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結城市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゆうきし ウィキデータを編集
結城市
結城市旗 結城市章
結城市旗 結城市章
1951年3月17日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
市町村コード 08207-4
法人番号 2000020082074 ウィキデータを編集
面積 65.76km2
総人口 48,947[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 744人/km2
隣接自治体 筑西市古河市結城郡八千代町
栃木県小山市
市の木 クワ
市の花 ユリ
市の鳥 なし
結城市役所
市長 小林栄
所在地 307-8501
茨城県結城市中央町二丁目3番地
北緯36度17分23秒 東経139度52分18秒 / 北緯36.289656度 東経139.871531度 / 36.289656; 139.871531座標: 北緯36度17分23秒 東経139度52分18秒 / 北緯36.289656度 東経139.871531度 / 36.289656; 139.871531
2020年11月24日オープン 結城市役所新庁舎
外部リンク 公式ウェブサイト

結城市位置図

― 市 / ― 町・村

地図
市庁舎位置
ウィキプロジェクト

結城市(ゆうきし)は、茨城県県西地域に位置する。常総台地の一部である結城台地と呼ばれる地域にある[1]

概要

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北部の市街地は中世城下町の原形をとどめ、主に明治時代初期から大正時代に建てられた見世蔵など古い町並みがみられる[1]。一方、南部は農業地域で、鬼怒川流域には肥沃な水田地帯が広がっているほか、白菜トウモロコシトマトなどの露地栽培が盛んで首都圏の生鮮野菜供給地となっている[1]2019年(平成31年)の地目別面積によると、土地利用では畑が約4割、宅地と田がそれぞれ約2割を占めている[1]

伝統産業として全国的に有名な結城紬絹織物。国の重要無形文化財)がある。結城紬は、2010年11月16日ユネスコ無形文化遺産に登録された[2]

地理

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東経139度54分、北緯36度19分に位置する。関東平野の北部に位置し、平坦で起伏に乏しい[3]。 旧国名では下総国の最北端に属する。

隣接している自治体

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東は鬼怒川を挟み筑西市と、南は古河市八千代町と隣接し、北と西は栃木県小山市に接する。

北側・西側を栃木県との県境に囲まれ、茨城県の他市町村とは鬼怒川によって隔てられているため、文化(方言等)・経済・交通面で栃木県との関わりが深い。特に隣接する小山市とは小山都市圏に属する密接な関わりがある。南北の交通網が茨城県の他市町村と明らかに異なる古河市ほどではないが、県南つくば市など)・県北(日立市など)・鹿行地域(鹿嶋市など)との繋がりは希薄となっている。

歴史

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年表

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  • 1889年(明治22年)
  • 1953年(昭和28年)5月18日 - 国道122号(現在の国道50号)が制定。
  • 1954年昭和29年)
    • 3月14日 - 山川村が結城町に編入。
    • 3月15日 - 結城町上山川村絹川村江川村の1町3村が合併し市制施行、結城市となる。(茨城県下6番目、県内では、同日に下館市も市制施行。)
  • 2000年(平成12年)12月 - 土地区画整理に伴う新しい町名として、大橋町・中央町1丁目〜2丁目・新福寺1丁目〜6丁目・城南町1丁目(旧大字結城の一部)が設定される[4]

行政区域変遷

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  • 変遷の年表
結城市市域の変遷(年表)
月日 結城市市域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行により、以下の町村がそれぞれ発足。[5][6]
  • 結城町 ← 結城町・大谷瀬村・五助村・小田林村
  • 山川村 ← 山王村・浜野辺村・芳賀崎村・水海道村・古宿新田・粕礼村・今宿村・新宿村・新宿新田・善右衛門新田
  • 絹川村 ← 久保田村・小森村・中村・鹿窪村・林村
  • 江川村 ← 田間村・上成村・武井村・北南茂呂村・東茂呂村・七五三場村・大木村・大町新田
  • 上山川村 ← 山上山川村・矢畑村
1954年(昭和29年) 3月15日 山川村は結城町に編入。
3月14日 絹川村・江川村・上山川村は結城町に編入。
  • 同日、結城町は市制施行し結城市になる。
1985年(昭和55年)
  • 三和町の一部(尾崎の一部)は結城市に編入。
  • 結城市の一部(北南茂呂・東茂呂・七五三場の各一部)は三和村に編入。
  • 結城市の一部(結城・大谷瀬の各一部)は栃木県小山市に編入。
  • 変遷表
結城市市域の変遷表(※細かな境界の変遷は省略)
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
結城町 明治19年
結城町
結城町 結城町 昭和29年3月15日
市制
結城市 結城市
作野谷村
大谷瀬村
五助村
小田林村
久保田村 絹川村 絹川村 昭和29年3月15日
結城町に編入
小森村 明治元年
小森村
小森村新田
中村 明治元年
中村
中村新田村
鹿窪村
林村
田間村 江川村 江川村
上成村
武井村
北南茂呂村
東茂呂村
七五三場村
大木村
大町新田
上山川村 明治18年
上山川村
上山川村 上山川村
結城寺村
矢畑村
山王村 山川村 山川村 昭和29年3月14日
結城町に編入
浜野辺村
芳賀崎村
水海道村
古宿新田
粕礼村
今宿村
新宿村
新宿新田
善右衛門新田

人口

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結城市中心部周辺の空中写真。2021年5月4日撮影の18枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
結城市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 39,561人
1975年(昭和50年) 44,130人
1980年(昭和55年) 49,387人
1985年(昭和60年) 52,283人
1990年(平成2年) 53,288人
1995年(平成7年) 53,777人
2000年(平成12年) 52,774人
2005年(平成17年) 52,460人
2010年(平成22年) 52,494人
2015年(平成27年) 51,594人
2020年(令和2年) 50,645人
総務省統計局 国勢調査より


経済

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産業

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農業

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工業

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商業

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ショッピングモール

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行政

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歴代市長

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氏名 就任 退任 備考
1 木村正義 1954年(昭和29年)3月15日 1955年(昭和30年)1月13日
2 小篠雄二郎 1955年(昭和30年)2月6日 1959年(昭和34年)2月5日
3 沼田禎二郎 1959年(昭和34年)2月6日 1971年(昭和46年)2月5日
4 大木庫 1971年(昭和46年)2月6日 1979年(昭和54年)2月5日
5 奥澤順一 1979年(昭和54年)2月6日 1987年(昭和62年)2月5日
6 荒井秀吉 1987年(昭和62年)2月6日 1997年(平成9年)3月11日 在任中死去
7 平塚明 1997年(平成9年)4月27日 2003年(平成15年)7月11日 収賄容疑で辞職
8 小西栄造 2003年(平成15年)8月24日 2011年(平成23年)8月23日
9 前場文夫 2011年(平成23年)8月24日 2019年(令和元年)8月23日
10 小林栄 2019年(令和元年)8月24日 現職

市役所

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警察

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消防

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マスコットキャラクター

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議会

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市議会

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  • 定数:18人[8]

県議会

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  • 選挙区:結城市選挙区
  • 定数:1人
  • 任期:2023年1月8日 - 2027年1月7日
  • 投票日:2022年12月11日
  • 当日有権者数:40,902人
  • 投票率:38.86%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
秋元勇人 51 無所属 9,465票
臼井平八郎 74 自由民主党 6,239票

衆議院

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当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
永岡桂子 67 自由民主党 74,362票
比当 中村喜四郎 72 立憲民主党 70,843票
水梨伸晃 42 日本維新の会 14,683票

姉妹都市・提携都市

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地域

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健康

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教育

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高等学校

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中学校

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小学校

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  • 結城市立結城小学校
  • 結城市立城南小学校
  • 結城市立結城西小学校
  • 結城市立城西小学校
  • 結城市立絹川小学校
  • 結城市立江川北小学校
  • 結城市立江川南小学校
  • 結城市立山川小学校
  • 結城市立上山川小学校

特別支援学校

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  • 茨城県立結城特別支援学校

保育園

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公立園

  • 上山川保育所
  • 山川保育所
  • 城西保育所

私立園

  • あいわ保育園
  • 玉岡尭舜認定こども園
  • かなくぼ保育園
  • 結城あすなろ保育園
  • たま保育園
  • つくば保育園
  • 結城ふたば保育園
  • みくに保育園
  • 結城明照保育園

認可外園

  • キッズランド結城店
  • キッズクラブおるすばん結城店

幼稚園

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  • 富士見幼稚園
  • つくば幼稚園
  • 結城ひかり幼稚園
  • 玉岡尭舜幼稚園

電気

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かつて結城町には電燈会社があった。1913年(大正2年)10月に結城電気を設立[9]。1913年(大正2年)11月に事業開始した。供給区域は結城町。発電所は持たず下野電力より受電した[10]。1922年(大正11年)茨城電力に合併された[11]

交通

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鉄道

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JR東日本旅客鉄道の水戸線が北部を通る。市内3つの駅の内、中心駅は結城駅である。

バス

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バスは、市南部の江川南地区と古河駅を結ぶ路線が1日数本運行されているほか、市内を巡回する路線コミュニティバスが運行されている。

道路

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ナンバープレート

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ナンバープレートは「つくばナンバー」である。ご当地ナンバーとして新設され、2007年2月13日から導入された[13]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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結城秀康の愛槍「御手杵」のレプリカ(ゆうき図書館蔵)

名所・旧跡・観光スポット

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祭事・催事

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  • 健田須賀神社夏季大祭(毎年7月第3日曜日〜第4日曜日の8日間)
  • 祭りゆうき(毎年10月下旬)
  • きものday結城(毎年11月中旬)
  • 上山川諏訪神社太々神楽(毎年4月3日)(県指定無形文化財)

著名な出身者

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結城市を舞台にした作品

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結城市でロケが行われた作品

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脚注

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  1. ^ a b c d 2 時代背景と結城市の現状”. 結城市. 2024年9月25日閲覧。
  2. ^ http://www.city.yuki.lg.jp/14/13318.html - 結城市WEBページ
  3. ^ 結城市史 第四巻 1980, p. 26.
  4. ^ 町の区域の設定(平成12年12月14日 茨城県告示第1356号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1220号: pp. p.2-7, (2000年12月14日) 
  5. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』、角川書店、1983年 ISBN 4040010809より
  6. ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
  7. ^ まゆげった プロフィール”. 結城市. 2023年1月4日閲覧。
  8. ^ 市議会議員一般選挙”. 結城市. 2019年5月13日閲覧。
  9. ^ 『日本全国諸会社役員録. 第23回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. ^ 『電気事業要覧. 第9回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  11. ^ 『電気事業要覧. 第14回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  12. ^ 『関東エリア一都六県コミュニティバス図鑑』スタジオタッククリエイティブ、2018年4月10日、150頁。ISBN 978-4-88393-803-2 
  13. ^ 「つくば」ナンバー”. 土浦自動車検査登録事務所. 2024年9月25日閲覧。

参考文献

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  • 結城市史編さん委員会 編『結城市史』 第四巻《古代中世通史編》、結城市、1980年10月30日。NDLJP:9642041 (要登録)

関連項目

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外部リンク

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