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|style="text-align:center"|1971年<br />(昭和46年)<br />2月10日||'''[[内海の輪#映画|内海の輪]]'''||内海の輪||松竹||[[山田信夫 (脚本家)|山田信夫]]<br />宮内婦貴子||[[斎藤耕一]]||竹村博||[[服部克久]]||岩下志麻<br />[[中尾彬]]<br />三國連太郎<br />[[富永美沙子]]||カラー||DVD化 |
|style="text-align:center"|1971年<br />(昭和46年)<br />2月10日||'''[[内海の輪#映画|内海の輪]]'''||内海の輪||松竹||[[山田信夫 (脚本家)|山田信夫]]<br />宮内婦貴子||[[斎藤耕一]]||竹村博||[[服部克久]]||岩下志麻<br />[[中尾彬]]<br />三國連太郎<br />[[富永美沙子]]||カラー||DVD化 |
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|style="text-align:center"|1972年<br />(昭和47年)<br />9月9日||'''[[種族同盟#映画|黒の奔流]]'''||種族同盟||松竹||国弘威雄<br />渡辺祐介||渡辺祐介||小杉正雄||[[渡辺宙明]]||[[山 |
|style="text-align:center"|1972年<br />(昭和47年)<br />9月9日||'''[[種族同盟#映画|黒の奔流]]'''||種族同盟||松竹||国弘威雄<br />渡辺祐介||渡辺祐介||小杉正雄||[[渡辺宙明]]||[[山﨑努]]<br />岡田茉莉子<br />[[谷口香]]<br />[[松村達雄]]||カラー||DVD化 |
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|style="text-align:center"|1974年<br />(昭和49年)<br />10月19日||'''[[砂の器#映画|砂の器]]'''||砂の器||松竹||橋本忍<br />山田洋次||野村芳太郎||川又昂||[[菅野光亮]]<br />芥川也寸志||丹波哲郎<br />[[森田健作]]<br />加藤剛<br />加藤嘉||カラー||キネマ旬報ベストテン第2位<br />DVD化・[[Blu-ray Disc]]化 |
|style="text-align:center"|1974年<br />(昭和49年)<br />10月19日||'''[[砂の器#映画|砂の器]]'''||砂の器||松竹||橋本忍<br />山田洋次||野村芳太郎||川又昂||[[菅野光亮]]<br />芥川也寸志||丹波哲郎<br />[[森田健作]]<br />加藤剛<br />加藤嘉||カラー||キネマ旬報ベストテン第2位<br />DVD化・[[Blu-ray Disc]]化 |
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松本清張原作の映画一覧(まつもとせいちょうげんさくのえいがいちらん)は、松本清張の原作による、映画作品の一覧・リストである。
映画一覧
- 順序は公開日順。
公開年月日 | 映画タイトル | 原作 | 配給 | 脚本 | 監督 | 撮影 | 音楽 | 主な出演俳優 | カラー | その他備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1957年 (昭和32年) 1月22日 |
顔 | 顔 | 松竹 | 井手雅人 瀬川昌治 |
大曽根辰保 | 石本秀雄 | 黛敏郎 | 岡田茉莉子 大木実 笠智衆 宮城千賀子 |
モノクロ | DVD化 |
1958年 (昭和33年) 1月15日 |
張込み | 張込み | 松竹 | 橋本忍 | 野村芳太郎 | 井上晴二 | 黛敏郎 | 宮口精二 菅井きん 大木実 高千穂ひづる |
モノクロ | キネマ旬報ベストテン第8位 DVD化 |
1958年 (昭和33年) 10月15日 |
眼の壁 | 眼の壁 | 松竹 | 高岩肇 | 大庭秀雄 | 厚田雄春 | 池田正義 | 佐田啓二 鳳八千代 朝丘雪路 高野真二 |
モノクロ | DVD化 |
1958年 (昭和33年) 10月22日 |
共犯者 | 共犯者 | 大映 | 高岩肇 | 田中重雄 | 渡辺公夫 | 古関裕而 | 根上淳 船越英二 高松英郎 叶順子 |
モノクロ | |
1958年 (昭和33年) 10月22日 |
影なき声 | 声 | 日活 | 秋元隆太 佐治乾 |
鈴木清順 | 永塚一栄 | 林光 | 二谷英明 南田洋子 高原駿雄 宍戸錠 |
モノクロ | |
1958年 (昭和33年) 11月11日 |
点と線 | 点と線 | 東映 | 井手雅人 | 小林恒夫 | 藤井静 | 木下忠司 | 南廣 山形勲 高峰三枝子 加藤嘉 |
カラー | DVD化 |
1959年 (昭和34年) 9月27日 |
かげろう絵図 | かげろう絵図 | 大映 | 衣笠貞之助 犬塚稔 |
衣笠貞之助 | 渡辺公夫 | 斎藤一郎 | 市川雷蔵 山本富士子 滝沢修 柳永二郎 |
カラー | DVD化 |
1959年 (昭和34年) 12月16日 |
危険な女 | 地方紙を買う女 | 日活 | 原源一 | 若杉光夫 | 井上莞 | 林光 | 渡辺美佐子 下元勉 芦田伸介 大滝秀治 |
モノクロ | |
1960年 (昭和35年) 3月13日 |
黒い画集 あるサラリー マンの証言 |
証言 | 東宝 | 橋本忍 | 堀川弘通 | 中井朝一 | 池野成 | 小林桂樹 中北千枝子 平山瑛子 原知佐子 |
モノクロ | キネマ旬報ベストテン第2位 DVD化 |
1960年 (昭和35年) 10月30日 |
波の塔 | 波の塔 | 松竹 | 沢村勉 | 中村登 | 平瀬静雄 | 武満徹 | 南原宏治 有馬稲子 津川雅彦 桑野みゆき |
カラー | DVD化 |
1960年 (昭和35年) 12月14日 |
黒い樹海 | 黒い樹海 | 大映 | 長谷川公之 石松愛弘 |
原田治夫 | 小林節雄 | 大森盛太郎 | 叶順子 水木麗子 藤巻潤 根上淳 |
モノクロ | |
1961年 (昭和36年) 3月19日 |
ゼロの焦点 | ゼロの焦点 | 松竹 | 橋本忍 山田洋次 |
野村芳太郎 | 川又昂 | 芥川也寸志 | 久我美子 高千穂ひづる 有馬稲子 南原宏治 |
モノクロ | DVD化 |
1961年 (昭和36年) 6月17日 |
黒い画集 ある遭難 |
遭難 | 東宝 | 石井輝男 | 杉江敏男 | 黒田徳三 | 神津善行 | 伊藤久哉 和田孝 児玉清 香川京子 |
モノクロ | DVD化 |
1961年 (昭和36年) 9月23日 |
黄色い風土 | 黄色い風土 | ニュー東映 | 高岩肇 | 石井輝男 | 星島一郎 | 木下忠司 | 鶴田浩二 丹波哲郎 佐久間良子 柳永二郎 |
モノクロ | |
1961年 (昭和36年) 11月12日 |
黒い画集 第二話 寒流 |
寒流 | 東宝 | 若尾徳平 | 鈴木英夫 | 逢沢譲 | 斎藤一郎 | 池部良 荒木道子 吉岡恵子 新珠三千代 |
モノクロ | DVD化 |
1962年 (昭和37年) 5月16日 |
考える葉 | 考える葉 | 東映 | 棚田吾郎 | 佐藤肇 | 仲沢半次郎 | 菊池俊輔 | 鶴田浩二 磯村みどり 江原真二郎 木村功 |
モノクロ | |
1963年 (昭和38年) 1月27日 |
無宿人別帳 | 無宿人別帳 佐渡流人行 |
松竹 | 小国英雄 | 井上和男 | 堂脇博 | 池田正義 | 佐田啓二 岡田茉莉子 田村高廣 二本柳寛 |
モノクロ | DVD化 |
1963年 (昭和38年) 2月17日 |
風の視線 | 風の視線 | 松竹 | 楠田芳子 | 川頭義郎 | 荒野諒一 | 木下忠司 | 園井啓介 岩下志麻 山内明 新珠三千代 |
モノクロ | DVD化 原作の松本清張も出演 |
1965年 (昭和40年) 1月23日 |
花実のない森 | 花実のない森 | 大映 | 舟橋和郎 | 富本壮吉 | 小原譲治 | 池野成 | 若尾文子 園井啓介 江波杏子 船越英二 |
カラー | |
1965年 (昭和40年) 5月28日 |
霧の旗 | 霧の旗 | 松竹 | 橋本忍 | 山田洋次 | 高羽哲夫 | 佐藤勝 | 倍賞千恵子 露口茂 滝沢修 逢初夢子 |
モノクロ | DVD化 |
1965年 (昭和40年) 9月5日 |
けものみち | けものみち | 東宝 | 白坂依志夫 須川栄三 |
須川栄三 | 福沢康道 | 武満徹 | 池内淳子 森塚敏 池部良 小林桂樹 |
モノクロ | DVD化 |
1969年 (昭和44年) 2月15日 |
愛のきずな | たづたづし | 東宝 | 小川英 坪島孝 |
坪島孝 | 内海正治 | 広瀬健次郎 | 藤田まこと 原知佐子 吉田優子 園まり |
カラー | DVD化 |
1970年 (昭和45年) 6月6日 |
影の車 | 潜在光景 | 松竹 | 橋本忍 | 野村芳太郎 | 川又昴 | 芥川也寸志 | 加藤剛 岩下志麻 小川真由美 岩崎加根子 |
カラー | キネマ旬報ベストテン第7位 DVD化 |
1971年 (昭和46年) 2月10日 |
内海の輪 | 内海の輪 | 松竹 | 山田信夫 宮内婦貴子 |
斎藤耕一 | 竹村博 | 服部克久 | 岩下志麻 中尾彬 三國連太郎 富永美沙子 |
カラー | DVD化 |
1972年 (昭和47年) 9月9日 |
黒の奔流 | 種族同盟 | 松竹 | 国弘威雄 渡辺祐介 |
渡辺祐介 | 小杉正雄 | 渡辺宙明 | 山﨑努 岡田茉莉子 谷口香 松村達雄 |
カラー | DVD化 |
1974年 (昭和49年) 10月19日 |
砂の器 | 砂の器 | 松竹 | 橋本忍 山田洋次 |
野村芳太郎 | 川又昂 | 菅野光亮 芥川也寸志 |
丹波哲郎 森田健作 加藤剛 加藤嘉 |
カラー | キネマ旬報ベストテン第2位 DVD化・Blu-ray Disc化 |
1975年 (昭和50年) 2月1日 |
告訴せず | 告訴せず | 東宝 | 山田信夫 | 堀川弘通 | 福沢康道 | 佐藤勝 | 青島幸男 江波杏子 渡辺文雄 樹木希林 |
カラー | DVD化 |
1975年 (昭和50年) 6月7日 |
球形の荒野 | 球形の荒野 | 松竹 | 星川清司 貞永方久 |
貞永方久 | 坂本典隆 | 佐藤勝 | 芦田伸介 乙羽信子 島田楊子 竹脇無我 |
カラー | DVD化 |
1977年 (昭和52年) 12月17日 |
霧の旗 | 霧の旗 | 東宝 | 服部佳 | 西河克己 | 前田米造 | 佐藤勝 | 山口百恵 三浦友和 関口宏 三國連太郎 |
カラー | DVD化 |
1978年 (昭和53年) 10月7日 |
鬼畜 | 鬼畜 | 松竹 | 井手雅人 | 野村芳太郎 | 川又昂 | 芥川也寸志 | 岩下志麻 緒形拳 岩瀬浩規 蟹江敬三 |
カラー | キネマ旬報ベストテン第6位 DVD Blu-ray 化 |
1980年 (昭和55年) 6月28日 |
わるいやつら | わるいやつら | 松竹 | 井手雅人 | 野村芳太郎 | 川又昂 | 芥川也寸志 | 片岡孝夫 松坂慶子 梶芽衣子 藤真利子 |
カラー | DVD化 松竹・霧プロダクション 第1回提携作品 |
1982年 (昭和57年) 9月18日 |
疑惑 | 疑惑 | 松竹 | 古田求 野村芳太郎 |
野村芳太郎 | 川又昂 | 芥川也寸志 | 桃井かおり 岩下志麻 鹿賀丈史 柄本明 |
カラー | キネマ旬報ベストテン第4位 DVD Blu-ray 化 |
1983年 (昭和58年) 2月19日 |
天城越え | 天城越え | 松竹 | 三村晴彦 加藤泰 |
三村晴彦 | 羽方義昌 | 菅野光亮 | 渡瀬恒彦 田中裕子 平幹二朗 伊藤洋一 |
カラー | キネマ旬報ベストテン第8位 DVD化 |
1983年 (昭和58年) 10月22日 |
迷走地図 | 迷走地図 | 松竹 | 古田求 野村芳太郎 |
野村芳太郎 | 川又昂 | 甲斐正人 | 勝新太郎 岩下志麻 松坂慶子 早乙女愛 |
カラー | |
1984年 (昭和59年) 4月14日 |
彩り河 | 彩り河 | 松竹 | 三村晴彦 仲倉重郎 加藤泰 野村芳太郎 |
三村晴彦 | 花田三史 | 鏑木創 | 真田広之 名取裕子 平幹二朗 米倉斉加年 |
カラー | DVD化 |
2009年 (平成21年) 11月14日 |
ゼロの焦点 | ゼロの焦点 | 東宝 | 犬童一心 中園健司 |
犬童一心 | 蔦井孝洋 | 上野耕路 | 広末涼子 中谷美紀 木村多江 西島秀俊 |
カラー | DVD化・Blu-ray Disc化 |
映画化が検討された作品
- 黒地の絵
- 原作者が映画化を強く希望した作品。堀川弘通、熊井啓、森谷司郎らの監督が映画化の意向を示し、大藪郁子による脚本が作られた。また『デルス・ウザーラ』撮影後の黒澤明が関心を示し、原作者を訪問している。その後、原作者と野村芳太郎により設立された「霧プロダクション」は、同小説の映画化を目的としたプロダクションであった。古田求とブッカー・ブラッドショーの共作によるシナリオが書かれた(この時の留吉役候補として高倉健があがっていたという)。続いて、井手雅人によるシナリオが書かれた(留吉役としてビートたけしを想定)が、野村監督はこれを採り上げず、原作者の手により1984年に「霧プロダクション」は解散した[1]。
- 井手雅人によるシナリオが書かれた[5]。
- 井手雅人の脚色によるシナリオが書かれた(タイトルは『裂けた記憶』)[5]。
- たづたづし(2度目)
- 疑惑(2度目)
- テイラー・ハックフォード監督、キャッスル・ロック・エンターテインメント製作で構想され、弁護士役にヘレン・ミレン、被告役にジョディ・フォスターを想定、またアメリカでの映画タイトルは『Deep Water』と決められていた[8]。
脚注・出典
- ^ 西村雄一郎「幻の映画『黒地の絵』を夢みた男たち」(『松本清張研究』第5号(1998年、砂書房)収録)、十重田裕一「「黒地の絵」にみるメディアと占領 - 小説から映画台本へ」(『松本清張研究』第13号(2012年、北九州市立松本清張記念館)収録)参照。
- ^ 大村彦次郎「<天然の密室>と松本清張さん」(『松本清張研究』第9号(2008年、北九州市立松本清張記念館)収録)参照。
- ^ 林悦子『松本清張映像の世界 霧にかけた夢』(2001年、ワイズ出版)122 - 126頁参照。
- ^ 脚本全文は、新藤「シナリオ『渡された場面』」(『松本清張研究』第13号(2012年、北九州市立松本清張記念館)収録)参照。
- ^ a b 西村「幻の映画『黒地の絵』を夢みた男たち」参照。
- ^ 林『松本清張映像の世界 霧にかけた夢』127 - 129頁参照。
- ^ 林『松本清張映像の世界 霧にかけた夢』129 - 131頁参照。
- ^ 林『松本清張映像の世界 霧にかけた夢』138 - 143頁参照。
参考文献
- 『疑惑戦線-松本清張スーパー・ドキュメントブック』(1982年、工作舎)
- 白井佳夫・川又昴「松本清張の小説映画化の秘密」(『松本清張研究』第1号(1996年、砂書房)収録)
- 白井佳夫・大木実・西村雄一郎「映画『張込み』撮影現場からの証言」(『松本清張研究』第2号(1997年、砂書房)収録)
- 白井佳夫・堀川弘通・西村雄一郎「証言・映画『黒い画集・あるサラリーマンの証言』」(『松本清張研究』第3号(1997年、砂書房)収録)
- 「新藤兼人、清張文学を語る」(『松本清張研究』第4号(1998年、砂書房)収録)
- 白井佳夫・橋本忍「橋本忍が語る清張映画の魅力」(『松本清張研究』第5号(1998年、砂書房)収録)
- 西村雄一郎「幻の映画『黒地の絵』を夢みた男たち」(『松本清張研究』第5号収録)
- 林悦子 『松本清張映像の世界 霧にかけた夢』(2001年、ワイズ出版)
- 『松本清張研究』第13号(2012年、北九州市立松本清張記念館)
- 桂千穂『松本清張映像作品 サスペンスと感動の秘密』(2014年、メディアックス)
- 西村雄一郎『清張映画にかけた男たち-『張込み』から『砂の器』へ-』(2014年、新潮社)
- 上妻祥浩『旅と女と殺人と 清張映画への招待』(2017年、幻戯書房)