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「峠下駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 05:13時点における版

峠下駅
駅舎(2017年8月)
とうげした
Tōgeshita
恵比島 (7.6 km)
(6.2 km) 幌糠
地図
所在地 北海道留萌市大字留萌村字峠下
北緯43度51分2.78秒 東経141度49分8.00秒 / 北緯43.8507722度 東経141.8188889度 / 43.8507722; 141.8188889
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 留萌本線
キロ程 28.3 km(深川起点)
電報略号 トタ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1910年明治43年)11月23日
備考 無人駅
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峠下駅(とうげしたえき)は、北海道留萌市大字留萌村字峠下にある北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線である。電報略号トタ

歴史

1977年の峠下駅と周囲約500m範囲。左が留萌方面。駅裏はすっかり草生しているが、かつては沢山の木材が野積みされていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「ルチシ・ポク」(峠の下)の意訳に由来する[3][4][5][6]石狩天塩両国境附近の峠を指す[7]

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、深川駅 - 留萌駅間の途中駅では唯一の列車交換可能な交換駅となっている[4]。互いのホームは千鳥式に配置され、駅舎側ホーム西側と対向側ホーム東側を結んだ構内踏切で連絡している[4]。駅舎側(南側)が下り線、対向側ホームが上り線となっている(番線表示なし)[4]。そのほか上り線の深川方から分岐し対向側ホーム外側の留萌方に至る行き止まりの側線を1線[4]、また上下線各々に安全側線を有している[4]。1983年(昭和58年)4月時点では下り線の留萌方から分岐し駅舎西側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[5]が、1993年(平成5年)3月までに撤去された[4]。かつては蒸気機関車用の給水塔などの設備も存在したが、その面影はなくなっている[4]

留萌駅管理の無人駅。駅舎は構内の南側(留萌方面に向かって左手側)に位置し下り線ホーム中央部分に接している[4]有人駅時代からの駅舎が残っている。外壁は茶色系の木製板張りで[7]、舎内には出札窓口や手小荷物受け渡し窓口が板で塞がれながらも残存している[7]待合室には3畳ほどの畳敷きのスペースがある[8]。かつては地元住民の手により造花や水中花が飾られていた[5]。無人化後も保線詰め所としての役割があり、冬期は除雪担当の保線要員が使用する[8]。そのため舎内は綺麗に管理されている。トイレを有する[7]。ホームの停車位置は10mほど離れている。

利用状況

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は18人[5]
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は4人[4]
  • 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「1名以下」[9]
  • 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.6人[10]
  • 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.8人[11]
  • 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.8人[12]、乗降人員調査(11月の調査日)平均は「1名以下」[13]

駅周辺

北に天塩連峰、南に増毛山地[5]と、駅のすぐ前まで山が迫り、裏手は雑木林の沢になっている[5]。駅前には小さな川が流れている[8]。農家が1軒ある以外には人気はない。恵比島駅との間にトンネルが2本ある。深川駅 - 留萌駅間のトンネルはこの2本のみである。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
留萌本線
下り4921D
石狩沼田駅峠下駅大和田駅
上り4920D
恵比島駅峠下駅留萌駅
上記以外の列車
恵比島駅 - 峠下駅 - *東幌糠駅 - 幌糠駅
*打消線は廃駅

脚注

  1. ^ 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)179ページより。
  2. ^ a b c 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)44ページより。
  3. ^ 北海道庁. “アイヌ語地名リスト”. 北海道庁. 2017年8月16日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)155ページより。
  5. ^ a b c d e f 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)196ページより。
  6. ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)106ページより。
  7. ^ a b c d e 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)171ページより。
  8. ^ a b c 書籍『すごい駅』(著:横見浩彦牛山隆信メディアファクトリー新書、2010年10月発行)26-27ページより。
  9. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道株式会社. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。
  10. ^ "駅別乗車人員(2016)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 8 December 2017. p. 3. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月17日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  11. ^ "留萌線(深川・留萌間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月18日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  12. ^ 留萌線(深川・留萌間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  13. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。

関連項目

外部リンク