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「EARTH (世界の終わりのアルバム)」の版間の差分

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{{Infobox Album
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| Name = EARTH
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}}『'''EARTH'''』(アース)は、[[日本]]の[[バンド (音楽)|バンド]]・[[SEKAI NO OWARI|世界の終わり]]のインディーズ1作目のオリジナルアルバム。[[2010年]][[4月7日]]に発売。発売元は[[ラストラム・ミュージックエンタテインメント]]。
}}

『'''EARTH'''』(アース)は、[[SEKAI NO OWARI|世界の終わり]]の1枚目の[[スタジオ・アルバム]]。[[2010年]][[4月7日]]に[[ラストラム・ミュージックエンタテインメント|Lastrum]]より発売された。


== 内容 ==
== 内容 ==
初の[[スタジオ・アルバム|オリジナルアルバム]]。
初の[[スタジオ・アルバム|オリジナルアルバム]]。


タイトルは自身らが作り上げた[[ライブハウス]]「[[SEKAI NO OWARI#club EARTH|club EARTH]]」から取られている<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/music/news/27556|title=世界の終わりが始まりを告げる1stアルバム「EARTH」|publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)#概要|音楽ナタリー]]|accessdate=2020-01-01}}</ref>。深瀬は今作について「結成からの2年間、自分たちらしさを必死で追求して制作した作品」としている<ref>{{Cite web|和書|url=https://tower.jp/article/interview/2010/03/31/4318/4539|title=INTERVIEW(6)-闘うなら、この4人がベスト|publisher=[[タワーレコード#bounce|タワーレコード]]|accessdate=2020-01-01}}</ref>。
タイトルは自身らが作り上げた[[ライブハウス]]「[[SEKAI NO OWARI#club EARTH|club EARTH]]」から取られている<ref>{{Cite web|和書 |url=https://natalie.mu/music/news/27556 |title=世界の終わりが始まりを告げる1stアルバム「EARTH」 |publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)#概要|音楽ナタリー]] |accessdate=2020-01-01}}</ref>。深瀬は今作について「結成からの2年間、自分たちらしさを必死で追求して制作した作品」としている<ref>{{Cite web|和書 |url=https://tower.jp/article/interview/2010/03/31/4318/4539 |title=INTERVIEW(6)-闘うなら、この4人がベスト |publisher=[[タワーレコード#bounce|タワーレコード]] |accessdate=2020-01-01}}</ref>。


初回生産分は、初回限定パッケージとして[[デジパック]]仕様となったほか、同年7月10日に渋谷O-WESTで開催された『[[SEKAI NO OWARIのライブ・コンサート#世界の終わり Heart the eartH Tour|世界の終わり Heart the eartH Tour]]』東京公演の先行予約情報が同封された<ref>{{Cite web |title=LASTRUM ONLINE:商品詳細 |url=https://web.archive.org/web/20100427192354/http://shop.lastrum.co.jp/item/item.php?item_id=1057 |website=web.archive.org |date=2010-04-27 |access-date=2024-12-05}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/music/news/30187|title=世界の終わり、新作初回盤にワンマン先行情報封入|publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)#概要|音楽ナタリー]]|accessdate=2020-01-01}}</ref>。
初回生産分は、初回限定パッケージとして[[デジパック]]仕様となったほか、同年7月10日に渋谷O-WESTで開催された『[[SEKAI NO OWARIのライブ・コンサート#世界の終わり Heart the eartH Tour|世界の終わり Heart the eartH Tour]]』東京公演の先行予約情報が同封された<ref>{{Cite web |title=LASTRUM ONLINE:商品詳細 |url=https://web.archive.org/web/20100427192354/http://shop.lastrum.co.jp/item/item.php?item_id=1057 |website=web.archive.org |date=2010-04-27 |access-date=2024-12-05}}</ref><ref>{{Cite web|和書 |url=https://natalie.mu/music/news/30187 |title=世界の終わり、新作初回盤にワンマン先行情報封入 |publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)#概要|音楽ナタリー]] |accessdate=2020-01-01}}</ref>。


第3回・[[CDショップ大賞]]に入賞<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/music/news/41408|title=CDショップ大賞上位11作に旅人、かまってちゃん、秦基博ら|publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)#概要|音楽ナタリー]]|accessdate=2020-01-03}}</ref>、準大賞を受賞した<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/music/news/43718|title=CDショップ大賞栄冠はandymoriの手に「来年もください」|publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)#概要|音楽ナタリー]]|accessdate=2020-01-03}}</ref>。
第3回・[[CDショップ大賞]]に入賞<ref>{{Cite web|和書 |url=https://natalie.mu/music/news/41408 |title=CDショップ大賞上位11作に旅人、かまってちゃん、秦基博ら |publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)#概要|音楽ナタリー]] |accessdate=2020-01-03}}</ref>、準大賞を受賞した<ref>{{Cite web|和書 |url=https://natalie.mu/music/news/43718 |title=CDショップ大賞栄冠はandymoriの手に「来年もください」 |publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)#概要|音楽ナタリー]] |accessdate=2020-01-03}}</ref>。

[[2010年]][[6月30日]]に、[[シンコーミュージック・エンタテイメント]]よりバンドスコアが発売された。全7曲のバンドスコアに加え、メンバーの使用機材や、ライブハウス「club EARTH」の紹介コーナーなどが掲載されている<ref>{{Cite web |title=世界の終わり、初のバンドスコアに自作ライブハウス紹介も |url=https://natalie.mu/music/news/33344 |website=音楽ナタリー |access-date=2024-12-13 |language=ja |first=Natasha |last=Inc}}</ref>。[[2015年]][[11月24日]]には、[[DJ LOVE]]パート<ref group="注">[[シンセサイザー]]・[[ベース (弦楽器)|ベース]]・[[ドラムセット|ドラム]]</ref>を収録したCD付きバージョンも発売された<ref>{{Cite web |title=SEKAI NO OWARI、DJ LOVEパート収録のCD付スコア『Tree』、『EARTH』発売-rockinon.com|https://rockinon.com/news/detail/133556 |url=https://rockinon.com/news/detail/133556 |website=rockinon.com |access-date=2024-12-13 |language=ja}}</ref>。


== 収録内容 ==
== 収録内容 ==
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| all_lyrics = [[Fukase|深瀬慧]]
| all_arrangements = 世界の終わり
| title1 = [[幻の命]]
| music1 = [[Saori (音楽家)|藤崎彩織]]
| length1 = 5:10
| title2 = 虹色の戦争
| music2 = 深瀬慧
| length2 = 5:37
| title3 = インスタントラジオ
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| length3 = 4:08
| title4 = 青い太陽
| music4 = 深瀬慧 & 中島真一
| length4 = 5:12
| title5 = 死の魔法
| music5 = 深瀬慧
| length5 = 6:04
| title6 = 世界平和
| music6 = 深瀬慧
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| title7 = 白昼の夢
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}}


== 楽曲解説 ==
== 楽曲解説 ==
全7曲収録。
{{節スタブ|date=2024-12}}

; '''[[幻の命]]'''
# '''幻の命'''
: インディーズ1stシングルの表題曲。
#: インディーズ1stシングル『'''幻の命'''』の表題曲。
; '''虹色の戦争'''
#: 自身初のオリジナル楽曲で、[[メロディ]]の原型は藤崎が中学生の頃に制作されていたもの。結成以来ライブの定番曲で、今作収録にあたり50パターンぐらいのアレンジを考えたが、最終的に最初のアレンジで収録された。ミュージック・ビデオは[[SEKAI NO OWARI#club EARTH|club EARTH]]を作り、そこでメンバーで一緒に生活して音楽を作っていることを表現する[[概念|コンセプト]]のもと制作された。深瀬の提案で朝の感じや共同生活していることを表現するため白い部屋や白いパジャマで撮影され、夜の屋上のシーンも取り入れられている<ref>{{Cite web|和書 |url=https://www.spaceshowertv.com/powerpush/pp1/2010/04.html |title=世界の終わりインタビュー |publisher=[[スペースシャワーTV]] |accessdate=2020-01-11}}</ref>。
:
#: この楽曲は、1月11日の[[SCHOOL OF LOCK!]]にて初公開された。なお、このバンドの楽曲がラジオで放送されたのは初めてである<ref>{{Cite book|和書 |title=History of SEKAI NO OWARI |date=2021-2-10 |year=2021 |publisher=TOY'S FACTORY |pages=68-69}}</ref>。
; '''インスタントラジオ'''
#:
: インディーズ1stシングルのカップリング曲。
; '''青い太陽'''
# '''虹色の戦争'''
#: 制作当初の楽曲タイトルは『人魚姫』<ref name=":1">{{Cite web |title=セカオワドライブSONG! {{!}} SCHOOL OF LOCK! {{!}} セカオワLOCKS! |url=https://www.tfm.co.jp/lock/sekaowa/index.php?itemid=2636 |website=未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK! |access-date=2024-12-13}}</ref>。歌詞は深瀬自身の生活がテーマだといい、街を散歩していた時に感じた「平和」に関する違和感を書いたものだという<ref>{{Cite web |url=https://tower.jp/article/interview/2010/03/31/4318/4537 |title=INTERVIEW(4)――歌詞は情景描写みたいなもの |access-date=2024/12/11}}</ref>。[[太鼓の達人]]の一部機種に収録されている<ref>{{Cite web |url=https://x.com/taiko_team/status/372232639542865920 |title=X (@taiko_team) |access-date=2024年12月13日}}</ref><ref>{{Cite web |title=太鼓の達人 RHYTHM CONNECT {{!}} バンダイナムコエンターテインメント公式サイト |url=https://app-ttrc.taiko-ch.net/songlist/ |website=太鼓の達人 RHYTHM CONNECT {{!}} バンダイナムコエンターテインメント公式サイト |access-date=2024-12-13 |language=ja}}</ref>。
:
# '''インスタントラジオ'''
; '''死の魔法'''
#: インディーズ1stシングル『'''幻の命'''』のカップリング曲。
:
#: DJ LOVEとその友人が、かつて配信していたネットラジオ『インスタントラジオ』を題材に作られた<ref>{{Cite web |title=Saori(SEKAI NO OWARI)『夢だけど夢じゃなかった』 |url=https://ameblo.jp/sekaowa/entry-10694652083.html |website=HELLO ENDING |access-date=2024-12-05 |language=ja}}</ref>。楽曲の原型は、このバンドを組む前から存在していたという<ref>雑誌「[[ROCKIN'ON JAPAN]]」2011年6月号 p141</ref>。現在では様々な楽曲で使用されている[[オートチューン]]が、初めて使用された楽曲。現在でもライブの定番曲であり、イベントで披露する際には、[[DJ LOVE]]が間奏でスクラッチを披露する<ref>{{Cite web|和書 |url=https://tower.jp/article/interview/2010/03/31/4318/4536 |title=INTERVIEW(5)――話が暗いんだから、曲はおもしろくしなきゃ - タワーレコード オンライン |access-date=2024年12月4日}}</ref>。
; '''世界平和'''
# '''青い太陽'''
:
#: この楽曲はたくさんのバージョンがあったといい、元々は小説チックな内容の歌詞で景色の描写とかが細いものであった<ref name=":1" />。深瀬が制作時に考えていた[[ミュージックビデオ]]のイメージは「浜辺で炎をたくさんたいてビキニと一緒に踊る」というものだという<ref name=":1" />。
; '''白昼の夢'''
# '''死の魔法'''
:
#: -
# '''世界平和'''
#: 歌詞は、深瀬が[[カフェ]]の[[アルバイト]]でトイレ掃除をしているときに考えたという<ref>{{Cite web |title=BAITO NO HAJIMARI {{!}} SCHOOL OF LOCK! {{!}} セカオワLOCKS! |url=https://www.tfm.co.jp/lock/sekaowa/index.php?itemid=6552&catid=25 |website=未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK! |access-date=2024-12-16}}</ref>。また、[[マクドナルド]]でイントロの[[ホルン]]を打ち込んで制作したという<ref>マクドナルド店内BGM「ミュージックバリュー」2021/12/22 ~ 2022/1/4 放送分より</ref>。
# '''白昼の夢'''
#: インディーズ1stシングル『'''幻の命'''』に収録されている「白昼の夢 (at club EARTH)」をスタジオで収録したもの。
#: バンドの楽曲の中で、最も曲が長い<ref>{{Cite web |title=第174回 夏を感じられる曲 2023年7月29日セカ起こし |url=https://www.sekaokoshi.com/2023/07/29/174/ |website=セカ起こし |date=2023-07-29 |access-date=2024-12-13 |language=ja |last=sekaokoshi}}</ref>。メンバー曰く最も人気がない曲だというが、深瀬は正当な評価だと考えている<ref>{{Cite web |title=『セカオワ センター問題』 {{!}} SCHOOL OF LOCK! {{!}} セカオワLOCKS! |url=https://www.tfm.co.jp/lock/sekaowa/index.php?itemid=12400 |website=未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK! |access-date=2024-12-13}}</ref><ref>{{Cite web |title=第45回 Best of 〇〇 2021年2月7日セカ起こし |url=https://www.sekaokoshi.com/2021/02/07/45/ |website=セカ起こし |date=2021-02-07 |access-date=2024-12-13 |language=ja |last=sekaokoshi}}</ref>。
#:

== メンバー ==

; 世界の終わり

* [[Nakajin|中島真一]]:[[ギター|Guitar]]
* [[Fukase|深瀬慧]]:[[ボーカル|Vocal]] & Guitar
* [[Saori (音楽家)|藤崎彩織]]:[[ピアノ|Piano]]
* [[DJ LOVE|LOVE]]:[[ディスクジョッキー|DJ]]


==幻の命==
==幻の命==
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{{Infobox Single
| Name = 幻の命
| Name = 幻の命
| Artist = [[SEKAI NO OWARI|世界の終わり]]
| Artist = [[SEKAI NO OWARI|世界の終わり]]
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| B-side = インスタントラジオ<br/>白昼の夢 (at club EARTH)
| B-side = インスタントラジオ<br/>白昼の夢 (at club EARTH)
| Released = 2010年2月10日
| Released = 2010年2月10日
| Format = [[シングル#CDシングル|マキシシングル]]
| Format = [[シングル#CDシングル|マキシシングル]]
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| Genre = [[J-POP]]<br/>[[ギターポップ]]<br/>[[ロック (音楽)|ロック]]
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}}『'''幻の命'''』(まぼろしのいのち)は、[[日本]]の[[バンド (音楽)|バンド]]・[[SEKAI NO OWARI|世界の終わり]]のインディーズ1作目のCDシングル。タワーレコードで限定発売された。
}}
「'''幻の命'''」(まぼろしのいのち)は、[[日本]]の[[バンド (音楽)|バンド]]・[[SEKAI NO OWARI|世界の終わり]]のインディーズ1作目のCDシングル。タワーレコードで限定発売された<ref name="natalie20100210" />。


=== 概要 ===
[[インディーズ#日本のインディーズ|インディーズデビュー]]作品にして、アルバム『[[EARTH (世界の終わりのアルバム)|EARTH]]』の先行シングル。『EARTH』発売日までの約2か月間、[[タワーレコード#タワーレコード株式会社(日本フランチャイジー)|タワーレコード]]限定で発売された<ref name="natalie20100210">{{Cite news|url=https://natalie.mu/music/news/27556|title=世界の終わりが始まりを告げる1stアルバム「EARTH」|newspaper=音楽ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2010-02-10|accessdate=2021-10-06}}</ref>。限定1万枚発売され<ref name=":0">{{Cite book|和書 |title=History of SEKAI NO OWARI |publisher=TOY'S FACTORY |page=67 |date=2021-2-10}}</ref>、現在は廃盤となっている。
[[インディーズ#日本のインディーズ|インディーズデビュー]]作品にして、アルバム『[[EARTH (世界の終わりのアルバム)|EARTH]]』の先行シングル。『EARTH』発売日までの約2か月間、[[タワーレコード#タワーレコード株式会社(日本フランチャイジー)|タワーレコード]]限定で発売された<ref name="natalie201002102">{{Cite news |url=https://natalie.mu/music/news/27556 |title=世界の終わりが始まりを告げる1stアルバム「EARTH」 |newspaper=音楽ナタリー |publisher=ナターシャ |date=2010-02-10 |accessdate=2021-10-06}}</ref>。限定1万枚発売され<ref name=":02">{{Cite book|和書 |title=History of SEKAI NO OWARI |publisher=TOY'S FACTORY |page=67 |date=2021-2-10}}</ref>、現在は廃盤となっている。


当時無名のバンドであったにもかかわらず、2月9日付のタワーレコードオンラインチャートにおいて、初登場1位を記録した<ref name=":0" />。
当時無名のバンドであったにもかかわらず、2月9日付のタワーレコードオンラインチャートにおいて、初登場1位を記録した<ref name=":02" />。


3月24日、[[レコチョク]]にて楽曲「幻の命」の配信がスタート。3月31日付のレコチョクロック・フルにて、ウィークリーチャート1位を獲得した<ref>{{Cite web|和書|title=世界の終わり、レコチョクロック・フルでウィークリー1位 |url=https://www.barks.jp/news/?id=1000059753 |website=BARKS |date=2010-03-31 |access-date=2024-12-04 |language=ja}}</ref>。
3月24日、[[レコチョク]]にて楽曲「幻の命」の配信がスタート。3月31日付のレコチョクロック・フルにて、ウィークリーチャート1位を獲得した<ref>{{Cite web|和書 |title=世界の終わり、レコチョクロック・フルでウィークリー1位 |url=https://www.barks.jp/news/?id=1000059753 |website=BARKS |date=2010-03-31 |access-date=2024-12-04 |language=ja}}</ref>。


=== 収録内容 ===
=== 収録内容 ===

# '''幻の命'''
# '''幻の命'''
#: <div style="font-size:small;">作詞:[[Fukase|深瀬慧]]<br/>作曲:[[Saori (音楽家)|藤崎彩織]]<br/>編曲:世界の終わり</div>
#: <div style="font-size:small;">作詞:[[Fukase|深瀬慧]]<br />作曲:[[Saori (音楽家)|藤崎彩織]]<br />編曲:世界の終わり</div>
#: 自身初のオリジナル楽曲で、[[メロディ]]の原型は藤崎が中学生の頃に制作されていたもの。結成以来ライブの定番曲で、今作収録にあたり50パターンぐらいのアレンジを考えたが、最終的に最初のアレンジで収録された。ミュージック・ビデオは[[SEKAI NO OWARI#club EARTH|club EARTH]]を作り、そこでメンバーで一緒に生活して音楽を作っていることを表現する[[概念|コンセプト]]のもと制作された。深瀬の提案で朝の感じや共同生活していることを表現するため白い部屋や白いパジャマで撮影され、夜の屋上のシーンも取り入れられている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.spaceshowertv.com/powerpush/pp1/2010/04.html|title=世界の終わりインタビュー|publisher=[[スペースシャワーTV]]|accessdate=2020-01-11}}</ref>。
#:この楽曲は、1月11日の[[SCHOOL OF LOCK!]]にて初公開された。なお、このバンドの楽曲がラジオで放送されたのは初めてである<ref>{{Cite book|和書 |title=History of SEKAI NO OWARI |date=2021-2-10 |year=2021 |publisher=TOY'S FACTORY |pages=68-69}}</ref>。
# '''インスタントラジオ'''
# '''インスタントラジオ'''
#: <div style="font-size:small;">作詞:深瀬慧<br/>作曲:深瀬慧、[[Nakajin|中島真一]]<br/>編曲:世界の終わり</div>
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# '''白昼の夢 (at club EARTH)'''
# '''白昼の夢 (at club EARTH)'''
#: <div style="font-size:small;">作詞・作曲:深瀬慧<br/>編曲:世界の終わり<br/></div>
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#:自身らが作り上げたライブハウス「[[SEKAI NO OWARI#club EARTH|club EARTH]]」にて録音したライブ・テイクバージョン。2カ月後に発売されたアルバム『[[EARTH (世界の終わりのアルバム)|EARTH]]』にはスタジオで録音した音源が収録され<ref>{{Cite web|和書|url=https://tower.jp/article/news/2010/01/29/2403 |title=話題の新世代バンド、世界の終わりがタワーレコードのオンライン予約チャートを急上昇! 限定シングル“幻の命”を2月にリリース - タワーレコード オンライン |access-date=2024年12月4日}}</ref>。伴奏はピアノのみである。
#: 自身らが作り上げたライブハウス「[[SEKAI NO OWARI#club EARTH|club EARTH]]」にて録音したライブ・テイクバージョン。2ヶ月後に発売されたアルバム『[[EARTH (世界の終わりのアルバム)|EARTH]]』にはスタジオで録音した音源が収録されている<ref>{{Cite web|和書 |url=https://tower.jp/article/news/2010/01/29/2403 |title=話題の新世代バンド、世界の終わりがタワーレコードのオンライン予約チャートを急上昇! 限定シングル“幻の命”を2月にリリース - タワーレコード オンライン |access-date=2024年12月4日}}</ref>。伴奏はピアノのみである。


=== 収録アルバム ===
=== 収録アルバム ===

* [[EARTH (世界の終わりのアルバム)|EARTH]] (#1、#2)
* EARTH(#1、#2)
* [[SEKAI NO OWARI 2010-2019]](#1、#2)
* [[SEKAI NO OWARI 2010-2019]](#1、#2)


:


== 脚注 ==
== 参加ミュージシャン ==
; 世界の終わり
* [[Nakajin|中島真一]]:[[ギター|Guitar]]
* [[Fukase|深瀬慧]]:[[ボーカル|Vocal]] & Guitar
* [[Saori (音楽家)|藤崎彩織]]:[[ピアノ|Piano]]
* [[DJ LOVE|LOVE]]:[[ディスクジョッキー|DJ]]


== 注 ==
=== 注 ===
<references group="注" />
{{Reflist}}


=== 出典 ===
{{SEKAI NO OWARI}}
<references />
{{CDショップ大賞}}
{{SEKAI NO OWARI}}{{CDショップ大賞}}{{DEFAULTSORT:ああす}}
{{Album-stub}}
{{DEFAULTSORT:ああす}}
[[Category:SEKAI NO OWARIのアルバム]]
[[Category:SEKAI NO OWARIのアルバム]]
[[Category:2010年のミニ・アルバム]]
[[Category:2010年のミニ・アルバム]]

2024年12月18日 (水) 11:47時点における版

『EARTH』
世界の終わりスタジオ・アルバム
リリース
録音 日本の旗2009年10月
RECORDING STUDIO ORPHEUS
ジャンル J-POP
ギターポップ
ロック
時間
レーベル Lastrum
プロデュース 世界の終わり
チャート最高順位
  • 週間15位オリコン
  • 2010年4月度月間24位(オリコン)
世界の終わり アルバム 年表
sekai NO oWARi
(2009年)
EARTH
(2010年)
ENTERTAINMENT
(2012年)
『EARTH』収録のシングル
  1. 幻の命
    リリース: 2010年2月10日
ミュージックビデオ
幻の命 - YouTube
虹色の戦争 - YouTube
テンプレートを表示

EARTH』(アース)は、日本バンド世界の終わりのインディーズ1作目のオリジナルアルバム。2010年4月7日に発売。発売元はラストラム・ミュージックエンタテインメント

内容

初のオリジナルアルバム

タイトルは自身らが作り上げたライブハウスclub EARTH」から取られている[1]。深瀬は今作について「結成からの2年間、自分たちらしさを必死で追求して制作した作品」としている[2]

初回生産分は、初回限定パッケージとしてデジパック仕様となったほか、同年7月10日に渋谷O-WESTで開催された『世界の終わり Heart the eartH Tour』東京公演の先行予約情報が同封された[3][4]

第3回・CDショップ大賞に入賞[5]、準大賞を受賞した[6]

2010年6月30日に、シンコーミュージック・エンタテイメントよりバンドスコアが発売された。全7曲のバンドスコアに加え、メンバーの使用機材や、ライブハウス「club EARTH」の紹介コーナーなどが掲載されている[7]2015年11月24日には、DJ LOVEパート[注 1]を収録したCD付きバージョンも発売された[8]

収録内容

全作詞: 深瀬慧、全編曲: 世界の終わり。
#タイトル作詞作曲時間
1.幻の命深瀬慧藤崎彩織
2.「虹色の戦争」深瀬慧深瀬慧
3.「インスタントラジオ」深瀬慧深瀬慧 & 中島真一
4.「青い太陽」深瀬慧深瀬慧 & 中島真一
5.「死の魔法」深瀬慧深瀬慧
6.「世界平和」深瀬慧深瀬慧
7.「白昼の夢」深瀬慧深瀬慧
合計時間:

楽曲解説

全7曲収録。

  1. 幻の命
    インディーズ1stシングル『幻の命』の表題曲。
    自身初のオリジナル楽曲で、メロディの原型は藤崎が中学生の頃に制作されていたもの。結成以来ライブの定番曲で、今作収録にあたり50パターンぐらいのアレンジを考えたが、最終的に最初のアレンジで収録された。ミュージック・ビデオはclub EARTHを作り、そこでメンバーで一緒に生活して音楽を作っていることを表現するコンセプトのもと制作された。深瀬の提案で朝の感じや共同生活していることを表現するため白い部屋や白いパジャマで撮影され、夜の屋上のシーンも取り入れられている[9]
    この楽曲は、1月11日のSCHOOL OF LOCK!にて初公開された。なお、このバンドの楽曲がラジオで放送されたのは初めてである[10]
  2. 虹色の戦争
    制作当初の楽曲タイトルは『人魚姫』[11]。歌詞は深瀬自身の生活がテーマだといい、街を散歩していた時に感じた「平和」に関する違和感を書いたものだという[12]太鼓の達人の一部機種に収録されている[13][14]
  3. インスタントラジオ
    インディーズ1stシングル『幻の命』のカップリング曲。
    DJ LOVEとその友人が、かつて配信していたネットラジオ『インスタントラジオ』を題材に作られた[15]。楽曲の原型は、このバンドを組む前から存在していたという[16]。現在では様々な楽曲で使用されているオートチューンが、初めて使用された楽曲。現在でもライブの定番曲であり、イベントで披露する際には、DJ LOVEが間奏でスクラッチを披露する[17]
  4. 青い太陽
    この楽曲はたくさんのバージョンがあったといい、元々は小説チックな内容の歌詞で景色の描写とかが細いものであった[11]。深瀬が制作時に考えていたミュージックビデオのイメージは「浜辺で炎をたくさんたいてビキニと一緒に踊る」というものだという[11]
  5. 死の魔法
    -
  6. 世界平和
    歌詞は、深瀬がカフェアルバイトでトイレ掃除をしているときに考えたという[18]。また、マクドナルドでイントロのホルンを打ち込んで制作したという[19]
  7. 白昼の夢
    インディーズ1stシングル『幻の命』に収録されている「白昼の夢 (at club EARTH)」をスタジオで収録したもの。
    バンドの楽曲の中で、最も曲が長い[20]。メンバー曰く最も人気がない曲だというが、深瀬は正当な評価だと考えている[21][22]

メンバー

世界の終わり

幻の命

「幻の命」
世界の終わりシングル
初出アルバム『EARTH
B面 インスタントラジオ
白昼の夢 (at club EARTH)
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POP
ギターポップ
ロック
時間
レーベル Lastrum
作詞 深瀬慧
作曲 藤崎彩織
世界の終わり シングル 年表
幻の命
(2010年)
天使と悪魔/ファンタジー
(2010年)
ミュージックビデオ
幻の命 - YouTube
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幻の命』(まぼろしのいのち)は、日本バンド世界の終わりのインディーズ1作目のCDシングル。タワーレコードで限定発売された。

概要

インディーズデビュー作品にして、アルバム『EARTH』の先行シングル。『EARTH』発売日までの約2か月間、タワーレコード限定で発売された[23]。限定1万枚発売され[24]、現在は廃盤となっている。

当時無名のバンドであったにもかかわらず、2月9日付のタワーレコードオンラインチャートにおいて、初登場1位を記録した[24]

3月24日、レコチョクにて楽曲「幻の命」の配信がスタート。3月31日付のレコチョクロック・フルにて、ウィークリーチャート1位を獲得した[25]

収録内容

  1. 幻の命
    作詞:深瀬慧
    作曲:藤崎彩織
    編曲:世界の終わり
  2. インスタントラジオ
    作詞:深瀬慧
    作曲:深瀬慧、中島真一
    編曲:世界の終わり
  3. 白昼の夢 (at club EARTH)
    作詞・作曲:深瀬慧
    編曲:世界の終わり
    自身らが作り上げたライブハウス「club EARTH」にて録音したライブ・テイクバージョン。2ヶ月後に発売された、アルバム『EARTH』にはスタジオで録音した音源が収録されている[26]。伴奏はピアノのみである。

収録アルバム

脚注

注釈

  1. ^ シンセサイザーベースドラム

出典

  1. ^ 世界の終わりが始まりを告げる1stアルバム「EARTH」”. 音楽ナタリー. 2020年1月1日閲覧。
  2. ^ INTERVIEW(6)-闘うなら、この4人がベスト”. タワーレコード. 2020年1月1日閲覧。
  3. ^ LASTRUM ONLINE:商品詳細”. web.archive.org (2010年4月27日). 2024年12月5日閲覧。
  4. ^ 世界の終わり、新作初回盤にワンマン先行情報封入”. 音楽ナタリー. 2020年1月1日閲覧。
  5. ^ CDショップ大賞上位11作に旅人、かまってちゃん、秦基博ら”. 音楽ナタリー. 2020年1月3日閲覧。
  6. ^ CDショップ大賞栄冠はandymoriの手に「来年もください」”. 音楽ナタリー. 2020年1月3日閲覧。
  7. ^ Inc, Natasha. “世界の終わり、初のバンドスコアに自作ライブハウス紹介も”. 音楽ナタリー. 2024年12月13日閲覧。
  8. ^ SEKAI NO OWARI、DJ LOVEパート収録のCD付スコア『Tree』、『EARTH』発売-rockinon.com|https://rockinon.com/news/detail/133556”. rockinon.com. 2024年12月13日閲覧。
  9. ^ 世界の終わりインタビュー”. スペースシャワーTV. 2020年1月11日閲覧。
  10. ^ 『History of SEKAI NO OWARI』TOY'S FACTORY、2021年2月10日、68-69頁。 
  11. ^ a b c セカオワドライブSONG! | SCHOOL OF LOCK! | セカオワLOCKS!”. 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. 2024年12月13日閲覧。
  12. ^ INTERVIEW(4)――歌詞は情景描写みたいなもの”. 2024年12月11日閲覧。
  13. ^ X (@taiko_team)”. 2024年12月13日閲覧。
  14. ^ 太鼓の達人 RHYTHM CONNECT | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト”. 太鼓の達人 RHYTHM CONNECT | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト. 2024年12月13日閲覧。
  15. ^ Saori(SEKAI NO OWARI)『夢だけど夢じゃなかった』”. HELLO ENDING. 2024年12月5日閲覧。
  16. ^ 雑誌「ROCKIN'ON JAPAN」2011年6月号 p141
  17. ^ INTERVIEW(5)――話が暗いんだから、曲はおもしろくしなきゃ - タワーレコード オンライン”. 2024年12月4日閲覧。
  18. ^ BAITO NO HAJIMARI | SCHOOL OF LOCK! | セカオワLOCKS!”. 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. 2024年12月16日閲覧。
  19. ^ マクドナルド店内BGM「ミュージックバリュー」2021/12/22 ~ 2022/1/4 放送分より
  20. ^ sekaokoshi (2023年7月29日). “第174回 夏を感じられる曲 2023年7月29日セカ起こし”. セカ起こし. 2024年12月13日閲覧。
  21. ^ 『セカオワ センター問題』 | SCHOOL OF LOCK! | セカオワLOCKS!”. 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. 2024年12月13日閲覧。
  22. ^ sekaokoshi (2021年2月7日). “第45回 Best of 〇〇 2021年2月7日セカ起こし”. セカ起こし. 2024年12月13日閲覧。
  23. ^ “世界の終わりが始まりを告げる1stアルバム「EARTH」”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2010年2月10日). https://natalie.mu/music/news/27556 2021年10月6日閲覧。 
  24. ^ a b 『History of SEKAI NO OWARI』TOY'S FACTORY、2021年2月10日、67頁。 
  25. ^ 世界の終わり、レコチョクロック・フルでウィークリー1位”. BARKS (2010年3月31日). 2024年12月4日閲覧。
  26. ^ 話題の新世代バンド、世界の終わりがタワーレコードのオンライン予約チャートを急上昇! 限定シングル“幻の命”を2月にリリース - タワーレコード オンライン”. 2024年12月4日閲覧。