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2023年1月27日 (金) 04:55時点における版

並木 秀尊
東京ヤクルトスワローズ #0
2021年8月10日
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 埼玉県草加市
生年月日 (1999-03-23) 1999年3月23日(25歳)
身長
体重
170 cm
70 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2020年 ドラフト5位
初出場 2021年4月4日
年俸 900万円(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

並木 秀尊(なみき ひでたか、1999年3月23日 - )は、埼玉県草加市出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。川口市立川口高等学校獨協大学経済学部経済学科卒業[2]

来歴

草加市立八幡小学校2年の時に野球を始め、草加市立川柳中学校時代は軟式野球部で捕手であった[3][4]

市立川口高等学校では2年夏に中堅手にコンバートし、3年夏は埼玉県大会3回戦で敗れ甲子園出場はなかった[4]

首都大学野球リーグに所属する獨協大学硬式野球部では2年からレギュラーを獲得。在学中の4年間全て二部リーグでプレーし、通算24盗塁を記録した(二盗失敗は0)[5]。また3年春、3年秋、4年秋に首都大学二部のベストナインを受賞した。

2020年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議にて東京ヤクルトスワローズから5巡目で指名され、11月27日に契約金3300万円、年俸750万円(金額は推定)で仮契約を結んだ[6]。背番号は0。獨協大学からは初のプロ野球選手となった[7]

ヤクルト時代

2021年4月3日にプロ初昇格した[8]。4月13日に代走として出場し、プロ初盗塁を決めた[9]。5月18日にプロ初安打・打点を記録[10][11]イースタン・リーグでは20盗塁を決めた[12]

2022年7月12日、新型コロナウイルス感染症の陽性者が多数発生したことによる、特例2022の代替選手として一軍に今季初昇格する[13]。同日の対中日戦(豊橋市民球場)では1番・中堅手としてプロ初先発出場となる予定だったが[14]、降雨により試合が中止となった[15]。このシーズンにはイースタン・リーグの盗塁王のタイトルを獲得(24個)[16]

選手としての特徴・人物

愛称は「ヒデ[17]

大学3年秋に参加した日本代表候補合宿の50m走計測において、中央大学五十幡亮汰の5秒42を上回る5秒32を記録し、圧倒的な俊足をアピールした[5]。またそれ以来、五十幡が「サニブラウンに勝った男」と呼ばれていることから、「『サニブラウンに勝った男』に勝った男」の異名が付いた[18]

「大学野球の聖地」と呼ばれる神宮球場[19]でプレーした経験がプロ入りまで一度もない(並木が所属していた首都大学リーグは神宮球場で公式戦を開催しない)。一方、大学時代に遠征費用捻出のため、冬場に同球場を警備する会社でアルバイトをしていた[20]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2021 ヤクルト 27 6 4 4 1 1 0 0 2 2 4 0 1 0 0 0 1 1 0 .250 .400 .500 .900
2022 14 23 22 3 4 0 2 0 8 0 2 0 1 0 0 0 0 3 1 .182 .182 .364 .545
通算:2年 41 29 26 7 5 1 2 0 10 2 6 0 2 0 0 0 1 4 1 .192 .222 .385 .607
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績



外野












2021 ヤクルト 21 9 0 0 0 1.000
2022 11 9 0 0 0 1.000
通算 32 18 0 0 0 1.000
  • 2022年度シーズン終了時

記録

初記録

背番号

  • 0(2021年 - )

登場曲

  • 「アイアンバイブル」RADWIMPS(2021年〈奇数打席〉- )
  • 「いいんですか?」RADWIMPS(2021年〈偶数打席〉- )

脚注

  1. ^ ヤクルト - 契約更改”. 日刊スポーツ. 2022年11月17日閲覧。
  2. ^ 獨協大学父母の会 会報44号掲載 並木秀尊選手インタビューR5.1.4閲覧
  3. ^ 東京ヤクルトスワローズドラフト指名 並木秀尊選手による表敬訪問”. 草加市. 2021年3月19日閲覧。
  4. ^ a b 独協大・並木秀尊、サニブラに勝った男を上回る俊足…ドラフト異色の候補”. スポーツ報知 (2020年10月26日). 2021年3月19日閲覧。
  5. ^ a b 【首都大学】ヤクルト5位指名の独協大・並木秀尊 大学最終戦で公式戦24盗塁目を決める”. スポーツ報知 (2020年10月31日). 2021年3月19日閲覧。
  6. ^ ヤクルト5位並木に期待の背番号0「責任を持って」”. 日刊スポーツ (2020年11月27日). 2021年3月19日閲覧。
  7. ^ 硬式野球部の並木秀尊選手(経済学科4年)がドラフト会議で指名されました”. 獨協大学 (2020年10月26日). 2021年3月19日閲覧。
  8. ^ 【ヤクルト】ドラ5の快足ルーキー・並木秀尊がプロ初昇格 吉田大喜が抹消”. スポーツ報知 (2021年4月3日). 2021年4月3日閲覧。
  9. ^ 【ヤクルト】『サニブラウンに勝った男に勝った男』並木がプロ初盗塁 「必ず決めてやると思って」”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2021年4月13日). 2021年11月18日閲覧。
  10. ^ 【ヤクルト】並木秀尊がプロ初安打&初打点「少しホッとしています」 チームは阪神戦初勝利”. スポーツ報知 (2021年5月18日). 2021年5月19日閲覧。
  11. ^ “パッキャオ似”ヤクルト並木秀尊、強烈プロ初安打初打点「少しホッと」”. 日刊スポーツ (2021年5月18日). 2021年5月19日閲覧。
  12. ^ 『プロ野球カラー名鑑』ベースボール・マガジン社、25頁。 
  13. ^ “【セパ公示】(12日)ヤクルトが特例2022の代替選手で内川聖一ら14人を登録”. スポーツ報知. (2022年7月12日). https://hochi.news/articles/20220712-OHT1T51127.html?page=1 2022年7月12日閲覧。 
  14. ^ “コロナ禍のヤクルト 緊急スタメン発表 並木が1番でプロ初先発、6番西浦、7番武岡は今季初”. Sponichi Annex. (2022年7月12日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/07/12/kiji/20220712s00001173417000c.html 2022年7月12日閲覧。 
  15. ^ “ヤクルト 中日戦降雨中止で並木のプロ初スタメンが“幻”に…ネット「楽しみだったけど残念」”. Sponichi Annex. (2022年7月12日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/07/12/kiji/20220712s00001173449000c.html 2022年7月13日閲覧。 
  16. ^ 2022年度 ファーム成績 NPB (2022年10月28日閲覧)
  17. ^ 【ヤクルト】ドラ1の木沢尚文がファンに呼びかけ「ナオ君、ナオちゃんと呼んで」”. スポーツ報知 (2020年12月1日). 2022年3月5日閲覧。
  18. ^ 『サニブラウンに勝った男』に勝った男、ドラフト5位・並木がいきなり自慢の『足』アピール【ヤクルト】”. 中日スポーツ (2021年2月15日). 2021年3月19日閲覧。
  19. ^ 我が愛しのスタジアム 明治神宮野球場 プロと共存する大学野球の聖地”. 週刊ベースボール (2020年5月30日). 2021年3月19日閲覧。
  20. ^ ヤクルト5位・並木 憧れ神宮駆ける!意外な縁明かす「警備のアルバイトで働いていた」”. スポニチ Sponichi Annex (2020年10月31日). 2021年3月19日閲覧。

関連項目

外部リンク