真布駅
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真布駅 | |
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駅全景(2017年8月) | |
まっぷ Mappu | |
◄石狩沼田 (3.4 km) (2.9 km) 恵比島► | |
所在地 | 北海道雨竜郡沼田町字真布 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 留萌本線 |
キロ程 | 17.8 km(深川起点) |
電報略号 | マフ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
4人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1956年(昭和31年)7月1日 |
廃止年月日 | 2023年(令和5年)4月1日 |
備考 |
無人駅 路線廃止に伴う廃駅 |
真布駅(まっぷえき)は、北海道雨竜郡沼田町字真布にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線の駅(廃駅)である。電報略号はマフ。
廃止時点では一部の普通列車は通過していた。
歴史
[編集]- 1956年(昭和31年)7月1日:日本国有鉄道留萠本線の石狩沼田駅 - 恵比島駅間に真布仮乗降場(局設定)として新設開業[1]。旅客のみ取扱い。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。同時に駅に昇格。真布駅となる[1]。
- 1990年(平成2年)3月10日:営業キロ設定。
- 1997年(平成9年)4月1日:線名改称に伴い留萌本線の駅となる[1]。
- 2023年(令和5年)4月1日:石狩沼田駅 - 留萌駅間の廃止に伴い廃駅[2][JR北 1]。
駅名の由来
[編集]当駅の所在する地名より。
幌新太刀別川の支流、真布川(シルトルマップ川とも)のアイヌ語名、「パンケシルトロマㇷ゚(panke-sir-utur-oma-p)」(下の・山・の間・にある・もの〔=川〕)が前略され名づけられたと考えられている[3][4][5]。
駅構造
[編集]地上駅。線路の南西側(増毛方面に向かって左手側)に単式ホーム(木製[6])1面1線を有する棒線駅であった[7]。深川方にスロープを有し駅施設外に連絡していた[7]。
開業時からの無人駅だった。[8]廃止時点では駅舎は無かったが、ホーム北側に待合所を有していた[7]。木造で、外壁が下見板張り[6]、片流れ屋根の建物である。舎内には補強のために新たに筋交いが施されている[9]。壁面には手造りの小さな駅名標が掲示されている[6][9]。トイレは無かった[6]。
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ホーム(2017年8月)
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駅名標(2017年8月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおりであった。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1992年(平成 | 4年)(4.0) | [7] | 1日乗降:8人 | ||
2015年(平成27年) | 「1名以下」 | [10] | |||
2016年(平成28年) | 1.4 | [JR北 2] | 同年度中に留萌駅 - 増毛駅間廃止 | ||
2017年(平成29年) | 1.8 | [JR北 3] | |||
2018年(平成30年) | 2.0 | [JR北 4] | |||
2019年(令和元年) | 2.4 | [JR北 5] | |||
2020年(令和 | 2年)2.4 | [JR北 6] | |||
2021年(令和 | 3年)2.2 | [JR北 7] | |||
2022年(令和 | 4年)1.8 | [JR北 8] | 同年度末で営業終了 |
駅周辺
[編集]農耕地の中に位置する[6]。田んぼが多い。
- 北海道道1007号恵比島旭町線
- 北海道道549号峠下沼田線
- 化石発掘体験場[6]
- 藤沢貯水池[6]
- 藤沢ダム
- 真布川(シルトルマップ川) - 雨竜川の支流、幌新太刀別川の支流[5][6]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)44ページより。
- ^ 『鉄道事業の一部廃止の日を繰り上げる届出について』(PDF)(プレスリリース)国土交通省北海道運輸局鉄道部、2022年12月9日。オリジナルの2023年1月5日時点におけるアーカイブ 。2022年12月9日閲覧。
- ^ “アイヌ語地名リスト ホロナ~モオ P121-130”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2020年5月5日閲覧。
- ^ 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. pp. 79-80. ISBN 978-4-88323-114-0
- ^ a b 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)106ページより。
- ^ a b c d e f g h 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)168ページより。
- ^ a b c d 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)154ページより。
- ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社、2011年6月発行)148ページより。
- ^ a b 書籍『写真集 秘境駅III』(著:牛山隆信、栗原景、メディアファクトリー、2009年7月発行)
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道株式会社. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ 『留萌線(石狩沼田・留萌間)の廃止日繰上げの届出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年12月9日。オリジナルの2022年12月9日時点におけるアーカイブ 。2022年12月9日閲覧。
- ^ 「駅別乗車人員(2016)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2017年12月8日。オリジナルの2018年8月17日時点におけるアーカイブ 。2018年8月17日閲覧。
- ^ 「留萌線(深川・留萌間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月18日時点におけるアーカイブ 。2018年8月18日閲覧。
- ^ “留萌線(深川・留萌間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “留萌線(深川・留萌間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区(「赤色」「茶色」5線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 真布|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company