sakanaction (アルバム)
『sakanaction』 | ||||
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サカナクション の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
ロック エレクトロニカ テクノ | |||
時間 | ||||
レーベル |
ビクターエンタテインメント Getting Better(2LP) | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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サカナクション アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
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『sakanaction』収録のシングル | ||||
ミュージックビデオ | ||||
「僕と花」 - YouTube 「夜の踊り子」 - YouTube 「ミュージック」 - YouTube |
『sakanaction』(サカナクション)は、日本のロックバンド・サカナクションの6枚目のオリジナルアルバム。2013年3月13日にビクターエンタテインメントから発売された。
概要
[編集]前作から約1年半ぶりとなるアルバムで、セルフタイトルとなっている。
今作のテーマは「表裏一体」。大型タイアップ曲などの表の部分と、今サカナクションがやりたい裏の部分、両方が混ざりあった部分がそれぞれ収録されている[7]。
メンバー5人が、ボーカル山口一郎の自宅に集まって作成した。山口曰く「仕事感覚じゃなくて、高校時代の放課後みたいにやりたかった」と述べており、この為に声を張って歌う事が出来なかった為、ファルセットを用いて歌った楽曲も多い[要出典]。
通常盤・初回限定盤共にTSUTAYAで予約した場合、スペシャル・ステッカー及びイベント抽選応募ハガキが付属する[8]。
オリコンチャートで、初登場1位を獲得。1位を獲得したのは、シングル・アルバム通じ、デビュー6年目にして初となった[9]。
評価
[編集]受賞
[編集]年 | 音楽賞 | 結果 | 出典 |
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2014 | 第6回CDショップ大賞 | 入賞 | [10] |
収録曲
[編集]全作詞・作曲: 山口一郎[注釈 1]、全編曲: サカナクション[注釈 2]。 | |||
# | タイトル | 録音・ミックス | 時間 |
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1. | 「intro」(バイノーラル音源使用) | 浦本雅史 | |
2. | 「INORI」 | 浦本雅史 | |
3. | 「ミュージック」 | 浦本雅史 | |
4. | 「夜の踊り子」 | 浦本雅史 | |
5. | 「なんてったって春」 | 浦本雅史 | |
6. | 「アルデバラン」 | 浦本雅史 | |
7. | 「M」 | 浦本雅史 | |
8. | 「Aoi」 | 浦本雅史 | |
9. | 「ボイル」 | 浦本雅史 | |
10. | 「映画」 | 浦本雅史 | |
11. | 「僕と花」 | 浦本雅史 | |
12. | 「mellow」 | 浦本雅史 | |
13. | 「ストラクチャー」 | 浦本雅史 | |
14. | 「朝の歌」 | 浦本雅史 | |
合計時間: |
# | タイトル | リミックス | 時間 |
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15. | 「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(Ks_Remix)」 | 草刈愛美 | |
合計時間: |
- intro
- バイノーラル音声が使用されたインスト曲。
- INORI
- ミュージック
- 夜の踊り子
- なんてったって春
- アルデバラン
- M
- Aoi
- ボイル
- 映画
- 8枚目のシングル「ミュージック」にカップリングとして収録された「映画 (コンテ 2012/11/16 17:24)」のアルバム版。コンテ版からフレーズに若干の変化がある。
- 僕と花
- 6枚目のシングル表題曲
- 関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜』主題歌
- mellow
- ストラクチャー
- インスト曲。
- INORI EPでは別バージョンのStructure (Extend mix)が収録されている。
- 朝の歌
- 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(Ks_Remix)
- 5枚目のシングル表題曲の草刈によるリミックス音源。初回生産限定盤にのみ収録。
初回生産限定盤
[編集]- DVD及びBlu-rayには、サカナクションの2012年の活動を記録した映像やデータをカレンダー形式で見られる「sakanacalender 2012」が収録。このコンテンツではライブ映像、夏フェス会場でのライブ写真、「僕と花」と「夜の踊り子」のPVメイキング、山口一郎の自宅の風景、レコーディングドキュメンタリーなどが収録。
- Blu-rayにのみ、「僕と花」「夜の踊り子」「ミュージック」のミュージック・ビデオが収録されている。
ツアー「SAKANAQUARIUM2013 "sakanaction"」
[編集]SAKANAQUARIUM2013 "sakanaction | ||||
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サカナクション の アルバム・ツアー | ||||
場所 |
日本 台湾 | |||
関連アルバム | sakanaction | |||
初日 | 2013年3月27日 | |||
最終日 | 2013年6月15日 | |||
行程 | 13 | |||
公演数 | 20 | |||
サカナクション ツアー 年表 | ||||
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本作のリリースツアーとなる「SAKANAQUARIUM2013 "sakanaction"」が2013年3月27日から6月15日にかけて2ヶ国11都市のさまざまな規模の会場で計20公演が開催された[17][18]。サカナクションのワンマンライブで大阪城ホール公演および海外公演が開催されたのはこのツアーが初である。さらに幕張メッセおよび大阪城ホール公演ではアリーナクラスの大規模会場では世界初となる6.1chのサラウンド音響によるライブが開催された[19][20]。
公演日 | 会場 | 備考 |
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3月27日 | 神奈川 川崎 CLUB CITTA' | ファンクラブ会員限定ライブ |
3月30日 | 宮城 東京エレクトロンホール宮城 | |
4月6日 | 北海道 Zepp Sapporo | |
4月7日 | 北海道 Zepp Sapporo | |
4月10日 | 京都 KBSホール | |
4月11日 | 京都 KBSホール | |
4月13日 | 新潟 LOTS | |
4月14日 | 新潟 LOTS | |
4月20日 | 高知 BAY5 SQUARE | |
4月21日 | 広島 BLUE LIVE | |
4月24日 | 愛知 Zepp Nagoya | |
4月25日 | 愛知 Zepp Nagoya | |
4月27日 | 福岡 Zepp Fukuoka | |
4月28日 | 福岡 Zepp Fukuoka | |
5月18日 | 千葉 幕張メッセ | 6.1chサラウンド音響のライブが実施された。 |
5月19日 | 千葉 幕張メッセ | |
5月22日 | 大阪 大阪城ホール | |
6月1日 | 沖縄 ミュージックタウン音市場 | |
6月14日 | 台湾 The WALL TAIPEI | |
6月15日 | 台湾 The WALL TAIPEI |
演出
[編集]- NINJA LIGHT
- 照明機器の一つとして、前年のZEPP ALIVEツアーから採用されたエンジニア・ライティング社のNINJA LIGHTが本ツアーでも引き続き採用された。
- Z-beam
- NINJA LIGHTと同じくエンジニア・ライティング社の照明。37個のLED光源が半球状に設置されており、使用時は自らが光るミラーボールのような外観をしている。本ツアーの開催当時はまだ世界に16台しかなかった機材であり、幕張メッセ公演では15台を本番で使用、残り1台も予備として会場に搬入されていた[21]。
テレビ放送
[編集]5月19日の幕張メッセでの公演の模様が2013年7月18日にWOWOWで放送された[22]。この日に放送された映像はこれ以降にも何度かWOWOWで放送されている。
映像作品
[編集]『SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-』 | ||||
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サカナクション の ライブ・ビデオ | ||||
リリース | ||||
録音 |
2013年5月19日 日本・幕張メッセ 9-11展示場 | |||
ジャンル |
ロック エレクトロニカ テクノ | |||
レーベル | ビクターエンタテインメント | |||
サカナクション 映像作品 年表 | ||||
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EANコード | ||||
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映像外部リンク | |
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サカナクション - LIVE Blu-ray&DVD「SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction」 トレーラー Vol.1 | |
サカナクション - LIVE Blu-ray&DVD「SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction」トレーラー Vol.2 |
幕張メッセでの公演の様子を収録した映像作品が「SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-」というタイトルで2013年11月13日にビクターエンタテインメントから発売された。本作は初回限定盤(Blu-ray/DVD)と通常盤(Blu-ray/DVD)の合計4形態でリリースされる。本ツアーでは世界初のアリーナクラスの大規模会場でのサラウンドライブが開催されたこともあり、映像作品化にあたっては音声収録に力が込められている。Blu-rayでは2chステレオ音源(96kHz 24bit)に加え5.1chサラウンド音源(96kHz 24bit)・バイノーラル音源(96kHz 24bit)の計3種類を、DVDでは2chステレオ音源(48kHz 24bit)とバイノーラル音源(48kHz 24bit)の2種類の音源を収録している。サカナクションの作品でサラウンド音源が使用されるのはこの映像作品(Blu-ray盤のみ)が初となる。またバイノーラル音声はホームシアター環境で再生した5.1サラウンドの音声をバイノーラルマイクで再録音した音声を使用しており、詳しくはビクターのYouTubeチャンネル公開されている本作品のトレーラ映像などで解説されている。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b "sakanaction [CD+Blu-ray Disc]<初回生産限定盤>". タワーレコードオンライン. タワーレコード株式会社. 2020年5月29日閲覧。
- ^ a b "sakanaction [CD+DVD]<初回生産限定盤>". タワーレコードオンライン. タワーレコード株式会社. 2020年5月29日閲覧。
- ^ a b "sakanaction<通常盤>". タワーレコードオンライン. タワーレコード株式会社. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "sakanaction(CD+Blu-ray初回生産限定盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "sakanaction(CD+DVD初回生産限定盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "sakanaction(通常盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "ニューアルバム『sakanaction』完成!(サカナLOCKS!)". 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. エフエム東京. 25 February 2013. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "サカナクション、1年半ぶり待望のニュー・アルバム発売! TSUTAYAオリジナル・イベントも開催!". TSUTAYA. 株式会社蔦屋書店. 25 February 2013. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "【オリコン】サカナクション、デビュー6年目で初首位]". Oricon News. オリコン株式会社. 19 March 2013. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "THE RECORD 2014年3月号". 一般社団法人 日本レコード協会. 日本レコード協会. 17 March 2014. p. 2. 2022年3月6日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2022年3月6日閲覧。
- ^ a b c "あなたがアルバム『sakanaction』のリード曲を選ぶとしたらどの曲にしますか?(サカナLOCKS!)". 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. エフエム東京. 25 March 2013. 2020年5月29日閲覧。
- ^ a b c 鹿野淳 2013a, p. 30-31.
- ^ a b c "MUSICA3月号本日発売につき、サカナクション巻頭記事の裏ネタをどうぞ!". MUSICA. 株式会社FACT. 15 February 2013. 2020年5月29日閲覧。
- ^ a b "ニューアルバム『sakanaction』収録曲の"表と裏"(サカナLOCKS!)". 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. エフエム東京. 4 April 2013. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "サカナクション山口一郎先生が登場!(生放送教室)". 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. エフエム東京. 18 March 2013. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "2018年、新学期の『音学の宿題』を発表!(サカナLOCKS!)". 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. エフエム東京. 12 April 2018. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "サカナクション、幕張メッセ2daysや大阪城ホールを含む全国ツアー開催". rocking'on.com. 株式会社ロッキング・オン. 14 December 2012. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "サカナクション、初の海外ワンマンライヴが決定". rocking'on.com. 株式会社ロッキング・オン. 20 March 2013. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "サカナクション、幕張メッセと大阪城ホールでのライヴにドルビーサラウンドシステムを導入". rocking'on.com. 株式会社ロッキング・オン. 30 March 2013. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "サカナクション、実験的&圧巻演出で魅了した幕張2DAYS". 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ. 22 May 2013. 2020年5月29日閲覧。
- ^ 布施雄一郎 2013a.
- ^ "サカナクション SAKANAQUARIUM2013 sakanaction". WOWOW. 株式会社WOWOW. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-(Blu-ray初回限定盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-(Blu-ray通常盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-(DVD初回限定盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧。
- ^ "SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-(DVD通常盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧。
CD・DVD・Blu-rayのチャートと売り上げ
[編集]- ^ “2013年03月25日付の週間アルバムランキング情報”. Oricon News. オリコン株式会社 (2013年3月25日). 2015年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月7日閲覧。
- ^ “2013年のCDアルバム年間ランキング”. Oricon News. オリコン株式会社 (2013年). 2014年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月7日閲覧。
- ^ "THE RECORD 2015年5月号". 一般社団法人 日本レコード協会. 日本レコード協会. 10 May 2013. p. 14. 2021年1月15日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2022年3月7日閲覧。
外部リンク
[編集]バンドの公式サイト
[編集]歌詞掲載サイト
[編集]参考文献
[編集]- 鹿野淳「COVER STORY「サカナクション 遂に生まれた最高傑作『sakanaction』! 完成までの生々しき全吐露、および最速第一声をここに!」」『MUSICA』第71巻、FACT、2013年3月15日、16 - 35頁。
- 水島七恵、平林理奈、菅原淳子 著「INSIDE/MONOLOGUE 01ch SAKANAQUARIUM2017 10th ANNIVERSARY 『2007.05.09』TOUR SETLIST」、水島七恵 編『[SAKANAQUARIUM2017 10th ANNIVERSARY Arena Session 6.1ch Sound Around] Tour Booklet』株式会社ヒップランドミュージックコーポレーション、2017年。
- サカナクション 著「Ⅱ データ/考察」、魚図鑑編纂委員会、企画編集部 編『魚大図鑑』平林奈緒美、伊東総研、JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント、2018年3月28日。VIZY-491。
- サカナクション 著、魚図鑑編纂委員会、企画編集部 編『魚図鑑』平林奈緒美、伊東総研、JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント、2018年3月28日。VIZY-1371/1372。
- 布施雄一郎『SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-(Blu-ray/DVD初回限定盤付属ブックレット)』ビクターエンタテインメント、2013年11月13日。VIZY-249。