クレア・ウィリアムズ
Claire Williams OBE クレア・ウィリアムズ | |
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グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード 2016にて | |
生誕 |
Claire Victoria Williams 1976年7月21日(48歳) イングランド バークシャー州ウィンザー |
国籍 | イギリス |
出身校 | ニューカッスル大学 |
職業 | 実業家 |
活動期間 | 2002年 - 2020年 |
活動拠点 | オックスフォード州グローヴ |
肩書き |
フランク・ウィリアムズ・アカデミー代表 元ウィリアムズF1 副代表 |
配偶者 | マーク・ハリス(2018 - ) |
子供 | ナサニエル・ルイス・ハリス |
親 |
フランク・ウィリアムズ卿(父) バージニア・ウィリアムズ(母) |
家族 |
ジョナサン・ウィリアムズ(兄) ジェイミー・ウィリアムズ(兄弟) |
栄誉 | 大英帝国勲章(OBE) |
クレア・ウィリアムズ(Claire Williams、OBE、1976年7月21日 - )は、イングランド出身の女性実業家。フランク・ウィリアムズ・アカデミー(FWA)代表。
レーシング・コンストラクター「ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリング」の創設者フランク・ウィリアムズ卿の娘で、同F1チームの副代表を務めた。後年は、慈善事業の道に進んでいる。
略歴
[編集]ウィリアムズ・レーシング時代
[編集]1976年、モータースポーツ・F1のコンストラクター「ウィリアムズF1」の代表フランク・ウィリアムズの娘として、イングランド・ウィンザーに生まれる。
ニューカッスル大学で政治学を専攻。1999年に卒業後、モータースポーツ業界へと進む。そして2002年、父が代表を務める「ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリング」に入社した。
順調に昇進し、2010年代からチームの要職を任されるようになる。2012年、父が現場指揮から勇退。翌2013年に副代表に就任し、事実上 父フランクの後継者として事業を引き継いだ[1]。
そして2020年夏、経営不振などの理由からチームの売却が決定し、同9月初頭付けで副代表を正式に退任[2]。新オーナーサイドからは慰留されていたが、本人はきっぱりと運営から手を引き[3]、ウィリアムズ家は長年携わってきたモータースポーツ界から離脱した[4]。
退任後に本人は「F1界にいたこれまでの私は、いつもフランク・ウィリアムズの娘だった。今後は自分という人間に戻りたい」と語っている[5]。そして2021年11月末、父フランクが亡くなる[6]。
後年
[編集]2023年、かつてウィリアムズ・チームの子会社だった、WAEテクノロジーズ(旧ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング)のブランドアンバサダーに就任[7]。さらに、父も障害で患った脊髄損傷患者を支援する組織「フランク・ウィリアムズ・アカデミー」(FWA)を設立する[8]。英王室のアン王女やSIA脊髄損傷協会の要人達、古巣ウィリアムズ・レーシングの関係者らが後援者の名を連ねた。
私生活
[編集]2017年、ウィリアムズ・チームスタッフのマーク・ハリスとの間に、子息ナサニエルが誕生している[9]。ハリスとは翌2018年に、正式に結婚した。
二人の兄弟がいる。その兄ジョナサンもモータースポーツの業界におり、GP2チームや同じウィリアムズのスタッフとして勤務している[10]。
2016年に、母国の栄誉「大英帝国勲章」(OBE)を受勲している[11]。
ギャラリー
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F1現場で取材中のクレア(2014年モナコGP)
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所属ドライバー ロバート・クビサと囲み取材(2018年)
脚注
[編集]- ^ “クレア・ウィリアムズが副チーム代表に就任”. ESPN F1 (2013年3月27日). 2019年7月9日閲覧。
- ^ “ウィリアムズF1、クレアとフランク含む5名の取締役が退任…ドリルトンから後任”. Formula1-data.com (2020年9月4日). 2020年9月7日閲覧。
- ^ “売却先から慰留されていたが……「チームを離脱すべきと感じた」とウイリアムズ副代表”. motorsport.com (2020年9月5日). 2020年9月9日閲覧。
- ^ “ウィリアムズ家、F1を離れる。クレア・ウィリアムズ「父に感謝」全ての想いを語る”. Formula1-data.com (2020年9月3日). 2020年9月7日閲覧。
- ^ “クレア・ウィリアムズ 「ロキットとの契約解消がチーム売却の決定打」”. F1-Gate.com (2020年9月18日). 2021年11月29日閲覧。
- ^ “ウィリアムズF1チーム創設者、フランク卿が死去…享年79歳”. Formula1-Data.com (2021年11月29日). 2023年4月21日閲覧。
- ^ “クレア・ウィリアムズ、WAEテクノロジーズのブランドアンバサダーに就任”. F1-Gate.com (2023年3月11日). 2023年4月21日閲覧。
- ^ “元ウイリアムズF1副代表、脊髄損傷を負った人を支援する『フランク・ウイリアムズ・アカデミー』設立を目指す”. autosport web (2023年4月21日). 2023年4月21日閲覧。
- ^ “クレア・ウィリアムズ、第1子男児を出産”. F1-Gate.com (2017年10月12日). 2019年7月9日閲覧。
- ^ “クレア・ウィリアムズ 「1990年代の栄光の日々を取り戻したい」”. F1通信 (2013年3月31日). 2020年6月6日閲覧。
- ^ “クレア・ウイリアムズ、大英帝国勲章『オフィサー』を授かる”. オートスポーツweb (2016年6月11日). 2019年7月9日閲覧。