茅野市民館
茅野市民館 | |
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情報 | |
通称 | 市民館 |
正式名称 | 茅野市民館 |
完成 | 2005年3月31日 |
開館 | 2005年10月1日 |
収容人員 | 2,404人 |
客席数 | マルチホール 最大1,200席、コンサートホール ・300席 |
延床面積 | 10,806.37m² |
設備 | 会議室・リハーサル室 等 |
用途 | コンサート、展示会 等 |
運営 | (株)地域文化創造(指定管理者)辻野隆之ディレクター |
所在地 |
〒391-0002 長野県茅野市塚原1-1-1 |
位置 | 北緯35度59分38.85秒 東経138度9分8.12秒 / 北緯35.9941250度 東経138.1522556度 |
最寄駅 | JR東日本中央本線「茅野駅」下車徒歩0分 |
最寄IC | 中央自動車道「諏訪IC」下車 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
茅野市民館 (ちのしみんかん・2005年10月1日開業)は、長野県茅野市にある文化複合施設である。
劇場・音楽ホール、茅野市美術館、スタジオ、図書室、レストランなど、さまざまな機能を合わせ持ち、利用者によって多様な使い方に対応できる。 茅野駅 東口橋上駅舎から通路が延び、直結している。 設計は建築家古谷誠章である。(面出薫照明デザイン。)2007年、デザインが認められ、日本建築学会賞、日本建築家協会賞 受賞。2011年、日本芸術院賞 受賞。毎年9月中旬頃開催されている小津安二郎記念蓼科高原映画祭の会場の一つ(他の会場-新星劇場、小津安二郎記念館・無藝荘)。
概要
[編集]茅野市民館は茅野市が同市民館条例に基づく「市民の生涯学習及び地域文化創造の交流拠点」として設置した施設で、主要な施設として「茅野市民ホール」・「茅野市美術館」・「茅野市民館図書室」・「市民館広場」・「イベントスペース」がある[1]。
用地は住宅・商店跡および茅野駅側線跡のほか、北から順に信厚館製糸場(1897年操業開始、のち信濃寒天販売購買組合事務所・寒天倉庫。一部はさらに魚力茅野店→西友茅野店)跡地、授産所(のち地紙世商店寒天倉庫→茅野市民会館)跡地、株式会社地紙世商店事務所・同寒天倉庫(ともに2004年解体)跡地である。
施設詳細
[編集]- この節の出典:[2]
- ホール
- マルチホール(780席、可動イスもある。演劇や音楽、展示、パフォーマンスなど、さまざまなジャンルのアートに利用できる。2階席の前面に映写スクリーンをおろすことによって、1階だけのコンパクトな利用にも対応する。)
- コンサートホール(客席数300席、規模総面積:320㎡〈特別室をのぞく〉)
- アトリエ(〈リハーサル室〉舞台稽古はもちろんのこと、小規模な発表会やワークショップなどにも利用できる。バレー・バーや鏡も用意されている。)
- スタジオ(練習室)
- Aスタジオ(バンド練習用にドラムセットやマイク、アンプを設置。)
- Cスタジオ(アップライトピアノ〈別料金〉を設置。)
- 市民館図書室(駅のホームと平行するガラス張りのスロープ沿いにある[3]。蔵書数約1万点。「オープン型図書室」をコンセプトに高さ5メートルの全面ガラス張りとし開放感を演出する[4][注 1]。)
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図書室外観
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図書室内部
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駅のホームからの眺め
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右側:駅東口近くのイベントスペース(2015年撮影)
- イベントスペース(茅野駅前にあった寒天倉庫の材料を利用して造られた。)
- カフェ・アンダンテ(レストラン)
- 共通ロビー、テラス、中庭、東広場。
- 駐車場258台
開館時間
[編集]- 開館時間 午前9時~午後10時(図書室、美術館常設展示室は午前9時~午後7時)
- 受付時間、午前9時~午後8時
- ※休館日 火曜日(火曜が祝日の場合は、その直後の休日でない日)年末年始(年末年始12月29日から翌年1月3日まで)
- カフェ・アンダンテ
- 営業時間:AM10:00~PM8:00(ランチタイム:AM11:00~PM2:00)
- カフェ・アンダンテ
茅野市美術館
[編集] 茅野市美術館 Chino City Museum of Art | |
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施設情報 | |
正式名称 | 茅野市美術館 |
前身 | 茅野市図書館・美術館 |
専門分野 | 美術館 |
館長 | 前田忠史[6] |
事業主体 | 長野県茅野市 |
延床面積 | 350 m2 |
開館 | 2005年10月 |
外部リンク | 茅野市美術館 |
プロジェクト:GLAM |
茅野市美術館 は1980年7月に茅野市図書館・美術館として茅野市玉川に建設されていたが、茅野市民館がオープンしたのを機に、美術館のみ館内に移転。
常設展示室と市民ギャラリーの2スペースがあり、常設展示室では郷土の作家の作品を中心に、所蔵作品を常設展示している。市民ギャラリーでは作家の個展や、美術団体の公募展、サークル等の展覧会、企画展を開催している[7]。
主な所蔵作家
[編集]茅野市民館の歴史
[編集]- 1967年(昭和42年)11月 -「茅野市民会館」(茅野市民館の前身)開館。
- 1980年7月 - 茅野市図書館、美術館として建設される。
- 1981年初代茅野市美術館長、北澤敏郎の諏訪中時代(現在の諏訪清陵高等学校)の同級生の矢崎博信の遺作展を機に、矢崎の遺族から多数の作品を寄託される[11]。
- 1998年9月 - 第1回小津安二郎記念蓼科高原映画祭開催
- 1999年7月 - パートナーシップのまちづくり推進会議が発足
- 8月 -「茅野市の地域文化を創る会」を結成。(市に寄せられた提案等も活用しながら10回のワークショップを重ね、基本構想素案をまとめ、これを基に基本構想を策定した。「市民の生涯学習や、地域文化の交流拠点」として位置付け、建設を機に「芸術から産業に至るまで、生活のすべてにかかわる多様な地域文化創造」という大きなまちづくりの課題に、市民・民間と行政が一体となった「パートナーシップのまちづくり」により取り組んでいくことが記された[12]。)
- 2003年8月2日 - 茅野市民館建設工事起工
- 2004年7月 - 美術館移転前の最後の特別企画展「~新美術館にむけて~特別企画さよなら展・茅野市美術館委員展」を開催[13]。
- 2005年3月31日 - 建設工事竣工。
- 2006年2月18日「こだま愛 First Recital」開催[14]。
- 2007年より上方落語の公演「桂文珍独演会」が行われ以後『寒天寄席』と銘打って、2009年「第二回寒天寄席 天満天神繁昌亭」(天満天神繁昌亭の出前公演。桂春団治 (3代目)、桂春之輔(現:4代目桂春団治)出演)、同年「第三回寒天寄席桂三枝独演会」開催[16]。
- 2008年、彫刻家富永直樹、長男富永良太から「僕らの遊び場」が茅野市美術館に寄贈され、富永直樹の友人、水引秀雄から「A PAEAN(賛歌)」が寄贈され、茅野市民館2階のコンサートホールのホワイエに設置された。
- 2013年9月5日より市民館会場の森永泰弘の音楽のワークショップ、「基礎演習講座」が開催された[17]。
- 2014年4月、富永直樹の生誕100年を記念した展覧会が茅野市美術館にて開催された。同年7月、「生誕100年 矢崎博信展 幻想の彼方へ」展開催。
- 2015年6月27より市民館会場の室内型ロックフェス「OTOSATA ROCK FESTIVAL開催[18]」。ザ・チャレンジ (バンド)(2016年6月26日)、BIGMAMA(2018年6月16日)出演。
- 2016年映画『バースデーカード』の撮影が市民館他、諏訪市尾玉町、諏訪市立高島小学校、諏訪市立諏訪南中学校、長野県岡谷南高等学校野球部グラウンド、諏訪東京理科大学、富士見高原病院、茅野市図書館、茅野市運動公園野球場、砥川橋等でおこなわれた。
- 2019年より始まった音楽イベント「スワライズ[19]」に藤森慎吾(2019年2月17日と、2020年3月21日[20])、清水まなぶ(2021年12月25日[21])出演。2022年11月20日スワライズ2022、開催。
- 2019年8月30日「MYSTERY NIGHT TOUR 2019稲川淳二の怪談ナイト」開催[22]。
- 2021年5月15日より「第1回 蓼科高原音楽祭~蓼科にクラシック音楽の花束を~」開催。ピアニストの金子三勇士他出演[23]。翌年2022年5月14日より「第2回 蓼科高原音楽祭」開催。金子三勇士、ヴァイオリニストの瀬﨑明日香、佐々木祐子、諏訪交響楽団出演[24]。
- 2023年2月18日より「宇崎竜童 50th anniversary 弾き語りLIVE 2023 JUST GUITAR JUST VOCAL」開催[26]。
- 2024年1月8日より能楽師の青木一郎、観世銕之丞 (9世)(観世流)、野村裕基、野村万作(和泉流)らによる「日本全国 能楽キャラバン!梅若研能会 茅野公演」開催[28]。
関連項目
[編集]- 茅野市図書館
- 茅野市の観光スポット
- ベルビア - 茅野駅西口にある商業施設[29]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “例規集「茅野市民館条例」令和2年6月29日条例第16号”. 茅野市. 2021年2月12日閲覧。
- ^ レイアウト - 公式ウェブサイト
- ^ “図書室”. 茅野市民館/茅野市美術館. 2021年2月12日閲覧。
- ^ a b 依光隆明 (2021年2月12日). “図書館の本が真っ青 開放的過ぎた?「本に申し訳ない」”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社) 2021年2月12日閲覧。
- ^ “茅野市 平成17年9月定例会 9月8日 - 4号”. 茅野市議会 (2005年9月8日). 2021年2月9日閲覧。など
- ^ 茅野市美術館『工芸と出会う : この地の流れ』展(2021年)図録. NCID BC136848253頁「ごあいさつ」参照
- ^ 長野県博物館協議会ホームページ 信州ミュージアムガイド参照
- ^ 茅野市縄文プロジェクト・縄文ふるさと大使 藤森民雄さん(平成29年3月15日委嘱)
- ^ 茅野市の沿革とあゆみ - 茅野市公式サイト参照
- ^ 公式ウェブサイト - イベントスケジュール参照
- ^ 参考文献・生誕100年矢崎博信展 幻想の彼方へ図録 茅野市美術館刊行 2014年発行 97頁 矢崎博信作品が生まれた社会背景とその意味の章参照
- ^ 市民と行政のパートナーシップ。「生涯学習」「福祉」「環境」「教育」「情報化」「国際化」「施設の建設・運営」の市民ネットワークが形成され、政策の企画、実施、評価などの過程を、市民・民間と行政がそれぞれの役割分担を確認し合いながら推進する。茅野市図書館2階にパートナーシップのまちづくり室がある、茅野市の行政資料、郷土の本(この部屋のみで閲覧可能な貴重な書籍もある)が集められている
- ^ 『~新美術館にむけて~特別企画さよなら展・茅野市美術館委員展図録』茅野市美術館著 2004年刊行 参照
- ^ 06/02/09 mimi こだま愛 - gooブログ
- ^ Party C 2009 - 茅野市民館
- ^ 第二回 寒天寄席 ~天満天神繁昌亭~ - 茅野市民館
- ^ 信州大学 × 茅野市民館 イベント詳細[音楽部門]
- ^ OtosataRockFestival (OtosataRockFestival) - Facebook
- ^ SUWARISE 2022公式ホームページ
- ^ スワライズ2020・Facebook
- ^ ManaBlog・SUWARISE2021
- ^ 怪談ナイトの歴史
- ^ 茅野市民館 - 第1回 蓼科高原音楽祭 ~蓼科にクラシック音楽の花束を~
- ^ 茅野市民館 - 第2回 蓼科高原音楽祭 ~蓼科にクラシック音楽の花束を~
- ^ 企画展「工芸と出会う―この地の流れ」 - 茅野市美術館
- ^ 宇崎竜童 50th anniversary 弾き語りLIVE 2023 JUST GUITAR JUST VOCAL
- ^ 晩秋から初冬へ移ろう山あい 生け花で大作 小原流支部長野諏訪支部40周年 茅野市で講習会 - 信濃毎日新聞デジタル
- ^ 日本全国 能楽キャラバン! 梅若研能会 茅野公演 2024/1/8 - 能楽協会
- ^ ベルビアホームページ
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 茅野市民館 (chinoshiminkan) - Facebook
- 茅野市民館 (@chinoshiminkan) - X(旧Twitter)
- まちなかミュージアムホームページ
- chinoshiminkan・YouTube