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岩田幸宏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岩田 幸宏
東京ヤクルトスワローズ #64
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 兵庫県姫路市
生年月日 (1997-07-31) 1997年7月31日(27歳)
身長
体重
175 cm
79 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り NPB / 2021年 育成選手ドラフト1位
初出場 NPB / 2024年4月2日
年俸 1000万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

岩田 幸宏(いわた ゆきひろ、1997年7月31日 - )は、兵庫県姫路市出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。東京ヤクルトスワローズ所属。

経歴

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ヤクルト入団まで

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3人きょうだい(兄と姉)の末っ子として生まれ、4歳年上の兄の影響で野球を始める[2]東洋大学附属姫路高等学校卒業後は社会人のミキハウスに進む[3]。ミキハウスで4年間プレーした後[4]、同僚だった山崎悠生(群馬ダイヤモンドペガサス信濃グランセローズ)からベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)に入ることを勧められる[2]。2019年のトライアウトを受験し、信濃グランセローズから特別合格を得て入団した[5][3]

社会人時代から俊足だったが「当てに行く」バッティングだったため[4]、信濃のコーチを務めていた南渕時高はバットを「振る」ことを教え込んだ[2]。打率は初年度が.350、2年目は.357を記録したほか、盗塁も2年目は29盗塁で成功率80.6%という結果を残した[2][3]。2年目の2021年9月23日のリーグ選抜チーム対巨人三軍戦では、4番打者を務めて3打数3安打1打点2盗塁の成績を示し、帯同した神奈川フューチャードリームスコーチの乾真大からは「絶対NPBに行ける」というコメントを得た[2]。独立リーグでのプレーは2年だけと決めていたが[2]、10月11日のNPBドラフト会議東京ヤクルトスワローズより育成選手ドラフト1位で指名され、入団した[3]。ヤクルトのスカウトデスクを務める橿渕聡は「代走や守備固めを担ってくれる選手として指名した」と述べている[3]

ヤクルト時代

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2022年イースタン・リーグでチーム2位の81試合に出場し、規定打席には到達できなかったが打率.275、盗塁15の成績を残す[6]。この結果について本人は「成績は残せたのかな」としながらも「最低でも2割8分は打ちたかった」と述べている[6]

2024年3月31日に支配下登録されることが発表され[7]、同日に一軍登録された[8]。推定年俸は500万円、背番号は64[8]

開幕後しばらくは主に二軍でプレーするも、塩見泰隆並木秀尊ら外野手に故障離脱が重なり一軍に定着した。特に夏場以降は先発出場の機会も増え、2024年8月14日の対中日ドラゴンズ戦ではプロ初本塁打となる同点2ランとサヨナラ勝利の契機となる二塁打を含む3安打の活躍で、プロ入り初のお立ち台にも上がった[9]

選手としての特徴

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50m5秒7の脚力を持つ[3]。ただヤクルト入団前にはトレーナーから「走り方が汚いというか、無駄がある走り方」という指摘を受けていたという[2]

「股割り」をしてから打席に入り、投手に対して背を向ける独自のルーティーンをおこなう[2]。その理由について「股関節を意識したいのと、焦って打席に入りたくない」と述べている[2]

目標とする選手は青木宣親[2]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2024 ヤクルト 81 140 123 19 28 2 0 1 33 7 10 0 9 0 6 2 2 22 2 .228 .275 .268 .543
通算:1年 81 140 123 19 28 2 0 1 33 7 10 0 9 0 6 2 2 22 2 .228 .275 .268 .543
  • 2024年度シーズン終了時


独立リーグでの年度別打撃成績

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出典は「一球速報.com」[10][11]

















































O
P
S
2020 信濃 56 176 143 29 50 5 3 0 61 17 23 6 4 2 25 - 2 13 3 .350 .448 .427 .875
2021 63 290 249 64 89 6 5 0 105 27 29 7 6 3 27 - 5 31 1 .357 .426 .422 .848
BCL:2年 119 466 392 93 139 11 8 0 166 44 52 13 10 5 52 - 7 44 4 .355 .434 .423 .858

記録

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NPB

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初記録

背番号

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  • 6(2020年)
  • 8(2021年)
  • 024(2022年 - 2024年3月30日)
  • 64(2024年3月31日 - )

脚注

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  1. ^ ヤクルト - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月23日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h i j HISATO「スワローズの未来を託せるか 独立リーグ出身、育成ドラフト1位の岩田幸宏が見る夢 文春野球コラム 日本シリーズ2021」『文春オンライン』2021年11月25日。2022年12月14日閲覧
  3. ^ a b c d e f 【球界ここだけの話(2556)】ヤクルト育成D1位・岩田幸宏が〝足のスペシャリスト〟へ 育成からはい上がる」『サンケイスポーツ』2022年1月5日。2022年9月22日閲覧
  4. ^ a b ヤクルト育成1位・岩田幸宏(信濃) BCLで夢をつかむ/BCLリポート | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2021年11月9日。2024年3月31日閲覧
  5. ^ ルートインBCリーグ 指名選手一覧 (PDF) - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2019年11月15日)2022年12月14日閲覧。
  6. ^ a b ヤクルト・岩田幸宏 大先輩の言葉を胸に「何をすべきかを整理することで冷静に打席に立つことができている」 | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2022年10月10日。2024年3月31日閲覧
  7. ^ 岩田幸宏選手の支配下選手契約について」『東京ヤクルトスワローズ』2024年3月31日。2024年3月31日閲覧
  8. ^ a b 【ヤクルト】岩田幸宏と支配下契約、背番64 電話で報告した母は「泣いてくれたんでよかった」」『日刊スポーツ』2024年3月31日。2024年3月31日閲覧
  9. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2024年8月14日). “【ヒーロートーク】ヤクルト・岩田幸宏、お立ち台で「最高です!」連発 プロ初本塁打は劇的同点2ラン”. サンスポ. 2024年8月14日閲覧。
  10. ^ ルートインBCリーグ2021公式戦(2020年)信濃グランセローズ - 一球速報.com
  11. ^ ルートインBCリーグ2021公式戦(2021年)信濃グランセローズ - 一球速報.com
  12. ^ a b c “【ヤクルト】支配下登録された岩田幸宏プロ初スタメンで初物ずくし…初安打、初盗塁、初得点”. 日刊スポーツ. (2024年4月5日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202404050001724.html 2024年4月6日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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