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1964年の日本競馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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1964年の日本競馬(1964ねんのにほんけいば)では、1964年昭和39年)の日本競馬界についてまとめる。馬齢は旧表記で統一する。

1963年の日本競馬 - 1964年の日本競馬 - 1965年の日本競馬

概要

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中央競馬ではシンザンが、史上2頭目、戦後初の牡馬クラシック三冠馬となった。またカネケヤキ桜花賞優駿牝馬を制し、牝馬クラシック二冠となった。なお当時は秋に旧4歳牝馬限定の大レースが存在しなかったため、カネケヤキは菊花賞に出走し、5着となった。

できごと

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1月 - 3月

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  • 1月3日 - 中央競馬の1回中山・1回京都開催より、場内テレビにてオッズと馬体重が発表されるようになる[1]
  • 1月9日 - 宮崎県都城競馬場が指定取り消しとなる[1]
  • 3月14日 - 中山競馬に出走を予定していたハヤトオーが何者かに故意に注射され、出走取消となる事件が発生。
  • 3月18日 - 岩手県競馬組合が設立される[1]

4月 - 6月

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  • 4月1日 - 地方競馬全国協会は組織規程の一部を改正、騎手教養所を独立させ、また庶務課・教養課を新設[2]
  • 4月10日 - 日本労働組合全国協議会の72時間ストライキのため、中央競馬の2回京都1日・2日、3回東京1日・2日は管理職により競馬を遂行される[2]
  • 4月25日 - 市川房枝ら女性議員4名が新橋場外発売所を視察する[2]
  • 5月20日 - 地方競馬全国協会では騎手表彰規程を定め年間を通じ騎乗成績優秀な騎手を表彰することとした[2]
  • 5月23日 - 中央競馬で東京・中山・京都・阪神の4場での100円券発売を中止し、200円券を最低単位とした[2]
  • 5月24日 - カネケヤキ優駿牝馬を優勝し牝馬クラシック二冠を達成。
  • 5月30日 - 鹿児島県鹿屋競馬場が指定取り消しとなる[2]
  • 6月1日 - 尾形藤吉調教師が黄綬褒章を授与される[2]
  • 6月13日 - 中央競馬3回阪神1日開催よりトータライザーが実施される[2]

7月 - 9月

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  • 8月1日 - 中央競馬で3回中京オリンピック臨時競馬が行われる[2]
  • 8月30日 - 京都競馬場の調教馬場、診療所、厩舎3棟が竣工する[2]
  • 9月2日 - 中山競馬場のスタンド増築工事、馬場の改修工事が竣工する[2]
  • 9月5日 - 中央競馬において、3回中山開催から競走中の順位表示を実施する[2]
  • 9月16日 - 日本中央競馬会の創立10周年記念式典がホテルオークラで執り行われる[2]

10月 - 12月

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その他

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  • 3月頃より、新潟県信濃川関屋分水事業に関連して、新潟競馬場(関屋競馬場)と北蒲原郡豊栄町に建設予定の新競馬場とを等価交換することに決定、新競馬場の建設が始まる[1]

競走成績

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中央競馬・八大競走

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中央競馬・障害

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中央競馬・アングロアラブ

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地方競馬主要競走

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表彰

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啓衆社賞

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  • 年度代表馬・最優秀4歳牡馬 シンザン(京都
  • 最優秀3歳牡馬 キーストン
  • 最優秀3歳牝馬 エイトクラウン
  • 最優秀4歳牝馬 カネケヤキ
  • 最優秀5歳以上牡馬 ヤマトキヨウダイ
  • 最優秀5歳以上牝馬・最良スプリンター トースト
  • 最優秀障害馬 フジノオー
  • 最優秀アラブ オーギ

リーディング

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リーディングジョッキー

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分類 騎手の氏名 勝利数
中央競馬 加賀武見 88
地方競馬
ばんえい競走

リーディングトレーナー

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分類 騎手の氏名 勝利数
中央競馬 尾形藤吉 91
地方競馬
ばんえい競走

リーディングサイアー

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順位 中央競馬 地方競馬
1 ヒンドスタン

リーディングブルードメアサイアー

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順位 中央競馬・地方競馬総合
1

フリーハンデ(優駿)

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誕生

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この年に生まれた競走馬は1967年のクラシック世代となる。

競走馬

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人物

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死去

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競走馬

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人物

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脚注

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参考文献

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  • 競馬歴史新聞編集委員会『新版競馬歴史新聞』日本文芸社、2004年。ISBN 4-537-25205-7 
  • 一般社団法人 中央競馬振興会『日本近代競馬総合年表』中央競馬ピーアール・センター、2018年。 

注釈

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出典

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  1. ^ a b c d 『総合年表』p.182
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 『総合年表』p.183
  3. ^ a b 『総合年表』p.184