澤井廉
東京ヤクルトスワローズ #42 | |
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2024年7月 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 愛知県知多市 |
生年月日 | 2000年5月31日(24歳) |
身長 体重 |
180 cm 94 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2022年 ドラフト3位 |
初出場 | 2023年5月11日 |
年俸 | 1000万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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澤井 廉(さわい れん、2000年5月31日 - )は、愛知県知多市出身のプロ野球選手(外野手)。左投左打。東京ヤクルトスワローズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]知多市立新田小学校で野球を始め、6年時には中日ドラゴンズジュニアに選出された[2]。知多市立東部中学校在学時は硬式野球のクラブチームである知多東浦シニアでプレーした。
中京大学附属中京高等学校に進学し、1年秋から外野手のレギュラーに定着。2年夏には3番打者として第99回全国高等学校野球選手権大会に出場したが、1回戦で広陵に敗れた[3]。3年夏は西愛知県大会準々決勝で至学館に敗れた[4]。高校通算31本塁打[5]。1学年上に伊藤康祐、伊藤稜、鵜飼航丞、2学年下に髙橋宏斗、中山礼都がいた。
中京大学に進学し、1年春からベンチ入り。将来的なプロ入りを目指し肉体改造に取り組み、体重を大幅に増加させた[5]。3年秋のリーグ戦ではサヨナラ本塁打2本を放つ活躍でチームの優勝に貢献し、MVPを受賞した[6]。その後、2022年9月11日にプロ志望届を提出し東京ヤクルトスワローズからドラフト3位指名された[7]。背番号は前年現役を引退した坂口智隆が着用していた42。
ヤクルト時代
[編集]2023年は一軍で16試合に出場して打率.156、7打点を記録した。イースタン・リーグでは打率.262、18本塁打、56打点を記録して本塁打王に輝き、優秀選手賞を受賞した[8]。しかし、オフに参加したみやざきフェニックス・リーグで守備の際にチームメイトの長岡秀樹と交錯。起き上がることができず救急搬送された[9]。監督の高津臣吾は長岡よりも重傷であることを明かし、その後行われた秋季キャンプは不参加となり、二軍タイトルの表彰式も欠席した[10][11]。
選手としての特徴
[編集]豪快なフルスイングと長打力が持ち味の長距離砲[12]。広角に打ち分ける能力にも長けている[13]。打撃の際はフォロースルーから流れるように行う「バット投げ」が特徴[14]。
学生時代に50m6秒5、遠投100mを記録[15]。
自身の武器を「インパクトの強さは誰にも負けない」と語っている[16]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2023 | ヤクルト | 16 | 37 | 32 | 3 | 5 | 0 | 1 | 0 | 7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 11 | 0 | .156 | .270 | .219 | .489 |
2024 | 12 | 27 | 25 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1 | 7 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 12 | 0 | .160 | .192 | .280 | .472 | |
通算:2年 | 28 | 64 | 57 | 4 | 9 | 0 | 1 | 1 | 14 | 5 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 | 23 | 0 | .158 | .238 | .246 | .484 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2023 | ヤクルト | 9 | 19 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 9 | 19 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初出場・初打席:2023年5月11日、対阪神タイガース7回戦(阪神甲子園球場)、7回表に大西広樹の代打で出場、伊藤将司から一ゴロ[17]
- 初打点:2023年5月16日、対読売ジャイアンツ7回戦(静岡草薙球場)、3回裏に戸郷翔征から二ゴロの間
- 初先発出場:2023年8月18日、対中日ドラゴンズ18回戦(明治神宮野球場)、「6番・左翼手」で先発出場
- 初安打:同上、2回裏に仲地礼亜から右越三塁打
- 初本塁打:2024年9月8日、対阪神タイガース22回戦(明治神宮野球場)、3回裏に西勇輝から右越3ラン[18]
背番号
[編集]- 42(2023年 - )
脚注
[編集]- ^ 「ヤクルト - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月23日閲覧。
- ^ 「2012 中日ドラゴンズジュニアチーム」『NPB.jp 日本野球機構』。2022年10月9日閲覧。
- ^ 「広陵 対 中京大中京 - スコア速報 - 夏の甲子園2017」『日刊スポーツ』。2022年10月8日閲覧。
- ^ 「至学館が中京大中京破る 愛工大名電も4強/西愛知 - 夏の地方大会」『日刊スポーツ』。2022年10月8日閲覧。
- ^ a b 「中京大・澤井は「恐怖」与えるスイングの持ち主 破格のボディーでドラ1の金看板狙う」『スポニチ Sponichi Annex』2022年6月21日。2022年10月8日閲覧。
- ^ 「中京大学が2季ぶり42回目の優勝 愛知大学野球秋季リーグ戦」『中京大学』2021年10月22日。2022年10月8日閲覧。
- ^ 「公益財団法人 全日本大学野球連盟」『www.jubf.net』。2022年10月8日閲覧。
- ^ 「イースタン・リーグ表彰 | 2023年 表彰選手」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年10月6日閲覧。
- ^ 「ヤクルト長岡秀樹の「逆襲のシナリオ」実力不足を思い知らされた失意の1年」『web Sportiva』2023年10月31日。2023年11月28日閲覧。
- ^ 鈴木正章「【ヤクルト】試合中に交錯の長岡秀樹と沢井廉は秋季キャンプ不参加 高津監督明かす」『日刊スポーツ』2023年10月28日。2023年11月28日閲覧。
- ^ 「【ヤクルト】沢井廉がイースタン・リーグ本塁打王獲得 表彰式は欠席「1軍で20本以上打つことを目標に」」『スポーツ報知』2023年11月28日。2023年11月28日閲覧。
- ^ 「ヤクルト・澤井廉 失敗で終わらせないために「すべてにおいて貪欲に、欲深く、レベルアップをしなければいけない」 | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2023年6月4日。2023年8月14日閲覧。
- ^ 「ヤクルトのドラ3・澤井廉は村上が目標「56本、57本を打っていきたい」」『BASEBALL KING』2022年12月6日。2023年8月14日閲覧。
- ^ 「【野球】ヤクルトに新星!ドラ3沢井廉が16本塁打でファーム本塁打王独走中 福留並みのバット投げは「力が有り余って飛んじゃう」」『デイリースポーツ online』2023年8月15日。2023年8月14日閲覧。
- ^ 「【ドラフト注目選手】(3)中京大・沢井廉、食トレでパワーアップの大砲…ベンチプレス130キロ超え」『スポーツ報知』2022年10月18日。2023年8月14日閲覧。
- ^ 「<ドラフト3位指名>澤井廉、林琢真、田中千晴、益田武尚 プロで“一番星”になる!【セ・リーグ編】 | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2022年11月2日。2023年8月14日閲覧。
- ^ 「【ヤクルト】ドラ3沢井廉が満員の甲子園で1軍デビュー 中京大中京2学年下の高橋宏斗から「HR打ちたい」」『中日スポーツ』2023年5月11日。2023年5月13日閲覧。
- ^ 「ヤクルト・澤井廉がプロ初本塁打 勝利につながる豪快3ラン「ホームランでチームを勝たせられるような選手になりたい」」『BASEBALL KING』2024年9月8日。2024年10月3日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 澤井廉 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手名鑑 - 東京ヤクルトスワローズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 澤井廉 (@rensawa531) - Instagram