「Brotherhood (B'zのアルバム)」の版間の差分
m Undo revision 10876924 by 220.108.109.93 (会話) |
根拠の無い誇大な賛辞表現を削除 |
||
26行目: | 26行目: | ||
== 内容 == |
== 内容 == |
||
前作『[[SURVIVE]]』とは打って変わってとにかく濃いハードロックである。オリジナルアルバムとして初めて、打ち込み無しの全部生音で録音されている。前作までのようなバラエティな内容ではなく、アルバム全体が1つのカラーで統一されている。激しいロックでどこかダークな雰囲気があるうえ、ポップな曲が少ないので、売れ線ポップス好きはお断りといった感じであるが、B'zらしさが前面に出たアルバムだともいえる。今作は自分たちのやりたいこと、すなわち「ロック」をコンセプトに作られたアルバムであるため、まとまりが強いという意見が多い |
前作『[[SURVIVE]]』とは打って変わってとにかく濃いハードロックである。オリジナルアルバムとして初めて、打ち込み無しの全部生音で録音されている。前作までのようなバラエティな内容ではなく、アルバム全体が1つのカラーで統一されている。激しいロックでどこかダークな雰囲気があるうえ、ポップな曲が少ないので、売れ線ポップス好きはお断りといった感じであるが、B'zらしさが前面に出たアルバムだともいえる。今作は自分たちのやりたいこと、すなわち「ロック」をコンセプトに作られたアルバムであるため、まとまりが強いという意見が多い。他のアルバムに比べて日本語の曲名が割と多いのも特徴である。本人達曰く『[[RUN (B'z)|RUN]]』でやろうとしたものの本当の姿であるらしい。また、[[Mr.Big]]のベーシスト[[ビリー・シーン]]と、ドラマー[[パット・トーピー]]が参加したことも話題となった。このアルバムをひっさげた同年のツアーの完成度から、このアルバムを好むファンが増えていった。なお、B'zはこのアルバムをリリースした頃からファンの事を『Brother』と呼び始めた。初回盤はなく、通常盤のみの発売で、スリーブケース仕様である。 |
||
== 売り上げ == |
== 売り上げ == |
2007年2月26日 (月) 04:15時点における版
『Brotherhood』 | ||||
---|---|---|---|---|
B'z の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
ヘヴィメタル ハードロック J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | Rooms RECORDS | |||
プロデュース | 松本孝弘 | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ゴールドディスク | ||||
| ||||
B'z アルバム 年表 | ||||
|
『Brotherhood』(ブラザーフッド)は、日本のロックグループ、B'zが1999年7月14日にRooms RECORDSからリリースした、10枚目のオリジナルアルバム、およびそのアルバムの3曲目に収録されている楽曲のタイトルである。第14回ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞。アルバム未収録シングル曲は「さまよえる蒼い弾丸」、「HOME」。
内容
前作『SURVIVE』とは打って変わってとにかく濃いハードロックである。オリジナルアルバムとして初めて、打ち込み無しの全部生音で録音されている。前作までのようなバラエティな内容ではなく、アルバム全体が1つのカラーで統一されている。激しいロックでどこかダークな雰囲気があるうえ、ポップな曲が少ないので、売れ線ポップス好きはお断りといった感じであるが、B'zらしさが前面に出たアルバムだともいえる。今作は自分たちのやりたいこと、すなわち「ロック」をコンセプトに作られたアルバムであるため、まとまりが強いという意見が多い。他のアルバムに比べて日本語の曲名が割と多いのも特徴である。本人達曰く『RUN』でやろうとしたものの本当の姿であるらしい。また、Mr.Bigのベーシストビリー・シーンと、ドラマーパット・トーピーが参加したことも話題となった。このアルバムをひっさげた同年のツアーの完成度から、このアルバムを好むファンが増えていった。なお、B'zはこのアルバムをリリースした頃からファンの事を『Brother』と呼び始めた。初回盤はなく、通常盤のみの発売で、スリーブケース仕様である。
売り上げ
- 一般受けはしない様な内容でありながら、初動売上101.9万枚、累計売上139.2万枚の大ヒットとなった。
- 1999年年間アルバムチャート17位。
売上はいずれもオリコン調べ。
記録
- 第14回ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞。
収録曲
曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため一部簡潔に解説する。
- F・E・A・R (3:45)
- 前作『SURVIVE』収録されている「DEEP KISS」に良く似ている鋭く激しくヘヴィなギターリフから始まるハードロックナンバー。ただこの曲のリフはLED ZEPPELINの「The Wanton Song」(フィジカル・グラフィティに収録)のリフをそのまま拝借している。歌詞がかなりポジティブで、ファンの間でも人気が高い。なお、曲名の「F・E・A・R」は普通に「フィアー」と読む。 1999年、2000年のフジテレビF1中継BGMテーマ。
- ギリギリchop(Version 51) (3:59)
- アルバム先行シングル「ギリギリchop」の別テイク。リズム隊にビリー・シーンとパット・トーピーが加わっている。原曲でさえシングル中最もハードロックな楽曲であるのに、ここでは更に濃厚なものになっている。ファンの間ではこちらの方が人気が高い。ちなみに、「Version 51」とはテイク51のものであるから、ということからきているが、実際に51個ものテイクが存在するわけではないらしい。ヴァージョンをいくつかつくり、何回か録ってみて、その5ヴァージョン目の1テイク目ということでヴァージョン51となったらしい。また、松本のソロは激しい部分が長く続いた常軌を逸したものになっており、非常に難易度が高いといえる。
- Brotherhood (5:46)
- このアルバムの表題曲で、B'zに関わる人たちとの絆を歌っているハードロックバラードである。ファンの中でもかなり人気の高い曲である。さまざまなシチュエーションにおける応援歌のような曲で、歌詞の一部には卒業をテーマにしたと思われるところがあり、卒業ソングとして享受するファンも多い。尚この曲は大阪でのセッションで生まれた曲らしい。当初この曲はアルバムのラストナンバーになる予定だった。ライブヴァージョンは稲葉のロングシャウトが圧巻である。
- ながい愛 (5:37)
- 夢のような日々 (4:53)
- 銀の翼で翔べ (3:55)
- その手で触れてごらん (3:23)
- ダークな感じがするハードロックナンバー。このアルバムの中で最も初期に作られた。歌詞が妙にエロチックである。ちなみに歌詞に出てくる「リンダ」とは山本リンダのこと。
- 流れゆく日々 (4:54)
- 退廃的な感じがするロックバラード。2番までしか歌がなく、最後は松本の圧巻のギターソロが2分近くある。しかし、独特の曲構成のため、他の収録曲と比べるとかなり地味な印象を受けるが、松本のギターをじっくり聴くには最適な曲であり、カルト的人気を誇っている。ちなみに「夢のような日々」と繋がりなどがあるわけではない。
- SKIN (3:44)
- 「その手で触れてごらん」同様、ダークなミディアムハードロックナンバー。ストリングスと太いロックサウンドが絡む。
- イカせておくれ! (3:23)
- 「銀の翼で翔べ」同様、ポップなハードロックナンバー。歌詞は移動中の飛行機の中で書かれた。
- SHINE (3:49)
- ガットギターの「和風」なイントロから始まるハードロックナンバー。間奏にフラメンコを思わせる掛け声が入る。松本とビリーによるギターとベースの掛け合いはとにかく圧巻である。このようなタイプの曲をラストに持ってくることについては発売当初は賛否両論だったが、「Brotherhood」というテーマをより深く掘り下げるためには効果的な配置だったといえる。
参加ミュージシャン
- 松本孝弘:ギター・全曲作曲・編曲
- 稲葉浩志:ボーカル・全曲作詞・編曲、ブルースハープ(#6)
- 小野塚晃:オルガン(#5.8.11)
- ビリー・シーン:ベース(#2.3.8.10.11)
- 満園庄太郎:ベース (#1.4-9)
- 黒瀬蛙一:ドラム (#1.3-11)
- パット・トーピー:ドラム (#2)
- 池田大介:ストリングスアレンジ・ブラス (#4.6.9)
- 篠崎Strings:ストリングス (#4.9)
- 佐々木史朗:トランペット(#6)
- 澤野博敬:トランペット(#6)
- 勝田一樹:サクソフォーン(#6)
前作 SURVIVE |
B'zのオリジナルアルバム | 次作 ELEVEN |
オリコン週間アルバムチャート第1位 1999年7月26日付 | ||
前作: L'Arc~en~Ciel 『ark』 |
B'z 『Brotherhood』 |
次作: Dragon Ash 『Viva La Revolution』 |