コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

牛久町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
うしくまち
牛久町
上総牛久駅(2008年撮影) 駅舎は1925年の開業時に建築(増改築あり)[1]
上総牛久駅(2008年撮影)
駅舎は1925年の開業時に建築(増改築あり)[1]
廃止日 1954年11月15日
廃止理由 新設合併
牛久町鶴舞町戸田村内田村平三村南総町
現在の自治体 市原市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 千葉県
市原郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 3,848
(角川日本地名大辞典 12 千葉県 839ページ〔明治村当時〕、1891年)
隣接自治体 市原郡鶴舞町、戸田村、内田村、養老村加茂村君津郡馬来田村
牛久町役場
所在地 千葉県市原郡牛久町牛久
座標 北緯35度24分03秒 東経140度08分05秒 / 北緯35.40097度 東経140.13469度 / 35.40097; 140.13469座標: 北緯35度24分03秒 東経140度08分05秒 / 北緯35.40097度 東経140.13469度 / 35.40097; 140.13469
牛久町の位置(千葉県内)
牛久町
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

牛久町(うしくまち)は、かつて千葉県市原郡に存在し、昭和の大合併により廃止された町。現在の市原市中部(南総地区)に所在していた。

1889年の町村制施行にともない明治村(めいじむら)として発足し、1924年に町制を施行した際に牛久町と改称した。

地理

[編集]

市原郡(郡域はほぼ現在[注釈 1]の市原市と重なる)の中部に位置する村であった[2]。1916年(大正5年)時点では、北に戸田村養老村、東に内田村鶴舞町、南に高滝村君津郡馬来田村、西に戸田村と接していた[3]

1916年(大正5年)に編纂された『千葉県市原郡誌』によれば、牛久(うしく)・奉免(ほうめん[注釈 2])・西国吉(にしくによし)・妙香(みょうこう)・(なか)・佐是(さぜ)・皆吉(みなよし)・金沢(かなざわ)・大蔵(おおくら)・(やぶ)・(いわ)の11区(いずれも町村制以前の旧村=大字)からなっていた[5]。これらの11個の大字は、現在の市原市の大字として存続している。

歴史

[編集]
市原郡域の町村制施行時の町村
1.八幡町 2.五井村〔のち五井町〕 3.千種村 4.鶴牧村〔のち姉崎町〕 5.東海村 6.海上村 7.菊間村 8.市東村 9.湿津村 10.市原村 11.市西村 12.養老村 13.戸田村 14.明治村〔のち牛久町〕 15.内田村 16.鶴舞村〔のち鶴舞町〕 17.高滝村 18.富山村 19.平三村 20.里見村 21.白鳥村
現在の行政区画
紫:市原市

町村制施行以後の行政区画変遷年表

[編集]
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い牛久村,奉免村,妙香村,中村,佐是村,西国吉村,皆吉村,金沢村,大蔵村,藪村,岩村が合併して市原郡明治村が成立。
  • 1924年(大正13年)7月15日 - 明治村が町制施行・改称して牛久町となる。
  • 1954年(昭和29年)11月15日 - 鶴舞町戸田村内田村平三村と合併して南総町となり消滅。
  • 1967年(昭和42年)10月1日 - 南総町が加茂村とともに市原市へ編入される。

交通

[編集]

鉄道

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2021年10月現在。所属自治体や地勢など、当分変更が見込まれないものに関しては、以後特に注記を設けない。
  2. ^ 現代では「ほうめ」と読まれているが[4]、『千葉県市原郡誌』に従う。

出典

[編集]
  1. ^ 小湊鉄道上総牛久駅本屋”. 文化遺産オンライン. 文化庁. 2021年9月26日閲覧。
  2. ^ 『千葉県市原郡誌』, p. 1123.
  3. ^ 『千葉県市原郡誌』, p. 1124.
  4. ^ 千葉県市原市奉免”. 郵便番号検索. 日本郵便. 2023年6月7日閲覧。
  5. ^ 『千葉県市原郡誌』, pp. 4, 1079.

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]