武蔵野美術大学
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(武蔵野美術大学短期大学部通信教育部から転送)
武蔵野美術大学(Musashino Art University) | |
---|---|
大学設置 | 1962年 |
創立 | 1929年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人武蔵野美術大学 |
本部所在地 |
東京都小平市小川町1-736 北緯35度43分33秒 東経139度26分58秒 / 北緯35.72583度 東経139.44944度座標: 北緯35度43分33秒 東経139度26分58秒 / 北緯35.72583度 東経139.44944度 |
キャンパス |
小平(東京都小平市) 市ヶ谷(東京都新宿区) |
学部 |
造形学部 造形構想学部 通信教育課程 |
研究科 |
造形研究科 造形構想研究科 |
ウェブサイト | https://www.musabi.ac.jp/ |
武蔵野美術大学(Musashino Art University)(むさしのびじゅつだいがく、英語: Musashino Art University)は、東京都小平市に本部を置く日本の私立大学。1929年創立、1962年大学設置。大学の略称は武蔵美(むさび)、MAU。
東京五美大(多摩美術大学、武蔵野美術大学、東京造形大学、女子美術大学、日本大学藝術学部)の一つである。
沿革
[編集]- 1929年(昭和4年) - 東京都武蔵野市吉祥寺に金原省吾らにより帝国美術学校が創立される[1]。
- 1935年(昭和10年) - 同盟休校事件が発生し、帝国美術学校より多摩帝国美術学校(現:多摩美術大学の前身)が分離独立。
- 1947年(昭和22年) - 造型美術学園と改称。
- 1948年(昭和23年) - 武蔵野美術学校と改称。
- 1957年(昭和32年) - 学校法人武蔵野美術学校認可。武蔵野美術短期大学を設置。
- 1962年(昭和37年) - 学校法人武蔵野美術学校を学校法人武蔵野美術大学に改称。武蔵野美術大学設立。
- 1969年(昭和44年) - 現在の鷹の台キャンパスに大学、短期大学を全学統合(移転)。武蔵野市の校地(吉祥寺校)に武蔵野美術学園を開設。
- 1973年(昭和48年) - 大学院造形研究科(修士課程)を開設。
- 1977年(昭和52年) - 武蔵野美術大学美術資料図書館が竣工(設計:芦原建築設計研究所・保坂陽一郎建築研究所[2])。
- 1988年(昭和63年) - 武蔵野美術短期大学を武蔵野美術大学短期大学部に校名変更。
- 1999年(平成11年) - 短期大学部の学生募集停止。造形学部に芸術文化学科、デザイン情報学科を開設。
- 2001年(平成13年) - TAC(多摩アカデミックコンソーシアム)として、多摩地区の4大学(国立音楽大学、国際基督教大学、東京経済大学、津田塾大学)と単位互換制度を実施。また早稲田大学とも単位互換制度を締結。
- 2002年(平成14年) - 造形学部通信教育課程を開設。
- 2003年(平成15年) - 短期大学部を廃止。
- 2004年(平成16年) - 大学院造形研究科に造形芸術専攻(博士後期課程)を開設。新宿サテライト(新宿教室、東京都新宿区)を開設。
- 2006年(平成18年) - 油絵学科を専攻分離(油絵専攻、版画専攻)。映像学科3年次以降に映像コース写真コースを開設。大学院デザイン専攻に写真コースを開設。
- 2008年(平成20年) - 本年度の入学試験から全学科で大学入試センター試験を導入。
- 2010年(平成22年) - 美術館・図書館が竣工(設計:藤本壮介建築設計事務所)。
- 2012年(平成24年) - 東京ミッドタウンのデザインハブに武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジを開設。
- 2016年(平成28年) - 鷹の台キャンパスが都市計画道路で南北に分割[3]。竣工した14号館[4]の地下通路の正式名称を「ガレリア」と決定[5]。
- 2017年(平成29年) - 3月をもって新宿サテライト(新宿教室)を閉鎖。4月に三鷹ルーム(通信教育課程三鷹教室)を開室。
- 2018年(平成30年) - 武蔵野美術学園閉校(平成29年度末、3月31日)。通信教育課程の工芸工業デザイン学科を募集停止。
- 2019年(平成31年) - 市ヶ谷キャンパス(東京都新宿区)を開設。市ヶ谷キャンパスに造形構想学部、大学院
- 2022年(令和4年) - 武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所と日本総合研究所が11月1日、市ヶ谷キャンパスに「自律協生スタジオ(Convivial Design Studi、通称:コンヴィヴィ)」を開設[6]。
教育および研究
[編集]学部
- 造形学部
- 造形構想学部
- クリエイティブイノベーション学科
- 映像学科
- 造形学部 通信教育課程
- 油絵学科
- 絵画コース
- 日本画コース
- 版画コース
- 工芸工業デザイン学科
- 生活環境デザインコース
- スペースデザインコース
- 芸術文化学科
- 造形研究コース
- 文化支援コース
- デザイン情報学科
- コミュニケーションデザインコース
- デザインシステムコース
- 油絵学科
大学院
- 造形研究科
- 美術専攻(修士課程)
- 日本画コース
- 油絵コース
- 版画コース
- 彫刻コース
- 造形学コース
- 造形理論・美術史コース
- 芸術文化政策コース
- デザイン専攻(修士課程)
- 視覚伝達デザインコース
- 工芸工業デザインコース
- 空間演出デザインコース
- 建築コース
- 基礎デザイン学コース
- 映像・写真コース
- デザイン情報学コース
- 造形芸術専攻(博士後期課程)
- 作品制作研究領域
- 環境形成研究領域
- 美術理論研究領域
- 美術専攻(修士課程)
- 造形構想研究科
- 造形構想専攻(修士課程)
- クリエイティブリーダーシップコース
- 映像・写真コース
- 造形構想専攻(修士課程)
施設
[編集]- 鷹の台キャンパス (東京都小平市小川町1-736)
- 市ヶ谷キャンパス(東京都新宿区市谷田町1-4)
- 吉祥寺校 (東京都武蔵野市吉祥寺東町3-3-7)
- 通信教育チーム(造形学部通信教育課程)
- 吉祥寺駅と徒歩約15分
- 武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ (東京都港区赤坂9-7−1 ミッドタウンタワー5階)
上記のものの他に、富山県南砺市、奈良県奈良市、フランスなどに、ギャラリーやアトリエ等がある。
大学関係者と組織
[編集]1964年8月に竣工したコンクリート打ちっぱなしの鷹の台キャンパス・アトリエ棟(現在の4号館)などは、本校建築学科の創設にも関わった芦原義信の建築設計研究所に、当時在籍していた保坂陽一郎らによる設計である[7][8]。
大学関係者一覧
[編集]→詳細は「武蔵野美術大学の人物一覧」を参照
歴代学長
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
対外関係
[編集]美術系大学連絡協議会
[編集]→詳細は「美術系大学連絡協議会」を参照
早稲田大学
[編集]多摩アカデミックコンソーシアム
[編集]→詳細は「多摩アカデミックコンソーシアム」を参照
小平市大学連携協議会(こだいらブルーベリーリーグ)
[編集]東京科学大学
[編集]電気通信大学
[編集]朝鮮大学校との交流
[編集]国際交流協定校
[編集]2018年4月1日時点、21カ国・地域の36大学・機関と大学間交流協定を締結している[11]。
アジア
[編集]- インド
- インド国立デザイン大学
- シンガポール
- ラサール・カレッジ・オブ・アート
アメリカ合衆国
[編集]- チリ
- チリ・カトリック大学DUOC財団設立専門機関
オセアニア
[編集]ヨーロッパ
[編集]- スウェーデン
- スウェーデン国立芸術大学
- コンストファク/スウェーデン国立芸術工芸デザイン大学
- デンマーク
- デンマーク王立芸術アカデミー建築学部
- リトアニア
- ビリニュス美術大学
- ロシア
- イリヤ・レーピン名称サンクトペテルブルク国立絵画・彫刻・建築アカデミー
芸術祭
[編集]芸術祭は毎年晩秋に開催される作品発表を主とした学園祭。会場の装飾や運営力に特色があるとされ、ファッションショーからサンバパレード、競技ダンス、プロレス、男神輿、女神輿、模擬店、ストリートダンス等、ワークショップ、閉校時間近くに行われる美術館の壁を用いたプロジェクションマッピングなど多彩な学生によるイベントがある。制作物は構内の各アトリエ(工房)やホールに展示され、それを入場者が自由に鑑賞できる形式になっている。毎回3万人以上の来場者数を誇り、美術系大学では最大規模とされる。
学校と関連がある作品
[編集]- 羽海野チカの漫画作品『ハチミツとクローバー』の舞台のモデルとして採用されていた。
- リリー・フランキーがOBということもあり、2006年放送『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜 (テレビドラマ)』(フジテレビ)では撮影協力をしている。ドラマの中でも「武蔵野美術大学」と実名で登場する。
- 踊る大捜査線シリーズで知られる本広克行が監督を務める、青春映画『幕が上がる』の一部が同校で撮影された(2015年2月28日公開)。
脚注
[編集]- ^ 武蔵野美術大学90周年記念 帝国美術学校の誕生-金原省吾とその同志たち
- ^ 作品紹介 武蔵野美術大学美術資料図書館 - 株式会社織本構造設計
- ^ 新キャンパス概要 武蔵野美術大学
- ^ 【地下通路は必見】ムサビ14号館竣工式に行ってきた PARTNER
- ^ 【いよいよ発表!!】ムサビ地下通路名称決定セレモニーに行ってきた PARTNER
- ^ 武蔵野美術大学と日本総合研究所による共同研究拠点「自律協生スタジオ」の開設について 日本総研(2022年10月26日)2022年11月10日閲覧
- ^ シンポジウム「武蔵野美術大学4号館の創造と再生」アトリエ・リング
- ^ 建築資料 詳細 武蔵野美術大学鷹の台校舎・アトリエ<資料番号:00001325> - DAAS
- ^ 大学連携
- ^ 武蔵美×朝鮮大が見せる「対話とアート」が壁を越えるとき - 70seeds
- ^ 国際交流協定校
外部リンク
[編集]- 大学公式サイト
- 学科サイト
- 通信教育課程
- 交通アクセス