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ザイード国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ザイード国際空港
IATA: AUH - ICAO: OMAA
概要
国・地域 アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦
所在地 アブダビ首長国 アブダビ市
種類 民間
運営者 Abu Dhabi Airports Company
開港 1982年1月2日 (42年前) (1982-01-02)
拠点航空会社 エティハド航空
標高 27 m
座標 北緯24度25分58秒 東経54度39分04秒 / 北緯24.43278度 東経54.65111度 / 24.43278; 54.65111座標: 北緯24度25分58秒 東経54度39分04秒 / 北緯24.43278度 東経54.65111度 / 24.43278; 54.65111
地図
AUHの位置(アラブ首長国連邦内)
AUH
AUH
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
13R/31L YES 4,100×45 舗装
13L/31R YES 4,100×45 舗装
統計(2023年)
旅客数 22,935,316人
貨物取扱量 878,675t
発着回数 226,362回
リスト
空港の一覧
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ザイード国際空港(ザイードこくさいくうこう、英語: Zayed International Airportアラビア語: مطار زايد الدولي‎)は、アラブ首長国連邦アブダビ首長国アブダビ市にある国際空港。2024年2月9日に名称を、アブダビ国際空港から改称した[2]

概要

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1982年1月2日開港[3]アラブ首長国連邦国営のエティハド航空ハブ空港である。

2005年9月にターミナル2、2008年10月には第2滑走路、2009年1月にはターミナル3が完成[4]。これによりエアバスA380も乗り入れが可能になった。ターミナル3はターミナル1の隣に新たに増築され、空港の年間旅客処理能力は1,200万人に増加した[5]。またターミナル3には、アメリカ合衆国入国審査を受けられる設備が備えられた[6]

現在ターミナルAと呼ばれる新旅客ターミナルは、2017年夏に供用を開始する予定であったが遅延が続き、2019年にはターミナルの建設はほぼ98%完了したと発表されたにもかかわらず[7]、オープンは2023年11月15日となった[2]。年間最大4,500万人の旅客処理能力を持つ。

現在全ての便はターミナルAから運航され、以前の3つのターミナルは閉鎖されている[8]

2022年1月17日、空港の建設現場で爆発が発生。イエメン内戦の当事者であるフーシ派が無人機攻撃を実行したことを発表した[9]

2024年2月9日、ターミナルA公式開港式に合わせ、ザイード国際空港に改称された[2]。アラブ首長国連邦の建国の父ザーイド・ビン=スルターン・アール=ナヒヤーンの名が冠されている[10]

2025年までにバイオメトリクスセンサーを導入し、空港内の全てのチェックポイント、免税店のレジなどにおいてペーパーレス化を目指すことを発表している[11]

就航航空会社

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ターミナルAの出発フロア
ターミナルAの搭乗ゲート

旅客便

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旧ターミナル1外観
滑走路から見た旧ターミナルビル
旧ターミナル1の内部
駐機するエティハド航空のエアバスA380-800
航空会社就航地ターミナル
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空 日本: 東京/成田大阪/関西
中東・西アジア: アンマンバグダードバーレーンバスラベイルートダマスカスダンマームアルビールイスタンブール/アタテュルクジッダマディーナクウェートラルナカマスカットリヤドテヘラン/エマーム・ホメイニー
東アジア: 北京/首都成都ソウル/仁川上海/浦東
東南アジア: バンコク/スワンナプームホーチミンジャカルタ/スカルノハッタクアラルンプールマニラシンガポール
南アジア: アフマダーバードバンガロールチェンナイチッタゴンコロンボデリーダッカハイデラバードイスラマバードジャイプル英語版カラチカトマンズコーチカリカットラホールマレムンバイペシャワルティルヴァナンタプラム
中央アジア・西アジア: アルマトイアスタナエレバン
オセアニア: ブリスベン(シンガポール経由)、メルボルンシドニーパース
ヨーロッパ: アテネベオグラードブリュッセルダブリンデュッセルドルフフランクフルトジュネーヴロンドン/ヒースローマンチェスターミラノ/マルペンサミンスク/第2モスクワ/ドモジェドヴォミュンヘンパリ/シャルル・ド・ゴールローマ/フィウミチーノチューリッヒ
アフリカ: カイロカサブランカヨハネスブルグハルツームラゴスマヘナイロビトリポリ
北米: シカゴダラス/フォートワース[12]ロサンゼルスニューヨーク/JFKトロントワシントンD.C.
南米: サンパウロ[13]
1,3
フランスの旗 エールフランス パリ/シャルル・ド・ゴール 1,3
アラブ首長国連邦の旗 ロタナ・ジェット アルアインフジャイラ 2
ギリシャの旗 エーゲ航空 アテネ 未定
カザフスタンの旗 エア・アスタナ アルマトイ、アスタナ 1
ラトビアの旗 エア・バルティック リガ 1
パキスタンの旗 エアブルー イスラマバード、ラホール、ペシャワル 1
インドの旗 エア・インディア デリー、ムンバイ 2
インドの旗 エア・インディア・エクスプレス コーチ、カリカット、マンガロール英語版、ティルヴァナンタプラム 、マタヌール 2
セルビアの旗 エア・セルビア ベオグラード 3
セーシェルの旗 セーシェル航空 香港、マヘ、パリ/オルリー 3
イタリアの旗 アリタリア航空 ローマ/フィウミチーノ 1
バングラデシュの旗 ビーマン・バングラデシュ航空 チッタゴン、ダッカ 2
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ ロンドン/ヒースロー、マスカット 2
エジプトの旗 エジプト航空 カイロ 1
バーレーンの旗 ガルフ・エア バーレーン 1
インドの旗 ジェットエアウェイズ デリー、ムンバイ、クウェート、コーチ、チェンナイ、ダンマーム 1
ケニアの旗 ケニア航空 ナイロビ 1
イランの旗 キーシュ航空 キーシュ島 2
オランダの旗 KLMオランダ航空 アムステルダム、バーレーン 1
クウェートの旗 クウェート航空 クウェート 1
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 フランクフルト、マスカット 1
レバノンの旗 ミドルイースト航空 ベイルート 1
サウジアラビアの旗 フライナス ジッダ、マディーナ 2
オマーンの旗 オマーン・エア マスカット 1
パキスタンの旗 パキスタン国際航空 ファイサラーバード英語版、イスラマバード、カラチ、ラホール、ペシャーワル、ラヒームヤール・ハーン英語版 2
フィリピンの旗 フィリピン航空 マニラ 1
ヨルダンの旗 ロイヤル・ヨルダン航空 アンマン 1
サウジアラビアの旗 サウディア ジッダ、リヤド 1
パキスタンの旗 シャーヒーン航空英語版 イスラマバード、ラホール、ペシャーワル 1
スリランカの旗 スリランカ航空 コロンボ 1
スーダンの旗 スーダン航空 ハルツーム 1
ロシアの旗 トランスアエロ航空 モスクワ/ドモジェドヴォ 1
トルコの旗 ターキッシュ エアラインズ イスタンブール/アタテュルク 1
トルクメニスタンの旗 トルクメニスタン航空 アシガバート 2
ウクライナの旗 ウクライナ国際航空 キエフ/ボルィースピリ 1
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン航空 タシケント 1
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア シドニー 3
イエメンの旗 イエメニア アデンサナア 1

貨物便

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航空会社就航地
アラブ首長国連邦の旗 エティハドカーゴ アディスアベバ、アルマトイ、バンガロール、北京/首都、チェンナイ、デリー、ダッカ、アルビール、フランクフルト/ハーン、香港、ヨハネスブルグ、ハルツーム、ミラノ/マルペンサ、ムンバイ、ナイロビ、上海/浦東、広州(2013年1月17日から就航開始予定)
アラブ首長国連邦の旗 エティハドカーゴ
運航はアメリカ合衆国の旗 アトラス航空
アムステルダム、ヨハネスブルグ、 カーブル、カラチ、ナイロビ
アラブ首長国連邦の旗 エティハドカーゴ
運航はアメリカ合衆国の旗 ワールド・エアウェイズ
アムステルダム、北京/首都、カイロ、ダッカ、フランクフルト/ハーン、香港、ヨハネスブルグ、カーブル、カラチ、ナイロビ、上海/浦東、シャールジャ
ルクセンブルクの旗 カーゴルックス航空 ルクセンブルク
中華民国の旗 チャイナエアライン・カーゴ アムステルダム、バンコク/スワンナプーム、デリー、フランクフルト、ホーチミン、ルクセンブルク、マンチェスター、ミラノ/マルペンサ、プラハ、台北/桃園

過去に就航していた航空会社

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ターミナル1
ターミナル1A
ターミナル2

旅客便就航都市一覧

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国内線

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中東

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東アジア

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東南アジア

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南アジア

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中央アジア・西アジア

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オセアニア

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ヨーロッパ

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アフリカ

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南北アメリカ

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交通アクセス

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  • タクシー: ミニバンあり
  • バス: A1 アブダビ・シティ・ターミナル方面[14] 30-40分間隔 4ディルハム

脚註

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  1. ^ Gokulan, Dhanusha (9 February 2024). “Abu Dhabi Airports' passenger traffic hit nearly 23 million in 2023” (英語). Gulf News. https://gulfnews.com/business/aviation/abu-dhabi-airports-passenger-traffic-hit-nearly-23-million-in-2023-1.100955072 1 March 2024閲覧。 
  2. ^ a b c 編集部 (2024年2月10日). “アブダビ国際空港、「ザイード国際空港」に改称”. TRAICY(トライシー). 2024年2月11日閲覧。
  3. ^ مطارات الإمارات.. طــــموح يعانق عنان السماء” (15 August 2015). 2018年6月12日閲覧。
  4. ^ Development at a Glance”. Abu Dhabi International Airport (2011年12月27日). 2024年9月4日閲覧。
  5. ^ Welcome To Abu Dhabi International Airport”. Abu Dhabi International Airport (2010年1月17日). 2024年9月4日閲覧。
  6. ^ US Pre-Clearance Facility Abu Dhabi Airport
  7. ^ アブダビ空港、建設中の新ターミナルの工事を担当するコンソーシアムと契約解除”. sky-budget (2021年7月7日). 2022年1月24日閲覧。[信頼性要検証]
  8. ^ Abu Dhabi Airports’ passenger traffic hit nearly 23 million in 2023” (英語). gulfnews.com (2024年2月9日). 2024年9月4日閲覧。
  9. ^ UAE首都に無人機攻撃、3人死亡 イエメン組織が実行主張”. AFP (2022年1月18日). 2022年1月24日閲覧。
  10. ^ “Abu Dhabi International Airport Officially Renamed To Zayed International Airport, Unveils New Brand Identity- The Aviator Middle East” (英語). The Aviator Middle East. (2024年2月11日). https://www.theaviatorme.com/airports/zayed-international-airport 2024年2月11日閲覧。 
  11. ^ アブダビの空港、世界初の完全ペーパーレス化へ 施設全体に生体認証を導入”. CNN (2024年9月6日). 2024年9月7日閲覧。
  12. ^ http://aviationblog.dallasnews.com/2013/12/etihad-airways-to-launch-dallasfort-worth-service-from-abu-dhabi-next-december.html/
  13. ^ http://www.etihadairways.com/sites/Etihad/us/en/aboutetihad/mediacenter/newslisting/newsdetails/Pages/etihad-to-fly-to-brazil-jun12.aspx?fromNewsListing=true
  14. ^ Abu Dhabi Region Bus Services (PDF)

外部リンク

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