コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

真布駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
真布駅
駅全景(2017年8月)
まっぷ
Mappu
石狩沼田 (3.4 km)
(2.9 km) 恵比島
地図
所在地 北海道雨竜郡沼田町字真布
北緯43度49分58.75秒 東経141度54分24.32秒 / 北緯43.8329861度 東経141.9067556度 / 43.8329861; 141.9067556座標: 北緯43度49分58.75秒 東経141度54分24.32秒 / 北緯43.8329861度 東経141.9067556度 / 43.8329861; 141.9067556
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 留萌本線
キロ程 17.8 km(深川起点)
電報略号 マフ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
4人/日
-2014年-
開業年月日 1956年昭和31年)7月1日
廃止年月日 2023年令和5年)4月1日
備考 無人駅
路線廃止に伴う廃駅
テンプレートを表示

真布駅(まっぷえき)は、北海道雨竜郡沼田町字真布にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線廃駅)である。電報略号マフ

廃止時点では一部の普通列車は通過していた。

歴史

[編集]
1977年の真布仮乗降場と周囲約500メートル範囲。左上が留萌方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

[編集]

当駅の所在する地名より。

幌新太刀別川の支流、真布川(シルトルマップ川とも)のアイヌ語名、「パンケシルトロマㇷ゚(panke-sir-utur-oma-p)」(下の・山・の間・にある・もの〔=川〕)が前略され名づけられたと考えられている[3][4][5]

駅構造

[編集]

地上駅。線路の南西側(増毛方面に向かって左手側)に単式ホーム(木製[6])1面1線を有する棒線駅であった[7]。深川方にスロープを有し駅施設外に連絡していた[7]

開業時からの無人駅だった。[8]廃止時点では駅舎は無かったが、ホーム北側に待合所を有していた[7]木造で、外壁が下見板張り[6]片流れ屋根の建物である。舎内には補強のために新たに筋交いが施されている[9]。壁面には手造りの小さな駅名標が掲示されている[6][9]。トイレは無かった[6]

利用状況

[編集]

乗車人員の推移は以下のとおりであった。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1992年(平成04年) (4.0) [7] 1日乗降:8人
2015年(平成27年) 「1名以下」 [10]
2016年(平成28年) 1.4 [JR北 2] 同年度中に留萌駅 - 増毛駅間廃止
2017年(平成29年) 1.8 [JR北 3]
2018年(平成30年) 2.0 [JR北 4]
2019年(令和元年) 2.4 [JR北 5]
2020年(令和02年) 2.4 [JR北 6]
2021年(令和03年) 2.2 [JR北 7]
2022年(令和04年) 1.8 [JR北 8] 同年度末で営業終了

駅周辺

[編集]

農耕地の中に位置する[6]。田んぼが多い。

隣の駅

[編集]
北海道旅客鉄道(JR北海道)
留萌本線(当駅廃止直前時点)
石狩沼田駅 - 真布駅 - 恵比島駅

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)44ページより。
  2. ^ 鉄道事業の一部廃止の日を繰り上げる届出について』(PDF)(プレスリリース)国土交通省北海道運輸局鉄道部、2022年12月9日。オリジナルの2023年1月5日時点におけるアーカイブhttps://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12502483/wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/content/000283326.pdf2022年12月9日閲覧 
  3. ^ アイヌ語地名リスト ホロナ~モオ P121-130”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2020年5月5日閲覧。
  4. ^ 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. pp. 79-80. ISBN 978-4-88323-114-0 
  5. ^ a b 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)106ページより。
  6. ^ a b c d e f g h 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)168ページより。
  7. ^ a b c d 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)154ページより。
  8. ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社2011年6月発行)148ページより。
  9. ^ a b 書籍『写真集 秘境駅III』(著:牛山隆信、栗原景、メディアファクトリー2009年7月発行)
  10. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道株式会社. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。

JR北海道

[編集]
  1. ^ 留萌線(石狩沼田・留萌間)の廃止日繰上げの届出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年12月9日。オリジナルの2022年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20221209052157/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/221209_KO_Rmoi_line.pdf2022年12月9日閲覧 
  2. ^ 駅別乗車人員(2016)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2017年12月8日。オリジナルの2018年8月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180817124109/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/koumoku/03.pdf2018年8月17日閲覧 
  3. ^ 留萌線(深川・留萌間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818074206/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/03.pdf2018年8月18日閲覧 
  4. ^ 留萌線(深川・留萌間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  5. ^ 留萌線(深川・留萌間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区(「赤色」「茶色」5線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]