門静駅
表示
門静駅 | |
---|---|
駅舎(2018年9月) | |
もんしず Monshizu | |
◄尾幌 (9.2 km) (4.9 km) 厚岸► | |
所在地 | 北海道厚岸郡厚岸町門静 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 根室本線(花咲線) |
キロ程 | 213.8 km(新得起点) |
電報略号 | モン |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
8人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1917年(大正6年)12月1日 |
備考 | 無人駅 |
門静駅(もんしずえき)は、北海道厚岸郡厚岸町門静にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)の駅である。電報略号はモン。事務管理コードは▲110442[1]。
歴史
[編集]- 1917年(大正6年)12月1日:鉄道院釧路本線(→根室本線)釧路駅 - 浜厚岸駅間延伸に伴い開業(一般駅)[2][3]。
- 1924年(大正13年)12月19日:砕石採取運搬用専用線 1.9 km 敷設[4]。
- 1971年(昭和46年)10月2日:貨物取扱い廃止[5]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物取扱い廃止[5]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:駅員無配置駅となり[6]、簡易委託化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[7]。
- 1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
駅名の由来
[編集]所在地名より。アイヌ語の「モイスッ(moy-sut)」(入り江・の根もと)に由来する[3][8][9]。この解釈について山田秀三は、厚岸湾のゆるい浜辺が当時入江と考えられていてその端にあることからついた名である、と考えている[9]。
駅構造
[編集]もとは島式ホームの交換駅であった[10]。加えて当駅から北東2 km の位置にある採石場から保線用のバラストを出荷しており、そのための専用線が分岐していた[10]。
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 52 | [10] | |||
1992年(平成 | 4年)(13.0) | [11] | 1日平均乗降客数26人 | ||
2016年(平成28年) | 11.2 | [JR北 1] | |||
2017年(平成29年) | 9.2 | [JR北 2] | |||
2018年(平成30年) | 10.0 | [JR北 3] | |||
2019年(令和元年) | 9.0 | [JR北 4] | |||
2020年(令和 | 2年)9.0 | [JR北 5] | |||
2021年(令和 | 3年)10.0 | [JR北 6] | |||
2022年(令和 | 4年)9.4 | [JR北 7] |
駅周辺
[編集]門静の集落がある。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、233頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 内閣印刷局, ed (1917-11-27). “鉄道院告示 第84号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (1596) .
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 『釧路鉄道管理局史』1972年10月発行、年代表。
- ^ a b JR釧路支社「鉄道百年の歩み」北海道旅客鉄道株式会社釧路支社 平成13年12月発行。
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、883頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “アイヌ語地名リスト モク~リ P131-140” (PDF). アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月19日閲覧。
- ^ a b 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 258. ISBN 978-4-88323-114-0
- ^ a b c 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、872頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、120頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ “門静駅”. NAVITIME. 2019年11月14日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ 「根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ “根室線(釧路・根室間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “根室線(釧路・根室間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 門静|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company