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走部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
康熙字典 214 部首
赤部 走部 足部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

走部そうぶは、漢字部首により分類したグループの一つ。 康熙字典214部首では156番目に置かれる(7画の10番目、酉集の10番目)。

概要

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走部には「走」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。

単独の「走」字は走ることを意味する。他に走ることを意味する言葉に「奔」があるが、「奔」が緊急の用事に急かされて走るのに対し、「走」は主体的に走ることを表す。また「走」には、逃げる、赴く・行く、使い走りの下僕といった意味がある。なお、現代中国語では、「走」は行くの意味で使われ、走るの意味を表すのには「」が用いられる。

「走」字は字源としては、人が両腕を振って走るさまを象る象形文字に、意符「止」を加えたものである。[1][2][3]

「走」は意符としては道を進むことに関する文字に含まれる。楷書では、このとき主として左から下にかかるの位置に置かれ、半包囲構造を作る。

部首の通称

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  • 日本:はしる・そうにょう
  • 中国:走字底
  • 韓国:달릴주부(dallil ju bu、はしる走部)
  • 英米:Radical run

部首字

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例字

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脚注

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  1. ^ 張世超; 孫凌安; 金国泰; 馬如森 (1996), 金文形義通解, 京都: 中文出版社, pp. 225–7 
  2. ^ 季旭昇 (2014), 説文新証, 台北: 芸文印書館, p. 108, ISBN 978-957-520-168-5 
  3. ^ 林志強等 (2017), 《文源》評注, 北京: 中国社会科学出版社, p. 153, ISBN 978-7-5203-0419-1