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* [https://www.baystars.co.jp/players/detail/1700046 選手名鑑] - 横浜DeNAベイスターズ公式サイト
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2023年1月27日 (金) 05:01時点における版

田中 俊太
横浜DeNAベイスターズ #38
2021年3月6日 横浜スタジアム
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県厚木市
生年月日 (1993-08-18) 1993年8月18日(30歳)
身長
体重
178 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 内野手外野手
プロ入り 2017年 ドラフト5位
初出場 2018年3月30日
年俸 1600万円(2023年)[1][2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

田中 俊太(たなか しゅんた、1993年8月18日[3] - )は、神奈川県厚木市出身のプロ野球選手内野手外野手)。右投左打。横浜DeNAベイスターズ所属[4]

兄は広島東洋カープに所属する田中広輔[3]

経歴

プロ入り前

小学校1年生のときにソフトボールを始め、4年生から中学まで父が監督を務めるボーイズリーグに所属していた[5]

東海大学付属相模高校に進学すると1年秋から主軸に据わり、2年生の2010年に3番・二塁手として出場した第92回全国高等学校野球選手権大会で準優勝[6]、3年生の2011年も同じく3番・二塁手として出場した第83回選抜高等学校野球大会は準決勝の履正社高校戦で満塁本塁打を放つなど活躍し[7][8]、優勝をそれぞれ経験した[9]。チームメイトは1学年上に一二三慎太大城卓三、同期には菅野剛士渡辺勝がいる。

東海大学に進学し、3年生時の2014年に第63回全日本大学野球選手権大会で優勝[9]。同期は渡辺勝、中川皓太吉田侑樹がいる。

2016年、大学を卒業して日立製作所に進み、高校時代の同期である菅野剛士と再びチームメイトになる。同年夏の第87回都市対抗野球大会ではチーム初の決勝進出(準優勝)に貢献し、菅野とともに若獅子賞を受賞した[9]。2017年には社会人日本代表に選ばれ、同年のアジア野球選手権大会では二塁手として出場し、優勝メンバーとなった[9][10]

2017年のドラフト会議読売ジャイアンツに5巡目指名され[9]、契約金4500万円、年俸800万円で入団合意した(金額は推定)[11]。背番号は兄・広輔のプロ入り時と同じ「63」となった[12]。同期入団には高校大学でともにプレーした1学年先輩の大城卓三(3位指名)がいた[13]

巨人時代

巨人時代

2018年、開幕を一軍で迎えると、3月30日の開幕戦である対阪神タイガース戦(東京ドーム)に代打でプロ初出場を果たし、初打席初安打を記録[14]。6月2日の対オリックス・バファローズ戦(京セラドーム大阪)で2番・二塁手として初先発出場すると、1試合5出塁の活躍を見せた。9月11日の東京ヤクルトスワローズ戦(東京ドーム)では小川泰弘からプロ初本塁打を記録した。前半戦に二塁手として出場することの多かった吉川尚輝が8月1日に故障離脱したこともあり、シーズン後半にはレギュラー格を務め、最終的に99試合に出場し、打率.241、2本塁打、12打点、6盗塁を記録[15]。オフに、800万円増の推定年俸1600万円で契約を更改した[16]。2019年からは背番号が「51」となる。

2019年、開幕戦となった広島戦に7番・三塁手で出場。当初はクリスチャン・ビヤヌエバと併用されるが、吉川尚の離脱により再び二塁手として起用される。しかし自身の不調や、若林晃弘山本泰寛の活躍もあり二軍調整の時期が長くなり、前年ほど一軍での出場機会は得られずやや成績面で数字を落とした。オフに、200万円増の推定年俸1800万円で契約を更改した。

2020年、開幕を一軍で迎えたが、楽天から移籍加入したゼラス・ウィーラーと入れ替わる形で6月29日に出場登録を抹消された[17]。8月12日に再登録されるも、代打で結果を残せず、8月16日に再び登録抹消された。9月13日に再登録されると、9月は打率.467(15打数7安打)と結果を残した。最終的には、プロ入り最少となる48試合出場にとどまり、打率.265、本塁打1、打点6を記録。福岡ソフトバンクホークスとの日本シリーズには、4試合すべてに出場した。12月9日に、100万円減の推定年俸1700万円で契約を更改した[18]

DeNA時代

2020年12月18日、梶谷隆幸がFA権を行使して読売ジャイアンツに移籍したことに伴い、人的補償として横浜DeNAベイスターズに移籍することが両球団より発表された[4]。背番号は38となった[19]。移籍が決定すると、巨人監督の原辰徳や兄の田中広輔から電話で激励を受けている[20]

2021年は開幕を一軍で迎える。開幕戦となった3月26日の読売ジャイアンツ戦では3安打を打ち、セ・リーグ新記録の開幕戦6打点の活躍を見せた[21]。しかしその後は出場機会を減らし、6月21日に登録抹消された[22]。6月27日のイースタン・巨人戦で横川凱の球が左手に当たり(判定はファウルボール)、打席途中で交代した[23][24]。同月29日に「左母指基節骨骨折に伴うピンニング手術」を受けた[23][24]。最終的に58試合出場で、打率.146、0本塁打、8打点に終わった[25]。オフに、現状維持となる推定年俸1700万円で契約を更改した[25]

2022年は、春季キャンプで沖縄入りした直後に新型コロナウィルスに感染し、発熱もあり10日間隔離生活を送る[26]。開幕は二軍で迎えるが、一軍で新型コロナウィルスの陽性者が続出したため4月12日に入れ替わりで一軍登録される[27]。4月19日の阪神戦では適時内野安打を放つなど逆転勝利に貢献するが[28]、4月25日に登録抹消[29]。その後も、一軍と二軍を行ったり来たりし、一軍では主に代走や守備固めで起用された[30]が、最終的には19試合の出場にとどまった。

選手としての特徴

二塁を中心に内外野全ポジションをこなすユーティリティープレイヤー[20]。俊足を誇り[31]、アマチュア時代には50メートル走で6秒0を記録している[32]。打撃では長打は多くないが粘り強く[31]選球眼に優れており、出塁率が高い[20]

人物

田中広輔は4歳上の長兄で、3歳上の次兄も日大三校明治学院大学でプレーした捕手である[33]。父は高校時代に東海大相模で遊撃手として活躍し、原辰徳の2学年後輩にあたり、原とは寮で同部屋だった[34]。5人姉弟で2人の兄の他に姉と妹がいる[5]

幼少期は少年野球の活動で、当時横浜ベイスターズのファームチームであった湘南シーレックスの試合の手伝いをしていた。その際、内川聖一から声をかけられることがあり、プロ入り後に再会している[20]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2018 巨人 99 261 228 20 55 6 3 2 73 12 6 0 10 0 23 0 0 41 7 .241 .311 .320 .631
2019 62 176 156 17 35 7 0 4 54 14 2 0 4 2 14 0 0 36 2 .224 .285 .346 .631
2020 48 78 68 7 18 2 1 1 25 6 2 0 0 1 8 1 1 15 0 .265 .346 .368 .714
2021 DeNA 58 60 48 10 7 0 0 0 7 8 0 1 3 2 7 0 0 16 0 .146 .246 .146 .391
2022 19 19 19 0 3 0 0 0 3 1 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .158 .158 .158 .316
通算:5年 286 594 519 54 118 15 4 7 162 41 10 1 17 5 52 1 1 111 9 .227 .296 .312 .608
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績

内野守備


一塁 二塁 三塁 遊撃
















































2018 巨人 - 58 128 151 4 33 .986 8 3 13 0 1 1.000 -
2019 - 39 74 68 3 18 .979 22 7 41 2 2 .960 1 0 0 0 0 ----
2020 14 66 5 0 8 1.000 16 16 24 0 5 1.000 7 3 4 2 0 .778 1 1 1 0 0 1.000
2021 DeNA 20 23 1 2 2 .923 16 28 28 1 5 .982 12 3 5 0 0 1.000 5 3 8 0 3 1.000
2022 6 8 0 0 0 1.000 5 6 12 0 0 1.000 2 0 0 0 0 ---- -
通算 40 97 6 2 10 .981 134 252 283 8 61 .985 51 16 63 4 3 .951 7 4 9 0 3 1.000
外野守備


外野












2018 巨人 1 0 0 0 0 ----
2020 3 1 0 0 0 1.000
通算 4 1 0 0 0 1.000
  • 2022年度シーズン終了時

記録

初記録
その他の記録
  • 開幕戦で6打点:2021年3月26日、対読売ジャイアンツ1回戦(東京ドーム)で記録 ※セ・リーグタイ記録

背番号

  • 63(2018年)
  • 51(2019年 - 2020年)
  • 38(2021年 - )

登場曲

脚注

  1. ^ DeNA - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月22日閲覧。
  2. ^ DeNA・田中俊太は100万円減 プロ入り後ワースト出場19試合「全部受け止めて」”. デイリースポーツ (2022年11月21日). 2022年11月21日閲覧。
  3. ^ a b “巨人5位で広島田中の弟指名!日立製作所・田中俊太”. 日刊スポーツ. (2017年10月26日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201710250000050.html 2017年12月7日閲覧。 
  4. ^ a b 2021年シーズン 選手契約について”. 横浜DeNAベイスターズ (2020年12月18日). 2020年12月19日閲覧。
  5. ^ a b “兄は広島・田中 日立・俊太 初ベストナイン「いつか兄と一緒に」”. スポニチアネックス. (2016年12月16日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/12/16/kiji/20161215s00001003448000c.html 2022年4月21日閲覧。 
  6. ^ “東海大相模 対 興南”. スポーツニッポン. (2010年8月21日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/sensyuken/2010/score/top-score.html 2022年4月27日閲覧。 
  7. ^ "父子鷹" 息子が叶えてくれた夢”. タウンニュース (2011年4月14日). 2022年4月27日閲覧。
  8. ^ 準決勝の東海大相模戦で田中俊太に満塁本塁打を打たれた履正社の飯塚孝史投手。”. 時事ドットコム (2011年4月3日). 2022年4月27日閲覧。
  9. ^ a b c d e “兄は広島・田中 日立製作所・俊太は巨人が5巡目で指名”. スポーツニッポン. (2017年10月26日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/10/26/kiji/20171026s00001728274000c.html 2017年12月7日閲覧。 
  10. ^ 2017年ドラフト指名を受けた侍ジャパン戦士たち~社会人代表編~”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2017年10月31日). 2018年2月3日閲覧。
  11. ^ “巨人がD4・北村、D5・田中ら3選手と合意”. サンケイスポーツ. (2017年11月17日). オリジナルの2017年12月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20171207192435/https://www.sanspo.com/baseball/news/20171117/gia17111718560005-n1.html 2017年12月7日閲覧。 
  12. ^ “巨人5位田中俊太、兄広輔広島入団時の背番63用意”. 日刊スポーツ. (2017年11月17日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711170000002.html 2018年12月1日閲覧。 
  13. ^ “大城卓三、田中俊太両選手「開幕戦新人選手Wプロ初打席初安打」記念グッズを発売”. 読売巨人軍公式サイト. (2018年4月10日). https://www.giants.jp/G/gnews/news_3912690.html 2022年4月27日閲覧。 
  14. ^ 巨人敗戦にも光…新人田中俊太&大城がプロ初安打”. 日刊スポーツ (2018年3月30日). 2022年5月7日閲覧。
  15. ^ “巨人・田中俊、倍増1600万円でサイン 2年目の来季は「1試合でも多く出ること」”. スポーツニッポン. (2018年11月27日). https://www.sanspo.com/article/20181127-4AAU7PDFLZOF7KXWWE5QF36LTU/ 2019年2月15日閲覧。 
  16. ^ 巨人田中俊太は倍増「いい、ダメが見えてきた」”. 日刊スポーツ (2018年11月27日). 2021年3月19日閲覧。
  17. ^ 巨人田中俊太、中日堂上ら抹消/29日公示”. 日刊スポーツ (2020年6月29日). 2021年3月19日閲覧。
  18. ^ 巨人田中俊は100万円減 3年目の今季は自己最少48試合 「勝利に貢献できるよう」”. スポーツニッポン (2020年12月9日). 2021年3月19日閲覧。
  19. ^ DeNA田中俊太「驚いている」入団会見 背番38”. 日刊スポーツ (2021年1月5日). 2021年1月5日閲覧。
  20. ^ a b c d 人的補償のリアルに「これがプロ野球か」。田中俊太がDeNAで求められる役割”. web Sportiva (2021年2月17日). 2021年2月17日閲覧。
  21. ^ DeNA・田中俊 古巣巨人との開幕戦で3安打、セ新となる開幕戦6打点の活躍”. スポーツニッポン (2021年3月26日). 2021年5月10日閲覧。
  22. ^ 【DeNA】石田健大、嶺井博希、田中俊太が今季初めて2軍落ち 中川虎大らが昇格へ”. スポーツ報知 (2021年6月21日). 2021年7月23日閲覧。
  23. ^ a b DeNAの田中俊太が「左母指基節骨骨折」で手術”. BASEBALL KING (2021年6月29日). 2021年7月23日閲覧。
  24. ^ a b 【DeNA】巨人から加入の田中俊太が左手親指手術 開幕戦6打点もその後適時打なしで21日に登録抹消”. スポーツ報知 (2021年6月29日). 2021年7月23日閲覧。
  25. ^ a b DeNA・田中俊太、現状維持の1700万円で更改 開幕戦セ新記録6打点も続かず「それが今の実力」”. サンケイスポーツ (2021年11月18日). 2021年12月25日閲覧。
  26. ^ DeNA、田中俊太が練習合流”. カナロコ (2022年2月10日). 2022年4月21日閲覧。
  27. ^ 【DeNA】藤田一也ら11選手が出場選手登録 大田泰示は特例2022で コロナ陽性で多数昇格”. スポーツ報知 (2022年4月12日). 2022年4月21日閲覧。
  28. ^ 阪神・西勇輝 5回途中5失点で降板 「今日は打線が助けてあげてほしい」ファンは打線の奮起待つ”. 日テレNEWS (2022年4月19日). 2022年4月27日閲覧。
  29. ^ 【DeNA】田中俊太、【ロッテ】佐々木朗希ら抹消/25日公示”. 日刊スポーツ (2022年4月25日). 2022年4月27日閲覧。
  30. ^ 【DeNA】山本祐大と田中俊太の出場選手登録を抹消”. 日刊スポーツ (2022年6月20日). 2022年6月22日閲覧。
  31. ^ a b 田中俊、ベイ入団会見 地元神奈川「走攻守で力発揮」”. カナロコ (2021年1月25日). 2021年2月17日閲覧。
  32. ^ 巨人D5・田中、“俊足”で魅せる!広島の兄・広輔は昨季盗塁王”. SANSPO.COM (2018年1月11日). 2021年2月17日閲覧。
  33. ^ 田中俊太(日立製作所・内野手) 家族の言葉が成長の源/ドラフト”. サンケイスポーツ (2017年2月22日). 2022年4月21日閲覧。
  34. ^ 広島・広輔&巨人ドラ5・俊太、田中兄弟の父・正行さんの仰天指導法”. スポーツ報知 (2017年12月26日). 2022年4月21日閲覧。

関連項目

外部リンク