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「Brotherhood (B'zのアルバム)」の版間の差分

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== 内容 ==
== 内容 ==
前作『[[SURVIVE]]』とは打って変わってとにかく濃いハードロックである。オリジナルアルバムとして初めて、打ち込み無しの全部生音で録音されている。前作までのようなバラエティな内容ではなく、アルバム全体が1つのカラーで統一されている。激しいロックでどこかダークな雰囲気があるうえ、ポップな曲が少ないので、売れ線ポップス好きはお断りといった感じであるが、B'zらしさが前面に出たアルバムだともいえる。今作は自分たちのやりたいこと、すなわち「ロック」をコンセプトに作られたアルバムであるため、まとまりが強いという意見が多い。今までになくハードな内容だが、ハードロックやメタル好きのファンのみならず、このアルバムを最高傑作と呼ぶ人は少なくないようである。他のアルバムに比べて日本語の曲名が割と多いのも特徴である。本人達曰く『[[RUN (B'z)|RUN]]』でやろうとしたものの本当の姿であるらしい。また、[[Mr.Big]]のベーシスト[[ビリー・シーン]]と、ドラマー[[パット・トーピー]]が参加したことも話題となった。このアルバムをひっさげた同年のツアーの完成度から、このアルバムを好むファンが増えていった。なお、B'zはこのアルバムをリリースした頃からファンの事を『Brother』と呼び始めた。初回盤はなく、通常盤のみの発売で、スリーブケース仕様である。
前作『[[SURVIVE]]』とは打って変わってとにかく濃いハードロックである。オリジナルアルバムとして初めて、打ち込み無しの全部生音で録音されている。前作までのようなバラエティな内容ではなく、アルバム全体が1つのカラーで統一されている。激しいロックでどこかダークな雰囲気があるうえ、ポップな曲が少ないので、売れ線ポップス好きはお断りといった感じであるが、B'zらしさが前面に出たアルバムだともいえる。今作は自分たちのやりたいこと、すなわち「ロック」をコンセプトに作られたアルバムであるため、まとまりが強いという意見が多い。他のアルバムに比べて日本語の曲名が割と多いのも特徴である。本人達曰く『[[RUN (B'z)|RUN]]』でやろうとしたものの本当の姿であるらしい。また、[[Mr.Big]]のベーシスト[[ビリー・シーン]]と、ドラマー[[パット・トーピー]]が参加したことも話題となった。このアルバムをひっさげた同年のツアーの完成度から、このアルバムを好むファンが増えていった。なお、B'zはこのアルバムをリリースした頃からファンの事を『Brother』と呼び始めた。初回盤はなく、通常盤のみの発売で、スリーブケース仕様である。


== 売り上げ ==
== 売り上げ ==

2007年2月26日 (月) 04:15時点における版

  1. B'zの10thアルバム。本項で記述。
  2. CHEMISTRYの楽曲名。feat.KAWABATA and DABO

『Brotherhood』
B'zスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ヘヴィメタル
ハードロック
J-POP
時間
レーベル Rooms RECORDS
プロデュース 松本孝弘
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • 第14回ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー
  • B'z アルバム 年表
    B'z The Best "Treasure"
    1998年
    Brotherhood
    1999年
    B'z The "Mixture"
    2000年
    テンプレートを表示

    Brotherhood』(ブラザーフッド)は、日本ロックグループB'z1999年7月14日Rooms RECORDSからリリースした、10枚目のオリジナルアルバム、およびそのアルバムの3曲目に収録されている楽曲のタイトルである。第14回ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞。アルバム未収録シングル曲は「さまよえる蒼い弾丸」、「HOME」。

    内容

    前作『SURVIVE』とは打って変わってとにかく濃いハードロックである。オリジナルアルバムとして初めて、打ち込み無しの全部生音で録音されている。前作までのようなバラエティな内容ではなく、アルバム全体が1つのカラーで統一されている。激しいロックでどこかダークな雰囲気があるうえ、ポップな曲が少ないので、売れ線ポップス好きはお断りといった感じであるが、B'zらしさが前面に出たアルバムだともいえる。今作は自分たちのやりたいこと、すなわち「ロック」をコンセプトに作られたアルバムであるため、まとまりが強いという意見が多い。他のアルバムに比べて日本語の曲名が割と多いのも特徴である。本人達曰く『RUN』でやろうとしたものの本当の姿であるらしい。また、Mr.Bigのベーシストビリー・シーンと、ドラマーパット・トーピーが参加したことも話題となった。このアルバムをひっさげた同年のツアーの完成度から、このアルバムを好むファンが増えていった。なお、B'zはこのアルバムをリリースした頃からファンの事を『Brother』と呼び始めた。初回盤はなく、通常盤のみの発売で、スリーブケース仕様である。

    売り上げ

    • 一般受けはしない様な内容でありながら、初動売上101.9万枚、累計売上139.2万枚の大ヒットとなった。
    • 1999年年間アルバムチャート17位。

    売上はいずれもオリコン調べ。

    記録

    収録曲

    曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため一部簡潔に解説する。

    1. F・E・A・R (3:45)
      前作『SURVIVE』収録されている「DEEP KISS」に良く似ている鋭く激しくヘヴィなギターリフから始まるハードロックナンバー。ただこの曲のリフはLED ZEPPELINの「The Wanton Song」(フィジカル・グラフィティに収録)のリフをそのまま拝借している。歌詞がかなりポジティブで、ファンの間でも人気が高い。なお、曲名の「F・E・A・R」は普通に「フィアー」と読む。 1999年、2000年のフジテレビF1中継BGMテーマ。
    2. ギリギリchop(Version 51) (3:59)
      アルバム先行シングル「ギリギリchop」の別テイク。リズム隊にビリー・シーンとパット・トーピーが加わっている。原曲でさえシングル中最もハードロックな楽曲であるのに、ここでは更に濃厚なものになっている。ファンの間ではこちらの方が人気が高い。ちなみに、「Version 51」とはテイク51のものであるから、ということからきているが、実際に51個ものテイクが存在するわけではないらしい。ヴァージョンをいくつかつくり、何回か録ってみて、その5ヴァージョン目の1テイク目ということでヴァージョン51となったらしい。また、松本のソロは激しい部分が長く続いた常軌を逸したものになっており、非常に難易度が高いといえる。
    3. Brotherhood (5:46)
      このアルバムの表題曲で、B'zに関わる人たちとの絆を歌っているハードロックバラードである。ファンの中でもかなり人気の高い曲である。さまざまなシチュエーションにおける応援歌のような曲で、歌詞の一部には卒業をテーマにしたと思われるところがあり、卒業ソングとして享受するファンも多い。尚この曲は大阪でのセッションで生まれた曲らしい。当初この曲はアルバムのラストナンバーになる予定だった。ライブヴァージョンは稲葉のロングシャウトが圧巻である。 
    4. ながい愛 (5:37)
      ストリングスに骨太なロックサウンドが絡む壮大なハードロックバラード。飽きっぽい性格の女性への愛を歌っており、歌詞に出て来る単語から、曲が制作された時代が「世紀末」なのだと感じさせられる。ファンの間でも人気が高い。もともと松本は「ギリギリchop」ではなくこの曲をシングルとしたかったらしい。当初はアルバムのオープニングナンバーの候補だった。
    5. 夢のような日々 (4:53)
      このアルバムの中ではかなりポップな曲。今までの激しい曲調から一転、ほのぼのとした内容になっている。しかし、浮いた感じはせず、一呼吸置くための効果的な配置といえる。尚、曲の最初の会話はブースにいた松本、黒瀬蛙一満園庄太郎達が会話しているのを、コンソールにいた稲葉が面白がってこっそり録音したもの。この時チューニング中のシタールの弦が切れたのは全くの偶然らしい。松本が歌詞のあるボーカル部分をソロで歌っている珍しい楽曲。
    6. 銀の翼で翔べ (3:55)
      このアルバムでは珍しく、ブラスを使ったポップなハードロックナンバー。ジャジーな雰囲気がする。ブルースハープを稲葉が担当した。後に松本がライブで演奏するのに苦労したと語っている。近年のアルバム曲では比較的ライブで演奏される機会が多い。
    7. その手で触れてごらん (3:23)
      ダークな感じがするハードロックナンバー。このアルバムの中で最も初期に作られた。歌詞が妙にエロチックである。ちなみに歌詞に出てくる「リンダ」とは山本リンダのこと。
    8. 流れゆく日々 (4:54)
      退廃的な感じがするロックバラード。2番までしか歌がなく、最後は松本の圧巻のギターソロが2分近くある。しかし、独特の曲構成のため、他の収録曲と比べるとかなり地味な印象を受けるが、松本のギターをじっくり聴くには最適な曲であり、カルト的人気を誇っている。ちなみに「夢のような日々」と繋がりなどがあるわけではない。
    9. SKIN (3:44)
      「その手で触れてごらん」同様、ダークなミディアムハードロックナンバー。ストリングスと太いロックサウンドが絡む。
    10. イカせておくれ! (3:23)
      「銀の翼で翔べ」同様、ポップなハードロックナンバー。歌詞は移動中の飛行機の中で書かれた。
    11. SHINE (3:49)
      ガットギターの「和風」なイントロから始まるハードロックナンバー。間奏にフラメンコを思わせる掛け声が入る。松本とビリーによるギターとベースの掛け合いはとにかく圧巻である。このようなタイプの曲をラストに持ってくることについては発売当初は賛否両論だったが、「Brotherhood」というテーマをより深く掘り下げるためには効果的な配置だったといえる。

    参加ミュージシャン

    前作
    SURVIVE
    B'zのオリジナルアルバム 次作
    ELEVEN
    オリコン週間アルバムチャート第1位
    1999年7月26日
    前作:
    L'Arc~en~Ciel
    ark
    B'z
    Brotherhood
    次作:
    Dragon Ash
    Viva La Revolution

    関連項目

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