コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

清須市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
清須から転送)
きよすし ウィキデータを編集
清須市
清洲城模擬天守と大手橋
清須市旗 清須市章
清須市旗 清須市章
2005年7月7日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
市町村コード 23233-5
法人番号 7000020232335 ウィキデータを編集
面積 17.35km2
総人口 66,726[編集]
推計人口、2024年9月1日)
人口密度 3,846人/km2
隣接自治体 名古屋市一宮市稲沢市北名古屋市あま市
市の木 花水木(ハナミズキ
市の花 チューリップ
清須市役所
市長 永田純夫
所在地 452-8569
愛知県清須市須ケ口1238番地
北緯35度11分59秒 東経136度51分10秒 / 北緯35.19981度 東経136.85286度 / 35.19981; 136.85286座標: 北緯35度11分59秒 東経136度51分10秒 / 北緯35.19981度 東経136.85286度 / 35.19981; 136.85286
外部リンク 公式ウェブサイト

清須市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村


地図
特記事項 2005年(平成17年)7月7日に合併し成立した。
ウィキプロジェクト

清須市(きよすし)は、愛知県の北西部に位置する

尾張地方に含まれる。織田氏の居城である清洲城(清須城)があったことで知られる。

概要

[編集]
枇杷島駅周辺

清洲は戦国時代織田信長の本拠地であり、尾張の政治の中心だった歴史を持つ。

地名の由来

[編集]

市名の由来は、この地に古くからある地名に由来する。

清須と清洲

「きよす」の表記は、「清須」と「清洲」の両方が混在しており、歴史書によって異なる。

伊勢神宮領を記録した14世紀中頃の『神鳳鈔』に「清須御厨(きよすみくりや)」として記載されているのが最古の記載としているが諸説ある。

江戸時代初期に書かれた書物『三河物語』には「清須」、同時代に書かれた書物『信長公記』には「清洲」と書かれている。

合併後の新市名には、前者の「清須」を採用した。

地理

[編集]
清須市中心部周辺の空中写真。1987年撮影の11枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

地形は比較的平坦で、庄内川の下流域にあり、ほとんどの地域が海抜10m未満である。 そのため、2000年東海豪雨の際には、現在の市域の各所(特に西枇杷島町新川の堤防決壊)で多数の浸水被害が生じ、車ばかりでなく須ヶ口駅(新川検車支区)に配置されている電車も水没した。

地形

[編集]

河川

[編集]
一級河川
小牧市春日井市周辺河川の位置関係図

地域

[編集]

人口

[編集]
清須市と全国の年齢別人口分布(2005年) 清須市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 清須市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
清須市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 59,752人
1975年(昭和50年) 61,165人
1980年(昭和55年) 61,138人
1985年(昭和60年) 60,986人
1990年(平成2年) 61,578人
1995年(平成7年) 62,738人
2000年(平成12年) 63,009人
2005年(平成17年) 63,358人
2010年(平成22年) 65,841人
2015年(平成27年) 67,327人
2020年(令和2年) 67,352人
総務省統計局 国勢調査より


隣接する自治体・行政区

[編集]
愛知県の旗愛知県

歴史

[編集]

戦国時代

[編集]

織田信長は青年時代に清須城を根拠地とし、安土桃山時代には福島正則が清須城の城主だった。

  • 1582年天正10年)にはこの地で清洲会議が行われた。当時の清須は尾張の首府であり、関東の巨鎮と称されたという記録が残されている[1]

江戸時代

[編集]
  • 1612年慶長17年)以後には徳川家康清洲越しを行い、清須城の城下町はまるごと名古屋に移転した。
  • 江戸時代以後は、美濃路の宿場町である清須宿や、美濃路の市場である枇杷島市が存在していた。枇杷島市においてはその財力を背景に江戸時代より町内会ごとに名古屋型山車が作られており、江戸時代末期の1802年(享和2年)より尾張西枇杷島祭りが行われている。当祭は、名古屋東照宮の祭礼の形態を引き継ぐ数少ない祭として知られている。

沿革

[編集]

行政

[編集]

市長

[編集]
市長
  • 初代 - 3代:加藤静治(2005年8月7日 - 2017年8月6日)
  • 4代 - 5代:永田純夫(2017年8月7日 - 現職)

議会

[編集]

市議会

[編集]

県議会

[編集]
2019年愛知県議会議員選挙
  • 選挙区:清須市、北名古屋市及び西春日井郡選挙区
  • 定数:2人
  • 投票日:2019年4月7日
候補者名 当落 年齢 党派名 新旧別 得票数
水野富夫 69 自由民主党 無投票
安藤敏毅 61 立憲民主党 無投票
2015年愛知県議会議員選挙
  • 選挙区:清須市、北名古屋市及び西春日井郡選挙区
  • 定数:2人
  • 投票日:2015年4月12日
  • 当日有権者数:129,759人[3]
  • 投票率:35.21%[3]
候補者名 当落 年齢 党派名 新旧別 得票数
水野富夫 65 自由民主党 16,775票
安藤敏毅 57 民主党 14,119票
太田考則 47 無所属 9,221票
中川敦史 43 無所属 4,713票

衆議院

[編集]
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
神田憲次 58 自由民主党 84,320票
西川厚志 52 立憲民主党 74,995票
比当 岬麻紀 52 日本維新の会 45,540票

施設

[編集]
西枇杷島警察
豊和病院

警察

[編集]
本部
交番
  • 春日交番(清須市春日社子地)
  • 新川交番(清須市須ヶ口駅前1丁目)
  • 清洲交番(清須市清洲1丁目)

消防

[編集]
本部
消防署
  • 西消防署(清須市西田中白山88番地)

医療

[編集]
保健所
  • 愛知県清須保健所
    • 春日地区にある。2014年に師勝保健所が市内に移転し改称。
主な病院

文化施設

[編集]
図書館
美術館
資料館

郵便局

[編集]
郵便番号

郵便番号は以下の通りとなっている。2006年10月1日に変更。

主な郵便局
  • 枇杷島郵便局
  • 清洲郵便局
  • 尾張新川郵便局
  • 須ヶ口郵便局
  • 枇杷島大和郵便局
  • 清洲丸之内郵便局
  • 春日郵便局
  • 二ツ杁郵便局

対外関係

[編集]

姉妹都市・提携都市

[編集]

海外

[編集]
姉妹都市
フレンドシップ相手国

2005年(平成17年)に開催された愛知万博では「一市町村一国フレンドシップ事業」が行われた。名古屋市を除く愛知県内の市町村が、120の万博公式参加国をフレンドシップ相手国として迎え入れた[6]

国内

[編集]
姉妹都市
その他

経済

[編集]

第三次産業

[編集]

商業

[編集]
主な商業施設

金融機関

[編集]
主な金融機関

拠点を置く企業

[編集]
キリンビアパーク名古屋

生活基盤

[編集]

ライフライン

[編集]

電力

[編集]

ガス

[編集]

上下水道

[編集]

電信

[編集]
市外局番
  • 市外局番名古屋市あま市と同じく、市内全域で052(名古屋MA)が使用される。
    • 市内局番は、西枇杷島町では主に500番台を、その他の地区では主に400番台を使用する。

ナンバープレート

[編集]
  • 名古屋市に隣接するが、車検証のナンバーは名古屋ナンバーではなく尾張小牧ナンバーである。

教育

[編集]
愛知医療学院短期大学
トヨタ名古屋自動車大学校

短期大学

[編集]
私立

専修学校

[編集]
私立

高等学校

[編集]
県立

中学校

[編集]
市立

小学校

[編集]
市立

交通

[編集]

鉄道

[編集]
枇杷島駅(JR東海 東海道本線)
枇杷島駅(JR東海 東海道本線)
須ヶ口駅(名古屋鉄道 名古屋本線)
須ヶ口駅(名古屋鉄道 名古屋本線)

市の中心となる駅:須ヶ口駅

名古屋駅に近いため、JR・名鉄とも特急は基本的に市内の駅に停車しない(須ヶ口駅に一部の特急が停車する)。

東海旅客鉄道(JR東海)
東海道本線枇杷島駅

清洲駅は稲沢市にあるが、駅の直ぐ南側が清須市になる。春日地区には鉄道は通っておらず、清洲駅または稲沢駅が最寄りとなる。

名古屋鉄道(名鉄)
名古屋本線:(枇杷島分岐点) - 西枇杷島駅 - 二ツ杁駅 - 新川橋駅 - 須ヶ口駅 - 丸ノ内駅 - 新清洲駅
犬山線:(枇杷島分岐点) - 下小田井駅
津島線須ヶ口駅

愛知県立五条高等学校の周辺など、あま市との境界から甚目寺駅まで徒歩で行くことも可能。

JR東海交通事業(TKJ)
城北線枇杷島駅 - 尾張星の宮駅

バス

[編集]

路線バス

[編集]

道路

[編集]
清洲JCT
国道22号線の上を行く名古屋高速道路

高速道路

[編集]

名古屋第二環状自動車道

  • (名古屋市西区) - (17)清洲東IC(名古屋南方面出入口) - (17-1)清洲JCT - (17)清洲東IC(名古屋西方面出入口) - (18)清洲西IC - (あま市)

名古屋高速6号清須線

名古屋高速16号一宮線

国道

[編集]
国道22号名岐バイパス
国道302号名古屋環状2号線

県道

[編集]
主要地方道
一般県道

ナンバープレート

[編集]

車検証住所(使用者)が本市の自動車には、尾張小牧ナンバーが交付される。

観光

[編集]

名所・旧跡

[編集]
清洲城
清洲宿本陣跡
主な城郭
主な寺院
主な神社

清須市内に約100近くの寺院・神社がある[11]

主な史跡

観光スポット

[編集]

文化・名物

[編集]
尾張西枇杷島まつり

祭事・催事

[編集]
主な祭事

名産・特産

[編集]

スポーツチーム

[編集]
名称 競技種目 所属リーグ 本拠地 運営会社・団体 設立
豊田合成ブルーファルコン ハンドボール JHL 豊田合成健康管理センター(愛知県稲沢市 豊田合成 1975年
豊田合成スコーピオンズ バスケットボール B3.LEAGUE 豊田合成健康管理センター(愛知県稲沢市 豊田合成 1980年

出身関連著名人

[編集]

清須市を舞台とした作品

[編集]

小説

[編集]

映画

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 清洲城 - 清須市観光協会”. www.kiyosu-kanko.jp. 2021年5月9日閲覧。
  2. ^ “新清須市が誕生 春日町合併、記念式に300人”. 中日新聞 (中日新聞社). (2009年10月1日)
  3. ^ a b 平成27年4月12日執行 愛知県議会議員一般選挙 投票状況速報” (PDF). 愛知県選挙管理委員会 (2015年4月12日). 2019年4月7日閲覧。
  4. ^ 第49回衆議院議員総選挙(小選挙区) 投票状況速報” (PDF). 愛知県選挙管理委員会 (2021年10月31日). 2000年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月1日閲覧。
  5. ^ 清須市はるひ美術館”. 清須市. 2022年8月23日閲覧。
  6. ^ 「あいちフレンドシップ交流アルバム」(あいちフレンドシップ交流アルバム)
  7. ^ "停電情報 中村営業所"”. 中部電力パワーグリッド. 2020年4月7日閲覧。
  8. ^ 主要なガス導管網概要および都市ガス供給エリア
  9. ^ a b 観光スポット 清須市観光協会
  10. ^ 日吉神社 清洲山王宮 日吉神社
  11. ^ 「神社・寺院一覧」(清須市の神社・寺院)
  12. ^ 地域情報|一般社団法人 名古屋西法人会 2014年6月24日閲覧。
  13. ^ [https://twitter.com/kiyosu_city/status/1749675601324347662?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Etweet%7C清須市公式X(旧Twitter)清須市 つながる地元魂 @kiyosu_city] 2024年1月23日閲覧。
  14. ^ 鳥山明さん死去 出身地の愛知・清須市へ記念ロゴ描き下ろしたばかり 毎日新聞 2024年3月8日閲覧。
  15. ^ | ビリギャル撮影地情報

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]