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|画像説明 = 駅全景 |
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|よみがな = ななお |
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|ローマ字 = Nanao |
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2020年2月15日 (土) 00:58時点における版
七尾駅 | |
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駅全景 | |
ななお Nanao | |
所在地 | 石川県七尾市御祓町イ28-2 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) のと鉄道 |
電報略号 | ナナ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
(JR西日本)1,157人/日 (のと鉄道)357人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)4月24日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■七尾線[* 1](JR西日本) |
キロ程 |
54.4km(津幡起点) 金沢から65.9 km |
◄徳田 (5.5 km) (5.1 km) 和倉温泉► | |
所属路線 | ■七尾線[* 1](のと鉄道) |
キロ程 | 0.0 km(七尾起点) |
(5.1 km) 和倉温泉► | |
備考 |
共同使用駅(JR西日本の管轄駅) 直営駅 みどりの窓口 有[1] |
七尾駅 | |
---|---|
ななお Nanao | |
(0.0 km) 七尾港► | |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 七尾線(貨物支線) |
キロ程 | 2.1 km(七尾起点) |
廃止年月日 | 1984年(昭和59年)2月1日 |
七尾駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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七尾駅(ななおえき)は、石川県七尾市御祓(みそぎ)町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・のと鉄道の駅である[1]。石川県の鉄道駅で最も東にある。
概要
能登地方の中心都市である七尾市の代表駅であり、同市の市街地中心部に位置する。1898年(明治31年)に七尾鉄道(七尾線)の駅として現在位置とは異なる場所にて開業し、1907年(明治41年)に国有化。1924年(大正14年)に現在地に移転。1987年(昭和62年)よりJR西日本の駅となった。国鉄時代には隣接して七尾機関区が置かれたほか、七尾港までの貨物支線が敷設され、能登地方における鉄道の中心地であった。大阪や金沢からの特急列車が発着する。
1991年(平成3年)に七尾線は電化され、同時に当駅を境に運転系統の分離が行われた。七尾線のうち、JR西日本での運行は一つ北の和倉温泉駅までで、以北は第三セクター鉄道であるのと鉄道に運行が移管された[1]。ただし、金沢・津幡方面から和倉温泉駅まで運転される列車は特急列車のみで、普通列車は七尾駅を境に金沢・津幡方面がJR西日本、和倉温泉・穴水方面はのと鉄道が運行することとなった[1]。
したがって、七尾駅から和倉温泉駅までの間は両社の共用区間となり、JR西日本が路線の所有と特急列車の運行を、のと鉄道が普通列車の運行を、それぞれ受け持つ形となっている(下表参照)。
駅名 | 津幡駅 | … | 七尾駅 | 和倉温泉駅 | … | 穴水駅 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
路線名 | JR西日本 七尾線 | |||||||
のと鉄道 七尾線 | ||||||||
特急列車 | JR西日本による運行 | |||||||
普通列車 | JR西日本による運行 | のと鉄道による運行 |
表中の所属事業者および路線は以下のとおり。
なお、当駅は両事業者の共同使用駅という扱いになるが、JR西日本で管理し、のと鉄道切符の委託販売もしている。(通常JRのきっぷはクレジットカードが使用できるが委託販売分は使用できない)、またのと鉄道社員が常駐しており、自社とJR以外の他社がコラボした切符の販売や、レンタサイクルの受付を行っている。JR七尾線(中津幡駅 - 和倉温泉駅間各駅)の管理・運営を行う七尾鉄道部が構内に置かれている。
歴史
- 1898年(明治31年)4月24日 - 七尾鉄道の駅として、津幡仮停車場(本津幡駅の前身) - 矢田新(後の七尾港)間開通時に開業[1]。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 七尾鉄道が国有化。帝国鉄道庁(国鉄)の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。七尾線の所属となる。
- 1925年(大正14年)12月15日 - 七尾線が和倉駅(現在の和倉温泉駅)まで延伸。それに伴い現在地に移転。
- 1982年(昭和57年)11月15日 - 車扱貨物の取扱を廃止。七尾 - 和倉温泉間の途中で分岐し、七尾港に面する住友大阪セメント七尾サービスステーション(旧・住友セメント七尾工場)へ至る専用線があり、当駅から津幡駅などへ向けてセメント輸送が行われ、全国でここだけという七尾工場専属所有の3軸ボギー大型ホッパー車ホキ5500形が在籍していた。なお、専用線の分岐点は、1933年(昭和8年)まで小島信号場という独立した信号場であった。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 七尾港駅までの貨物支線が廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化で西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1991年(平成3年)9月1日 - 和倉温泉以南の電化営業開始。当駅 - 輪島間をのと鉄道七尾線に変更。
- 2006年(平成18年) - 七尾駅前第二地区第一種市街地再開発事業により、新バスターミナルが完成する。
- 2011年(平成23年)8月 - 七尾線電化20周年記念式典・車両フェスタが敷地内で開催される。
- 2015年(平成27年)7月1日 - 駅舎内に観光案内所が設置される[3]。
- 2016年(平成28年)5月26日 - キヨスク時代から営業が続いていた駅内売店「CHAO」からブランド転換した、セブン・イレブン キヨスクJR七尾駅店がオープン。同時に1936年(昭和11年)より営業していた「松乃鮓」の駅弁販売は前日をもって終了した。
- 2017年(平成29年)2月28日 - 1番のりばに青柏祭の「でか山」を描いた壁画が設置される[4][5]。
-
移転前の七尾駅舎(現在は越中八尾駅の駅舎)
駅構造
地上駅で、コンクリート造りの2階建て駅舎を備える。ホームは2面4線あり、JRが単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線(電化)を使用し、のと鉄道が単式ホームに接する切欠きホーム1面1線(非電化)を使用している[1]。単式・島式ホーム間は跨線橋で連絡している。構内西側には七尾鉄道部の車両留置線が敷設され、夜間滞泊が設定されている。
前述の通りJR西日本の直営駅で、みどりの窓口、自動券売機が設置されている。隣接してのと鉄道の自動券売機も設置されている。
駅売店としてセブン-イレブンKIOSKが設置されている。田鶴浜のみそまんじゅう等の土産品も販売されている。駅施設内に喫茶店「ラポール七尾」が出店していたが、2013年(平成25年)2月に閉店した。
また、駅前再開発工事の完了後、駅正面に設置されていた時計が一時期撤去されたが、地域・議会の要望[6]を受けて2011年(平成23年)2月に新設された。
北陸新幹線開業、花嫁のれん運転に伴う観光需要増加のため観光案内所が2015年に設置された。レンタサイクルも行っている。(1日500円)
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
JR七尾線 | ||||
1 | ■七尾線 | 下り | 和倉温泉行き | 特急のみ |
上り | 津幡・金沢方面 | 特急・普通 | ||
2 | 主に普通 | |||
下り | 和倉温泉行き | 花嫁のれん運転日に「能登かがり火3号」が停車 | ||
3 | 和倉温泉方面 | 主に当駅止まりの普通 | ||
のと鉄道七尾線 | ||||
のと | ■七尾線 | 下り | 和倉温泉・穴水方面 | 普通のみ |
- 3番のりばは到着列車(降車専用)が使用する。
- 臨時ダイヤ設定時や事故・気象などのダイヤ乱れの場合、のと鉄道の穴水方面行きがJR線ホームに発着する場合もある。
- 列車運転指令上では、1番のりばが「上り本線」、2番のりばが「中線」、3番のりばが「下り本線」、のとホームが「のと本線」となっている。
利用状況
「石川県統計書」と「七尾市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | JR西日本 | のと鉄道 |
---|---|---|
1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗車人員 | |
1995年(平成 | 7年)1,962 | 1,534 |
1996年(平成 | 8年)1,829 | 1,018 |
1997年(平成 | 9年)1,689 | 1,335 |
1998年(平成10年) | 1,632 | 1,268 |
1999年(平成11年) | 1,569 | 1,229 |
2000年(平成12年) | 1,513 | 1,168 |
2001年(平成13年) | 1,476 | 958 |
2002年(平成14年) | 1,383 | 757 |
2003年(平成15年) | 1,362 | 716 |
2004年(平成16年) | 1,323 | 701 |
2005年(平成17年) | 1,294 | 585 |
2006年(平成18年) | 1,242 | 645 |
2007年(平成19年) | 1,230 | 560 |
2008年(平成20年) | 1,240 | 569 |
2009年(平成21年) | 1,240 | 519 |
2010年(平成22年) | 1,206 | 472 |
2011年(平成23年) | 1,167 | 449 |
2012年(平成24年) | 1,103 | 436 |
2013年(平成25年) | 1,143 | 386 |
2014年(平成26年) | 1,090 | 364 |
2015年(平成27年) | 1,138 | 476 |
2016年(平成28年) | 1,106 | 367 |
2017年(平成29年) | 1,157 | 357 |
駅周辺
駅周辺に駐車場・駐輪場が整備されている。
駐車場
- 駅前ミナ.クル駐車場 - 20台(午前10時から午後10時)※ミナクル利用者に限る。無料。夜間閉鎖。
- パトリア駐車場 - 500台(午前7時30分から午後9時30分)※3時間無料。
- ミナ.クル駐車場 - 200台(24時間)※ミナ.クル利用者に限り3時間無料。
- 市役所前駐車場 - 100台(午前8時から午後6時)※無料。
- 七尾駅東駐車場 - 54台(24時間) ※通勤以外で七尾駅を利用する場合使用可能、無料
東側
西側
南側
北側
- 七尾駅前通り(リボン通り)商店街
- 東部商店街
- 中央通商店街
- 一本杉通り商店街
- 七尾銀座通
- 七尾港
- 七尾郵便局
- のと共栄信用金庫本店
- 能登食祭市場
- パトリア(専門店街)
- ミナ.クル(市役所第二庁舎、七尾市立中央図書館、大和七尾ショップ、ビジネスホテル、商業施設)
- 国道249号
バス路線
バス停「七尾駅前」は、北鉄能登バス、七尾市コミュニティバス(まりん号・やまびこ号・ぐるっと7)のバスターミナルで、駅前に停留所が7ヶ所設置されている。また、駅周辺には能登島交通などのバス停が3ヶ所設置されている。バス停の名称はコミュニティバス停留所のほとんどが「七尾駅」。北鉄能登バス・能登島交通 等が「七尾駅前」。
七尾駅前バスターミナル
停留所 | のりば | バス会社 | 路線 | 行先 |
---|---|---|---|---|
七尾駅前 | 1 | 北鉄能登バス | (10路線)[7] | 到着(七尾駅前終点)専用 |
2 | 北鉄能登バス | 羽七東(うしちひがし)線 | 小金森・羽咋駅前 | |
万行・緑ヶ丘線 | 緑ヶ丘住宅(市内循環)・能登総合病院 | |||
3 | 北鉄能登バス | 脇線 | 脇 | |
崎山循環線 | 鹿渡島・上湯川・大野木 | |||
4 | 北鉄能登バス | 高浜線 | 大津西口・高浜・志賀中学校/七尾中学校 | |
満仁(まに)線 | 七原口・吉田 | |||
三階(みかい)線 | 西三階・サンビーム日和ケ丘 | |||
羽七東線 | 七尾中学校 | |||
5 | 北鉄能登バス | 羽七東線・和倉線 | 能登総合病院(終点) | |
七尾駅 | コミュニティバス | まりん号 城山ルート | (市内循環) | |
ぐるっと7 (西コース/東コース) |
(市内循環) | |||
七尾駅前 | 6 | 北鉄能登バス | 和倉線 | 和倉温泉駅前・和倉温泉/石崎漁港 |
JR七尾駅 | C | コミュニティバス | やまびこ号 | 滝尻車庫前 |
その他のバス停
停留所 | のりば | バス会社 | 路線 | 行先 |
---|---|---|---|---|
七尾駅前 | ミナ.クル前 | 北鉄能登バス | 羽七東線 | 能登総合病院・七尾中学校 |
パトリア前 | 能登島交通 | 曲線 | 和倉温泉駅前・和倉温泉・曲漁港前/のとじま臨海公園 | |
祖母ヶ浦線 | 和倉温泉駅前・和倉温泉・祖母ヶ浦 | |||
南線 | 和倉温泉駅前・和倉温泉・南・マリンパーク島の湯 | |||
七尾駅北交差点北側 | 曲線・祖母ヶ浦線・南線 | 公立能登総合病院 | ||
バスターミナル横 | 加越能バス | わくライナー | ひみ番屋街・新高岡駅・高岡駅 | |
ミナ.クル | ミナ.クル前 | コミュニティバス | まりん号 等伯ルート | (市内循環) |
丸一観光 | グリーンライナー | (羽咋・金沢経由)新宿駅西口・東京ディズニーランド | ||
(氷見・富山経由)東京駅・東京ディズニーシー |
隣の駅
※特急「サンダーバード」、「能登かがり火」、「花嫁のれん」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
- 西日本旅客鉄道
- ■七尾線
- *:
打消線は廃止信号場 - **:七尾駅 - 和倉温泉駅間はJR線としては特急列車のみ運行
- のと鉄道
- 七尾線
- 七尾駅 - 和倉温泉駅
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 七尾線貨物支線(七尾港線)
- 七尾駅 - 七尾港駅
脚注
- ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 43号 富山駅・高岡駅・和倉温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月16日、27頁。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ “JR七尾駅に観光案内所”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2015年7月9日)
- ^ “JR七尾鉄道部 和倉温泉駅リニューアル”. 交通新聞 (交通新聞社). (2017年3月6日)
- ^ “七尾駅にでか山壁画 除幕式、祭り文化発信”. 北國新聞 (北國新聞社). (2017年2月28日). オリジナルの2017年4月10日時点におけるアーカイブ。 2017年4月9日閲覧。
- ^ 七尾市議会会議録
- ^ 和倉線、高浜線、脇線、万行・緑ヶ丘線、崎山循環線、満仁線、三階線、羽七東線、コミュニティバス(ぐるっと7、やまびこ号)
関連項目
外部リンク
- 七尾駅(JR西日本)
- 七尾駅(のと鉄道)
- 路線バス情報 - 北陸鉄道(北鉄能登バス)
- 七尾市[バス時刻表]