2013年の文学
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2013年の文学(2013ねんのぶんがく)では、2013年(平成25年)の文学に関する出来事について記述する。
できごと
[編集]- 1月4日 - 桜木紫乃の『ホテルローヤル』(集英社)が発売される[1]。同書はトーハン発表の「2013年年間ベストセラー」総合14位を記録した[2]。
- 1月16日 - 第148回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2012年下半期)の選考委員会開催。
- 2月 - 川端康成の未発表小説『勤王の神』の自筆原稿が鶴見大学図書館で確認された。
- 2月 - 川端康成の新聞初連載小説『美しい!』(1927年、福岡日日新聞)が研究者により確認された。
- 4月7日 - NHKラジオ第2で『英語で読む村上春樹』の放送開始。
- 4月12日 - 村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)が発売される。同書はトーハン発表の「2013年年間ベストセラー」総合2位を記録した[2]。
- 5月13日 - 伊藤整文学賞の選考会開催。
- 5月26日 - 第26回三島由紀夫賞・山本周五郎賞の選考会開催。
- 7月17日 - 第149回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2013年上半期)の選考委員会開催。
受賞
[編集]日本国内
[編集]- 第148回(2012年下半期)芥川賞・直木賞 (1月)
- 第149回(2013年上半期)芥川賞・直木賞 (7月)
- 谷崎潤一郎賞(第49回) - 川上未映子『愛の夢とか』
- 泉鏡花文学賞(第41回) - 磯崎憲一郎『往古来今』
- 群像新人文学賞(第56回) - 該当作なし
- 野間文芸新人賞(第35回) - いとうせいこう『想像ラジオ』
- 読売文学賞(第64回) - 多和田葉子、松家仁之、ヤン・ヨンヒ、池内紀、和田悟朗、亀山郁夫、宮下志朗
- 吉川英治文学賞(第47回) - 小池真理子『沈黙のひと』
- 吉川英治文学新人賞(第34回) - 伊東潤『国を蹴った男』、月村了衛『機能警察 暗黒市場』
- 日本推理作家協会賞(第66回)
- 江戸川乱歩賞(第59回) - 竹吉優輔『ブージャム狩り』
- すばる文学賞(第37回) - 奥田亜希子「アナザープラネット」、 金城孝祐「完全な銀」
- 三島由紀夫賞(第26回) - 村田沙耶香『しろいろの街の、その骨の体温の』
- 山本周五郎賞(第26回) - 小野不由美『残穢』
- 柴田錬三郎賞(第26回) - 東野圭吾『夢幻花』
- 伊藤整文学賞(第24回) - 辻原登『冬の旅』、三木卓『K』
- 大宅壮一ノンフィクション賞(第44回) - 船橋洋一『カウントダウン・メルトダウン』
- 鮎川信夫賞(第4回) - 四元康祐『日本語の虜囚』、坪井秀人『性が語る』
日本国外
[編集]- ノーベル文学賞 - アリス・マンロー
- ブッカー賞 - エレノア・カットン『The Luminaries』
- フランツ・カフカ賞 - アモス・オズ
- ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞(2012年度) - アラン・ワーナー 『The Deadman's Pedal』
- エルサレム賞 - アントーニオ・ムーニョス・モリーナ
- アストゥリアス皇太子賞 - アントーニオ・ムーニョス・モリーナ(文学部門)
2013年の本
[編集]小説
[編集]- いとうせいこう 『想像ラジオ』(河出書房新社)
- 小川洋子 『いつも彼らはどこかに』(新潮社)
- 角田光代 『私のなかの彼女』(新潮社)
- 川上弘美 『なめらかで熱くて甘苦しくて』(新潮社)
- 川上未映子 『愛の夢とか』(講談社)
- 黒田夏子 『abさんご』(文藝春秋)
- 桜木紫乃 『ホテルローヤル』(集英社)
- 島本理生『よだかの片想い』(集英社)
- 高橋源一郎 『銀河鉄道の彼方に』(集英社)
- 筒井康隆 『聖痕』(新潮社)
- 中島京子 『妻が椎茸だったころ』(講談社)
- 花房観音 『恋地獄』(KADOKAWA)
- 姫野カオルコ 『昭和の犬』(幻冬舎)
- 宮部みゆき 『ペテロの葬列』(集英社)
- 村上春樹 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)
- 村上春樹・カット・メンシック 『パン屋を襲う』(新潮社)
- 村田喜代子 『ゆうじょうこう』(新潮社)
- 柚木麻子 『ランチのアッコちゃん』(双葉社)
- よしもとばなな 『さきちゃんたちの夜』(新潮社)
- 和田竜 『村上海賊の娘』(新潮社)
その他
[編集]- 内田樹 『修業論』(光文社)
- 小笠原豊樹 『マヤコフスキー事件』(河出書房新社)
- 北原みのり 『さよなら、韓流』(河出書房新社)
- 君島久子・後藤仁 『犬になった王子』(岩波書店)
- 宮藤官九郎・安斎肇 『WASIMO』(小学館)
- 沢木耕太郎 『流星ひとつ』(新潮社)
- 町山智浩 『トラウマ恋愛映画入門』(集英社)
死去
[編集]1月 - 3月
[編集]- 1月5日 - ソル・ユーリック、アメリカの小説家(*1925年)
- 1月5日 - 佐藤亜有子、日本の小説家(* 1969年)
- 1月8日 - 宮川やすえ、日本の翻訳家(ロシア児童文学)(* 1926年)
- 1月10日 - 原田青児、日本の俳人(* 1919年)
- 1月17日 - ヤーコプ・アルユーニ、ドイツの小説家、推理作家、劇作家。48歳没。
- 1月22日 - 常盤新平、岩手県出身の作家、翻訳家、アメリカ文化研究者。81歳没。
- 1月25日 - 四至本愛子、福島県出身のジャーナリスト。四至本八郎の妻。大伴昌司の母。102歳没。
- 1月26日 - 安岡章太郎、日本の小説家。92歳没。
- 2月上旬? - 今邑彩、日本の小説家(* 1955年)
- 2月11日 - 殊能将之、福井県出身の小説家(* 1964年)
- 2月14日 - 鳥越信、兵庫県出身の児童文学者(* 1929年)
- 3月6日 - 辻亮一、日本の小説家(* 1914年)
- 3月7日 - 今井泉、日本の小説家(* 1935年)
- 3月12日 - 北原亞以子、東京市出身の小説家。75歳没[3]。
- 3月21日 - チヌア・アチェベ、ナイジェリアの小説家(* 1930年)
4月 - 6月
[編集]- 4月3日 - ルース・プラワー・ジャブヴァーラ、ドイツ出身のユダヤ系の脚本家・小説家。1975年にブッカー賞を受賞。85歳没。
- 4月19日 - E・L・カニグズバーグ、アメリカの児童文学者(* 1930年)
- 4月27日 - 佐野洋、日本の推理作家(* 1928年)
- 6月6日 - なだいなだ、日本の小説家・精神科医(* 1929年)
- 6月8日 - ヨラム・カニュク、イスラエルの作家・詩人(* 1930年)
- 6月9日 - イアン・バンクス、スコットランドの著作家。59歳没。
- 6月23日 - リチャード・マシスン、アメリカの小説家・脚本家。87歳没。
7月 - 9月
[編集]- 7月12日 - 高橋たか子、京都府出身の小説家。81歳没[4]。
- 7月28日 - 戸井十月、日本の作家・ルポライター。64歳没。
- 8月20日 - エルモア・レナード、アメリカの小説家・脚本家。87歳没。
- 8月30日 - シェイマス・ヒーニー、アイルランドの詩人。1995年にノーベル文学賞を受賞した。74歳没。
- 9月18日 - マルツェル・ライヒ=ラニツキ、ポーランド出身のドイツの文芸評論家。93歳没。
- 9月22日 - アルバロ・ムティス、コロンビアの詩人・小説家。90歳没。
- 9月29日 - 山崎豊子、大阪府出身の小説家。88歳没。
10月 - 12月
[編集]- 10月1日 - トム・クランシー、アメリカの作家。66歳没。
- 10月2日 - 秋山駿、日本の文芸評論家。83歳没。
- 10月13日 - やなせたかし、日本の絵本作家・漫画家。94歳没[5]。
- 11月17日 - ドリス・レッシング、イギリスの作家。2007年にノーベル文学賞を受賞した。94歳没。
- 12月4日 - 樋口茂子、静岡県出身の作家。85歳没。
- 12月5日 - コリン・ウィルソン、イギリスの小説家、評論家。82歳没。
- 12月21日 - 渡辺一民、東京府出身のフランス文学者。81歳没。
脚注
[編集]- ^ ホテルローヤル|桜木 紫乃|小説/戯曲|BOOKNAVI|集英社
- ^ a b トーハン調べ 2013年 年間ベストセラー
- ^ “作家の北原亞以子さんが死去”. 日本経済新聞. (2013年3月14日) 2015年1月13日閲覧。
- ^ 作家の高橋たか子さん死去 故高橋和巳の妻 朝日新聞 2013年7月18日閲覧
- ^ やなせ たかし逝去に関するお知らせ(訃報) - フレーベル館ホームページ(2013年10月16日閲覧)