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| Name = ジス・ボーイ |
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2021年9月6日 (月) 08:32時点における版
「ジス・ボーイ」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ビートルズの楽曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
英語名 | This Boy | |||||||||||||||||||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
規格 | 7インチシングル | |||||||||||||||||||||||||||||||||
録音 |
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ジャンル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
時間 | 2分15秒 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
作詞者 | レノン=マッカートニー | |||||||||||||||||||||||||||||||||
作曲者 | レノン=マッカートニー | |||||||||||||||||||||||||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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「ジス・ボーイ」(This Boy)は、ビートルズの楽曲である。レノン=マッカートニー名義となっているが、ジョン・レノンによって書かれた楽曲[3][4]。イギリスでは1963年11月に発売されたシングル盤『抱きしめたい』のB面に収録されて発売された。アメリカでは1964年1月に発売されたキャピトル編集盤『ミート・ザ・ビートルズ』のA面3曲目に、カナダでは1964年3月9日に発売されたシングル盤『オール・マイ・ラヴィング』のB面に収録されて発売された。シングル盤発売当時の邦題は「こいつ」。本作は、1964年2月16日に放送された『エド・サリヴァン・ショー』に出演した際に演奏された。
1964年に公開された映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』では、「リンゴのテーマ」(Ringo's Theme (This Boy))と題されたジョージ・マーティンによる本作のオーケストラ・アレンジ版が使用され、ユナイテッド・アーティスツ・レコードから発売されたサウンドトラック・アルバム『A Hard Day's Night (United Artists)』に収録された。シングル盤としても発売され、アメリカでは最高位53位を獲得した。
曲の構成
本作はレノンがスモーキー・ロビンソンのスタイルに触発されて書いた楽曲で[5]、ドゥーワップのようなコード変更やメロディー、アレンジが取り入れられている。なお、アレンジはボビー・フリーマンの「You Don't Understand Me」[6]やテディ・ベアーズの「逢った途端にひとめぼれ」に影響を受けている[4]。
本作はレノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンの3声コーラスが特徴となっており、後に発表された「イエス・イット・イズ」や「ビコーズ」でもこのコーラス・アレンジが取り入れられた。当初ミドルエイトにはギターソロが当てられていたが、レコーディング中に変更された[7]。
レコーディング
「ジス・ボーイ」のレコーディングは、「抱きしめたい」ととも1963年10月17日に行われた。15テイク録音されたのち、2回オーバー・ダビングが施された。10月21日にミキシングが行われ、2つのテイクを結合して最終マスターを作成した後にミドルエイトの最後のヴァースを切り貼りし、曲の最後がフェード・アウトするように編集された[4]。
1996年に発売されたシングル盤『フリー・アズ・ア・バード』のカップリング曲として、本作のテイク12と13が収録されていて、同テイクでレノンは「Thas Boy」と歌詞を間違えて歌っている[8]。
1963年10月21日にステレオ・ミックスとモノラル・ミックスが作成され、1966年11月に新たなステレオ・ミックスが作成された[8]が、ビートルズ活動中に発売されることはなかった。1966年11月に新たなステレオ・ミックスが作成されたのは、1966年発売のコンピレーション・アルバム『オールディーズ』のためのミキシング・セッションにて、EMIスタッフの連絡ミスにより「バッド・ボーイ」と「ジス・ボーイ」を取り違えて作成したため[8]。「ジス・ボーイ」のステレオ・ミックスは、解散後の1981年12月に発売された『ザ・ビートルズ EPコレクション』収録の『ザ・ビートルズ』のB面2曲目に収録された[8]。CD作品では、1988年3月に発売されたアルバム『パスト・マスターズ Vol.1』で初収録となった[8]。
リンゴのテーマ
「リンゴのテーマ」 | |||||||||||
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ジョージ・マーティン&ヒズ・オーケストラの楽曲 | |||||||||||
収録アルバム | 『A Hard Day's Night (United Artists)』 | ||||||||||
英語名 | Ringo's Theme (This Boy) | ||||||||||
リリース | |||||||||||
規格 | 7インチシングル | ||||||||||
時間 | 3分8秒 | ||||||||||
レーベル | |||||||||||
作曲者 | レノン=マッカートニー | ||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | ||||||||||
チャート順位 | |||||||||||
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ジョージ・マーティンがオーケストラ・アレンジを手がけた「ジス・ボーイ」のインストゥルメンタル・バージョンは、映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の中でリンゴ・スターが川辺を歩くシーンで使用された。このバージョンは、「リンゴのテーマ」(Ringo's Theme (This Boy))と題され、1964年に発売されたシングル盤『アンド・アイ・ラヴ・ハー (オーケストラ・アレンジ版)』のB面に収録され、アメリカの音楽チャートで最高位53位を獲得した[10][9]。
1964年6月26日にアメリカでユナイテッド・アーティスツ・レコードから発売されたサウンドトラック・アルバム『A Hard Day's Night (United Artists)』や、1965年2月19日にパーロフォンから発売されたマーティンのアルバム『Off the Beatle Track』にも収録されている。
演奏
- ジョン・レノン - ダブルトラックのボーカル、アコースティック・ギター
- ポール・マッカートニー - ハーモニー・ボーカル、ベース
- ジョージ・ハリスン - ハーモニー・ボーカル、リードギター
- リンゴ・スター - ドラムス
カバー・バージョン
- ジョー・バターン - 1971年に発売されたアルバム『Sweet Soul』に収録[11]。
- ザ・ナイロンズ - 1984年に発売されたアルバム『Seamless』に収録[12]。
- 佐藤博 - 1985年に発売されたコンピレーション・アルバム『THIS BOY』に収録。
- 竹内まりや - 2013年に発売されたシングル『Dear Angie〜あなたは負けない/それぞれの夜』に収録[13]。
- モナリザ・ツインズ - 2014年に発売されたアルバム『MonaLisa Twins Play Beatles & More』に収録[14]。
脚注
出典
- ^ Pedler, Dominic (2010). The Songwriting Secrets Of The Beatles. Omnibus Press. pp. 81–82. ISBN 9780857123466
- ^ Past Masters - The Beatles|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年4月26日閲覧。
- ^ Harry 1992, p. 650.
- ^ a b c MacDonald 1998, p. 92.
- ^ Sheff, David (2000). All We Are Saying. New York: St. Martin's Griffin. p. 193. ISBN 0-312-25464-4
- ^ All Together Now, the ABC of the Beatles songs and albums, David Rowley (2013), page 183–84
- ^ Lewisohn 1988, p. 36.
- ^ a b c d e Winn 2008, p. 86.
- ^ a b “The Hot 100 Chart”. Billboard (1964年8月22日). 2020年10月1日閲覧。
- ^ “The Beatles U.K. Singles/Parlophone original#2”. The Beatles Record Collection (2011年). 2020年4月26日閲覧。
- ^ Bush, John. Sweet Soul - Joe Bataan | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年11月26日閲覧。
- ^ Schnee, Stephen. Seamless - The Nylons | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年11月26日閲覧。
- ^ “竹内まりや「まるで学生時代に戻ったような」新曲PV公開”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2013年5月28日) 2020年11月26日閲覧。
- ^ Monalisa Twins Play Beatles & More - Monalisa Twins | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年11月26日閲覧。
参考文献
- Harry, Bill (1992). The Ultimate Beatles Encyclopedia. London: Virgin Books. ISBN 0-86369-681-3
- Lewisohn, Mark (1988). The Complete Beatles Recording Sessions. London: Hamlyn. ISBN 0-600-55798-7
- MacDonald, Ian (1998). Revolution in the Head. London: Pimlico. ISBN 0-7126-6697-4
- Winn, John C. (2008). Way Beyond Compare: The Beatles' Recorded Legacy, Volume One, 1957-1965 (Illustrated ed.). Crown. ISBN 9780307451576
外部リンク
- This Boy - The Beatles