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「幌糠駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 05:34時点における版

幌糠駅
駅舎(2017年8月)
ほろぬか
Horonuka
峠下 (6.2 km)
(5.5 km) 藤山
地図
所在地 北海道留萌市幌糠町
北緯43度51分20.13秒 東経141度45分30.24秒 / 北緯43.8555917度 東経141.7584000度 / 43.8555917; 141.7584000
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 留萌本線
キロ程 34.5 km(深川起点)
電報略号 ホヌ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1910年明治43年)11月23日
備考 無人駅
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幌糠駅(ほろぬかえき)は、北海道留萌振興局留萌市幌糠町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線である。電報略号ホヌ

歴史

1977年の幌糠駅と周囲約500m範囲。上が留萌方面。駅裏深川側に見える木工場は、新道が通ったため駅と切り離されているが、元々当駅に隣接した大きな貯木場の一部だった。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

戦前までは付近の御料林伐採材の主要な搬出駅であり、冬期間に伐採した木材を隣接土場に貯木し、それを夏期に当鉄道で搬出していた。

年表

駅名の由来

当駅の所在する地名より。地名は、現在の留萌川北支流の中幌糠川を指すアイヌ語の「ポロヌㇷ゚カペッ(poro-nupka-pet)」(大きい〔親なる〕・野の・川)に由来する[4][5][6]

なお、この名称は、中幌糠川より下流にある林川の原名「ポンヌㇷ゚カペッ(pon-nupka-pet)」(小さい・野の・川)と対になっている[4]

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の東側(留萌方面に向かって右手側、旧1番線)に存在する[7]転轍機を持たない棒線駅となっている[7]。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[8]。(列車交換の為、上り急行「はぼろ」が乗降扱いの臨時停車をしたこともある)互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム北側を結んだ構内踏切で連絡した[8]。駅舎側(東側)が上りの1番線、対向側ホームが下りの2番線となっていた[8]。そのほか1番線の深川方から分岐し駅舎南側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[8]。交換設備運用廃止後は1993年(平成5年)3月までに線路は撤去されたが、ホーム前後の線路は転轍機の名残で湾曲している[7]

無人駅となっている。駅舎は構内の東側に位置しホーム中央部分に接している[7]有人駅時代からの木造板張り[8]の駅舎は改築され、ヨ3500形車掌車[9]を改造した貨車駅舎となっている[7]宗谷本線の貨車駅舎と全く同一の外観となっている[9][5]。トイレは無い[5]

利用状況

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は84人[8]
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は24人[7]
  • 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「1名以下」[10]
  • 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.4人[11]
  • 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.8人[12]
  • 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は1.0人[13]、乗降人員調査(11月の調査日)平均は「1名以下」[14]

駅周辺

当地は留萌市内陸部の中心地[7]で、同市の農業の中心地でもある[8]。駅前を通る道路は付け替え前の旧国道である[8]

その他

青空に一番近い場所』のロケ地として使用された[要出典]

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
留萌本線(一部列車は当駅通過)
峠下駅 - *東幌糠駅 - 幌糠駅 - *桜庭駅 - **藤山駅 - 留萌駅
*打消線は廃駅
**上り4926Dは藤山駅および隣の大和田駅を通過する。

脚注

  1. ^ 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)179ページより。
  2. ^ a b c 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)44ページより。
  3. ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社2011年6月発行)148ページより。
  4. ^ a b アイヌ語地名リスト ホロナ~モオ P121-130”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年11月26日閲覧。
  5. ^ a b c 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)172ページより。
  6. ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)106ページより。
  7. ^ a b c d e f g h 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)155ページより。
  8. ^ a b c d e f g h 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)196ページより。
  9. ^ a b 書籍『ダルマ駅へ行こう!』(著:笹田昌宏、小学館文庫2007年5月発行)68ページより。
  10. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道株式会社. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。
  11. ^ "駅別乗車人員(2016)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 8 December 2017. p. 3. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月17日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  12. ^ "留萌線(深川・留萌間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月18日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  13. ^ 留萌線(深川・留萌間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  14. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
  15. ^ 幌糠”. NAVITIME. 2019年6月9日閲覧。
  16. ^ 幌糠 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月9日閲覧。

関連項目

外部リンク