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王妃の館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
王妃の館
著者 浅田次郎
発行日 2001年7月26日
発行元 集英社
ジャンル ユーモア
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 360(上巻) / 320(下巻)
コード ISBN 4-08-774537-6(上巻)
ISBN 4-08-774538-4(下巻)
ISBN 4-08-747707-X(上巻)(文庫判
ISBN 4-08-747708-8(下巻)(文庫判)
ウィキポータル 文学
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王妃の館』(おうひのやかた)は、浅田次郎長編小説女性月刊雑誌メイプル』に1998年5月号から2001年4月号まで連載され、2001年7月26日集英社から上下巻で刊行された。2004年6月1日には集英社文庫版が、同じく上下巻で発刊された。

2015年に水谷豊主演で映画化され、2017年に宝塚歌劇団で舞台化された。

あらすじ

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パリはヴォージュ広場(fr)の片隅にたたずむ、ルイ14世が寵姫のために建てたという「王妃の館(シャトー・ドウ・ラ・レーヌ)」(fr)。今は様々な著名人が泊まった一見さんお断りの高級ホテルとして鎮座する。

しかし、実は現在の懐事情は芳しくない。そこへ日本の倒産寸前の旅行会社がホテルを抱き込み、ダブルブッキングのツアーを企画・実行する。昼に滞在する客(光(ポジ)ツアー)には10日間で150万円、夜に滞在する客(影(ネガ)ツアー)は19万円という格差があるツアーを、ダブルブッキングがバレないように両方の組が鉢合わせしないようにして行ったのだ。そんなことを知らずにツアーに参加した客は、みな訳ありや癖がある者ばかり。

物語は、取材のためにツアーに参加した作家・北白川右京の創作などの、ルイ14世と愛妾ディアナ、そして2人の息子のプティ・ルイの話を織り交ぜながら、ドタバタ劇が繰り広げられる。

映画

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王妃の館
監督 橋本一
脚本 谷口純一郎
国井桂
原作 浅田次郎
製作 平城隆司
水谷晴夫
遠藤茂行
木下直哉
間宮登良松
福田浩幸
石川豊
山本晋也
浅井賢二
茨木政彦
樋泉実
笹栗哲朗
大辻茂
製作総指揮 早河洋
出演者 水谷豊
田中麗奈
吹石一恵
安達祐実
尾上寛之
青木崇高
中村倫也
緒形直人
石橋蓮司
安田成美
石丸幹二
音楽 佐藤準
撮影 会田正裕
編集 只野信也
製作会社 「王妃の館」製作委員会
配給 東映
公開 2015年4月25日
上映時間 123分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 3.8億円[1]
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映画『王妃の館』は、2015年4月25日公開の日本の映画。主演は水谷豊[2]

全国258スクリーンで公開され、2015年4月25日、26日の初日2日間で興収5,050万8,500円、動員4万440になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第8位となった[3]

キャスト

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スタッフ

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製作

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2014年6月23日から20日間、パリでロケを敢行し、7月24日にクランクアップを迎えた。パリでは、ルーヴル美術館セーヌ川などの観光名所で撮影が行われた[2]ほか、ヴェルサイユ宮殿を休館日を利用して1日貸切でロケが行なわれた。ヴェルサイユ宮殿で日本映画のロケが行なわれたのは初めてである[4]。舞台となったホテルの外観にはマレ地区ヴォージュ広場前にある"パヴィヨン・ド・ラ・レーヌ"が使われた。

水谷が演じた役名の「右京」は、彼の代表作でもある『相棒』の役名と同じだが、原作者の浅田は、執筆当時は水谷が後に演じることは想定しておらず、偶然の一致だったとコメントしている[2]

舞台

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宝塚歌劇

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王妃の館 - Château de la Reine -』のタイトルで、2017年に宝塚歌劇団宙組公演として、宝塚大劇場東京宝塚劇場で上演。脚本・演出は田渕大輔、主演は朝夏まなと。併演は『VIVA! FESTA!』(作・演出は中村暁[5][6]

宙組トップ娘役の実咲凜音の退団公演となる[7]

キャスト(宝塚歌劇)

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()内は新人公演キャスト。

脚注・出典

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外部リンク

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