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2020年3月17日 (火) 09:20時点における版

マイケル・ケイン
Sir Michael Caine, CBE
Sir Michael Caine, CBE
マイケル・ケイン
生年月日 (1933-03-14) 1933年3月14日(91歳)
出生地 イングランドの旗 イングランドロンドン
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 俳優
ジャンル 映画
活動期間 1956年 -
配偶者 パトリシア・ヘインズ(1955年 - 1958年)
シャキーラ・ケイン(1973年 - )
主な作品
アルフィー
ハリー・パーマー』シリーズ
探偵スルース
リタと大学教授
ハンナとその姉妹
リトル・ヴォイス
サイダーハウス・ルール
ダークナイト トリロジー
インセプション
グランド・イリュージョン』シリーズ
インターステラー
キングスマン
グランドフィナーレ
受賞
アカデミー賞
助演男優賞
1986年ハンナとその姉妹
1999年サイダーハウス・ルール
ヨーロッパ映画賞
男優賞
2015年グランドフィナーレ
名誉賞
2015年
全米映画批評家協会賞
主演男優賞
1966年アルフィー
英国アカデミー賞
主演男優賞
1983年リタと大学教授
ゴールデングローブ賞
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)
1983年『リタと大学教授』
1998年リトル・ヴォイス
男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)
1988年切り裂きジャック
全米映画俳優組合賞
助演男優賞
1999年『サイダーハウス・ルール』
その他の賞
大英帝国勲章
1993年 CBE勲章(Commander of the British Empire)
2000年 ナイト叙勲
備考
ハリウッド名声の歩道
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マイケル・ケイン(Michael Caine, CBE1933年3月14日 - )は、イギリス俳優

経歴

南ロンドンのロザーハイドで生まれ、キャンバーウェルで育った。第二次世界大戦中はノーフォークへ疎開[1]。戦後、兵役でベルリン韓国に赴いた後、舞台監督の助手などを務めながら演技を志し、ロンドンの演劇学校で学んで、舞台俳優となった。

デビューしたときのステージネームはマイケル・スコット(Michael Scott)であったが、同名の俳優がいたため、その名を変更しなければならなかった。ロンドンのレスター・スクウェアの電話ボックスでエージェントと名前変更の話をしていたとき、辺りを見回すとオデオンで偶然『ケイン号の叛乱』が上映されており、姓をケインに決定した。後年インタビューで、その時上映されていた映画が『101匹わんちゃん大行進』だったなら、名前は「マイケル・101・ダルメシアン」だったろうと冗談交じりに話した[2]

1956年、『韓国の丘』の脇役としてスクリーンデビュー。下積みが長かったが、1964年の『ズール戦争』の陸軍中尉役で注目され、1965年にはレン・デイトンのスパイ小説を原作とした『国際諜報局』で主演。この映画では『007』シリーズのジェームズ・ボンドアンチテーゼである、眼鏡を掛けたシニカルなサラリーマンスパイのハリー・パーマーを飄々と演じた。『ハリー・パーマー』シリーズは続編2作が作られ、ケインは一躍人気を得る。クールでシニカルなキャラクターは、その後もケインの得意とする役柄となった。

続いて主演した『アルフィー』のプレイボーイ役では、全米映画批評家協会賞最優秀男優賞を受賞し、アカデミー主演男優賞候補となった。その他に、当時遥かに格上だった名優ローレンス・オリヴィエと五分に渡り合う演技をみせた『探偵スルース』、『リタと大学教授』、『愛の落日』でもアカデミー主演男優賞候補となる。そして『ハンナとその姉妹』、『サイダーハウス・ルール』で、二度の助演男優賞を受賞している。

叙情的なシリアスプレイからコメディでの好色でとぼけた役までその演技の幅は広く、輝かしい受賞歴を誇る名優中の名優であるが、スケジュールと出演料の都合さえあえば作品を選ばない主義である。そのため出演作品は非常に多く、時に『スウォーム』、『ポセイドン・アドベンチャー2』、『沈黙の要塞』などの失敗作や、『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』のような怪作にも出演している。また太平洋戦争末期の日本軍と連合軍とのジャングルでの戦闘を描いた『燃える戦場』では、イギリス軍二等兵役で、日本軍少佐役の高倉健と共演した。

最初のアカデミー助演男優賞の受賞の際、『ジョーズ'87 復讐篇』(ビデオ題名『ジョーズ4/復讐編』)の撮影でバハマ滞在中であることを理由に授賞式を欠席したのは有名なエピソードである(ちなみに、同作は1987年度のラジー賞では7部門にノミネートされ、マイケル・ケイン自身も、幸い(?)受賞は逃したがワースト助演男優賞にノミネートされた)。帰国後にテレビのトークショーに出演し、「制作者のみんな、オスカーをもらったからってギャラをふっかけないから安心してくれ」と発言した。2度目の助演男優賞を受賞した2000年のアカデミー賞授賞式では、出演作の多さを司会のビリー・クリスタルに「授賞式の休憩中にも1本撮るのかい?」とネタにされた。

スパイ「ハリー・パーマー」役で著名となったケインは、ジェームズ・ボンド役を演じたショーン・コネリーロジャー・ムーアピアース・ブロスナンと共演し、主役を演じた経験がある(コネリーとは『王になろうとした男』、ムーアとは『ダブルチェイス』、ブロスナンとは『第四の核』で共演)。また、前出のオスカー授賞式に欠席した翌年にプレゼンターとして出演した際、コネリー(ちなみにこの年の最優秀助演男優賞を受賞)、ムーアと3人で壇上に上がり、丁々発止のやり取りで会場の爆笑を誘っている。

ジュード・ロウとは縁あってか、『アルフィー』と『探偵スルース』のリメイクでは、かつてケインが演じた役をロウが演じており、後者ではケイン自身もローレンス・オリヴィエがオリジナル作品で演じた役で出演している。

キャリアへの評価から、1993年には英国女王エリザベス2世からCBE勲章(Commander of the British Empire)を授賞された。更に2000年には長年の活動を称えられてナイトに叙され、Sir(サー)の称号を受けた。

近年ではクリストファー・ノーラン監督作に頻繁に出演しており、『バットマン ビギンズ』以降7作品に出演している。英Total Film誌が発表した、「映画史に残る監督と俳優のコラボレーション50組」では26位に選ばれている[3]

2015年、『Youth』で第28回ヨーロッパ映画賞男優賞を受賞。また、栄誉賞も同時に贈られた[4]

私生活

2008年、ノーベル平和賞コンサートでスカーレット・ヨハンソン

1955年にパトリシア・ヘインズと結婚。1子を儲けるが1958年に離婚[5]。1973年に再婚したシャキーラ・ケインは、夫の主演作『王になろうとした男』に特別出演している。シャキーラとの間にも1子いる[6][7]

チェルシーFCのサポーターでもある。

主な出演作

公開年 邦題
原題
役名 備考
1956 韓国の丘
A Hill in Korea
Pvt. Lockyer
1957 最後の決死隊
The Steel Bayonet
ケイン
1958 スパイ戦線
Carve Her Name with Pride
空軍中佐

The Key
Bit part クレジットなし
1960 カイロ作戦命令
Foxhole in Cairo
ハンス
1962 新・泥棒株式会社
The Wrong Arm of the Law
ケイレブ
1964 ズール戦争
Zulu
ブロムヘッド
1965 国際諜報局
The Ipcress File
ハリー・パーマー
駆逐艦ベッドフォード作戦
The Bedford Incident
アリソン中佐
1966 アルフィー
Alfie
アルフィー・エイキンズ 全米映画批評家協会賞 最優秀男優賞 受賞
アカデミー主演男優賞 ノミネート
泥棒貴族
Gambit
ハリー・トリスタン・ディーン
パーマーの危機脱出
Funeral in Berlin
ハリー・パーマー
1967 夕陽よ急げ
Hurry Sundown
ヘンリー・ウォレン
女と女と女たち
Woman Times Seven
よそ者
10億ドルの頭脳
Billion Dollar Brain
ハリー・パーマー
1968 大侵略
Play Dirty
ダグラス大尉
恐怖の落し穴
Deadfall
ヘンリー
怪奇と幻想の島
The Magus
ニコラス
1969 ミニミニ大作戦
The Italian Job
チャーリー・クローカー
空軍大戦略
Battle of Britain
キャンフィールド少佐
燃える戦場
Too Late the Hero
トッシュ・ハーン
1970 最後の谷
The Last Valley
傭兵の隊長
1971 狙撃者
Get Carter
ジャック・カーター
スコットランドは死なず/戦場をかけぬけた男たち
Kidnapped
アラン
1972 ある愛のすべて
Zee and Co.
ロバート
探偵スルース
Sleuth
マイロ・ティンドル
悪の紳士録
Pulp
ミッキー・キング
1974 ドラブル
The Black Windmill
ジョン・タラント
マルセイユ特急
The Maseille Contact
ジョン
1975 ケープタウン
The Wilby Conspiracy
ジム
愛と哀しみのエリザベス
The Romantic Englishwoman
ルイス・フィールディング
王になろうとした男
The Man Who Would Be King
ピーチ・カーネハン
1976 ニューヨーク一獲千金
Harry and Walter Go to New York
アダム
鷲は舞いおりた
The Eagle Has Landed
クルト・シュタイナー大佐
1977 遠すぎた橋
A Bridge too Far
J・O・E・ヴァンデリュア中佐
シルバー・ベアーズ
Silver Bears
フレッチャー
1978 カリフォルニア・スイート
California Suite
シドニー・コーコラン
スウォーム
The Swarm
ブラッドフォード・クレイン
アシャンティ
Ashanti
Dr. David Linderby
1979 ポセイドン・アドベンチャー2
Beyond The Posseidon Adventure
マイク・ターナー
1980 殺しのドレス
Dressed to Kill
ロバート・エリオット
アイランド
The Island
ブレア・メイナード
1981 キラーハンド
The Hand
ジョナサン・ランズデール
勝利への脱出
Escape to Victory
ジョン・コルビー
1982 デストラップ・死の罠
Deathtrap
シドニー・ブリュール
1983 ジグソーマン
The Jigsaw Man
フィリップ・キンバリー / セルゲイ・クズミンスキー
リタと大学教授
Educating Rita
フランク・ブライアント ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞
英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞
愛と名誉のために
The Honorary Consul
チャーリー・フォートナム
1984 アバンチュール・イン・リオ
Blame It on Rio
マシュー
1985 レゲエdeゲリラ
Water
Baxter
第三帝国の遺産
The Holcroft Covenant
ノエル・ホルクロフト
1986 ハンナとその姉妹
Hannah and Her Sisters
エリオット アカデミー助演男優賞 受賞
くたばれ!ハリウッド
Sweet Liberty'
エリオット・ジョーンズ
モナリザ
Mona Lisa
モートウェル
ハーフムーン・ストリート
Half Moon Street
サム・ブルベック
影の軍隊
The Whistle Blower
フランク・ジョーンズ
第四の核
The Fourth Protocol
ジョン・プレストン 兼製作総指揮
1987 ジョーズ'87 復讐篇
Jaws: The Revenge
ホーギー
恋はお手あげ
Surrender
ショーン
1988 迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険
Without a Clue
シャーロック・ホームズ(レジナルド・キンケイド)
ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ
Dirty Rotten Scoundrels
ローレンス・ジェイミーソン
切り裂きジャック
Jack the Ripper
フレデリック・アバライン テレビ映画
ゴールデングローブ賞 男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) 受賞
1990 ショック・トゥ・ザ・システム/殺意のシステム
A Shock to the System
グラハム・マーシャル
MR.デスティニー
Mr. Destiny
マイク
ダブルチェイス/俺たちは007じゃない
Bullseye!
シドニー・リプトン / ドクター・ヒックラー
1992 カーテンコール/ただいま舞台は戦闘状態
Noises Off
ロイド・フェローズ
ブルー・アイス
Blue Ice
ハリー・アンダース 兼制作
マペットのクリスマス・キャロル
The Muppet Christmas Carol
スクルージ
1994 沈黙の要塞
On Deadly Ground
マイケル・ジェニングス
1995 国際諜報員ハリー・パーマー/Wスパイ
Bullet to Beijing
ハリー・パーマー
1996 ブラッド&ワイン
Blood & Wine
ヴィク サン・セバスティアン国際映画祭 男優賞 受賞
国際諜報員ハリー・パーマー/三重取引
Midnight in Saint Petersburg
ハリー・パーマー
1997 マンデラとデクラーク
Mandela and de Klerk
フレデリック・ウィレム・デクラーク テレビ映画
ディープ・シー20000
20,000 Leagues Under the Sea
ネモ船長 テレビ映画
1998 リトル・ヴォイス
Little Voice
レイ・セイ ゴールデングローブ賞 助演男優賞 受賞
1999 ニューヨークの亡霊
Curtain Call
マックス・ゲイル
サイダーハウス・ルール
The Cider House Rules
ウィルバー・ラーチ医師 アカデミー助演男優賞 受賞
2000 クイルズ
Quills
コラール博士
追撃者
Get Carter
クリフ・ブランビー
2001 デンジャラス・ビューティー
Miss Congeniality
ビクター・メイング
2002 オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
Austin Powers in Goldmember
ナイジェル・パワーズ
愛の落日
The Quiet American
トーマス・ファウラー ゴールデン・サテライト賞 主演男優賞 受賞
ロンドン映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞
2003 逃亡犯
Quicksand
ジャック・メローズ
ウォルター少年と、夏の休日
Secondhand Lions
ガース・マッキャン
2004 ラスト・マップ/真実を探して
Around the Bend
ヘンリー・レア
2005 バットマン ビギンズ
Batman Begins
アルフレッド・ペニーワース
奥さまは魔女
Bewitched
ナイジェル・ビゲロー
ニコラス・ケイジのウェザーマン
The Weather Man
ロバート・スプリッツ
2006 トゥモロー・ワールド
Children of Men
ジャスパー・パルマー
プレステージ
The Prestige
ジョン・カッター
2007 ダイヤモンド・ラッシュ
Flawless
ホブス
スルース
SLEUTH
アンドリュー・ワイク
2008 ダークナイト
The Dark Knight
アルフレッド・ペニーワース
狼たちの処刑台
Harry Brown
ハリー・ブラウン
2010 インセプション
Inception
スティーブン・マイルズ教授
2011 Gnomeo & Juliet レッドブリック卿 声の出演
カーズ2
Cars 2
フィン・マックミサイル
2012 センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島
Journey 2: The Mysterious Island
アレキサンダー
ダークナイト ライジング
The Dark Knight Rises
アルフレッド・ペニーワース
2013 グランド・イリュージョン
Now You See Me
アーサー・トレスラー
Mr. Morgan's Last Love マシュー・モーガン
2014 アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち
Stonehearst Asylum
ベンジャミン・ソルト医師
インターステラー
Interstellar
ブランド教授
キングスマン
Kingsman: The Secret Service
アーサー
2015 グランドフィナーレ
Youth
フレッド・バリンジャー 第28回ヨーロッパ映画賞 男優賞[4]
日本公開は2016年4月[8]
ラスト・ウィッチ・ハンター
The Last Witch Hunter
36代目ドーラン
2016 グランド・イリュージョン 見破られたトリック
Now You See Me 2
アーサー・トレスラー
2017 ジーサンズ はじめての強盗
Going in Style
ジョー・ハーディング
ダンケルク
Dunkirk
フォーティス・リーダー 声の出演(クレジットなし)
2018 Dear Dictator General Anton Vincent
名探偵シャーロック・ノームズ
Sherlock Gnomes
レッドブリック卿 声の出演
King of Thieves Brian Reader
2020 Come Away チャーリー
TENET テネット
Tenet

著作

  • 映画の演技-映画を作る時の俳優の役割 Acting In Film(1990年)
    • 日本語版は矢崎滋が翻訳している。「映画の演技」劇書房, 1994.4

参照

  1. ^ Michaorfolk childhood”. Runctonweb.co.uk. 2009年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。17 October 2009閲覧。
  2. ^ Close (2 March 2001). “Michael Caine (I)”. The Guardian (London). http://film.guardian.co.uk/interview/interviewpages/0,,445597,00.html 17 October 2009閲覧。 
  3. ^ 英誌選出「映画史に残る監督&俳優のコラボレーション50組」
  4. ^ a b ヨーロッパ映画賞はソレンティーノ監督「ユース」3冠 マイケル・ケインに男優賞”. 映画.com (2015年12月14日). 2015年12月16日閲覧。
  5. ^ John Hind (13 September 2009). “This Much I Know, an Interview with Michael Caine”. The Observer (UK). http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2009/sep/13/interview-michael-caine 14 November 2010閲覧。 ;Michael Caine – Biography”. Talk Talk. 14 November 2010閲覧。
  6. ^ Births England and Wales 1837–2006 Archived 2015年7月13日, at the Wayback Machine.
  7. ^ Mark Duff. “Michael Caine's Important dates”. Michaelcaine.com. 17 October 2009閲覧。
  8. ^ マイケル・ケイン主演作「YOUTH」、邦題は「グランドフィナーレ」に”. 映画ナタリー (2016年1月28日). 2016年1月29日閲覧。

外部リンク