年営業化、本社設定の臨時駅に昇格した。国鉄の分割民営化に伴い一般駅に昇格、ようやく営業キロが設定された。長期間営業しているにもかかわらず営業キロが設定されなかった臨時駅は当駅と常磐線偕楽園駅の2駅のみであった。

駅名の由来

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当駅が所在した地名より。地名は、アイヌ語で「腕のように曲がった所」という意味らしいが不詳である[4]

駅構造

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単式ホーム1面1線を有した地上駅だった。ホームは線路の東側(増毛方面に向かって左手側)に存在した[5]転轍機を持たない棒線駅となっていた[5]

仮乗降場に出自を持つ無人駅[6]で駅舎はないが、ホーム北側に待合所を有した[5]。以前は礼受駅などと同仕様の貨車駅舎が設置されていたが(1993年(平成5年)3月時点では共用中であった)[5]、海辺に位置していたために劣化が激しかったため、コンクリート造りのユニット型の待合所に改築された[7]。トイレはなかった[8]

利用状況

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  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は64人[5]
  • 2011年(平成23年)- 2015年(平成27年)の11月の調査日に実施された、乗降人員調査の平均は「10名以下」[9]

駅周辺

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留萌市の中心地にも近い。目の前に海水浴場がある。ホーム跡は海より高い位置にあり、日本海の展望がよかった[7]

駅跡

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2017年(平成29年)10月現在、待合所の窓や扉にベニヤ板が貼られ立ち入りはできなくなっているが、ホームとともに存置されている。一方、駅名標をはじめとした標識類やホーム前のレールは撤去され、隣接していた踏切(旧増毛道路踏切)も道路へと改修され残されていない。

旧駅構内を取り囲むように「立入禁止」と記された看板と柵が取り付けられており、立ち入りはできなくなっている。

駅跡や周辺の用地は2021年度(令和3年度)中に留萌市へ無償譲渡され、駅舎などが撤去された。撤去費用相当額はJR北海道などが負担した[10]。 2022年9月時点ではホームも撤去されて単なる斜面になっている。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
留萌本線
留萌駅 - 瀬越駅 - 礼受駅
当駅 - 礼受駅間に臨時駅の浜中海水浴場駅が存在した(1989年(平成元年)7月23日開業、1995年(平成7年)8月8日廃止)[2]

脚注

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  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、230頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  2. ^ a b c d e 『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』今尾恵介新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年5月、44頁。ISBN 978-4-10-790019-7 
  3. ^ 留萌線(留萌・増毛間)の廃止日繰上げの届出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2016年6月28日。オリジナルの2019年1月6日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190105160346/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2016/160628-1.pdf2019年1月6日閲覧 
  4. ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、107頁。ISBN 978-4893915498 
  5. ^ a b c d e f g 宮脇俊三 編『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』原田勝正小学館、1983年7月、156頁。ISBN 978-4093951012 
  6. ^ 全国停留場を歩く会 編『無人駅探訪』西崎さいき、文芸社、2010年3月、148頁。ISBN 978-4533078583 
  7. ^ a b 横見浩彦牛山隆信『すごい駅』メディアファクトリー〈メディアファクトリー新書〉、2011年9月、122-123頁。ISBN 978-4840135399 
  8. ^ a b 本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』北海道新聞社、2008年8月、175頁。ISBN 978-4894534643 
  9. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2018年2月18日閲覧。
  10. ^ 2016年廃止のJR留萌―増毛間 施設撤去費用11億円をJRが負担 留萌市、鉄道橋回収などに活用検討”. 北海道新聞 どうしん電子版. 2021年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月16日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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