1971年の文学
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1971年の文学(1971ねんのぶんがく)では、1971年(昭和46年)の文学に関する出来事について記述する。
できごと
[編集]- 1月18日 - 第64回芥川龍之介賞・直木三十五賞(1970年下半期)の選考委員会開催。
- 5月3日 - 高橋和巳が結腸癌で死去。
- 6月13日 - 日夏耿之介が死去。
- 7月16日 - 第65回芥川龍之介賞・直木三十五賞(1971年下半期)の選考委員会開催。両賞とも「受賞作なし」という結果に終わった。
- 9月20日 - 三島由紀夫の墓石から遺骨が壺ごと紛失[1]。
- 12月5日 - 盗まれていた三島の遺骨が、墓から40メートル離れた場所(地中)で発見される[2]。
賞
[編集]芥川賞・直木賞
[編集]- 第64回(1970年下半期)
- 第65回(1971年上半期)
- 芥川賞 - 該当作なし
- 直木賞 - 該当作なし
その他の賞
[編集]1971年の本
[編集]小説・戯曲
[編集]- 安部公房 『未必の故意』(新潮社)
- 大岡昇平 『レイテ戦記』(中央公論社)
- 川端康成 『定本雪国』(牧羊社)
- 小林美代子 『髪の花』(講談社)
- 佐藤愛子 『その時がきた』(中央公論社)
- 高橋たか子 『彼方の水音』(講談社)
- 筒井康隆 『脱走と追跡のサンバ』(早川書房)
- 堀田善衛 『方丈記私記』(筑摩書房)
- 三島由紀夫 『蘭陵王』(講談社)
- 森万紀子 『黄色い娼婦』(文藝春秋)
- 山田智彦 『父の謝肉祭』(新潮社)
評論
[編集]- 三島由紀夫『蘭陵王――三島由紀夫1967.1~1970.11』(新潮社)
その他
[編集]- 安部公房 『内なる辺境』(新潮社)
- 斎藤隆介・滝平二郎 『モチモチの木』(岩崎書店)
- 佐藤さとる・村上勉 『おおきなきがほしい』(偕成社)
- 高野悦子 『二十歳の原点』(新潮社)
- 土居健郎 『「甘え」の構造』(弘文堂)
- 畑正憲 『ムツゴロウの青春記』(文藝春秋)
死去
[編集]- 3月9日 - アントニー・バークリー、イギリスの推理作家。77歳没。
- 4月3日 - マンフレッド・リー、米国の推理作家。従兄弟のフレデリック・ダネイと共に「エラリー・クイーン」の筆名で数々の推理小説を著した。66歳没。
- 4月20日 - 内田百閒、岡山県出身の小説家・随筆家。81歳没。
- 5月3日 - 高橋和巳、大阪市出身の小説家・中国文学者。39歳没。
- 5月24日 - 平塚らいてう、東京市出身の思想家・評論家。85歳没。
- 6月13日 - 日夏耿之介、長野県出身の詩人・英文学者。81歳没。
- 6月25日 - シャルル・ヴィルドラック、フランスの作家。88歳没。
- 7月8日 - 尾崎翠、鳥取県出身の小説家。74歳没。
- 9月20日 - イオルゴス・セフェリス、ギリシャの詩人。1963年にノーベル文学賞受賞。71歳没。
- 10月19日 - 原久一郎、日本のロシア文学者・翻訳家。81歳没。
- 12月15日 - 青柳瑞穂、山梨県出身の仏文学者・詩人。72歳没。
脚注
[編集]- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 昭和46年9月20日・21日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 337)
- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 昭和46年12月5日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 338)
参考文献
[編集]- 『決定版 三島由紀夫全集42巻 年譜・書誌』新潮社、2005年8月。ISBN 978-4106425820。
- 磯田光一 編『新潮日本文学アルバム20 三島由紀夫』新潮社、1983年12月。ISBN 978-4106206207。
- 『川端康成全集35巻 雑纂2』新潮社、1983年2月。ISBN 978-4106438356。
- 保昌正夫 編『新潮日本文学アルバム16 川端康成』新潮社、1984年3月。ISBN 978-4106206160。
- 高野斗志美 編『新潮日本文学アルバム51 安部公房』新潮社、1994年4月。ISBN 978-4106206559。