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2016年11月6日 (日) 12:39時点における版
熊谷 育美 | |
---|---|
生誕 | 1985年5月24日(39歳) |
出身地 | 日本 宮城県気仙沼市 |
ジャンル | J-POP |
職業 | シンガーソングライター |
担当楽器 |
歌 ピアノ |
活動期間 | 2009年 - |
レーベル |
livemaster records(2009年) タクミノート(2009年 - ) |
事務所 | セントラルミュージック |
公式サイト | kumagai193.com |
熊谷 育美(くまがい いくみ、1985年5月24日 - )は、日本の女性シンガーソングライター。宮城県気仙沼市出身・在住。所属レコード会社はテイチクエンタテインメント。所属事務所はセントラルミュージック。
来歴
3歳からピアノに触れており、14歳からオリジナル曲を作るようになっていた。今まで書いたオリジナル曲は300曲を超える。
歌手を目指して上京するも、挫折して帰郷。一時は音楽を断念しかけたが、2009年(平成21年)1月に「人は皆、不甲斐ないね」でインディーズデビューした。その後、プロデューサーの土屋望に才能を見いだされ、同年11月にタクミノート[1]から「人待雲」でメジャーデビューした。地元宮城県では「帰りたいよ」が東北放送の2010年4月度イチオシパワープレイとなり[2]、同局のテレビおよびラジオでヘヴィー・ローテーションされた。
帰郷して19歳の頃に作った「月恋歌(げつれんか)」が偶然映画監督・堤幸彦の耳に止まり、全国東宝系映画『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』の主題歌に抜擢された。熊谷育美が尊敬する鬼束ちひろの後を受けての主題歌となる。監督自身が「この曲しかない。3秒で分かった。声の透明感とかメロディーのうねるカンジとか」と惚れ込んだ。
2011年(平成23年)3月11日、自らが住む気仙沼市にて、お笑いコンビのサンドウイッチマン(宮城県仙台市出身)と共に、TBCテレビ『サンドのぼんやり〜ぬTV』の企画「ぼんやり〜ぬ遺産を探せ」のロケーション収録をしていた[3][4]。気仙沼漁港に隣接する観光施設「海鮮市場 海の市[5]」での撮影が終了し、撮影クルーと別れた直後、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)に遭った[3][6]。本人並びに高台にあった自宅は難を逃れるも、地震と津波で気仙沼湾沿岸市街地は瓦礫の山となり、倒壊した石油タンクから流出した重油などに引火して故郷が火の海と化すのを目の当たりにした[7][8]。親族と共にしばらく避難所生活をした後、3月23日に中国・香港で開催される「香港アジアポップミュージックフェスティバル」に日本代表として選出されていたため、知人の車で秋田空港に向かい、東京までたどり着いたが、同フェスティバルへの参加を取り止め、東京のマスメディアから被災地の状況を発信し続けた[3][9][10]。
2012年、TBCテレビ『ウォッチン!みやぎ』の番組内企画から誕生した、“加藤登紀子 with みちの空(く)”名義の復興支援シングル「わせねでや」(作詞・作曲・共同プロデュースはヒザシ(元ザ・キャプテンズ)が担当)のレコーディングに、ピアノ演奏で参加。その後“加藤登紀子 with みちの空”名義でのライブなどにも参加している[11]。
音楽番組において、若者向けの「ミュージックステーション」とシニア層向けの「NHK歌謡コンサート」の両番組に出演を果たしている希少な歌手でもある。
2016年7月放送のラジオ番組内で東京在住の男性と入籍したことを発表した。現在も本人は気仙沼在住のため、同居はしていない。
“満月の夜”定例ライブ
主に東京都神谷町にある「光明寺」にて、2010年7月26日より満月の夜に行う定例ライブ「花鳥満月~光と影~」を行っている。
公演日 | 備考 | |
---|---|---|
第一話 | 2010年7月26日(月) | 「光明寺」にて。観覧無料。 |
第二話 | 2010年8月25日(水) | 「光明寺」にて。観覧無料。 |
第三話 | 2010年9月23日(木・祝) | 体調不良のため、公演中止。 |
第四話 | 2010年10月22日(金) | 「光明寺」にて。観覧無料。 |
第五話 | 2010年12月17日(金) | 「光明寺」にて。観覧無料。 |
第六話 | 2011年5月17日(火) | 「光明寺」にて。観覧無料。ラジオでライブの一部がオンエアされた。 |
第七話 | 2011年6月16日(木) | 「光明寺」にて。観覧無料。 |
第八話 | 2011年7月15日(金) | 「光明寺」にて。観覧無料。 |
第九話 | 2011年9月12日(月) | 「光明寺」にて。観覧無料。 |
第十話 | 2011年10月18日(火) | 東京都青山「月見ル君想フ」にて。ワンマンライブ。 |
第十一話 | 2011年12月21日(水) | 「光明寺」にて。観覧無料。 |
第十二話 | 2012年3月8日(木) | 「光明寺」にて。観覧無料。 |
作品
シングル
発売日 | タイトル | 商品形態 | 規格番号 | |
---|---|---|---|---|
インディーズ | 2009年1月21日 | 人は皆、不甲斐ないね | 12cmCD | XQDQ-1931 |
1st | 2009年11月18日 | 人待雲 | 12cmCD | TECG-21 |
2nd | 2010年3月24日 | 帰りたいよ | 12cmCD | TECG-23 |
3rd | 2010年5月5日 | 月恋歌 | 12cmCD | TECG-28 |
4th | 2011年4月20日 | 雲の遥か | 12cmCD | TECG-34 |
5th | 2012年6月20日 | 強く | 12cmCD | TECG-42 |
6th | 2013年5月22日 | グッド・バイ・マイ・ラブ | 12cmCD | TECG-46 |
アルバム
発売日 | タイトル | 商品形態 | 規格番号 | |
---|---|---|---|---|
1st | 2011年10月19日 | その先の青へ | 12cmCD | TECG-30056 |
2nd | 2012年11月21日 | 光 | 12cmCD | TECG-26074 |
タイアップ
起用年 | 楽曲 | タイアップ |
---|---|---|
2009年 | 人待雲 | 朝日放送『ごきげん!ブランニュ』2009年11月度エンディングテーマ |
CBCラジオ『いっしょに歌お!CBCラジオ 今月のうた』2009年11月度 | ||
2010年 | 月恋歌 | 東宝配給映画『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』主題歌 |
テレビ朝日『TRICK 新作スペシャル2』主題歌 | ||
2013年 | グッド・バイ・マイ・ラブ | |
東映配給映画『くちづけ』主題歌 | ||
2015年 | 旅路 | |
東映配給映画『悼む人』主題歌 |
出演
テレビ
放送局 | 番組名 | 放送日 |
---|---|---|
テレビ朝日 | ミュージックステーション | 2010年5月7日 |
NHK総合 | MUSIC JAPAN | 2010年5月16日 |
フジテレビ | ミュージックフェア | 2010年5月22日 |
フジテレビ | ミュージックフェア | 2010年5月29日 |
TBSテレビ | Nスタ特集 | 2011年4月14日 |
NHK総合 | NHK歌謡コンサート | 2011年6月14日 |
日本テレビ | スッキリ!!特集 | 2011年8月25日 |
NHK総合 | “花は咲く”スペシャル~一つの歌がつむぐ物語~ | 2012年9月5日 |
ミヤギテレビ | 思い、伝え続ける… 〜今もそしてこれからも〜 | 2014年1月18日 |
ラジオ
放送局 | 番組名 | 放送時間 |
---|---|---|
FM石川 Date fm |
熊谷育美の "自給自足" な日々 | FM石川 金曜日21:30 - 21:55 Date fm 月曜日12:00 - 12:25 |
FM-FUJI | Music Spice+! | 火曜日24:25 - 24:40 |
東北放送 | 熊谷育美 僕らの声 | 日曜日7:30 - 8;00 |
Date fm | 熊谷育美の明日へ向かって! | 土曜日11:00 - 11:25 |
脚注
- ^ テイチクエンタテインメントのレーベルの1つ。
- ^ TBCイチオシパワープレイ(東北放送 2010年4月)
- ^ a b c 【災害関連】気仙沼在住の熊谷育美、「今後も故郷で音楽を作り続けていきます」(BARKS 2011年3月18日)
- ^ 1か月半ぶりに番組再開! サンドウィッチマンが宮城・気仙沼のあのロケ地を再訪(東京ウォーカー 2011年4月30日)
- ^ 海鮮市場 海の市
- ^ ロケ中に震災したサンドウィッチマン 気仙沼の避難所訪問(河北新報 2011年3月26日)
- ^ 熊谷育美「灯油と石油ストーブが必要」(デイリースポーツ 2011年3月18日)
- ^ 倒壊タンクからドラム缶6万本分…気仙沼大火災(読売新聞 2011年4月7)
- ^ サンドと共に被災した熊谷育美が決意「気仙沼で音楽を作り続ける」(ORICON STYLE 2011年3月20日)
- ^ 東京での10日間。(熊谷育美オフィシャルブログ 2011年3月27日)
- ^ 「わせねでや」オフィシャルサイト
関連項目
外部リンク