沼田政矩
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沼田 政矩(ぬまた まさのり、1894年(明治27年)6月24日[1][2] - 1979年(昭和54年)5月9日[1][2])は、大正から昭和時代の土木工学者、鉄道官僚。
経歴
[編集]鳥取県に生まれる[1]。1919年(大正8年)東京帝国大学工学部土木工学科を卒業し、鉄道院総裁官房研究所に入る[1][2]。同研究所および鉄道省教習所の講師を務めたのち、1926年(大正15年)同省神戸改良事務所に転じ、1928年(昭和3年)から2年間、在外研究員として欧米へ留学した[1]。1933年(昭和8年)鉄道大臣官房研究所に戻り、第四科長、1942年(昭和17年)鉄道技術研究所第二部長兼東京帝国大学第二工学部教授[1]、1945年(昭和20年)鉄道技術研究所長を歴任し、同年退官した[2]。
退官後は、東京帝国大学教授専任となり、1955年(昭和30年)に退官し、翌年早稲田大学理工学部教授を経て、1965年(昭和40年)国士舘大学教授となった[1]。この間、1960年(昭和35年)から1年間、土木学会第48代会長を務めたほか、文化財審議会専門委員会などにも関与した[2]。鉄道工学の研究に一貫し、特に橋梁、コンクリート構造物に関する研究基盤の確立に尽くした[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 高橋裕、藤井肇男 共著『近代日本土木人物事典: 国土を築いた人々』鹿島出版会、2013年。ISBN 4306094294。