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奥多摩駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
氷川駅から転送)
奥多摩駅[* 1]
駅舎(2021年9月)
おくたま
Oku-Tama
JC 73 白丸 (2.0 km)
地図
所在地 東京都西多摩郡奥多摩町氷川210
北緯35度48分33.2秒 東経139度5分48秒 / 北緯35.809222度 東経139.09667度 / 35.809222; 139.09667座標: 北緯35度48分33.2秒 東経139度5分48秒 / 北緯35.809222度 東経139.09667度 / 35.809222; 139.09667
駅番号 JC74
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 青梅線(東京アドベンチャーライン)
キロ程 37.2 km(立川起点)
電報略号 タマ←ヒワ(改称前)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
870人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1944年昭和19年)7月1日[2]
備考 業務委託駅
  1. ^ 1971年に氷川駅から改称。
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奥多摩駅(おくたまえき)は、東京都西多摩郡奥多摩町氷川にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)青梅線である[1]駅番号JC 74

青梅線の終着駅で、東京都内で最も西に所在する[3]標高東京タワー海抜高351 m)よりも8 m低い343 mで、東京都内にあるケーブルカーを除いた鉄道駅の中で最も高い。

歴史

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する地上駅[7]。2番線の有効長は6両編成が入線可能で、臨時列車が使用する場合がある。

駅舎はホームより低い場所にあり、2階建てで1階に奥多摩観光協会が運営する売店があるほか、2階にはカフェ「PORT Okutama」がある。ホームと駅舎の間は階段のほかエレベーターでも連絡している。

かつては2番線の奥に貨物ヤードがあり、隣接する奥多摩工業の工場から川崎方面に向かって石灰石を発送していた。また、過去には水根駅(水根積卸場)へ向かう専用鉄道の東京都水道局小河内線(現・奥多摩工業水根貨物線)と接続していた。現在、これらの貨物用設備は撤去され、専用鉄道の線路とも分断されており、跡地の一部は駐車場になっている。

青梅駅管理の業務委託駅で、青梅駅以西では唯一の有人駅である。自動券売機・簡易Suica改札機が設置されているが、みどりの窓口は設置されていない。

1997年平成9年)、「関東の駅百選」に認定されている。

発車メロディは、2006年(平成18年)4月より童謡どんぐりころころ」が採用された[13]。メロディの制作はサウンドフォーラムで、牧野奈津子が編曲を手掛けた。

のりば

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番線 路線 行先 備考
1・2 JC 青梅線 青梅立川方面 2番線は一部列車のみ

(出典:JR東日本:駅構内図

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員870人である。

1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 1,622 [* 1]
1991年(平成03年) 1,541 [* 2]
1992年(平成04年) 1,611 [* 3]
1993年(平成05年) 1,586 [* 4]
1994年(平成06年) 1,510 [* 5]
1995年(平成07年) 1,527 [* 6]
1996年(平成08年) 1,460 [* 7]
1997年(平成09年) 1,394 [* 8]
1998年(平成10年) 1,499 [* 9]
1999年(平成11年) 1,500 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 1]1,401 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 2]1,302 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 3]1,054 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 4]975 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 5]984 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 6]955 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 7]921 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 8]925 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 9]913 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 10]915 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 11]902 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 12]877 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 13]885 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 14]919 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 15]892 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 16]966 [* 26]
2016年(平成28年) [JR 17]929 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 18]916 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 19]934 [* 29]
2019年(令和元年) [JR 20]866 [* 30]
2020年(令和02年) [JR 21]699
2021年(令和03年) [JR 22]780
2022年(令和04年) [JR 23]807
2023年(令和05年) [JR 24]870

貨物取扱廃止までの近年の年間発着トン数は下記の通り。

年度 総数 車扱貨物 コンテナ貨物 出典
発送トン数 到着トン数 発送トン数 到着トン数 発送トン数 到着トン数
1990年(平成02年) 1,485,323 74,984 1,485,323 74,984 [16]
1991年(平成03年) 1,353,549 68,264 1,353,549 68,264 [17]
1992年(平成04年) 1,233,297 55,900 1,233,297 55,900 [18]
1993年(平成05年) 1,336,098 68,234 1,336,098 68,234 [19]
1994年(平成06年) 1,398,053 72,714 1,398,053 72,714 [20]
1995年(平成07年) 1,295,630 70,248 1,295,630 70,248 [21]
1996年(平成08年) 1,311,242 107,726 1,311,242 107,726 [22]
1997年(平成09年) 1,115,894 110,600 1,115,894 110,600 [23]
1998年(平成10年) 366,810 40,278 366,810 40,278 [24]
1999年(平成11年) [25]

駅周辺

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バス路線

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駅前に西東京バス氷川車庫があり、車庫内のバス停(2番)と、駅を出て左手(3番)、右手(1番)にバス停がある。すべて停留所名は「奥多摩駅」である。系統ごとの運行本数は少ない。川井駅方面・日原鍾乳洞、奥多摩湖を経て山梨県北都留郡丹波山村小菅村への路線バスが発着する[26]

タクシー

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駅前にタクシー乗り場がある。

長らく京王自動車が大型車2台を配備していたが、採算性悪化のため町に支援要請を行うも決裂。2012年3月31日に町内の氷川営業所を廃止し、同社は町内より撤退した。

その後、あきる野市の新興企業、リーガルキャブが昼間のみ駅前に1台(夏季は2台)を配車している。夜間は台数に余裕がないためタクシーがゼロになる。このため同社は関東陸運局に増車を申請したが、需要が見込めないとして却下されたため、国に処分取り消しを求める訴訟を起こしたが、一審東京地裁で棄却された[27]

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
JC 青梅線(東京アドベンチャーライン)
特別快速「ホリデー快速おくたま」(臨時列車のみ)
御嶽駅 (JC 69) - 奥多摩駅 (JC 74)
各駅停車
白丸駅 (JC 73) - 奥多摩駅 (JC 74)

脚注

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記事本文

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出典

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  1. ^ a b 『JR全駅・全車両基地』 24頁
  2. ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年4月11日、9-11頁。 
  3. ^ 東京の駅 最東/最南/最西/最北はどこ? 23区内の端は? 僅差の駅も”. 乗りものニュース (2021年1月28日). 2021年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月28日閲覧。
  4. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、196頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ 「青梅線・五日市線のダイヤ改正 東京へ直通電車新設」『交通新聞』交通協力会、1971年1月30日、2面。
  6. ^ 「東京への直通電車出発式」『交通新聞』交通協力会、1971年2月2日、2面。
  7. ^ a b c 『JR全駅・全車両基地』 13頁
  8. ^ (監修)「鉄道の日」関東実行委員会『駅の旅物語 関東の駅百選』(初版)人文社、2000年10月14日、64-65,226頁。ISBN 4795912807 
  9. ^ 青梅・五日市線の歴史 - JR東日本八王子支社
  10. ^ 「鉄道記録帳2002年2月」『RAIL FAN』第49巻第5号、鉄道友の会、2002年5月1日、24頁。 
  11. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-123-6 
  12. ^ 4月21日(金)「奥多摩ステーションギャラリー」オープン!!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2006年3月23日。オリジナルの2020年6月12日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200612145734/https://www.jreast.co.jp/hachioji/pdf/okutama.pdf2020年6月12日閲覧 
  13. ^ a b c 「奥多摩ステーションギャラリー」オープニングセレモニー及び奥多摩駅発車メロディー変更について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2006年4月19日。オリジナルの2020年6月12日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200612145743/https://www.jreast.co.jp/hachioji/pdf/20060419okutama.pdf2020年6月12日閲覧 
  14. ^ 青梅線 奥多摩駅リニューアルオープンについて』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2019年3月22日。オリジナルの2019年8月26日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190826121636/https://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20190322/20190322_info02.pdf2020年4月21日閲覧 
  15. ^ “アウトドア客に快適・便利 JR八王子支社 青梅線奥多摩駅改装”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2019年4月18日) 
  16. ^ 第42回東京都統計年鑑 222ページ
  17. ^ 第43回東京都統計年鑑 228ページ
  18. ^ 第44回東京都統計年鑑 222ページ
  19. ^ 第45回東京都統計年鑑 232ページ
  20. ^ 第46回東京都統計年鑑 218ページ
  21. ^ 第47回東京都統計年鑑 236ページ
  22. ^ 第48回東京都統計年鑑 252ページ
  23. ^ 第49回東京都統計年鑑 252ページ
  24. ^ 第50回東京都統計年鑑 252ページ
  25. ^ 第51回東京都統計年鑑 252ページ
  26. ^ 乗り場案内・奥多摩駅”. 西東京バス. 2020年11月26日閲覧。
  27. ^ 平成26年9月12日判決言渡 平成25年(行ウ)第323号 タクシー事業計画変更認可申請に対する処分取消等請求事件

利用状況

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  1. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
東京都統計年鑑

参考文献

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  • 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日。 

関連項目

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外部リンク

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